◆02年07月上半期の抜粋日記◆

02年6月分下←*→7月分下 / 『最新の抜粋日記』

 7/1 宗派を入れて「肯定院耶蘇厩戸居士」でもいいぞ<戒名

映画1000円デーで且つマスコミ試写がないのでなにか映画を観にゆこう。しかし今日現在、名古屋の一番館でかかっている映画で観るに値する作品は(未だ観ていないものを除いて)3作品しかない<コラッ、そんなことを言うなッ。その中の1本である『パニック・ルーム』を観にゆこう(ららら♪)。未だ観ていない『スコーピオン・キング』はどうか、とのアイデワもあったのだが却下だ。確実に面白いものをもっかい観るのだ。

スタバクティラミス味のポップコーンを買って行こう。映画の最中に喰うのだ。嬉しいな。ただ、スタバクでポップコーンだけ買う、とゆうのにはちょっとだけ抵抗がありますね。5Ωくらいね。もうちょっとで「これだけ、ですか?」と訊いてきたレヂのお姉ちゃんに「映画館で喰うのです」と正直に明かしそうになったほどだ<ってゆうかそんな要らんことをお姉ちゃんに言いそうにならない強い心を持とう!

そして今日はぢめて知ったが、ピカデリー2の椅子の肘掛けに装備されているカップホルダのあのサイズは、スタバクのポップコーンをはめ込むのにちょうどいい大きさだ。右手にスタバクのティラミスのポップコーン、左手に映画館の自販機で買ったコーヒィ、とゆう優雅な観賞体勢で、ああ、二度目の『パニック・ルーム』もやはりとても楽しめたのであった(にこにこ)。

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キリストも、もう死んで2000年近く経つんだから、成仏させてやるために戒名をつけてやってはいかがかと思った。よりいっそう日本に馴染み、日本のユーザには親しみが持てるようになるだろう。肯定院厩戸居士(イエスいんうまやどのこじ)とかってゆうのでどうだ。南無南無。アメーン。

 7/2 シムアースの醍醐味は天変地異だ

今日の落書きで発明した漫画の設定は「まずボーユを踏み潰してからはぢめるサッカ競技」です。跳ねないのね。へたってしているボーユ(もとボーユだったもの=The Artist Formerly Known As Ball<いや、アーティストぢゃないし)をぺたりぺたりと蹴りながらゲムーが進められるのだ。卓球に展開しても可。跳ねないピン球を、力任せに跳ねさせて打つのだろう。ってゆうか相手のエリヤに跳ねないように落とせばそれで勝ちか。そおか。落書きをさせるとそんなことばっかり思いつく人はだれ?

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ラヂヨ制作に置いてあるテレヴィを9チャンネルに合わせると雨域を見ることが出来ゆ。西の空が暗くなってきたと思ったら、名古屋のすぐ西にものすごい真っ赤な、しかしとても狭いエリヤが迫ってきているのだ。わあ、もおすぐ、どえらい雨が降るぞ。6階の窓から下を観察しよう。降り出すや否や、1分もしないうちに大暴風雨になる。傘を持っていない者どもが逃げまどっているぞ(歓喜)ってゆうか(うははうはは)ってゆうか(思い知れ!<何をっ?)。

本当ならこの時間は試写会に行って、映画が終わって出てくる頃なのだ。もたもたしているうちに出かけ損ねてしまい、パソコで遊んで時間を潰していたとゆー非生産的な活動に甘んじていたのだったが、ああ、この土砂ヴりに遭わなかったのなら映画を観に行かなかった甲斐があるとゆうものだ。

そして夜は夜で、あんなに前日から楽しみにしていた“シャッフルユニット初お披露目”の『MUSIX!』の時間には、急遽卓が立ったので麻雀に興じていて、観ることが出来なかったのだった(うはは)。これも、なんらか観なかっただけの甲斐が、きっとあるにちまいない。我が人生に甲斐のないことはないにちまいない法則だ。ロン! うははうはは。7000円勝って深夜1時に帰宅するのであった。

 7/3 ばればれは、気をつけていると日に一人は見つけることができる

今日思いついたので今日書くが、しかも名古屋地区でしか通じない話になるのでもー訳解らないことこの上ないと思われるが、“独立記念日の『どくんぱ』”って特別番組をやったらどうだろうか。

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邦画『チキン・ハート』のマスコミ試写にゆく。ちょっと映画の内容に触れるので背景色にしておきます。構わないと思う人だけ反転させてお読みくざさい→“松尾スズキかつらメーカのセールスマンになるくだりがあり、道ゆく人を捕まえてはかつらを勧めている。なかなか営業成績が伸びないので上司である岸部一徳に相談したところ裏技を伝授される。「その頭のままで、かつらもつけずに歩いている連中は、諦め開き直っているからかつらを必要としていないのだ。それより、他社のをつけている人を狙え。ばればれですよ、と声を掛けるんだ。我が社の製品なら、ばれませんよ、というセールスをしろ」とゆうものだ。そして松尾スズキは、田中要次をターゲットにする”…って、この辺りがメインの話では全然ないのぢゃが(にっこり)。

映画が終わりいつものようにComp Martに寄る。エスカレータで見つけた客に「ばればれですよ」と声を掛けたくて仕方がない。ぎゃー。えらい映画を観てしまったようだ。

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モス新製品を喰おう。ナンカレードッグと、ナンタコスと、豆乳と牛蒡の冷製ポターヂュです。レヴュは以下のとおり。

ナンタコスの、あまりに多い野菜の具を噛んでいる時に気がついた。口が、ちょっと噛んだら飲み込みたがる。2回も噛めば充分だと思っているのだ。動物としての正しい摂取法を守っているようです。固くもないものをよく噛んで喰う、とゆうのは人間に固有の悪しき慣習と知ろう。

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『ウインドトーカーズ』の完成披露試写にゆく。『コレリ大尉』ではふんにゃかマンドリンを弾いていたニコラス・ケイジが、サイパンでは狂ったように日本兵を殺戮しまくる、とゆー映画でした。わあ。ここんとこラッシュ続きだった新作の戦争映画の中では、これが一番出来がよいです。

終わってから元レポドラの大林くんと麒麟屋でごわん。の予定だったのだが、入る時「麒麟屋って朝の6時まで営業してるんだねー」なんて言っていたのは伏線だったのであろう、午前2時半まで呑み続けてしまったよ。ぎゃー。でもまー、ZIMAとかブルーとかを呑んでご機嫌です(にこにこ)。そのままCBCに戻り空きスタヂヨ(たいがい午前3時にはスタヂヨは空いていることが多い)に入って2時間寝るのであった。うう。ぐうぐう。

 7/4 DVDの内容自体を楽しむために買う人と、安く売っている店を探して買うことをこそ楽しむ人とがいる

余の辞書に「嫉妬」の文字はない。嫉妬って、秀でた能力を羨んだり、自分以外の人が可愛がられ加護を受けているのを悔しがったりするココロに起因するものだけど、どれも「自分だって第三者に認められたい」とゆう意味になろう。その、“第三者”がないのです。認めて欲しいなと思う相手が存在した場合はそれが第二者になり、その人が自分以外のだれをどう思い扱っていようと、逆恨んだりする心情には到らないマンなのだった。

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会社でパソコを打っているとパッシングされる。ネタ会が近いので煽られているのか。

10時15分から12時過ぎまでネタ会をこなし、デスクに戻ってくると、真上の蛍光灯2本が新品に換わっている。これでもう煽られることもないよ。よかったよかったね。

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中国映画『きれいなおかあさん』のマスコミ試写ののち、元レポドラの大林くんと一緒にパーゴラへ。マリオットバーガを喰いつつ、昨日に引き続き映画談義をする。『運動靴と赤い金魚』を勧めてあげたら、ソッコーでDVDを買っていた。おお。そもそも大林くんは、仲田から栄へ出るのに電話でタクシィを呼ぶよーな金遣いがデフォルトな人なので、定価売りしているDVDを購入するのなんてなんとも思わないのだろうゲ。人が、定価でDVDを買うのを見るのは気持ちがいいなあ。DVD屋さんを経営すると、この気持ちよさを常時味わうことが出来るのだ。うわあ。いい脳>DVD屋さん。

 7/5 100人女の子がいたら、我山くんは最前列に座らせてもらえるレヴェル、ってことですね

点字も象形文字から発達すべきではないのか。象形点字だ。触って、「オリオン座」とか「北斗七星」とか解る訳だ。ってゆうか星座だけかよ。

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怪獣」とか、「可愛い女の子」ってのが干支にあったらいいなと思う。年賀状に描き易いし描いてて楽しいから。今の若い子たちだったら「巨大ロボ」だの「宇宙船」だのゆー干支を望むかもしれませんが、メカは苦手なのでやめて頂きたい。一番最悪なのは「背景」とゆう干支だ。しかも「見開きでビル街の俯瞰」なんてゆーのが干支として採用されたアカツキには、写真の年賀状が今以上に増えることであろう。

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タイ映画『快盗ブラック・タイガー』のマスコミ試写にゆく。おそらくタイ映画としてはとても稀有な姿勢になるのであろう、悪ふざけやパロディが満載のヘンな映画でした。プレス資料も紙芝居を模して作ってあり、そこに監督の言葉として「映画ファンに気に入ってもらえれば本望。映画ファン以外の人たちには気に入ってもらえるかどうかわかりません」だの「この映画を一種のカルト映画として見ることもできるかもしれません」なんてのが載ってる。「セットでの撮影はいかにもセットで撮っているという雰囲気を出したかった。映画と現実ははっきり区別するべきですからね」とまでも言っちゃってるのだ。レヴェルが高い訳ではないし、今さらこれを日本で観て「新しい視点だ」だの「ここにしかないものがある」だのとは思いませんが、「バッカでー(笑)」と楽しむのにはちょっとだけよいゲな映画でした。

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宗教をやっている古い友達と久しヴいに会う。人を勧誘する際に配るちらしの文面やレイワウトにアドヴァイスをくれないか、とゆー話だったのだ。「手かざし」方面の宗教で、友達本人も「宗教で済われている」と言っているよ。

をかべに宗教は、今のところ必要ない、とのスタンスをまず明確にし、しかし宗教活動を否定はしない、と伝える。言葉や思想で救済され癒されるってことはあるだろう、そしてそれを必要とする人たちがいるだろうことは予想できるからだ。いろんな治療法のうちのひとつに宗教があってもいい。治りたい側が選ぶ選択肢として、手の届くところに提示されるのは望ましいと思う。

日本で「治療」っていうと、どうしても投薬だのの方法が思い浮かんでしまい、欧米で行われているカウンセリングみたいな、自分の話をすることで自己認識をし、安らぎ、自ら治ってゆくとかって方向のものはいまいち一般に流布していないのではないかしら。たぶんカウンセリングも、宗教も、自身の内なる自然治癒力を活性化させる働きくらい持っているだろう。自分で治るためにその方法が用意され、必要とする人がそれに参加できるように宣伝し知らしめておくってのはありだからね。

なんてゆー客観的な話を組み立てて披露し、そーゆー「入信を無理強いしない、必要だと思った人が選択肢のうちのひとつとして入ってくるため」にこそ宗教勧誘のちらしは作られるべきだ、と確認するのだった。

をかべさんには本当に宗教は必要ないねえ、と言う友達は、「悩みとかはないの?」と訊いてくる(笑)。ないんだよね〜、悩み(大笑)。しかも生まれてこのかたずっとだ。きっとどんな状況でも受け入れて、自分を納得させちゃうマンだからだろう。「目標とかはないの?」に対する答えは、目標は最終到達地点ではない、ですね。何か目標を設定した場合、それは当然やるべきノルマであり、それを達成することで次にやることの地平を拡げるための足掛かりに過ぎない、とゆーのが“目標”の定義だ。目標なんて区切る必要はないし、逆に、永遠に目標はなくならない。

「みんながをかべさんみたいだったら宗教は要らないね」 うん、そおだと思うよ(笑)。“コップに水が半分入っている”のを見て、「あと半分になってしまった」と考えるか「まだ半分ある」と考えるかでネガティヴかポヂティヴか判る、なんて喩えがあるが、をかべはそのどちらでもない。半分水の入ったコップを見て思うことは「次は何を飲もうかな」だ。

別れ際に「手かざし」ってのもやってもらってみたけど、自論の構築にテンションが上がっちゃってて(笑)、やってもらっている間も話をしたいばっかりでずっと喋っていたので、なんか効果があったのかなんなのか全然判らないのであった。なんか、せっかくやってくれたのに甲斐なくて悪いねえ。

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雀荘で麻雀をしているとディレクタの長谷川さんから電話が入る。入り方は、メンツの山田さんのケータイにかかってきた、とゆう方法だ。山田さんがケータイを渡してくれるが、ケータイを使ったことなんて1回か2回しかないので、聞き取りづらいことこの上ない。単音だからね、とか山田さんは言うのだ。なんだ、古い奴なのか、解らないけど。

しかし苦心して聞き取った長谷川さんからの情報は、雀荘にまで電話をしてくるだけのことはある驚愕すべき内容であった。なんと金スマに、もとレポドラの我山が出ていたとゆうのだ! ぎゃー。6月2日に会った時には全然そんな話してなかったのにー。最前列に座っていたそーだけど、『金スマ』の女の子たちってそんなにクローズアップされる扱いではないから、我山くんは次は恋のから騒ぎでも狙うようにプリーズ。麻雀の結果は惨澹たるもの(5桁の負け)だったが、それを補って余りあるいいニュスーをありがにょう!<いや、そんな5桁をもの価値かよ。

 7/6 履歴がまた膨大になることがみえている、ってのもスタートを躊躇した理由のひとつ>「新製品情報」

一昨日の日記を書き上げアップしたのは昨日の昼過ぎであった。それを遡ること、昨日の午前中のうちに、昨日の日記の「象形点字」と「新干支」の話は思いついていた。だが一昨日の日記をすっとばして昨日考えたネタをアップすることはできぬ! うむむ。かと言ってどっかに記しておかないと、ネタなんて忘れてしまうことは確実なのだった。つーことで、一旦、今は使っていないクラリスホームペヂーファイルに書いておいたのぢゃ。なんて、勤勉なんだろう! ホムペの日記といえど、人知れずちっちゃな手数をかけて作られているのだった。うっはっは。

ちなみに“今は使っていないファイル”ってのは「newgoods.html」とゆうファイル名を持つペヂーで、21世紀になった記念に新しいペヂーを作ろうかとタイトルだけは決めてみたものの、更新が楽で続けられるやり方ってのを思いつかずにそのままお蔵入りさせてあるとゆー奴です>昨年の正月からほかってあるのですね! 当初の考えでは「うそんこの新製品情報」みたいなのをやるつもりだったのだけど、ネーミングだけで勝負するものだったら「ダメ虫」のペヂーで禁止するリストに加えれば済むし、凝ったことをやるとなるとレヴェルの維持が最重要課題になるだろう>いかにも今続けているすべてのペヂーのレヴェルが十分に高いみたいな言い方だな(嘲笑)ってゆうか(自分で嘲笑するな)。あとその他にも更新期間も決定しなきゃなんないし、レイワウトも考えなきゃなんないし、はぢめるまでにはいろいろとね、覚悟が要るのだ。1年半経ってもスタートできないほどのね。

てことでまー、まだ当分は「新製品情報」みたいなペヂーは開く予定はありませぬ。みなさまにおかれましては、今あるペヂーで楽しんでくざさいね(にっこり)。

 7/7 「マリオットバーガ」テロでも企画したくなるヒット数だ

マリオットバーガ}でGoogle検索するとヒットしてくるのは「01年7月上半期の抜粋日記」だけだ、とゆうメーユを頂いていたのだ。えっ。そんな、マリオットバーガ美味しいのに! 試してみると、ああ、本当に自分の日記だけではないか。マリオットバーガはもっと頑張るように。ってゆうかマリオットバーガは充分に美味しいんだから、喰った人のうちサイトを主宰しているマンはもっとネットにアップするように。

ちなみに{マリオットバーガー}で検索すると3件ヒットするよ(笑)。なんてゆうか、すげーGoogleを象徴する、厳密さですね(にっこり)。

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5日の日記の感想メーユを頂きました。そん中にこんな一文が。

> 「Webやぎの目」の「僕が考えた新しい十二支」の頁は
> 可笑しいですよね。

ああ、そんなペヂーがあったあった。早速やぎの目に入って捜してみる。たぶんもしかしたら「やぎポエム」からリンクが張ってあるのでは、と思い去年の夏分までくないを遡る。ないぞ。ぎゃー。観念しました。{僕が考えた新しい十二支}でGoogle検索だ(笑)ってゆうか(願わくばメーユをくださった方が、正確に、やぎの目に書かれている表現を再現しておられますことを!)。はい、ワンアンドオンリィでヒットして来ますね(にっこり)。開けば判る、ああ、これは、「脱力アイコン」の中のペヂーだ。そっかー。チェックして、リプライには「この中では“ヨックモックの缶”が好き」と書く。

そおだ、言われて思い出した。たしか浮遊研究室にも新しい十二支の話があったはずだぞ!(笑) 捜してみよう。こっちはしらみつぶしだ。ええとね、VOL.15にありました。【12で回るもの】ってタイトルだ、そうだそうだ。いかんなあ、接近の仕方が違うとこから来ているものだから、失念したまま書いているのだ。無意識下のぱくりだったのやもしれません。くい〜ん。

 7/8 段ボールで何箱も、廃棄されていたぞ>報道の賞味期限切れの非常食

報道が備蓄している非常時用のカレーライス賞味期限が切れた、とゆうことでいっこ貰えたのだった(笑)ってゆうか(どうせなら切れる前にくれ)。2年間有効、なのが今年の6月いっぱいで切れたとこなので、まぁ、91分の1の超過なら誤差の範囲内と考えられまいか<どおゆう計算をしているか<365×2/8。さっそく作ってみよう!

紐を引っ張ると発蒸して温まる、とゆう仕組みのカレーライスです。「発蒸」とゆう言葉は初耳だけど、きっと「発熱」の蒸気ヴァーヂョンであろう。8分待って、真空パックのごわんにレトルトパックのカレーをかけて喰ってみるよ。うう。

ごわんが臭いのは大嫌いです。そもそも白ごわんを白ごわんのみで喰うことが出来ゆごわん好きを自認しているので、ごわんが臭いのは我慢ならないのだ。とばっかり思っていた。そして確かに、この非常時用食糧のごわんは、臭かった。ビニルのによいがする感じです。決して味やによいを食べ物に移さない、金食器で頂きたいところだ。たとえ災害のまっただ中にあったとしても金食器でごわんを頂くくないの余裕を持ちたいと思う。

が、食べられたのでした。作っているのを面白がって見に来た数人に、ひと口ずつ食べてみてもらったのだが、皆一様にひと口でもう要らぬとゆう。それを、全部残さずきれいに食べ切ることが出来たのであったよ。うわあ。これって、カレーの手柄か? 多少臭い飯でも数多く含まれているスパイスのひとつ、ハーブの仲間とでも看做す力をカレーは持っているのか?

とちょっと思ったのだが、おそらくはきっと違う。をかべの順応性の賜物であろうゲです。「これしかないんだからこれを食べなさい」と言われたら食べられるように生きているのだ、きっとね。そしてそれは本当の極限状況に於いてのみならず、「賞味期限切れちゃったんだから早くこれを食べなさい」って程度のシチュエイションですら機能する、とても適応範囲の広い食欲を有しているとゆーことだろう<ヒトゴトかよ。

そしてそれに応じて味覚も鈍らすことが出来るってーのは、これは才能だ。ぎゃはは。美味しいものがある時には美味しいものを、まずいものしかない時にはまずいものを、文句を言わずに満足して喰おう。自分が喰わなければ捨てられてしまう運命にある食べ物は、腹に入る限り、代替の食べ物が用意されていない限り、喰うぞ。結構縛りはきっついのだが、今日のこの状況こそがそれであったとゆーことぢゃ。

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『ネスト』とゆー洋画の試写状がFAXで届いたので、ゆく。原則、試写室に赴く前にその映画がどんなものであるかは知らなくって構わないと思っている。どーせ観るのだ。だからFAXに書かれていた情報は一切読まぬまま、向かったのです。いつものことぢゃが。

到着してみると、「10月か11月から渋谷東急のチェーンで公開」とゆうことで未だプレス資料は出来ていないようでした。シートに腰掛け、待つが、プレス資料がないのでどんな映画だか全然判らない。判っているのは『ネスト』とゆうタイトルだけだ。上映前のプロモータさんのMCにちょっと期待していたのだが、そこで明かされたのは驚愕すべき事実であった<最近「驚愕すべき」多いな。なんと、『ネスト』とゆうタイトルは『スズメバチ』変更になったのだそうだ(笑)。ぎゃー。覚悟し用意し期待するための唯一の指標であったタイトルの変更を告げられ、30秒後には、それがいったいどこの国の映画かすらも判らぬまま『スズメバチ』の上映が開始されたのであった(にっこり)<もちよんタイトルの表記がはたして『スズメバチ』なのか『すずめばち』なのか『雀蜂』なのか、これらのミックスなのかは判らないのです。

読まずに出かけたそのFAXを、会社に戻ってから読み返してみるとこんな内容の映画であることが判明したよ。

●『ネスト』 10月 松竹系
監督:フローレン・エミリオ・シリ 出演:サミー・ナセリ/ブノワ・マジメル
『ドーベルマン』『クリムゾン・リバー』に続くニュー・フレンチ・アクション決定版!
壮絶なノンストップ・サバイバルが今、幕を開ける!!

そっか、舞台だったストラスブールって街は、フランスだったのかにゃ<最後まで国名が判ってなかったのか! ってゆうか本当になにも情報を入れずに映画を観ると、そおか、このよーに「アクション映画」であることを認識するのに映画の半分くないを要すると、よく解った。きゃん。きゃんと言いつつ、しかし今後も事前に紹介FAXを読むことは、すまいぞ。

 7/9 魔法がどのタイミングで解けるか、も問題かも

レポータの福岡とアナウンサの美香さんが、歌舞伎町で遭遇した街娼の話をしてくれます。なんか、とんでもないレヴェルのおばはんがいる、とは福岡さんの報告です。ほう。もしかしたら、それは、セックスをすると魔法が解けて美人になるとゆう街娼なのではないか。さぁ、ここで考えるべきはどっちを選ぶかだ。

  1. すげー醜女の街娼で、セックスをすると魔法が解けて美人に戻る。
  2. すげー美人の街娼で、セックスをすると魔法が解けて醜女に戻る。

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プレイガイドの前を通る時チェックしたら、先週のロト6では1等が出なかったようで、キャリィオーヴァが久ヴぃさに2億を超えているぞ! わぁ、買わなきゃ。いつも買う同じ6つの数字をまあくシートに書き込み購入だ。…と、気づくと、先週の当選数字のうちの小さい方から3つが、今買おうとしている小さい方から3つと一致しているではないか。わっ。先週買っていたら“数字3つ当たり”賞だった訳だ。わあ。

ロト6で興味があるのは1等だけなので“数字3つ当たり”が果たして賞に値するのかどおか知りません。知りたくもないし。そして、先週出たばかりの3つの数字を含んだ6つの、いつもの数字をやはり買うのであった>しかもいつもどおり2枚ね。「先週出た」くないで買う数字を替えるほど弱い意志ではない。そして、どの数字も同じように出る確率があるのなら、「先週出た」ことが「今週出る」ことに影響して来はしまい。さらに「先週出たからなあ」との理由でこの数字を外して来るマンばっかりでいてくざさいプリーズ>自分以外の購入者の皆さま。さぁ、4億超(願わくば8億)を独り占めなのだ! うははうははは。

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平山秀幸監督作品『笑う蛙』のマスコミ試写にゆく。大塚寧々奥さん役をやっているよ。『うつつ』といい、ああ、大塚寧々の奥さんはいいね(にこにこ)。いい女優だと思うし嫌いではない、けど女性として見た時にマッサキに名前が挙がってはこない、って位置に大塚寧々は(をかべのランキングの中で)いるのだけど、恋愛とか結婚対象とかって辺りを全部すっとばして、奥さんとゆう立場で判断すると、ああ、いいね大塚寧々(笑)。恋人でもお嫁さんでもなく配偶者キボンヌだ。…むづかしいことを言っていますか?(笑)

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夜は名鉄東宝1にてヒュー・グラントの映画『アバウト・ア・ボーイ』の完成披露試写でした。終演が21時前なので、タワーズの江南でラメーンを食べて帰ろう。期間限定の冷やしつけ麺と、餃子と、にらもやし炒めをオーダする。同時にオーダすると出来た順に出て来るのがこの店のならわしだ。隣の客なんて、食べ物が何一つない状態でビーユをもう半分も呑んでしまっているほどだ。つまりビーユは、食べ物が出て来てから追加オーダするのが正しいと判る>今日は呑みませんけどね。

さて、上のみっつのメニュのうち最初に出てきたのは冷やしつけ麺でした(笑)。おいおい、炭水化物がトップかよ。そして餃子、にらもやし炒めの順です。幸いなことに、一種類を喰い終わったら次に進む、とゆう懐石料理ふうの喰い方を習得している(うはは)ので、まずつけ麺を全部喰い、冷めて喰い易くなった餃子を一気に喰い、にらもやし炒めはゆーくり喰ったのであった。美味しかった美味しかった。美味しかったけどそれぞれ違う店で喰っているかのよな気分になるね、この“素材とか味の濃い薄いとかを喰う順番の考慮にまったく入れず一品ずつ喰い進む”喰い方。

Gacktヌドー写真の載った雑誌を買ってきた福岡が「Gacktは一日一食なんだって」って今朝教えてくれたけど、Gacktの真似をして一日一食の生活に切り替えるのは明日以降にして(にっこり)、今日は昼間にモスも喰っちゃったことだし、江南で満腹になったけどスタバクで抹茶クリィムフラペチーノのグランデを買って飲み飲み会社に帰ろう(にこにこ)ってゆうか(げふー)。

そして台風で明日の未明にじでん車での出社が困難になっていると困るので、今夜はCBCに泊まるのだった。わあい。汗くっさんなのだけは嫌だが、わあい。くい〜ん。

 7/10 どんな背の高い建物もすべて平屋(天井が高いだけ)とゆう企画はどうか<何の企画か

クーラのない自宅よりは過ごし易いCBCの空きスタヂヨでも寝汗とゆうのはかくもので、目覚めるとシャツがぢっとりしているのです。以前もらって、あまりのデザインに封も切らずにとってあったTシャツの出番が今こそやって来た。制作部で着替えようぞ。黒地のTシャツで、胸の部分に「密売」って文字が書いてある奴だ。ぎゃー。一日だけ着て捨ててしまって惜しくないと思ってはいるけど、惜しくはないけど勿体ないからおろした以上はおそらく今後、自宅で寝間着として着ることになるであろう>密売Tシャツ。誰に見せるでもなく「密売」の文字は胸に書かれてあるのだ。

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台風6号の接近で公共交通機関に乱れが出ていると報道しているが、公共交通機関によだれが出ているの希望だ。だぁだぁ垂らしながら走る700系のぞみの勇姿を思い浮かべて頂きたい。公共交通機関はお母さんに拭いてもらうように。

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立地条件によって床上浸水をしたり床下浸水をしたり、方々で台風による被害が報告されているのだ。だいたい建っている高さが違うのに、それぞれの建物ごとに1階だの地下1階だの名付けているから紛らわしい。例えば、南山大学地下2階の窓からはテニスコートを見下ろすことが出来ると聞く。そもそも「地下2階に窓がある」時点でパラドキシカルだが。

つーことで、今後は標高に応じて階数を定めたらどおか。海抜0メートルに建っているのが1階だ。海抜3メートルからが2階だ。なんかまたもやかつて浮遊研究室で披露されていたカウント法にかぶりそうだが気にすまい。海抜60メートルの土地に建てたビユは、入ってすぐのフロワが既に21階になるのだった。いかにも、浸水しなさそうでしょう?

そして富士山の測候所たるや平屋で建てても1256階だ。浸水しなさそうな日本一ですね。

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ャン=リュック・ゴダールの1967年の映画『ウイークエンド』のマスコミ試写にゆく。ゴダールの映画は難解だと言われたり、これまで何本か観たけど理解出来ないあまりにねぶくなったりすることが多々あったが、今日のこの映画でほぼ解った。こいつは好き勝手出鱈目撮っているだけだ(ズバ)。あらすぢを決めておいて、ストーリィの流れの中に変なエピソードや異質な登場人物をどんどん送り込んで来る。思いついたおもろいことは全部ぶち込まないと気が済まないタイプなのだろう。そして当然、観客に解ってもらおうなんて微塵も考えていないにちまいない。映画の中で主人公が「なんて映画なんだ。気違いばかり出てくるではないか」と叫ぶとヒロインは「出演を承諾したあんたが悪いのよ」と突っ込む、そんなシーンが今日の映画にはあったぞ(笑)。出鱈目やっていることを自分で解っているのだ、ゴダールは(まぁ、当然ですけどね)。

つまり、ゴダールの映画は、理解しようだの分析しようだの思ってはいけない。観る前にあらすぢを読んでおき、映画の中で起こるエピソードはすべて独立したものであると受けとめ深く考えず、自分の趣味に合ったものは面白がって観賞し、つまらないくだりでは寝ていればよい。それこそが正しい接し方であろうよ。

なにはともあれ、こんな制作姿勢で1967年からゴダールは映画を創って来たのか。それをもてはやされ賞賛されて来たのか。そりゃあ、増長しつけあがりいい気になって、自分勝手にひねくれた映画を喜々として撮り続ける訳だよ(笑)。

「あらすぢを読んでおかないと解らないような映画はだ」と思っているが、しかしまぁこの場合は常に「あらすぢを読んでおかないと解らない」映画を撮り続けているっつーことでその一貫したスタンスに敬意を表し、対ゴダールルールと認めて、あらすぢを読んでから映画に臨むとよいでしょう。

 7/11 新しいテレヴィを接続するために部屋を片づけることを想像するだけで、もう死にそうです

テレヴィが壊れた。ぎゃっ。

朝4時に大音響とともにスウィッチが入った。メザマシ代わりオンタイマを設定しているのだ。いっぺんテレヴィを消し、布団の中でちょっと考える。あと15分は寝てもオッケィだろう。オンタイマを、4時15分に設定し直して二度寝しよう。これが毎朝起床時の習慣です。オンタイマを設定するには一回テレヴィを点けないとなりません。オン。…画も、音も出ない。あれ。ケーブルテレヴィのチャンネルがに入ったかな。チャンネルを替え、テレヴィ本体のヴォリウムを最大に上げてみる。真っ黒のままだ。うわ、これって、テレヴィが死んだってこと? つい1、2分前に点いたのに、あれが最期だったってこと? うわあ、明日から困る。今日、テレヴィを買ってこないと。

そう思いつつ二度寝して、オンタイマも働かぬまましかし4時35分にはぱっちりとメガ覚めました。おはにょう!おはにょう!

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テレヴィが壊れたのなら、買わなきゃ。いくらそんなに観ないとは言え、テレヴィがないと困るのだ。一番困るのは(起床時もさることながら)ヴィデヨの操作が出来ないとゆう点だ。

今現在、レギュラでヴィデヨ録画しているのは

  1. 朝の番組のレポドラの出演する中継コーナ(S−VHS・標準)
  2. 『ハロモニ』の全録など、モー娘。出演番組(VHS・三倍速)

の二種だけ。今日は野原の中継を録るためにS−VHSのテプーがセットしてあるのだが、テレヴィが死んでいるとゆうことはもうこのテプーは入れ替えられないってことなのだ。出したら最後、前の録画分のケツを出すことが出来ない。モー娘。用のテプーに入れ替えても同じこと、前に録画した分のケツの方に重ねて録画して消してしまったら、その方が泣いちゃうよ!

そうか、最悪、モー娘。の録画をすべて諦め、今後入っているS−VHSのテプー尽きるまでレポドラの中継を、デッキからテプーを出すことなく録り続けている間は、新しいテレヴィは届かなくってもなんとかなるってことか。

あ、もっといいことを思いついた。テレヴィからは画も音も出ないけれども、ヴィデヨデッキイヤホンジャックにスピーカを繋いで、音だけを頼りにテプーの頭出しとか、次に録画するための操作を行えばよいではないか。文字どおりめくら録画になるが。

もちよんそんな録り方をしたテプーを、テレヴィが壊れている限り観ることは出来ない。だが、ヴィデヨって、録り残すことが目的であり、観ることはほとんど必要ではないのだ、をかべの場合。だから、これで、いいと言えばいいかもしれぬ。少しだけ「早くテレヴィを買いにゆかねば」もおどが緩和されたのであったよ。

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午前中はネタ会、昼から『スチュアート・リトル2』『ラッキー・ブレイク』のマスコミ試写。これらを済ませたのち、18時半にヤマダ電器へ行ってみる。ヤマダ電器に入るのははぢめてです。

以前「ヤマダ電器では、正札から必ず値引きしてくれるから“これは幾らになるのか”を問え」とのアドヴァイスを貰ったことがある、それを試してみるのも今日の目的のひとつです(にこにこ)ってゆうか(キリドキリド)。2階のテレヴィ売り場に向かう。家の狭さとテレヴィを置く位置のスペィスを考慮して、14型しか買えません。そして予算は1万円だ(にっこり)。ちっさいテレヴィとはいえ、1万うん千円のものが多いぞ。9900円ってのは一機種しかない。そっかー。やっぱでも有名メーカのを買った方がいいのかなあ、それとも9900円の知らないメーカのテレヴィを、壊れたら買い替えるってゆー考え方で選ぶ方がいいかなあ。

普段、店では決して出さない「店員こいこいオーラ」を出していたら、ひとりやってきたよ。「テレヴィが壊れたので今日にも新しいのが要る」と伝え、買う気のあることをアッピールしておく。その上でいくらまで安くしてくれるか尋くのだ。「はぢめての値下げ交渉」です。キリドキリド。

9900円とか1万4000円とかの正札には書かれてないが、2万5000円SONYのテレヴィの正札には「この値段より値下げします」と赤字で入っているぞ。ああ、渡りに船だ、これを尋こう。「これって幾らになりますか」 店員は電卓で2万3000円を提示してくる。…そっかー、それくないしか引いてくれないのか。なんか値引き交渉に萎えるよ<ずばっと半額以下になるかと思っていた人はだれ?(笑) 落ち着いて考えてみれば1割近く値引いてくれているのだが、なぁんだ、たった2000円ばか得をするために、したくもない店員との交流を持つなんてえのは願い下げたい。

つーことで「を持っている友達に連絡をとってまた来る」と大嘘を言ってその場を去ろう。店員は売り上げノルマがあるのか、名刺を渡してきた上に「是非、今日中に買いに戻って来て欲しい」と言うのだった。つくづく、こんなにアクセスを密にして来る店は嫌いだから、きっともう来ないことであろう<ヒトゴトか。正札が安い店を探して、その店の言い値で買おうと思います。

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トレーディングカード麻雀牌ヴァーヂョンはどうだろう。ひと袋に一枚、牌が入っているのだ。全種揃えると麻雀が出来るよ。そして、例えば三萬5枚集まっちゃったら、1枚を友達の四索とトレードするのだ。自力で全部集めるのはかなり困難で無駄が多いだろうから、トレーディングの名に相応しいと思います。

 7/12 原子力フォトニックが感動です(にこ)<『タイムマシン』

朝4時に、まるで紙に書いた「起きろ」の文字を見せられたかのように静かに目覚めました。目をつむっているとゆうのにね。それくない、目覚まし時計だけでの起床は物静かです。でも、起きれるんならテレヴィは要らないかなとちょっと思ったりする。

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今週は月曜から今日まで、5日間連続でおひゆごわんはモスでした! うおー。いちーち毎日日記に書くのも鬱陶しいだろう(読む側がね)と内証にしていたのだが今日こそ明かそう。連日、「ナンタコス」と「豆乳と牛蒡の冷製ポターヂュ」を喰い、日によってここに「コロントのカレー」を足したり「ナンカレードッグ」を追加したりする昼食だったのだった。のちに“ナンタコスな5日間”と呼ばれることになる週を過ごしたのであった。

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『タイムマシン』のマスコミ試写にゆく。入り口でプロモータさんに「予告編の映像がかっちょいいですね。楽しみです」と声をかけると首を捻っておられるのだった(笑)。うわ。そんなとこでヒントをくれなくっても(苦笑)。なんでもかんでも自分とこの配給の映画を全部“素晴らしい作品”って言って憚らないプロモータさんよりは、信頼できるかもしれないけどもなあ。

つーことでかなり覚悟をして観た『タイムマシン』は、覚悟の故でもあっただろう、面白かったのでした。これはね、『ファイナルファンタジー』と同じように、タイトルと内容を分けて観るといいと思う。観客は「タイムマシンとゆう言葉で想像できるすべてがこの映画にある」と期待するのではないか、しかしそうではないのだ。この映画は「タイムマシンが出て来るこの話のタイトルを『タイムマシン』と決めた」だけなのだった。このタイトルのつけ方だったら、例えば『バック・トゥ・ザ・フューチャー』だって『タイムマシン』ってタイトルで構わない訳だ。タイトルにはその程度の意味しかない、と早いうちに判断して、物語の展開そのものに身を委ねれば、この映画は楽しく観られようゲって作品なのでした。ああ、さんみたいに、“物語が完成してからタイトルを決めるほど大変なことはない。最初にタイトルを決めておけば、そのタイトルで表現されるものさえクリヤすれば、あとは自由に展開できる”って考えに基づいた映画だったのかもしれない(にっこり)。

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引き続き『人妻』のマスコミ・業務試写を観て、今日はせっかく名駅近くの試写室まで来ているってことで家電ショップEIDEN21に寄ろう。テレヴィを見るのだ。「見る」と「観る」を書き分けている理由がここで活きている。

案の定、店員が全く寄ってこない(にこにこ)。ベストではないがベターです。ベストな店とは「売りつけよう売りつけようとしない店員が純粋にデータベースとしてアドヴァイスをするために存在する」店、だけどそんな店はない。つーことで自分の力で買おうと思う機種を選ぼう。

観察の結果判明したことには、14型のテレヴィに限って言えばモノラルステレヨになると1万円値段が上がるらしいぞ。そうか。ここで1万円ばかを惜しんでいる理由は、これから死ぬまで今買うテレヴィと添い遂げる気がないからだ。そのうち広い部屋で、でかいモニタで、ホームシアタ展開をする生活が、いつか来る。それまでのつなぎのテレヴィを買うだけだから、ここで金を沢山払う考えはないのです。ちなみに「そのうち」ってのは「ロト6で8億円当たったアカツキには」であるが(そればっかりか)。

ブラウン管のテレヴィより、多少金を出しても液晶モニタのテレヴィの方がいいかな、との思いもよぎるが、それを押しとどめる理由はあった。本当に今、各マスコミは東海大震災への備え方面へ力を入れているのだ。例えば、これまでは地下の駐車場にとめてあった車輌の半分を、地上の駐車場へ移した局があると聞くほどだ。いや、そんな、地下駐車場からの出入り口が潰れるほどの大震災では地上の駐車場だってどーなるか判ったもんぢゃないし、と思わぬでもないが。ともあれ来るであろう地震が揺すると、棚からものが落下してきた場合、液晶モニタテレヴィよりブラウン管テレヴィの方が丈夫い感じです。買い替えるにも安いしね。

店員さんが全然来ないので口を利くことも買うこともなくEIDEN21を離脱。次は、家から一番近いギガスに行ってみよう。

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20時半過ぎにCBCを出て、閉店の5分前にギガスに着く。14型のテレヴィの何機種かに「ケーブルテレヴィ対応」とか書いてある。それも1万2000円とかの安い奴ばっかりだ。ちょっと高い、1万9000円のSONYフラットタイプなんかはケーブルテレヴィ対応ではないゲです。閉店間際で全然やる気のない店員を呼び止めて、ケーブルテレヴィに繋ぐのだったらケーブルテレヴィ対応の方が望ましいのかどうか、尋く。「ええ」だそうだ。ふぅん。

しかしケーブルテレヴィ側だって、ケーブルテレヴィ対応のテレヴィにしか接続出来ないシステムでは困るだろう。そう思うと逆に、ケーブルテレヴィに対応していないテレヴィの方が互換性を持っていて、だからこそ高価なのでは、とちょっと思う。うーんうーん。店員は、一言答えて行っちゃったので、まぁ今度本当に買いに来た時にその辺を尋こう。今日のところはこれくないで帰りましょう。既に入店した時から館内放送で蛍の光が流れているのだ。

この店なら、自宅まで歩いて30分はかかるまい。じでん車で来ず、歩いて来店しテレヴィを買って、抱えて歩いて帰ることにすれば誰の手も借りず“車を持っている友人”に借りも作ることなく、テレヴィを運ぶことが可能ゲだ。ふむ。その方法で、今度買いに来ようかなと思います(にっこり)。死ぬ時には、貸しを沢山作ったまま死にたいと思うマンなのであった。

 7/13 重力が作用するには軽すぎる

がざーざー降っている。何カ月ぶりかで親父がゴユフに行っているのに可哀想です。つーことで、昨日計画した「歩いてギガスまでゆきテレヴィを買って抱えて歩いて戻って来る」のは出来そうにない。天気がいいいつか、テレヴィを買いにゆこう(笑)。

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ヴィデヨデッキに接続している自室のテレヴィはぶっ壊れたが、1階のテレヴィは観れるので観ております。ちなみに「だったらヴィデヨを1階のテレヴィに接続したら?」とゆう疑問も生まれようが、我が家が契約しているケーブルテレヴィのインプットはまずヴィデヨデッキに入り、そっから家中のすべてのテレヴィに配信する接続になっているのでヴィデヨデッキを移動させることは出来ない仕組みなのであった。つーことで1階でパソコを打っている間はテレヴィをちらちらと観るのだ。

ナイキのCMを観ていたら、バスケットで打ったシュートをゴーユに入る直前に背の高い選手が止めてしまう、とゆう実写フィルムをやっていた。あ。あのタイミングで止めるのありなのか。だからこそのダンクシュートの発明なのか。重力なんて信じてないで自分から入れにいかないといけないのだ。最近、コーヒィミルの刃にコーヒィの油がこびりつき、なかなか挽けない。10分とか、ハンドルを回す時もある。そーゆー時つくづく、重力ははたして本当にコーヒィ豆に作用しているのか疑問に感じる。もっと強制的にコーヒィ豆を押さえつけるミルキボンヌだ。

巨大なキョロちゃんが出動して、滝に落ちそうになる仔犬を救うCMも観た。キョロちゃんはのくせに背中にロケットブースタを背負って、それで飛行するのだ。鶏とかドードーとかモアとか駝鳥に、教えてやりたいテクノロヂィです。若しくは、くちばしがあるからてっきり鳥類だと思っていたが、実はキョロちゃんはかものはしの仲間だったのかもしれない。

 7/14 機器の接続ってヂグソーパズルが得意な人は得意だ、と言ってよい?

ついにテレヴィを買いにゆく。一番大きい理由は「テレヴィでも買いにゆかないと今日の日記に書くネタがない」だ。ウェブで日記をはぢめてから、自分の行動が果たして「書く」に値するものかどうかを計るくせがついて来ているのだった(笑)。それが望ましいかどうかはともかく、自分の行いを解析し書き留める習慣をつけるってのは創作者にとってはプラスに働くかもね、と思います。その割りに日記の出来が上達しないのは何故だ。

じでん車に乗ってゆく。よいことを思いついたのだ。買ったテレヴィを、じでん車のサドルに乗せて曳いてくれば抱えて来るより楽だろう。らんらん♪と、10分弱でギガスに到着。

「ケーブルテレヴィ対応」のと「そうでない」のとどっちが好ましいか、店員に尋こうと声をかけると、直後にその店員のトランシーバが鳴り「呼ばれましたので、済みません」と行ってしまうよ(笑)。本当にギガスは商売っ気がない。仕方がないので別の店員を捕まえて尋いてみる。案の定、ケーブルテレビ対応だろうがなかろうが、ケーブルテレビに接続する分にはなにも変わりはないらしい。そっか、では、あとは値段だけの問題だ。12800円のテレヴィにはアイワのとサンヨーのとシャープのがあるよ。「どれがいいですかねぇ」と尋いても店員は「デザインと色で気に入ったのをお選びになれば」としか言わない。そりゃあ、そうだ。自分でどんな機能を必要としているか判らないものを、店員に判断できる訳がなかろう。

だったら問い方を変えよう。「シャープって、いいイメィヂなんですけど」だ。「目のつけどころがシャープだね」でインプットしているのだ。本当に、メカとか機械とかに興味がなくって、教えられたことは知っているけど自分から情報を得にゆこうとはついぞ思わないマンなので、電器メーカのよしあしなんて見当もつかない。“今まで使っていたテレヴィがヴィクタだったのはヴィデヨがヴィクタだったから”ってくないの判断基準でしか買い物をしないのだ。それが今回はアイワ、サンヨー、シャープの三択なのだった。貴女ならどれを選びますか?

店員の答えは「(渋い顔をして)シャープは、自分とこで造っている訳ではないですからねえ」だった。え。そおなの。目のつけどころがシャープだけどそんな風なのか。だったらアイワかサンヨーかだ(笑)ってゆうか(言いなりか)ってゆうか(言いなりにならないのなら尋かないってば)。せっかくなんで「ケーブルテレヴィ対応」の方の、サンヨーのを買います(にっこり)。

レヂでは「ポイントカドーを持っているか」だの「作ってやろうか」だの言ってくるが、こんな店を贔屓にする気は金輪際ない(笑)ので要らぬわ。じでん車のサドルに乗せてころころ転がし、家に着く。さぁ、埃まれけの旧テレヴィを引っこ抜き、買って来たテレヴィと入れ替えるのだ。

裏を見て思い出した、旧テレヴィは接続ケーブルを剥き出して木ねぢで留める方式で繋いでいたのだった。新テレヴィ用に接続ケーブルが要るやんか。再度じでん車を駆ってギガスへゆき接続ケーブルを買って来る。今回は帰りもじでん車にまたがれるので速いよ。しかし接続ケーブルが828円でよかった。所持金がそもそも15000円しかないところへ消費税込み13440円のテレヴィを買って、もしケーブルが1500円とかしたらやヴぁかったよ。ふー。お金が足りたお祝いに帰りがけにキャラメル味のソフトクリィムを買い食いしました(にっこり)。

この手の機器の接続に困ることはない。「嵌まる形のヂャックに嵌まる形のケーブルを差し込めばよい」のだ。ああ、ヴヂ、新しいテレヴィが点きました。画面が綺麗だ脳。新品だからだ。つくづくよかったと思うのは、壊れたテレヴィの画面の汚れを拭いてなかったことだ。今年に入ってくらいからずっと、テレヴィの画面が汚れてて観づらいなあ、雑巾で拭かないといけないなあ、と思い続けて来た。しかしテレヴィ周りにはCDだのヴィデヨテープだの雑誌だの本だの月が変わったので破ったけど捨てられずにいるアイドルカレンダだのが堆積しており、容易には近づけない状態になっている。だからずーっと躊躇し続けていたのだ。よかった、拭かなくって。拭いてすぐに壊れていたら悔しかったろう。テレヴィが壊れた顛末の中で唯一の光明です。

そして新しいテレヴィをセットしたのちは、ごみ類はかつてあったように元通りに散乱させ、やがてその上にも新たなアイドルカレンダが積まれ、当分、数年は移動されることのない層を築いてゆくことであろうよ。なんてゆうか、そのうち掃除しよう。この場合の「掃除」は「要らないものを分けて捨てる」にホカナラナイのだが。そのうちね。

 7/15 映画を、「映画のコスプレをしている人たちが演じている」と思って観るとゆう姿勢は、それはどうよ

朝10時から『スクービー・ドゥー』のマスコミ試写。カートゥーンネットワークでおなぢみのアニメの実写版です。先週発売の週刊文春に、アメリカでは『マイノリティ・リポート』より立ちわがりの収入がよい、とか書いてあったのを読んで、しかしなお「アメリカ人は昔っからアニメでこれに親しんでいるからだろうな」とちょっと信用せずに臨む。

そもそもハンナ・バーベラ頭身の高いアニメは好きぢゃないのだ。『スーパースリー』とか『チキチキマシン猛レース』とか『どら猫大将』とかなら好きなんだけどね。それに加えて、どーせ子供騙しだろうと覚悟をして観はぢめるのであった。

たら、ああ、これなら面白いです。テレヴィのアニメシリーズを全然知らなくても観て楽しいだろう。眼鏡っ子の優等生タイプヴェルマを、予想外に胸がでっかいお姉ちゃんが演じていて萌え、ってのが一番の収穫でしたね<そんな点かよ。こーゆー“黒ぶち眼鏡でダサい”女の子キャラを実写にする場合は原則として「眼鏡を取ったら美人」を設定するものなので、その娘が胸がでかいってんだったらそれは言うことなし、ですね(にこにこ)。

ああ、アニメのコスプレをした人たちのお芝居を、観ているつもりで楽しんでいたらしいな>自分。

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13時半から邦画『DRIVE ドライブ』のマスコミ試写。「ジョビジョバを起用するような映画」というヂャンルがそろそろ確立してきた頃だろう、そのジョビジョバが出ている映画でした。『スペース・トラベラーズ』とか『ショコキ!』とか『アドレナリンドライブ』なんかの仲間ですね。ジョビジョバの芸風を面白がる映画監督が面白いと思って作った映画、って意味ですが。こっち系の映画は、往々にしてギャグ方向に傾き過ぎる危険を孕んでいるのだが、これは大丈夫。いいバランスを保って、ギャグが映画の邪魔になってませんでした。

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16時からフランス映画『ル・ブレ(原題)』のマスコミ試写。ほら、またなのだ、邦題が未だ決定していないうちの、マスコミ試写です(笑)。タイトルが決定したアカツキにはちゃんとしたプレス資料をお送り致します、とか言われてしかしフルカラーでちゃんと印刷された、但しカタカナの邦題部分に“(原題)”とつけられたプレス資料(たぶん第一稿)を頂きました。

この『ル・ブレ(原題)』には、『アメリ』リュシアン役を演じたジャメル・ドゥブーズが出ていたよ。わーい。やっぱきそっち路線の俳優ってことなのだろうね、今回も抜けた役をやっていました。そして、どうやら本当に右腕はないみたい。もし、『アメリ』でも『ル・ブレ(原題)』でも物語的に必然性のない右腕のない役をしていながら実はちゃんと右腕がある、なんて役者だった場合は、それは広田玲央奈があごにほくろを描いているのと同じ、俳優としての方向を自ら設定しているってことだろう。わあ。どんな売りだ。


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