2015年に読んだ本々

『黒猫の三角』森博嗣/講談社文庫〔2015年1月22日第24刷発行〕
 メーンの事件のトリックと犯人とトリック発きは、覚えていた!ので、すいすいすい読めるし先が解っているので表現に氣を配りつつにやにやにや文章を楽しめて宜しい。にしてもそれ以外の事件の理由とかはけろけろけろっぴ!と忘れていたので、それはそれで、初読のように楽しい(笑)。僕は、ああ、十数年とか間を空けて、ニド読んだりするべき!と今日も思い知る。そうして425ペヂー7行目のじょうごはじょうろですよね?<誰に尋いている?15.02.05
『その女アレックス』ピエール・ルメートル(橘明美 訳)/文春文庫〔2014年12月5日第6刷〕
 第6刷にもなって「手を大きく降りながら」(343ペヂー)て!直せよ!?(悲鳴) はっっきしって、ピカレスク小説だ。つまりすなーち、推理ものでもないし、捜査もの?とも思ってもいたが、ちゃんと冷静になって考えたら捜査陣にここまでの細かい設定は要らないよね?<読み終わったならではの感想!!<まあ、それも含めてーの、ミスディレクシオンこそがこの小説の肝かもしんないけどもさ とりま(とりま言うな)、アレックス役はざわちんで。15.01.19
『夢の旅』たむらしげる/静山社〔2014年11月28日初版第1刷〕
 扉があって、見開き2ペヂーの本文を読み進むと見開きのカラーイラストがあって、めくって次の1ペヂーで終わる、という1編が6ペヂー構成で15編が収められた短編集で、ちょう!分量が僕に合ってる! 発想もさることながら、終わり方が、ほんっとうに読めない!<まあ、ルールも「読み進む」以外に想像のしようがない訳で、すべて委ねて読むんだけれども つまり、全部が思いもよらないのだ、これってすなーちミステリィ小説でしょう!? こーゆーのを慾していた! 読むと、調査と旅がしたくなる。そー思わせるわくわくわくに充ちている。こんなご本、ちょっと今時、ないよ!?15.01.23

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