◆04年04月下半期の抜粋日記◆

04年4月分上←*→5月分上 / 『最新の抜粋日記』

 4/16 前を通るたびにAmiはいっぺん入ってみたかったので、行けてよかった!

生放送中のスタヂヨのパソコでクーリエルが開けなくなったとゆー緊急事態に、6階のラヂヨ制作部で開き、それを一旦プリントワウトしてスタヂヨに届ける、とゆー対処が施されたのぢゃ。我ながら、無為にをかべがいてよかったね(笑)。

フツーだったらディレクタさんと構成作家さんがクーリエルを選別し、使うものを選ぶとゆーシステムであるところへ、“届いたクーリエルを全部プリントワウトしている時間はない(ほどに大量に届く)”ってゆー理由で、ひとまずもうひとハードル、プリントワウトの段階で使えそうかどうかを判断するってことが行われました。って、行ったのは自分だがな。

それで解ったこと。ものすんげぇ膨大にメッセイヂが届くけど、使えるかどうかってのは一瞬見ただけで判ると知った。いや、正確に言うと、使えないものは一瞬見ただけで判る、でもあるかもしんない。森博嗣さん漫画賞だかの審査員をなさっておられる話に関して、基準は?と訊かれるが、読めばその瞬間に判る、とか言っておられたのが、まさに理解できました。そっかー。そーゆーレヴェルのを書かないと、採用されない訳かー(笑)<なにを、作り手が、いまさら!

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午前2時くないに帰宅すると「1億人のためのミステリー!」が届いているよ。うわぁい! 当初見せて頂いたレイワウトより、をかべの画いたイラストがおっきく載っている脳。なんやか申し訳ない気持ちです(笑)。

画いたのは“著名なミステリィに出てくる探偵”たち、なんだけど、その中で小説を実際に読んだことがあるのって、犀川創平京極堂、あと御手洗を一作だけ。それなのにそんな状況でどやって絵を画いたかっつーと、もう、すべて大矢博子さんの賜なのでした(でろ〜ん)ってゆうか(それは腸が出た擬音)。大矢さんが片っ端に、探偵の登場作を読んではルックスに関する記述部分を拾いわげ、それををかべに伝えてくざさる。こちとら、そのダイヂェストを見て、お気楽に絵にするだけ、っつーなんつーか安直さであったのね。うう。お仕事のとしては大矢さんが95のDだとすると(なんだそのDとかって)をかべは5のB(それでもBなんだ!)、ってくないだろう。つーか約分しろ。

てゆーかそこでお世話になっておきながら、この日記を書くに当たって少しでも正確なデータの方がいいかなとか訳の解らないことを言って、大矢さんのプロフィールにいちよう当たってみた、って方が失礼ではないのかッ>自分(笑)。その節は、本当に、お手数をおかけしましたです(ぺこりき)>大矢さぁん。

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おふよを沸かしている間にシーフードヌドールを作る。喰う。もうあとは寝るだけなのに。寝るだけつっても、3時に寝てもせーぜー1時間半しか寝てられないけど、それにしてもこのタイミングでシーフードヌドールかあ、と思われようが、実は違う。

寝る前にシーフードヌドールを喰ったのではない、シーフードヌドールを喰った時間が、たまたま寝る時間の前であっただけだ。てゆーか「寝る時間」がそこに来たから問題視されるだけであって、体内のシーフードヌドール時計に従えば、ここでまさにシーフードヌドールの摂取が必要だから喰ったのだ。体内の寝る時計との兼ね合いなんて、そんな複雑な計算はできませーん(笑)。一人の人間にいくつもの人格が観察される場合があるように、一人の人間にいくつもの時計が、それぞれ別のテンポで時を刻んでいると考えて頂くと宜しい。それは摂食障害か。障害言うな。

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紙製の缶に入った飲料ってのがあるそーだ、買ってこいとの命を受けじでん車で遠く名駅まで足を伸ばす。結論を書くと、手には入らなかったのぢゃが。このお出かけお使いの収穫は森博嗣さんの雑誌連載の小説『少し変わった子あります』第1話を立ち読みしたことです。うっはっは。

夜は矢場町のアジアンバー&カフェAmiにて、嘱託の女の子の歓送迎会。途切れることなく、各種ビーユとカクテルを片っ端にオーダして呑み続けていたら、酒が強いねえと言われちゃった。いえいえ。アルコホルのつおいものは呑めませんので。今やってるこれは、大喰らいのスキルドリンク方面に発揮したってだけのことである。べろ〜ん<酔った音<酔ったのか!

 4/17 読みおあったら『コキール男爵』は是非神尾さんに貸そうと思い中

夕べの呑み会のあと、会社へ戻ってきて「招福!きねま猫」を仕わげようと思う。思いつつもそのまま椅子に横になって寝ちゃう。午前4時半に目覚め、うだうだとしつつ、やっぱき駄目だ、使い物にならない(自分が)、8時に空きスタヂヨに移動して10時半まで寝る。やっと原稿を仕わげると13時だ。急いで帰宅。おふよに入って15時に家を出ないと死んでしまいます。つーのも、嬉しいなあ。鉤屋さんのイヴェント「線香花火が6万発」の日なのだ! わぁい。

生まれてはぢめて、地下鉄東山線の中村日赤なぁんて駅で降りる。地図を頼りに会場である「お食事処 」を目指そう。地図に書かれていたローソンは既になく、本当にこの道でよいのか、ふわんを抱きつつも進みゆくと、30メーターくない先に、参加者と思しき女性がやっぱき歩いている。おお。あの人についてゆこうぞ。尾行しつつヴヂ到着。

お料理屋さんの2階の、普段は宴会に使われるであろう大広間にスクリィンがしつらえられ、もう10名ほどのお客が上映されているヴィデヨを観ている。受付で名前を言うと、鉤屋の主宰者のそねさんがごわいさつに来てくざさいます。ハンチングをかむってパンツルックで、モデルさんのようにかっちょうよい方です。ようよう、欲しかった鉤屋世界新書『コキール男爵』『ホワイトカラーの道楽』を、ここで購入。どうも、もう、絶対に通販とかしないマンなので、この日を心待ちにしていたのです。うはは。嬉しいな。

今回のイヴェントは、今までに鉤屋さんが開催したイヴェントを撮った中からDVDにするのがむづかしい演目をヴィデヨ上映する、とゆうもので、芸人さんごとにそねさんの生解説がつきます。小林万里子が観られたのが最大に嬉しかったなあ(ぽわ〜ん)。CBCラヂヨの、多田さんの以前の番組「まるっと土曜日」で面白がってかけていた『すんまへんのブルース』を期待していたのだけど、そんなレヴェルぢゃあなかった(笑)。そっかー、「朝PON」にゲストで呼んではどうか、なぁんてネタ会議に出したこともあったけど、このおばちゃんにそんな小さな器は相応しくないと知ったよ(笑)。こーゆー、鉤屋のイヴェントへ観にゆくのが、一番小林万里子を満喫できゆってことなのね。

3時間の上映会もあっとゆー間に過ぎ、場所を替えて打ちわげです。図々しくも、鉤屋賛助会である「火花」の会員でもないのに、参加させて頂いてしまいました。美味しいご馳走を喰い、そねさんのウクレレ演奏と生歌(!)、さらに内証のヴィデヨを観て、楽しく過ごさせて頂きました。途中で、かつて「グレコローマンかたぎ」にてアンケートが採られていた「男性器のサイズ問題」の話題になった時に、参加しても引かれない程度、ってのが読み切れず、ただ単に黙って聞いていたら、そねさんに「怒ってませんか?」って心配されちゃった(笑)。うひー。今度こーゆー機会があったら、なんか洒落たことを言えるよう精進して参りますぅ。

まだ宴は続く様子でしたが、中締めが宣言された22時にオイトマをさせて頂きました。上映のスクリィンを持ってこられた方と一緒に地下鉄で帰ります。このイヴェントが、本当に居心地がよかった点ってのは、こーして二人っきりで電車に乗っていても、イヴェントやそねさんの話で盛り上がっていても、お互いに自己紹介なんて一切しなくて構わなかったってーところにありましたね〜。お互いの話なんて、するのも聞くのも、不要だったのです。とても正しい集まりだったと思います。

あと、イヴェントに参加してはぢめて知った驚愕の事実。今まではネットで文字列を見るだけだったので、てっきり「ねさん」だと思い込んでいたのでしたが、今日はすべての方が皆さん「そねん」と呼んでおられたと確認したよ。え。「曽根さん」だったってこと? うわー。

 4/18 コキール読もうぜ」内の「コキール男爵を推す」が、すべてを言い表してくだすってます

昨日の日記を打っていて、リンクを張るついでに神尾さんプロフィールのペヂーを開いてみたら特技の項に「弓道(初段)」とあるのを見つける。ふーん。

考えたんだけどさ、最近の映画なんかで鉄砲を撃つ時に拳銃を横倒しにして狙う、ってゆーのが流行っているよね。それみたいに、弓道でも、弓を横倒しにして的を狙うってゆーポーズはどうか。ボウガンっぽい感じになるの。

つーのを発展させて考えていると、どーやってみても、弓と弦同一平面上にあるのって、矢を射るに当たって、不合理ではないかと思った。ぱちんこの方が射出する武器としてはリーズナブルではないかなあ。

そう思うと、今度は、人間の腕と目が、同一平面上にないってのは致命的ぢゃないかなあ(笑)。早く、弓道なぁんてゆう人間工学的に無理を強いる武器に頼らず、レイダ付きミサイルで戦う世の中になればいいのに(ぽわ〜ん)。つーことでオリンピックの競技に採用したらどうか>レイダ付きミサイル道。

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イラクでは日本人を捕まえては放して、その言い草が「アメリカの協力者ではないと判ったから」とか発表してるらしい。新聞の、おっきなフォントで書かれた見出ししか読んでないから詳しくは知らないけどさ。

あったり前ぢゃん、やっと解って頂けたか。アメリカの派兵の協力者は、日本国内から出る訳がない。てめえらがイラクに行けるんだったらアメリカに荷担する必要はないだろう、行きたくねーから、行かずに済むから、アメリカを支持してるのだ。今バグダッドにいる日本人ってのは、皆さん問題意識を持った人たちに限られているのですね。

つまり、イラクの連中は、目的を果たすためだったら日本に来なきゃ駄目だ。日本にはいーぱいいるぞ、アメリカの協力者。沢山捕まえてって善し。プリーズ。

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コキール男爵を読んでいると、別段おなへりでもないのに飯が喰いたくなってくる。採りわげられているオムライスとか、ロースカツ定食とか、ココナッツが食べたくなる訳ではない。自分が好きな、旨いと思うものが食べたくなるのだ。これはとても兇悪な本(笑)であると知る。

例えば東海林さだお食のエッセイを読むと、たしかに食欲がそそられたりする。しかしそれは書かれ採りわげあられているその料理に対して、である。東海林さだおを読んで、その時に喰いたいと思い、しかしそうそうテーマとなっている食べ物なんてすぐに喰える状況になんてない。やがて欲望は薄まり、収まってゆく、とゆーのが読後の流れだ。

『コキール男爵』は、違う。「好きな食べ物に対する想い」が綴られているのだ、とてつもない力を持った文体で。そこで語られているのは食べること、食べる楽しみ、食べる喜びだ。読んでいるうちにどんどん、負けるもんか!と思ってくる。食べていない場合ぢゃない、食べなきゃ。それも、自分が本当に好きで食べたいものを。

今だったら、そーだ、こないだの水曜日の取り寄せグルメのコーナで紹介した、有限会社いい友金ごまシリーズ、飯に載せて喰うとさぞかし旨そうな昆布の佃煮しじみの佃煮鰯の胡麻和えなんかを貰ってきてたんだった。うわー。喰いたい。喰わなきゃ。そうして近所のホカ弁屋へゆき、白飯の大盛り230円を買ってきて、パックを器にしたまま、わかさぎの胡麻和えをうんとこさ載せて喰う。喰ってしまったではないか。さっき、ちょっと前にスーパの巻き寿司を喰ったところで、別に腹も空いてないのにぃ。ぎゃー。なんとゆー、エンゲル係数を上げる本か。

こいつぁ早く読み終えて、こーゆーのを喜んでくれそうなキユーピー3分クッキングを担当している神尾さんに、貸してしまうに限る! 待っておれよ>神尾さぁん。

 4/19 今後毎週、毎日新聞で連載している『毎日かあさん』をコピィしてあげることにしよう!>読んだ人々

三越のイタリヤフェヤ最終日なので、自分に奮発しよう。ヒロ&ベットラ&カノビアーノ&アクアパッツァ(長いわっ!>4店合同の名称)のイートインでコースメニュのB、3990円也を喰うぞ。うおー。

盛り合わせのアンティパストを喰い、プリモにはアクアパッツァの“ふきのとうと桜えびのスパゲティ”を選びました。なんだか、臭っ>桜えび臭。そしてこころもち苦っ>ふきのとう味。でも、旨っ。クサニガなのに旨いよ旨いよ。この味が楽しめる大人に育ったことを喜ぼう。喜び組<微妙に古っ。

セコンドはリストランテ・ヒロの“牛ロースステーキ黒胡椒とハーブのソース”。昔は嫌っていた脂身部分も、とても美味しく食べました。ウマー。いっそ、盛り合わせのドルチェが要らないくないウマー>いや、もちよんドルチェは喰ったけどな。おないぱです。おないぱ組。

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多田さんがついに重たくてどもならんからネスケの7.02を外してくれ、と言ってこられました(笑)。わあ、済みませんでしたねえ、無理に勧めて。

インストールした先が判らないのでCドライヴDドライヴに亘って{netscape}で検索をかける。…10分経っても終わらないし、見つからない。きゃん! どーにかならないもんか、解らぬままコントロールパネルとか開いていると「アンインストール」の文字を発見。これ、ちゃうんか。

ネスケ7.02の本体を捜して、それをごみ箱へ捨ててやろうと考えていたのだけど、その方法だとどーしてもアクセサリがいくつか、取り残されるだろーとは思っていた。でも、どーせ人のパソコだ(コラッ)し、さしあたってネスケ7.02さえ立ちわがらないようにしさえすれば、処理速度はそんなには遅くなくなるだろーと判断していたのぢゃったが、わあ、この「アンインストール」を使えば、ネスケ7.02とそれにまつわるもろもろのもの、すべてを消去してくれるみたいぢゃーん。やろうやろう。やってる最中の検索は放っておいて、アンインストールをスタート。数分後、無事多田さんのウインドウズからネスケ7.02はなくなりました! わーい。メデタシ!

多田さんは「それがどんな凄いか、使いこなせなくてなあ」と言っておられたけど、なぁに、をかべも自分のマッキントでネスケ7.02を使ってはいるが、ただ使っているだけだ。ほかのと比べて便利だなんて思ったこともないです。わっはっは。いったい、何が便利なのかこっちが知りたいくない。でも解らぬまま、使い続けるけどね。

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『ジャンプ』のマスコミ試写。大っ嫌いなネプチューンの、原田泰造が主演。

ずーと観ていて、これはミステリィなのか、単なる編年体の話なのか、判断をつけかねていた。ラストまで観ると、判る。…って書いた時点で、ネタばれしちゃってるかもしれないけど、ああ、これはミステリィだったんだと知れるよ(笑)。

いや、でも、この伏線ってーのはさあ。どちらかが彼女を殺したより判らんぞ(笑)、ってゆーか自分で想像して埋めて物語を作らなきゃなんないのだ。そんなのをミステリィと呼んでいーのか、はなはだ疑問に思う。ここまできたらそれはもう推理なんてもんぢゃない。妄想だろう。勝手に途中から自分で話を考えるってのと何も変わるまい。きい(笑)。つーことで、ミステリィ仕立てだったことに対して不満を持っているようです(笑)>自分。ま、いーけどね。

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今日、コキール男爵神尾さんに貸した以外にも、そーいやー毎日かあさん カニ母編が今レポドラの間をまあっているのだった。高橋北村と貸し進んでいって、今日橋本の手に渡りました。『毎日かあさん カニ母編』はあっつー間に読めて面白いので、貸すのにウッテツケですね。そもそも貸すことの第一義は「読んで」だけど第二義は「語ろう」ですので。読者が短期間に増殖してくれるのは、その目的にとても都合がよいぞエ。沢山の人の手を経て、戻っておいで。

 4/20 also known asだって<AKA<辞書で引いた

番組がおあり、9時20分にCBCをあとにする。フツーの社員の人の出社時間の40分前に、仕事を終えて帰るのだ。わはは、何者か。じでん車で中京テレヴィに向かいます。

40分かけて到着。こないだ来た時に何枚か画いたイラストのラフのうち、使う分をフリップ清書するお仕事です。実は今度の日曜日に中京テレヴィ35周年記念番組があって、その中のコーナ「復活!マンガ道場」の例題のイラストを画く仕事を請け負ったのであった。要るのは2枚だけなので、打ちわわせを含め、どいなけ丁寧に画いても11時半には終了。今日は昼間のマスコミ試写もないので、もうこのまま帰宅しちゃう予定です。

中京テレヴィを出て交叉点まで下りてくる。まっすぐゆけば杁中を経由し、遠回りだけれども家までだらだらと下り坂ばっかりで辿り着くことができゆ。でも、ここをに折れると、一山だけ越えれば名大だ。越えてしまったあとは下るばっかりだから、距離もみぢかいそのルートも魅力であると気づく。そやね、天気もいいし、名大に寄っていこう。どーせだったら生協の食堂で飯を喰ってから帰ろう、そおしよおそおしよお。

20年経っても相も変わらず、南部生協のパンのお店は「パンだが屋」なんて恥ずかしい名前を名乗っているなあ。麺と丼もののコーナでかつ丼のセットを喰い、ついでに南部書籍も覗いてみる。全部揃っている訳ではないけど、棚にある森博嗣さん単行本はどれも複数冊置いてあるのを確認。日経エンタテインメント松本人志の連載を斜め読みして外へ出ると、さっきまではそんなにいなかった学生が、潮流となって押し寄せてきている。うわ。正午を過ぎたのか! そうそう、名大生って、ちゃんと講義に出るから、昼休みになると本気で外に大量発生するのだ。偉くてお利口だ脳>名大生。

13時から16時までお昼寝。起きてちょこっとクーリエルとか、ぱたぱたやって17時に家を出る。名駅で『キル・ビル Vol.2』の完成披露試写なのだ! ぎゃー。きゃほー。開場の1時間前の17時半に劇場に到着すると、2人目です(笑)。ホワイトカラーの道楽を読みながら待つ。そして開場するけど、ああ、やっぱき、前に予想したとおりだ。『キル・ビル』で懲りた大多数の人たちが、今回は来ないのだ、前回よりも空いています>つっても十分な人数が観には来ているのだけどね、そんなに席取りに熱心になる必要はないって感じ。

今回、『Vol.2』を観て気づいたけど、プレス資料やすべての宣伝、報道なんかに書かれているユマ・サーマン演じる主役の役名である“ザ・ブライド”って、「花嫁さん」って意味ぢゃんか。劇中でそんな名で呼ばれることは、前作でも今作でも皆無だぞ。つーか一作目を観た人なら知っているだろうけど、物語の中でユマ・サーマンの「役名」が口の端に上るときには、音声にはピー音がかぶせられ字幕は「XXX」だった。それが、今回、明らかにもなるのだ! ぎゃー。

えーとね、映画がはぢまってすぐ、2つめの台詞で出てくるからここに書くけどもさ、“ベアトリクス・キドー”っていうんだよ、サーマンはね。だけどちっちゃいから自分のことサーマンて呼ぶんだよ。おかしいな、サーマン。違う。

つーか、それでもなお『Vol.2』でも一カ所、ピー音&XXXってとこがあったし。ルールがよく解りません。しかし、そこまで判った上で、エンドロールを見ると、AKAとして挙げられるいろんな“別名”の、ユマ・サーマンの最後に出てくる奴なんかは、ぢ〜んと来るね(笑)。オタノシミニー。

 4/21 あとやってるのが、「原則、二千円札を入手したらすぐに四つ折りにする」です

5月8日公開の映画は{スパニッシュ・アパートメント,ワイルド・フラワーズ,東京原発,死に花,花嫁はギャングスター,ミッシング,世界の中心で、愛をさけぶ,グシャノビンヅメ}とあるが、このうち、今までに観た6作に「招福!きねま猫」で書きたいものはない。うわ。

残った2作のうち『世界の中心で、愛をさけぶ』マスコミ試写には今日、ゆくのだ。それを観終わると同時にどの映画の紹介文を書くかを決定したい。つーことはつまり、試写がないからとヴィデヨを借りている『グシャノビンヅメ』を、観ておかなきゃならないのだ、今まで観てなかった自分が悪いのだが、午前0時半に観はぢめるよ。96分の映画なので全編を観ると、寝るのが2時をまある計算になるぞ。わあ。

そして、映画をこーゆー観方するの、本当に嫌いなのだけど、そもそもヴィデヨで観ている時点で映画であるとは看做していないからよいのだ、1時間も観ないうちに止めちゃう。解った。この映画は舞台劇みたいなもんだ<よい意味で<『東京原発』が「悪い意味で」であったのとは違い。「隔離された個室に8人の男女が閉じこめられ、そこでエキセントリックな展開が起こる」のだ。いかにも、若者の劇団がやりたがりそうなことになったとこまで観たよ。ふうん。もーいいや。てゆーか、わあ、『世界の中心で、愛をさけぶ』が駄目だったら、どの作品を書こうか、それを考えると全然よくなんてないんですけど。きゃん。

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“お釣りで貰った千円札群を、二千円札に両替する”とともに“財布の中の札を二千円の倍数にし”にゆく。いちーち日記に書いてないけど週に2日か3日は、これ、やってるのだ。うはは。

UFJ銀行両替機は、この3月からキャッシュカドーを挿入しないと両替できなくなりました。を蔭で、以前より行列がみぢかくなったし、あと例えば偽造された高額紙幣の両替をする者がいた時、それが誰であるか、どのキャッシュカドーを持つ者であるかがアカラサマになろうので、こっちの手数は増えたけれどもこのシステムは支持します。両替を希望するってーのは、自分にとって別段どーしても隠しておきたい個人情報なんかではないので記録に残されようとちーとも構わないし。

で、今日、いつものよーに両替を済ませ振り返ると、人のよさそうなちいちゃいおばちゃんが困ったような顔で笑いをを浮かべて、両替がしたいのだがキャッシュカドーを忘れてしまった、と申し訳なさそうに訴えてきたよ。話を最後まで聞かずに相手が求めていることを察知し、ソッコーで「出来ない、貸せない」と固持する。人に親切にすることと、どんな目的であれ自分のキャッシュカドーを他人に渡すのとは、別だ。現金を貸すよりあり得ない。おばちゃんも、頼むんだったらほかのお客ではなく、正面から堂々とUFJの銀行員に頼むがよいぞ。絶対に貸してくれないから。

…あ、今気づいたけど、そのおばちゃんの代わりに両替を施してくれってゆー頼みだったのかな。だったら受けてやらんでもなかったなあ。まぁ、マスコミ試写の時間ぎりぎりだったので、今日に限ってはその余裕はなかったから、どちらにせよ希望には沿えなかったのだけどもねー。てゆーか何を期待されようと、渡された札はすべて二千円札に両替してくれてやるがな! うははうはは。鬼畜よ脳。鬼畜言うな。

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実はをかべの周囲で映画『世界の中心で、愛をさけぶ』の評判は芳しくない(苦笑)。耳に入ってきた前評判は、なんだか奥歯に物が挟まっているみたいなもんばっかしだ。うひゃー。だからこそ『グシャノビンヅメ』に期待してたんだけどニャー。ってことでかなり、覚悟をして身構えて臨むぞ。

ええと。観ていて、全然、嫌な方に、いかない。え。なんでみんなこれについて語る時、言葉を濁す訳? いいぢゃんねえ。なにがいいって、長澤まさみだ! 萌え〜(はぁと)。こぉんな女の子に言い寄られたら、男はそりゃー嬉しいぞ! 男の側は、勉強が秀でているでも、逆に不良でも、または運動が出来るでもない、ど平凡無個性な奴として描かれていて自分を投影し易いし。これは完全に男視点で見た理想の女の子ではないか。なんつっても、一番可愛い時に自分を好いてくれたままで、死んぢゃうのだ。そんな綺麗な完成形はないだろー(笑)。好き好き>長澤まさみが、ですけどね。

あと思ったのが、5年前だったらこの長澤まさみの役は広末が演じていただろー、きっと。カセットテプーに吹き込んでた喋りのトーンがまさに“広末の甘え”調であった。

もいっこチェキったのはねえ、エンドロールに「音楽プロデューサー:北原京子」とゆう名前があったのだ。これってさー、(実在の知りわいでいたけど)白鳥家の娘亜紀とつけるよーなものだ。後者はどう読んでも白亜紀を想起させるし、前者に到ってはこれは北京原人一文字違いではないか。ぎゃー。北原家に女児が誕生したときには注意されたい。よっし、「きねま猫」はこれで行けそうです(にこにこ)ってゆうか(そんな、音楽プロデューサのネタは書かぬがな!)。メデタシ!

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夜はピカデリー5にて『レディ・キラーズ』の完成披露試写。もう、やっと、なんつーか、慣れた(笑)。1時間も前に行かなくっていい、開場時間の20分前に着けば十分だ<いや、二十分だ。それでも4人並んでいるだけだった、十分十分。ホワイトカラーの道楽を読んで待つうちに後ろに列が出来ましたが。

映画はね、典型的なコーエン兄弟の作品でした。「ショウビズ・カウントダウン」でちょろり見した限りでは期待してたんだけどなー。わざと今風なもの排除するとゆー作りに見られるとおり、ビミョーな辺りを面白がるタイプの映画だ。ネイティヴに英語を使う者でないと解らないような遊びもふんだんに入っている、だろー、きっと。たぶん全編に亘ってそーなのね。つまり「文字で書いたり口で説明したら面白い」お話なのだ。映画として観ても、なんだかいまいちです。

特にそれを感じさせたのはラストシーンだったんだけどね。途中で、ラストのカットが読めるのだ。ああ、なるほど、こう終われば、そりゃあ面白いよね、と理解できる。だけどそれを実際に見せられても、巧いねとは思うけど面白くなかった(笑)。人に話すと、聞いた人は面白いだろうと思う。でもねー(笑)。絵にしちゃうと、達者さは伝わるんだけどねーって感じだった。

やっぱそーだったか、コーエン兄弟の映画は、駄目だ、受けつけません。趣味ぢゃないんだ。ようやく宣言できる程度に理解したよ。今後は、そー思って、臨もう。

 4/22 その後、社名ロゴの位置はディレクタの手によって移動されたけど脳

もー終日、番組でプレゼントする「朝PONの芋焼酎」のラベル描きに勤しむよ。敗因のいっこはペンタブレットを会社に持ってきたこと。もいっこは、フォトショでイラストを描いた時に、完成させてもレイヤを結合させない癖をつけてしまったことぢゃ。

番組中にぐりぐりと絵を描き、午前中のネタ会議の最中にロゴを手書きする。出来ました。一旦、gif形式で保存し、サーバにワップしたものを会社のウィンドウズで開いてカラーコピィ機プリントワウト。それをスタッフのミナサマにお見せします。出来た出来たわーい。フォトショ形式のデータは、あとでCD−Rに焼いて納品致しましょう。わーい。

『シルミド/SILMIDO』のマスコミ試写からの帰りにエイデンに寄る。でもなんだか、CD−Rのサイズが、どれもこれも「何分」とかって時間で表示されているのよ。ひい。流石、オーディヨとヴィヂュワルの店舗だ。これを果たしてマッキントが受けつけるかどーか、判らないよ。コンプマートに移動して探すと、ようやく700MBだの650MBだのって書かれた奴を発見。10枚のセットを買いましょう。ここで10枚買ったのが敗因の三番目ですが。

会社に戻って早速焼き、ディレクタさんに渡す。薄オレンヂ色の背景に黄色もみじの柄を施していた(だって、フォトショのペンの種類の中にあったからさ)んだけど、秋ぢゃないんだし、とのクレィムを聞き入れ、緑色の茶色のも一緒に作って焼く。ほら、画像を結合させてないから、背景だけ直したり出来ちゃうんだ、これが長時間かかりっきりになる要因であった! ともあれ、画像を3枚入れただけのCD−Rは、最大で650MBの容量を誇りながら、たった12MBで焼かれちゃったぞ。わー。

開いて見たディレクタがやってきて、ラベルは和紙に刷るから、和紙らしさが醸し出せるように背景色にしろ、と言う。そりゃー出来るけどもさ。次はロゴにつけた影を、真っ黒にしろと言うよ。言う通りする。ひとついぢっては、データを新品のCD−Rに保存してゆくよ。そうそう、CD−Rを、1枚しか買ってこなければ、こんな長時間かかりっきりに!(笑) あっちを直し、色の違うパタンを作り、どっかに社名ロゴを入れろとの指示がラストでした。結局完成品を納品できたのは20時過ぎであったぞ。わーん。そんなで、サイトの更新すらも覚束なかった一日であったことだ。そりゃあ、やむを得ないね!

 4/23 次に神尾さんには『毎日かあさん カニ母編』を貸しました(笑)

今朝の番組神尾さんコキール男爵を紹介してくれて、嬉しい嬉しい(嬉)。コーナのラストで、興味を持ったリスナが入手できるようにとの指針であろう、出版社名(鉤屋世界新書)と著者(そねさん)と正式な書名(『コキール男爵』)を言っておられたけど、いや、絶対に、それは、手に入れづらかろう(笑)。リスナの人は知恵を働かせて、唯一正解に到る道である“ネットで検索する”方法を選択してねプリーズ。

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来週の「招福!きねま猫」で採りわげる『ゴッド・ディーバ』ポヂを借りないとなんない。ちょーど同じ宣伝会社さんの『ウォルター少年と、夏の休日』のマスコミ試写が今日あるから、そこで受け取れればと電話をかける。と、今ポヂはない、と言われます。ないのかー。続けて「インターネットの、イメージネットって知ってますか?」とおっさるよ。常々、一を聞いて十を知るよう心がけているので、こちらから質問することは一切ない、「解りました、そこへ入ってダウンロドすればよいのですね?」と答えて電話を切る。ごーぐるで捜し、2件目にそれらしーとこに到るよ。

当然のようにユーザ登録をしなきゃならないのがすんげぇ抵抗がある。「フリーランスの人は自宅の住所を打ち込め」とかあるけど、いいや、CBCのサイトのために要るのだ、CBCの住所にしておこう。

ようやくアクセスすると、えーと、『ゴッド・ディーバ』の宣伝用写真のある場所への入り方が判らない。てゆーかそもそも「映画」ってカテゴリィの場所にすら辿り着けない。検索のフォームに{ゴッド・ディーバ}と入れようと、{映画}と入れようと、{ヘラルド}と入れようと、「該当するエントリーが見つかりませんでした」ペヂーに飛ばされてお終いです。ウギャー。使い方が、解らーん。

トップペヂーにはサイトツワーってゆー、おそらくは使い方の手引きみたいなとこへのリンクが張られているけど、クリックするとなんやか「ダウンロドするけど、どこにする?」みたいなことを尋かれるので慌ててキャンセル危うきに近寄らずだ。原則、そーゆー、向こうからダウンロドをかけてくるペヂーには一切入らないよう生きている。

さらには一を聞いて十を知るのだ、もう既にこちらは一を聞いている。これで解らなかろうが、さらに教えを請うことはない。縁がなかったと思おう。前回、『オーシャン・オブ・ファイヤー』をきねま猫にて採りわげた時に写真を使わなかったとゆー経験も後押ししてくれる、別に、写真なんて向こうに渡す気がないんだったら使ってやるこたぁあるまい。うはは。ただ、アクセスしてくざさる方には、情報として不親切であるって点が気がかりではあるがな。

つーことで、『ゴッド・ディーバ』の写真を入手することはほぼ諦めました。もちよん、『ウォルター少年と、夏の休日』の試写でプロモータさんにおわいしたけど、そんな話は致しません。これが一を聞いて十を知る者の生き様である。

 4/24 タイトルも未だ完全確定してないから、まだるっこしいわ>イラスト付き映画コラム

中日新聞にて5月14日からスタート予定のイラスト付き映画コラムだけど、その後の新展開で「隔週連載」とゆーことに決まった様子です。すこぉしだけややこしいことには、イラスト付き映画コラムが載らない週には月金5日間で一括りの企画が掲載されるそうで、もし平日に祝日が入る週に当たると5日一括りってーのが崩れるから、その週にはイラスト付き映画コラムが臨時で必要になる、のだそーだ。すなーち「隔週以上連載」ってことらしーです。うう。そーかい。

ともあれ5月の14日以降は当分祝日なんてこない。つーことで、早々と予定を決めて担当の記者さんに送りました。以下の通り。

5月14日付:『フォーチュン・クッキー』
5月28日付:『ロスト・イン・トランスレーション』
6月11日付:『キューティー・ハニー』

この三つは、もうイラストはオロカ、本文まで出来て納品してある。これからレイワウトがはっきり決まるそーで、文字数の変更が確実に入るから修正しなきゃならないだろーけれども、それにしても一から作るよりは論旨が組んである分楽ちんでしょう。わー。もう、6月の一本目まで出来ちゃってるんだあ。

残念なのは、もしあったらやるつもりだった5月21日付の『ビッグ・フィッシュ』と6月4日付の『下妻物語』が紹介できないことである。『下妻物語』なんか、イラストまでは出来ちゃっているんだけどお蔵入りだよ。でもいーや、深きょんが似てないし(笑)ってゆうか(コラッ)ってゆうか(この連載では似せること以上に、雰囲気を描く方に重点を置きたいと思っているので我ながらそれでかまーないのだが)ってゆうか(うっはっは)ってゆうか(ま、どっちにしろヒノメは見ないんだからいーや)。それにこの二本は、わざわざ中日新聞で紹介しなくっても、面白いからヒットするにちまいないからいーのよ、うん。

さぁ、次に考えるは6月25日付の分だわ。なぁんて、あと2カ月先なんでしょう! のんびりゆこー。オー。

 4/25 鶴木さんは高田純次に「スイカップ」って呼ばれていたけど、もちよんそれで好きと言っているのでは全然ないッ

うちから中京テレヴィにゆく、めちゃめちゃ楽なルートを発見。行きが上りばっかりになるのは仕方がないけど、帰りは、中京テレヴィの東側の、ほんのみぢかい上り坂さえ越えれば、あとは延々下って帰れるぢゃん。これからはこの道を使おう! つって、今日行ったら当分用事はあるまいけども。

開局35周年記念4時間生番組に立ちわうのです。番組中にある「復活!マンガ道場」の例題用のフリップを画いたのですが、本番当日もなんか不測の事態に備えて来ているよう言われたのでした。

9時50分に到着。打ちわわせの控え室に通され、プロデューサさん、ディレクタさん、構成作家さんらと待っていると、三々五々出演するタレントさんらがやってくるよ! ええとね、メンバは{セイン・カミュおさる加藤晴彦車だん吉川村ひかる松居直美}とゆー方々ですね。こん中だったら、もちよん、当然、川村ひかるの正面に座るよー心がける! 選択肢が少な過ぎって感じだけど。でもまー、ねえ。単なる打ちわわせだから、川村ひかるもパンツルックで、別に会議用のテーブルの下に見えるを見たところで、ねえ<ねえぢゃない! 進行を説明する手は足りているので、あんまきってゆーか全く出番もないまま打ちわわせ終了。することもなく13時半からの本番を待つ。

13時からの客入れとともにスタヂヨに入って、客席の一番ふちっこに陣取る。いや、本気で、なにもすることがないよ。ただこれから4時間に亘って生番組が展開するのを観るだけだ。なんか“絵を画いた交換条件に、スタヂヨ見学をお願いした”みたいな気分ですぅ。ううー。別段贔屓のタレントさんとか出てる訳でもないのにー。

しかーし。こーゆー状況でも、与えられた中からやっぱき、選ぶものなんだなあと思う。雛壇に座った幾人かの女性アナウンサさんらのうち、鶴木陽子さんが好きー(笑)。据えてあるモニタ画面を通して見ると、そんな、決して選ぶよーな感じにはヒットしてこないのだけど、生で見ると好きだなあ。そんなことって、あるんだ。…と思い、この日記を書くために中京テレヴィの公式ホムペで鶴木さんの写真を見てみると、わっ、全然駄目<駄目言うな。全く食指が動かないぞっ。生で見た時にはあんなに可愛かったのになあ(笑)。惜しいなあ<惜しいのか?

主に鶴木さんに照準を合わせ、時々川村ひかるの方も見つつ4時間を過ごし、中京テレヴィを後にしたのは18時ちょっと前でした。凄いぢゃん、8時間勤務ぢゃん。なぁぁぁぁぁぁぁんにも、してないけどっ。一回だけ油断して、たぶん佐藤啓さんがスタヂヨに入ってきた時にぶんと振ったカメラに、姿を撮られちゃったみたいだったけど<いや、それも別に何かした訳と違う。やれやれ、働いた働いたよ。

 4/26 ケイト・ハドソンが目を細めてるとこの似がよ絵が描けるようになりたいな

独りでべりわんに入ってカレーを喰う時、つい店のおばちゃんに「今日は独りなんですー」と言い訳してしまったよ。先週、松阪焼き肉屋さんのカレーを独りで喰った時も、「今日は誰もつきあってくれなくって」って言い訳したし。てゆーかそもそも原則独りで飯を喰いたいマンであった自分はどこへ行った?

つーか、そうか、誰かと飯に行くってのは、店の人に話しかけられないようにするシールドを纏うためでもあったのだった。だからさ、「この客は独りで来店して、しかも話しかけられるのを極端に嫌う」ってところまでを一気に伝える術があればよいな、って話。

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『あなたにも書ける恋愛小説』のマスコミ試写。最近、物語内物語映像化する映画が多いなあ。なんか得した感じがするから好き、なぁんて言ってられるのも、それらの出来が割りと良いからなのぢゃろーけどもさ。『ビッグ・フィッシュ』『ウォルター少年と、夏の休日』も、そしてこれも。

物語内物語の一番のメリットは荒唐無稽を描けるとこにあるんだよね、そこでのぶっ飛びぐわいが好き。どんな、ありえない表現を見せてくれるかなってゆー。そゆのが好みなのですぅ。

つーことで、そもそも物語内物語って手法を採らなくっても、ニュートラルでぶっ飛んだ物語が展開するところの『下妻物語』『キューティー・ハニー』が好きな所以ではある。

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いちーち日記に書かないけどシリィズ。キャリィオーヴァがうんとこさあるってんで、今週はロト6を買う週です。9週ヴいですね。

で、いつものよーに2枚購入する訳だけど、このたびはぢめて、そのうち1枚をUFJ銀行CD機で買ったよ! これで、今週木曜日の抽選が済むと、いっきなり通帳の普通預金口座の残高9桁になるのである。うはは。うははは。遣い方はもうずーとシミュレィションしてあるから、いつでもこーい!

 4/27 『アメリ』が1位の座を明け渡したデー

昨日、案内クーリエルが来たのだ。今朝9時半からゴールド劇場『MIND GAME』の業務試写があるとゆーのです。わあ。それは、こないだ朝のワイド番組で紹介されてた、アニメイションだけど時々キャラクタの顔が今田耕司の写真になるってー奴ですね! しかし昨日の今日て。

明けて今日は、チョー荒天だ。ぎゃー。番組が9時におあるので、もうばったばたで片づけをし、会社を出たのが9時7分。傘をさしてじでん車で向かうよ。プロモータさんにも映画にも罪はない。ただ、上映開始時間暴風雨が、ちょっとね(笑)。ひいひい。どーにか9時25分に到着。

映画は、うわ。凄い。ロビン西原作の漫画のアニメ化なのだけど、これは凄い。観ていて、いや、こんな、映画館で座って映画を観ている場合ではない!という思いが沸々と滾ってくる。漫画を画かなきゃ! それよりもまず、走り出さなきゃ! 

ひとつのカットの中でもキャラクタの造型がものすごい勢いでメタモルフォーゼする。たった1秒の中に、メッセィヂアイデワが、もうふんだんに詰め込まれている。漫画を動かすとはこういうことなのだ。フツーのアニメィションは、実写で撮れるものを絵に置き換えたに過ぎないことがよく解る。ここにあるのは漫画を動かす楽しさ、面白さだ。漫画、画かなきゃ。漫画ってこんなに面白いものだったんだ、こんな表現が出来るものだったんだ。自分の中で消えていたものに火が点けられた思いです。やらなきゃ、なにかクリエイティヴなことを。

終わってから、東京からわざわざ来られたとゆー宣伝担当の方を紹介される。その方が言うには、この映画、まず女の子が観ようとは思わないのだそーだ。観てしまえば誰しもが面白いと絶賛するであろうが、まず観せるにはどーしたらよいかとおっさるのです。なるほどなあ。今田耕司をはぢめ、吉本の芸人さんらが声をやっているって方向で攻めたらどうでしょうか、くないしか答えられません。済みませんねえ。さらに続けて、ストーリィは単純ですけど、音楽はいいですよね、なぞとおっさるよ。え。この映画、ストーリィ単純だったんだ。言われるまでちーとも気づかなかった。画面から、絵から、あまりに多くのことを訴えてくるもんだから、ストーリィが判り易いものだったなんて気にしてなかった。そんなのを観る、重視される映画ぢゃ、ないぢゃん!

11時15分に劇場を出て、次の『ドーン・オブ・ザ・デッド』のマスコミ試写は13時半からです。ミスタドでドーナツを喰い、コーヒィを飲みつつOka-Chang『アイロニー?』を読んで時間を潰そうと思っていた。しかし、駄目だ。心は燃えたままだ。全然冷めない。1時間を過ごしたのち銀行へお金をおろしに行って、試写室に着いたのはさらに1時間後、13時15分。でもまだ気分は高揚している。こんな長いこと昂奮状態が続く映画なんてはぢめてです。うわ、これは、あれだ、ついに『アメリ』を抜いたと言ってよいであろう! わあ。ここ5年間で観た映画の、ベスト1であったのだ。ぎゃー。そんな、冷めやらぬまま、ゾンビ映画を観るのであったよ(笑)。

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『ドーン・オブ・ザ・デッド』の上映前にしたプロモータさんのMCに依ると、主演サラ・ポーリーがこないだ来日した時、記者会見で「もしあなたがゾンビに噛まれたら、死ぬまでにしたい10のことは何ですか?」って訊かれて困ってたそーです(笑)。そんなさあ、洒落た質問したるなやー(笑)。

きっと通常なら、ゾンビ映画って人を昂奮させるであろうに、今日は観る前の状態ハイに過ぎたために、ゾンビ映画終わりでやっと落ち着いたって感じだったよ(笑)。ひゃあ。済まないねえ>プロモータさん>てゆーかでも、『MIND GAME』もこれも、宣伝担当会社が一緒だから、いいよねっ。

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※以下の文章には『世界の中心で、愛をさけぶ』ネタばれが含まれていますので、読まれる方はお気よつけくざさい(ぺこりき)。あのね、「招福!きねま猫」の原稿を作るにあたって、どこまで書いたらネタばれになるか、悩んだ話を書くのです。具体例を挙げちゃうからね、危険危険。つーことで。

今日は会社に長澤まさみが来た。『世界の中心で、愛をさけぶ』の名古屋キャンペィンですね。みぃはぁに、ちょろり見するのはヤだったんだけど、たまたま7階に上がった時に収録中のスタヂヨを見ちゃって、遠目だったけどかあいいね。スポーツ紙に載ってたよーに、髪を伸ばし中でまだ短髪だったねえ。

そうそう、新聞とかに「白血病に冒された少女役だから丸坊主にした」なんて書かれてたけどさ、ええと、それはネタばれ的には映画を観る前の人に知られちゃってもいい訳?と思う。もっとはっきりと、長澤まさみの役は死ぬ役だって、書いてしまっていいものか、昨日からずーと悩んでいるのです。

書きたい内容は、「“のちに成長すると大沢たかおになるよーなルックス”で、勉強が出来る訳でも、スポーツが出来る訳でも、若しくは不良ですらもない、別段ぱっとしない平凡な少年」を、こっちは「勉強も出来、スポーツも達者で、ルックスも周囲があの子はタレントになるのだと噂するほど秀でているスーパに完璧な少女」である長澤まさみが好きになってくれる話だ、こんな、男の子にとって嬉しいことはないぞ、云々です。それに続けて、しかも長澤まさみはその、一番可愛いピークの状態で、醜いところも、嫌なところも見せぬうちに、死んでいなくなってしまうのだ。きよくがベストの状態のままで留められるのだ、そりゃあ永遠に引きずるのは当然だってばさ、と書きたい。

でも、そんな、「長澤まさみが死ぬ」とか、紹介文にズバッと書いちゃっていーのか。実は『世界の中心で、愛をさけぶ』のお話の中で、まだここに語ってないことはうんとこさある。例えば柴咲コウについて一切触れてないでしょう?とかの辺りでね。だったら、坊主頭を晒してるんだから、このくないはいーのかニャーとか、いろいろ考える。考えるっつーことは心の奥底では書いちゃいけないんではないかしらんと思っている証左。うーんうーん。

で、結局「死ぬ」という単語を使わずに表現すればよいのだとーゆーとこで自分を納得させました。完成した原稿の当該箇所は、こんなふーにしたよ、「(前略)最も可愛いうちに、一番いい状態で、記憶がセーヴされ、その後上書きをされないんだぞ。(後略)」だ。うははうははは。モノハイーヨーって奴だ、まさしく!

 4/28 「話していいですか?」とか訊きつつ、ついついネタばれちゃうんだよね〜>『MIND GAME』話

中日新聞の担当の記者さんがCBCまで来てくざさる。「映画颱風〜キネマ・タイフーン」のゲラ刷りを頂きました<そんなタイトルだったのか。わあ。用件はその受け渡しの、5分もかからずに済むことぢゃったのだが、その前後に1時間に亘って談笑。いや、談笑とは名ヴぁかり、一方的にをかべが喋っていたのだがな!

内訳としては、『MIND GAME』の話を25分ほど。『ピーターパン』を実写でやったアレは、いったいターゲットはどの層だったのか、どーせだったら『ピノッキオ』同様、ロベルト・ベニーニが主演したらどうか、とゆう提案。今日はこの後、韓国製のホラー『友引忌/ともびき』のマスコミ試写なのだけど、ホラー嫌いの人にとってはホラーが成功して怖い映画に出来わがっていては観たくない、しかしホラー嫌いが観てもだいぢょぶなほど怖くない映画になっていたら、それは観られたとしても、果たして映画としての価値はあるのか、とゆう二律背反の考察。なぁんてとこが映画関連の話。

それ以外に「CBCの近所にあるカレーの旨い店情報」と「ケキーの旨い店情報」をお教えしました。わははは。井戸端会議か。お仕事頑張ります!>担当記者さま。

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つーことで『友引忌/ともびき』のマスコミ試写。ええとね、プロモータさんは上映前のMCで「これは松竹がかなり前に買いつけて、今まで温めていた作品」だの「あの『ボイス』の監督が『ボイス』の前に撮った映画」だの、言わない方がいいです(苦笑)。買ってすぐ公開しなかったってのは買ってすぐ公開する/できるほどではなかったって意味だって捉えちゃうし、少なくとも『ボイス』より完成度が低いのではって予想しちゃうし。その情報は与えたメリットが何もないのでは、と思いますぅ。

ええと、内容はね、ホラー嫌いの、中日新聞の担当記者さんが仮に観に来られてても、だいぢょぶだったろうな、ってゆー(笑)。嗚呼!やっぱきね。やっぱき言うな。

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帰る途中マナハウスに寄り、野性時代5月号の「どきどきフェノメノン」を立ち読みし『探偵伯爵と僕』を購入。本が、筒状になったダンボーユで覆われているとゆー装幀で、普段のよーに積んであるだけの本を全部見比べて美本を選ぼうと思っても、どこで判断してよいのか判らない(笑)。普通に、紙のカヴァがかかっている本だったら、カヴァの折り目がずれていないかどうか、背表紙の上の部分が曲がったりしてないか、等々のチェックポイントがあるんだけど脳。

いーや、5冊平積みになっているうちの、一番下の奴を買おう。ダンボーユから引っぱり出して開いてみると、表紙を誰かがいっぺん開いた形跡がある風だったのがちょびっと気になったけど(笑)、いいや。ゴーユデンウイーク中に楽しく読みましょう! オー。

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神尾さん福岡と3人で、神楽屋左助の別邸にてごわん。料理が美味しいだろうとこの店に決めたのだけど、今日の一番の収穫はスパークリングの日本酒すず音」でした。旨っ。てゆーかこんな口当たりがいいの呑みはぢめちゃったら、がぶがぶいっちゃうよ。やヴぁい。やヴぁいほど旨い。お願いしてをもらってきました。番組の取り寄せグルメのコーナで取り寄せてもらおう。わーい。ただでは起きぬぞ、転んでもいないのに!

 4/29 あと誰か、庭園鉄道の入口から入れてやりたい

レポドラ橋本と一緒に丼のかとうでおひゆごわん。のち、キース・マンハッタンにてお茶。いろいろ話を聞くと、建築に興味があるそーなので森博嗣さん『アンチ・ハウス』を薦める。もしこれで橋本が森さんの著作を読むよーになったらば、北村『森博嗣のミステリィ工作室』だの『臨機応答・変問自在』の辺りから入ってきたのに続き、“小説(っつーかはっきり『F』以外の入口からアプローチするのかよ”シリィズの2人目とゆーことになります(笑)。入ってこい入ってこい。

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番組のサイトのトップペヂーにて喋り手が持ちまーりで連載している「朝PONの裏側」の次回の担当の多田さんが、4月からスタッフに参入したディレクタを紹介するそーだ。つきましては、似がよ絵を描けとオーセられたよ。はぁい。ペンタブレットを会社に持ってきて、しかし日のあるうちになんて作業を開始すまい。22時に描きはぢめましょう。

男性スタッフなので、情けも容赦もあったもんぢゃぁない、とにかく似せる方向で進めていって、これならいーかなってレヴェルになったとこでお終い。好意とか悪意とか、本人とをかべとの間柄とか友好関係とか、一切を超越した、純粋に“をかべのタッチで実像を絵に写したもの”が出来ました(にこにこ)。途中でストップがかけられぬよう、絶対に本人に見られないよう、隠密行動で納品しようと思います。うはは。てゆーかそーゆー絵を描かなきゃ、をかべに依頼が来た意味はないのだ。臆することはないッ<臆してますが。

 4/30 未熟な試行を残しておく意義は、上達しちゃうと未体験の頃の行動をトレースできなくなるからです<何を言うか(笑)

新ディレクタの似がよ絵を納品したところ、それは本文中に使い、番組のサイトのトップペヂーには彼本人の後ろ姿の写真を貼れ、とゆー次なる指示が出されました。しかし担当曜日でもなく、こんなゴーユデンウイークの最中だ、今日はそのディレクタさんは出社しないのであった。ううむ。手元にあるのは顔写真のみ。これをどーにかしないとなんないです。サイト担当ディレクタさんと一緒に、モザイクを掛ける作業に取り組むぞ。自分史上初の試みです。

まずはディレクタから「背景は要らないから、人物だけ切り取れないか」と言われる。ええと、そんなのあるかなあ<きっとある。ふぉとしょで開いて、長方形選択ツールで要るところを指定して、試しにデスクトップ上にドラッグ&ドロップを試みる。出来ません(笑)。そおか。考えよう!

長方形選択ツールで指定した部分を移動ツールで背景の上に重ねて、背景を隠す。そこでいったんセーヴ。いっぺん閉じて開き直すと、乗っかった部分の背景が、ほぉら消えて……いない。移動させたらちゃんと下にある。ぎゃー。これを繰り返してすべての背景を消そうと思っていたのにー。

スライス選択ツールって名前の奴のアイコンがナイフっぽくてちょっと気になる。うう。どれだ。メニュを片っ端に見てゆくとイメージ>トリミング、ってのがある。クリックすれど何も起こらない。きゃん。もういっこ、イメージ>切り抜きってのがあるわよ。やる。これだッ。わぁ。望めば何でも出来るのだ(笑)。

いよいよこれにモザイクを掛けましょう。メニュの中から次にモザイクを捜す(笑)。フィルタ>テクスチャ>モザイクタイル、はよく使っているけど違う。えとえと、あっ、フィルタ>ピクセレート>モザイクってのがあるぞ! ここかぁ。各種やってみて、ピクセレート>水晶って方のが面白そうだからそっちにしましょう。これで完成です。ほほほ。こいなけの作業でひと騒動か。

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レポドラ北村丸栄に買い物にゆくとゆーのでついていく。以前から行きたいショップがあったのぢゃが、男一人では入りづらかったので、いー機会だから北村に一緒についてきてもらいたいのですプリーズ。ってことでNOVAの、HMVの上のフロワに行こう。

エスカレータで上がると、そこはワンフロワ全部がロリータ乃至はゴスロリ方面のショップで占められていた。わあ。女性の下着売り場以上に、ちょっと場違いって感じ。そしてそこにはあの、『下妻物語』深きょんが下妻から3時間かけて通っていた代官山のロリータファッションのお店「ベイビィ・ザ・スターズ・シャイン・ブライト」の名古屋店があるのだ! ひゃっほー(笑)。しかし、中にはとてもぢゃないけど入れません(笑)。ロリータファッションの店員さんが「いらっしゃいませー」とか言うのも敗因の一つだ。むー。

いちよう『下妻物語』のポスタがぺたぺた張られているので、いかにも北村に映画の解説をするふりをして、店の前を通過。うう、でも外観はチェキった。ほとぼりが冷めた頃にまた来たい(笑)。てゆーか、お店を見たことで、俄然この映画を紹介する気運が高まってきたぞ! 中日新聞の「映画颱風」の方は、同じ日に公開になる『キューティー・ハニー』を採りわげることにしちゃってるけど、「招福!きねま猫」には、やっぱそーだな、『下妻物語』を書くことにしようと思います。みんな、あの映画を観て、このショップに来るとよいのだ(にっこり)ってゆうか(でも、をかべみたいに冷やかしは迷惑だろーけどもさ)ってゆうか(なぁ)。

その後、北村さんがサングラスを選んでいる時に要らぬアドヴァイスをして(笑)たっかいのを買わせ、本屋に移動して、をかべは『数奇にして有限の良い終末を』、北村が『地球儀のスライス』『黒猫の三角』『月は幽咽のデバイス』の文庫を購入したのであった。ふたりとも、ゴーユデンウイーク対策は万全でござりまシュー(にこにこ)。


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