わんこめ映画評ら【み】


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21世紀映画評入り口
 

ミート・ザ・ペアレンツ2』

ロバート・デ・ニーロとダスティン・ホフマンがコメディをやっているのだ、面白くない訳がない。煽りを喰ってヒロインがとてつもなく地味だ(笑)。“いればよい”役なんだから、仕方あるまい(笑)。→【きねま猫】
 

ミシェル・ヴァイヨン』

「ル・マン24時間耐久レースで敵チームが妨害活動の限りを尽すが、果敢にも主人公側は耐え抜き、クライマックスでゴーユを迎える」映画です。フランスで人気の漫画を映画化したものだそーだけど、ええと、このゴーユシーンを観ると、チキチキマシン猛レースの実写かかよ、と(笑)。主人公は棚ぼたで活路を見い出すしね。棚ぼたってゆーか敵役が抜けてるってゆーか。漫画だね、って感じ。
 

みすゞ』

とても可愛い詩を書く金子みすゞの生涯を描いた映画です。物静かなヒロインを田中美里が演じており、可愛く優しい雰囲気で映画が流れてゆきます。ただ、あんまり静かなのでちょっとねぶたくなるくないだけどもねっ(笑)ってゆうか(眠)。
 

『ミスター・ルーキー』

本物の野球がこれくらいドラマチックだったら、野球を好きになっていたであろう。すべてのキャスティングが成功している。
 

『ミスティック・リバー』

ひでー話だな(笑)。「奥さんは亭主を、正しかろうが間違ってようが信じてなければならない」とゆー結論を出すだけのために2時間18分もかけてもらっても。きっと、観た人を嫌な気分にさせようとゆー、『アバウト・シュミット』と同じスタンスで作られた映画なのだ。後味悪っ。
 

『ミッション・クレオパトラ』

フランスの漫画が原作だそう。「ほらほら、ご存じ、この主人公たちと遭遇するたびに酷い目に遭わされる、あのお馴染みのキャラですよ」然とした“赤ひげの海賊たち”なぁんてのが出てくるので、そーゆーのを知らない身としては萎えます。客を子供扱いして、面白がらせようとしているのかにゃ?<それはターゲットを子供に置いている、とゆーことにホカナラナイのぢゃが。大人向けだとしたらあまりにレヴェルが低いギャグ映画だと思います。
 

『ミッション・トゥ・マーズ』

壮大なコドモダマシで、とても楽しい映画です(にこにこ)。宇宙空間に漏れ出した液体燃料が即座に凍るとか、水没しても呼吸ができる液体とか、細かいSFチェックをする人が喜ぶような描写もあって(笑)。“おそらくすべて今までにあったもの”の集大成だったとしても、楽しいからいいや。
 

『ミッション・ブルー』

会社の警備部門の部長に抜擢された主人公が、恋人を殺され、その復讐とミッションを同時にこなすとゆうストーリィ。主人公に目をかけている社長の息子が横恋慕してきたりするのでオセローかよ、と思ったりしながら観ていたが、ちょと違う(笑)。脚本はともかく、撮り方とか観せ方に特徴のある映画で、「体感時間に合わせたスピィド」で話が進むのだった。例えば“ラヴいシーンはゆったりと”“頭をぶつけて痛いシーンは3回繰り返す(笑)”“ただ移動するだけのシーンは早送り”とゆー感じ。つまり、ヴィデヨで観ていて要らないシーンを飛ばす、みたいなことを監督自らがしてくれている映画だ(笑)。監督の意図の通りに「そうそう、ここは要らないよね」って思う、センスがシンクロしている人にはこれはウッテツケの表現であろうよ。気持ちよく、ノッて観ることが出来ました。
 

『ミッシング』

すんげぇべたな、「娘がさらわれたので取り戻しにゆく母親」の冒険譚でした。どーゆーとこがべたかとゆーと騎兵隊は役に立たないから自分でやらないとならない、金で取り戻そうと交渉にゆくとさすが悪者だけあって殺される、先回りして不意打ちを狙っていると覗いていた双眼鏡が太陽光を反射して見つかる、1885年が舞台でインディアンが絡んできているので「呪い」なぁんてものが発動する、って辺り。面白く観はしたけど、今作った映画ぢゃないみたいよ。
 

『みなさん、さようなら』

死期を待つじじーが、思い残すことなく死んでゆくよう、周囲が手配してくれるってゆー話。辛気くさいだけだと思いますが。ストーリィテリングに於いて、『ビッグ・フィッシュ』を見習うとよい。
 

『壬生義士伝』

首を刎ねるとこがこんなに綺麗に見られる映画ははぢめてでしたね。中井貴一の行動に筋が通っていて、面白く観られました。これが義なのね。
 

『ミミック2』

もっと、ちゃんと効率よく敵を倒せばよいのにね。観ていないけど、きっとそれは第一話の『ミミック』って映画でやったのだろうか。だとしたらこの『ミミック2』を作る必要はなかったと思われてなりません。
 

『耳に残るは君の歌声』

決して深入りせず、上っ面を滑るように、長いCMを作っているかのように、プロモーションヴィデヨを製作しているかのように、すごいテンポでストーリィが進行していく。劇場で流される予告編と同じ長さのカット割りで話が進んでゆく映画をはぢめて観た(笑)。もし深く掘り下げると「10年にも亘って引き取って育ててくれたイギリスの養父母に、どうして最後まで心を開かず、そこを去ってからは二度と思い出すこともなかったのか」なぁんて鬼畜な根性(笑)がセキララになってしまったであろうから、このお話に関してはこの描き方で成功していると言えよう。クリスティーナ・リッチを見ているだけで幸せ(ぽわ〜ん)なんて人にはウッテツケでしょう。
 

『ミュージック・オブ・ハート』

イースト・ハーレムの小学校でヴァイヨリンを教える先生と生徒たちを描いた実話に基づいたお話です。エリン・ブロコビッチ音楽版って感じ?<違うか? 子供のキャラが描き分けられていて、でもそんなに深く掘り下げられてないので(つまりデフォルメが巧いってこと)楽しく観られます。“これは実話に基づいている”って言われなければラストでそんな、カーネギーホールで演奏できることになった、なんてのは作り過ぎなのだろーが、これはつまり「事実は映画よりもとんとん行く」ってことぢゃろうよ(笑)。あと文句をつけるとすればタイトルですね。数年後と言わず、数日後、数時間後には『ミュージック・オブ・ハート』なのか『ミュージック・オブ・ライフ』(笑)なのか『ライフ・イズ・ミュージック』(おお!)なのか、判らなくなること確実だ。こうゆうええ加減な(映画内で意味は出て来るけどさー)タイトル禁止だ。
 

『ミュージック・フロム・アナザー・ルーム』

古臭い雰囲気の、なんとゆうことのない恋愛映画です。婚約者のいる女の子をジュード・ロウが奪う、って話なのだが、婚約者に落ち度はなく、ジュード・ロウには顔以外にそんなに秀でているものがなく、それでいいのか?って感じ。
 

『ミラクルバナナ』

タヒチと間違えて外務省に希望を出して、愛知からHAICHIに赴任する女の子の話です。しかし善人過ぎる。「善人故に酷い目に遭う」シーンの一カ所もないし。甘ッ。薄ッ。きっと発想でいっぱいいっぱいで、物語に深みを加える余裕がなかったのかなと想像します。悪い映画ではないのだけど人に薦めるよな面白いものでもないんだなあ。いっそドキュメンタリィで教育ヴィデヨとして作ってもらったほうが勧めドコロがはっきりするので助かるんだけどね。
 

『ミラクル・ペティント』

アタマに、10分ほどのモノクロの別のショートギャグ映画が引っついているのかな…と思わせるオープニング。くだらないギャグから、無駄に凝っている(笑)伏線まで、すべてが特殊な文法と、なんかあるのだろう(きっとスペインの人なら解る)と思わせる展開で組み立てられた、いかにもPARCO好きするような映画なのだ。だい好き(はあと)。
 

『ミリオンズ』

ポンド札がぎっちり詰まったトランクを子供が拾う話です。早晩、ポンドはユーロに切り替わるので、じきに紙くず同然になるよ!という設定だ。さらにはこの子供が“キリスト教的に正しい”子で、つまりこいつが金を手にしたらこーゆー遣い方をするって方向までがちゃんと提示されている映画でした。そのうえこの子にだけ見える、キリスト教の聖人が次々と登場するし、楽しませようとゆう工夫満載ですね♪ 巧い巧い。面白い。
 

『ミリオンダラー・ベイビー』

なるほどね、アカデミィ賞には隠しテーマがあったのだと知ったよ(笑)。ちなみに同時受賞作は『海を飛ぶ夢』でした<コラッ、言うなっ(笑)。「トレーナが教会に通っている」とか「主人公の女性ボクサの家族が荒みきっている」とか、いかにもアカデミィ賞狙いっぽい話でもあったけどさ。ちなみに原作は、短編小説でした。ほう。上手に、よい膨らませ方をしたとゆう訳ね。
 

『みんな誰かの愛しい人』

登場人物がみんなぎすぎすしている。相手を軽んじ、人の癇に触ることばっかりやって、またお互いに苛つかされたりしてる。そんな奴らばっかり出てくるお話に、しかし『みんな誰かの愛しい人』なんてタイトルを付けるのは詐欺だ(笑)。このタイトルなら『バトル・ロワイアル』にでも『キル・ビル』にでも付けても構わないとゆー理屈になるぞ。ぎゃははっ。
 

『みんなのいえ』

問題が起こるような状況を設定して問題を起こし、こーすれば仲たがいが治まるってゆー極限のシチュエイションに無理に持ってゆき意気投合させ解決する、とゆう、とてもテレヴィサイズっぽいストーリィです。テレヴィドラマが好きな人はこーゆーのを好きなのかなぁと思う次第だ。


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