『アイス・エイジ3/ティラノのおとしもの』
- 恐竜をこの絵柄でデホルメして見せてくれたのは素敵。つまり主人公たちのデザインにはもう飽きた、つーかそもそも異形にデホルメし過ぎてて前から嫌いだったのだけどね。あと、前話で氷河期の終わりの訪れみたいな展開になったのを全部なかったことにしてるのはいいのか(笑)<そんな緻密なアニメイションでもないから、いーのか。
『愛を読むひと』
- なんだこの考えなしの馬鹿男はッ! 馬鹿を観ゆために僕は映画を観るのではないッ!!
『悪夢のエレベーター』
- 発想とかストーリィとかは冷静になって思い返してみると、いい。キャスティングもいい。「どんでん返し」があるよ、とゆう作りがちょっとかなり頂けない。途中であらかた全部読めたもの、せっかくの展開を、答え合わせのように観てしまうもの。勿体なかった。フツーにこの話を、発想を面白がるように観たかった。そうゆうふうに語ってくざさい。どんでんとか要らないから。
『アサルトガールズ』
- 実写版のモンハンだし実写版の『サマーウォーズ』だ! それを黒木メイサとか菊地凛子とかがアバター役で演じている訳で、萌え〜♥ 尺が70分とゆーのもよしッ。こいなけのCGを駆使しまくってこの落ちとゆーぬるさもよしッ!
『新しい人生のはじめかた』
- エマ・トンプソンの図体がでかい!とゆーことにダスティン・ホフマンと絡ませることで氣づかされたよ! そしてキャラクタ的にはいつもの、ベースが美人な分際で地味にして∩やつれているんだ、図体がでかく疲れている綺麗な女の人が終いには幸せになる映画は、いい映画。
『アドレナリン:ハイ・ボルテージ』
- 馬鹿ッ!!!(笑) 今度は人工心臓にチャーヂし続けないと死ぬ話だ、わははわははは! 警官に取り囲まれてぼこんすかん警棒で殴られている時のチャーヂ法と競馬場でのチャーヂ法が! ぎゃははぎゃははは! ぎゃはは!
『あなたは私の婿になる』
- 嫌いあっていた男女がラヴに陥るものの眷属で、サンドラ・ブロックが年下の部下と偽装結婚しようと試みる話だった。犬が、鷲に獲っていかれるシーン萌えー。あとは特筆すべきでもない。
『あの日、欲望の大地で』
- よくここまで時間軸をいぢったな! 最初に呈示される場面が現代だから、過去のすべての問題はどーにか解決しているんだと判る訳で、その点では安心して観れたよ。フツーに時間順に並べてもいい話だったと思いますが。
『アバター』
- 尾田栄一郎が『ONE PIECE film STRONG WORLD』でやりたかった完成形がここにある。
『アマルフィ 女神の報酬』
- 戸田恵梨香はかわよい!(萌え〜) 途中は興味深かったけどラストまで観たらなんだこの解決は!と思っても、まあ、戸田恵梨香に免じて許してやろうかなと(笑)。しかし「銃を向けていうことを聞かせる」ってのは駄目だ、そんな奴はソッコーで撃ち殺されたらいいと思って観ているので、その後の展開のすべてが認められません。
『ある公爵夫人の生涯』
- 『ブーリン家の片一方』ではないか。キーラ・ナイトレイは、ナタリー・ポートマン主演の『ブーリン家』が先に公開されてしまって、我が身を憂いているのではと思わざるを得ない。
『アルマズ・プロジェクト』
- こーゆー体だから<体言ってやるな!(笑) 「これが出来る」ことを示したとゆー点で、評価されてもいいでしょう。映写技師の人はこの画を見ながらフィルムを切り替えるのはさぞかし大変だ、ヴィデヨ上映にしてあげて!と思った。
『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』
- 日本人ならこれを観よ!! よくぞこれを作ってくれた! なんて感動のラストなんだろう(爆笑)。
『アンダーワールド ビギンズ』
- 続編だけど何年ヴい? 前作をちっっとも忘れてしまって臨んだのだったが、さすがエピソードワンだけのことはある、これだけ観ても観れる。『スカイ・クロラ』の内容を忘れた時分に『ナ・バ・テア』を読んでもオッケイ!(またその比喩か!)ってーのほども、独立して観られる親切設計にまでは徹してなかったけどね。
『アンティーク〜西洋骨董洋菓子店〜』
- 4人の男性だけで構成されるケキー屋さんの話だ。ホモ話だからなんだけど、なるほど、異性間のラヴが入ってこないとあたかも子供が夢だけ追うみたいな描き方ができゆのかと解る純粋さが表現されていた。男女で展開させるとすぐにラヴ話に向かう、男女が要るのにラヴが排除されているストーリィはどっか歪んでるんではと思えてしまう、つーのは創作を穿って観すぎだとは解ってるんだけど、ひとまずはオール同性に揃えれば脇目を振らないでミッションやエピソードに当たれるのかと知れたよ。
『あんにょん由美香』
- ここまで掘り下げておいて、本人がここにいないつーのは、さヴぃしいし惜しいし残念だとしか思えない。つまり追悼の意味を含めて作られたドキュメンタリィとして大成功している。この映画は林由美香に観せたいだろう。観てどーゆーか聞いてみたいだろう。なんでもういないんだろう。
『アンを探して』
- ほんっ氣で石橋貴明の娘はヴ細工やな!(笑) 異国に独り行っておどおどして無口、とゆーキャラにマッチした配役ではないか<褒めてる? てか、個人的にはグリーンゲイブルスをもっとちゃんと観たかった。つーか『赤毛のアン』は基礎知識として入ってる客しかどーせ観に来ないにちまいないから、この程度の引用でぢうヴんだとゆーことにしてあるのかにゃとも思う。だったら『アン』を知らないとこの映画は駄目かも?かも。知らなくても観られるように作ってあるって時点で実は駄目かも。
『イエスマン“YES”は人生のパスワード』
- 「すべてにイエスと言うこと」とゆうルールを導入することで、ジム・キャリーに好きに暴れていい免罪符を与えた訳で、そんなん。面白いに決まってるぢゃんね。ガールズバンド「ミュンヒハウゼン症候群」萌え〜♪ ライヴがあったら行きたい!
『いけちゃんとぼく』
- 悪ふざけが鼻につく、のは、きっとサイバラの原作に忠実に実写化しちゃったからだろうよ、悪ふざけぢゃない箇所はいい感じなのにーと惜しんでも仕方ないと言えるか。
『板尾創路の脱獄王』
- 板尾の考えるおもしろを各所に嵌め込んでいるのだ、と完全に解るのはラストまで観た時点でだけど、だからどーせそんなこったろうと思って観た僕は正解だった!(ららら♪)
『一寸法師を記述する試み』《1977年》
- 落ちがあるとは。落ちを観て振り返って考えると、そこまでのすべてはこの映画内でのルールを示すためにあったのか、と思っちゃうね。
『いとしい人』
- ラストで明かされる選択は、伏線が敷きまくられていたとはいえ、意外でもあった。まあ、意外でなかったらこの映画を創る意味はなかったんだろうけど。結局何がしたくて、どーゆー心の安寧に落ち着いたのか?ってのが観客に委ねられて終わってる訳で、納得するためには人それぞれ、考えないといかんのであろう。
『犬と猫と人間と』
- 構成は事実とは違ってる可能性ももちよんあるけど、取材しつつ監督がどんどん学んでゆく体を採っているのはよかった。この問題って大上段から押しつけられるのもねとも思われがちだし。いい語り口を思いついたもんだ。
『いぬばか』
- 犬はかわよいが…。一番のクライマックスの売りたるドッグダンスもしょぼいし。なによりスザンヌの衣裳がしょぼい。ただ作ってみただけ、とゆう映画。
『イングロリアス・バスターズ』
- タランティーノだゆーからもっと極端にヴァイヨレンスでスプラッタを期待したのだけど、ちゃんと展開で面白く作っていた。展開で面白くてもなあ、と思わないでもない。試写でよく会う片2名は大絶賛してたけどね。
『インビクタス/負けざる者たち』
- きっと綺麗事に過ぎるんだろうことは見当がつくが、一国の長がこーゆー指導者だったらそれはよかろう!と思うよ。
『インフォーマント!』
- 心をモノローグで載せるとゆうのはフツーの手法だけどリワリティだったのは、行為と考えていることが乖離してる、つーかホカゴト考えてるって点でした。これ、フツーによく誰にでも起こってることなんだけど、この主人公のテキトーな性格を印象づけるのにはなかなか効果的で、いぢ悪な演出でもありました。
『インスタント沼』
- もっと『亀は意外と速く泳ぐ』寄りかと期待したが、やっぱき一旦『転々』を作ってしまうと『転々』テーストも入れちゃう訳かー、だからところどころ「外してる」と思わせちゃう(僕が思うってことだが)のは、どー考えても不利だと思う(僕が)んだがなあ。つーことで結論は、「笑いはむづかすい」だ。
『ヴィクトリア女王 世紀の愛』
- 18歳で女王に即位したら、そりゃ小判鮫が寄ってくるし、ニウトラルでいられるのも困難だろうとゆーのを観せてくれます。まあ、そいなけだ。
『ウィッチマウンテン/地図から消された山』
- またいろいろ足したなぁ(笑)。“『チャーリーとチョコレート工場』でバイオレット役をやった子”は、こーゆー毒にも薬にもならない映画に沢山出て、やがて頭角を現していくのだろうかなあと感慨深い。
『ヴィニシウス―愛とボサノヴァの日々―』
- こんなけ友人知人から面白エピソードが出てくる詩人の伝記映画だったら、そりゃあこーゆーインタヴュウをまんま繋いで流す、とゆう編集方針になるだろう。これドラマに仕立ててを役者に演じさせて撮ったら、こんなあり得ない嘘っぽいキャラクタはおるまいとゆー羽目に陥ったであろうから。最大の問題は僕がこの人を全く知らず興味もないって点である。いっぺんこの映画を観ちゃえば、次は、あああの人かと、起きて観ようとも思うんだがね♪
『ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜』
- 思ったよりか遙かにいい! 時代の雰囲気が楽しめたって感じがしました。広末涼子が好き。
『ウェディング・ベルを鳴らせ!』
- スラップスティックだ。例えて言うと、これが出来ゆのは日本ではドリフだけではないかな。延々と、ドリフの場面転換のあの軽快な音楽が鳴り続けている、って感じの映画です。
『ウォッチメン』
- スーパヒーロが組織化されて、たといばベトナム戦争にアメリカは勝った、とゆー世界の物語です。わはは。メインラインは犯人捜し、つーか事件の解明。語られるのは全面核戦争の回避方法だった。最初の取っつきの悪さはルールがすぐには解らないのと盛り沢山であるためだ。でも軌道に乗っちゃえばこれは凄いシナリヨとキャラクタ造型であったぞ。回数観れば観るほど、面白い、きっと。
『ウォレスとグルミット ベーカリー街の悪夢』
- この、クレイ人形をいのかす、とゆう凄いことに、慣れちゃった(笑)。だから内容勝負で評価を言うと、もっと意外性を期待したよ?になります。
『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』
- 松本零士でない時点で認める氣はない。この仕事を受けたすべてのアニメータと声優を軽蔑する。
『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』
- 『ワンピース』を実写化してくれてありがにょう!(笑) ゴムゴムの実の能力に関する考察が甘いけどな(笑)。
『ウルトラミラクルラブストーリー』
- 自由に創っておる。きっとルールなんてない。それが「ウルトラミラクル」の意味するところだ。創作って自由で、何をやってもいいんだよと思い出させてくれるが、座右の映画にはなり得ない。お取り寄せで生涯に一度だけ食べる珍味、みたいなもんかな。違うかな(笑)。切ないこと言うと「農薬を浴びて心臓が停まらないとはぢまらないラヴがある」だ。切なっ。その思想の呈示には価値があるね。そのシリワスさを覆い隠すための“自由”とも言えようけどね。
『ウルルの森の物語』
- 途中からファンタヂィにするのははっきり駄目だ。
『映画は映画だ』
- 映画監督を演じている俳優が江川達也にあんまき似ているので観終えてからプレスでチェキっちゃったよ。コ・チャンソクってゆう別人(笑)だった。韓国映画は相変わらずゆるく、ラスト近くに殺されかけていたあの状況からどーやって逃れてきたのかとか説明がないし、なんだか観客に優しくあれと要求してるなーって感じ。観たくて来る連中はきっとみんな優しいから持ちつ持たれつでやってけるってことだろうか。
『英国王 給仕長に乾杯!』
- チェコスロバキア映画の分際で、面白いコメディだぞ!(笑) つーか監督のイジー・メンツェルはこれを制作した2007年で69歳の分際で面白いぞ!(笑) 一例として「コインのばら撒き」のデフォルメぐわいを取っても、映画にはまだまだやれる鉱脈がフンダンにあると知れよう。
『エスター』
- 滑り台のシーンまでは面白がろうとしていたのでしたが。つーか、たかが滑り台になに怖そうなBGM入れてびびらしてんねん!と、そこが愉快だったのだが(笑)、そーゆー演出だったとはね。そしてこの真相は、予想外だったなあ。つーか冒頭の「3人目の子供を死産で亡くした」から真相に到るまで、これ、該当する立場の人は不快になるだろうなーと思ったスリラでした。スリラだから人の心の闇をモチーフにするのもしょうがないかな、と認めるべき?
『エル・カンタンテ』
- 有名だったっぽい(けどまっったく知らない)サルサ歌手がドラッグに溺れてそれでも売れて、しかし駄目になって死んでいった伝記映画。だからなに? よくあるよね、この手の話。
『黄金花―秘すれば花、死すれば蝶―』
- ぢぢばばのキャリヤの俳優陣に学芸会やらせるとは! 演じる方も哀れなら観る我々も辛い。
『大洗にも星はふるなり』
- また『キサラギ』のパッターン?と最初は辟易入って観はぢめたけど、うん、巧くて面白かった。でもやっぱきこれは舞台劇だなあとの印象が拭い切れはしなかったけど。あと、せめて戸田恵梨香はもっと最高級にかわよく撮ろうよ!
『狼の死刑宣告』
- ヴィジランテ映画ってゆうんだ、覚えましょう! まあ、今年はヴィジランテ映画の当たり年だからにゃー、そう易々とはやられませんよ? でも銃を売ってくれるおやぢのキャラ、萌え〜。こーゆーリフヂンも映画のノリの中ではあり。
『オーシャンズ』
- 小判鮫的な存在の多さに、うろこ<魚の。あと、魚が泳いでいる綺麗なシーンはやっぱねヴい(笑)<そんなことは『WATARIDORI』の昔から判っていた反応だ。シャコ vs 蟹とか燃えた。
『オーストラリア』
- 確かにタイトルを『オーストラリア』とつけるしかない物語だなあ。まあ、「ニコール・キッドマンのオーストラリア大冒険」の略ですが。きっとオーストラリアの人が観たら『ラスト・サムライ』みたいに“おかしな点”を山盛り見つけるんだろうが。「ニコール・キッドマンの野蛮な国の大冒険」なんだから仕方があるまい。
『お買いもの中毒な私!』
- 浪費の揚げ句にカドーで借金して首がまーんなくなる女の子が、仕事に恋に巧くいく(笑)よくある設定の話だ。思ったより遣う金額にリワリティがあって、いや、その価格でその衣類は買えまい!なんて言わないのー。まるで邦画で喩えれば「観月ありさが主演の映画」のよーに、定期的にこの手の新作を観てもいいんぢゃ?ってレヴェル。
『おっぱいバレー』
- 「大会で勝ったらおっぱいを見せる」とゆう設定上、逆に「それまではガードをおもっきし堅くする」のは確かに当然で、しかしそれはこのタイトルに釣られて観に来た客への裏切りでは?(爆笑) 実話だから仕方がなくこのテータラクなんだろーが。だから、楽しむべきはふじこのブルマー姿です!!
『おとうと』
- この「おとうと」を許す姉の甘さに我慢できなかったのぢゃが、よっく冷静になって解釈してみると実は姉以外の全員は誰一人として「おとうと」を許してない、と解る。最後の施設は施設としてのあるべき姿が描かれているだけで、「おとうと」の属性に左右されている訳ではない。だからただこの映画が訴えているのは姉と「おとうと」の関係だけだったのだ。いっそタイトルはこれは「姉」ではないのかと思う。「おとうと」にスポットを当てるタイトルだったら「厄介者」だろう、それこそが正しい認識では。
『男と女の不都合な真実』
- そーなるべくしてなるラヴストーリィ。綺麗なのにもてない女、恋愛のアドヴァイスをする男、巧くいきかけるけどやっぱきアドヴァイザとひっつく、行き違いがあって別れる、やっぱきひっついてハッピィエンド。読めまくりだけどいんぢゃないでしょうか、皮肉ぢゃなく。この手のヂャンル物として面白く観れたし。
『おと・な・り』
- ミステリィとして出来がいい脳、なんて言わないのー(しー)。育むとはこーゆーことだとゆーファンタヂィですね。人間関係が上手に組んである。
『女の子ものがたり』
- こんな漫画家も、こんな編集者もいまい。波瑠はかわよい。深津絵里はかわよい。だけど、サイバラが描いていた毒はそんなに反映していない。もっと、なんつーか、DVから逃げ出せない閉塞感を入れなきゃ駄目だったんぢゃ?
『カールじいさんの空飛ぶ家』
- 面白い。犬を喋らせるとゆうアイデワは流石だにゃーと。ただ、やっぱどーしても空中が舞台になるとラピュタが被ってくるのは仕方ないのか、と思わせてしまうのがデズニィの弱さかもしれない<偉そう。
『海角七号/君想う、国境の南』
- 登場人物紹介部はステレヨタイプで鬱陶しいキャラクタが満載で辟易して、寝てた(ぐー)。でもバンドの練習をはぢめた頃わいからは観れた。お守り使いとか、上手。田中千絵がのりP似で、萌え〜。
『カイジ』
- 男の子はみんなカイジが好きに決まってる!!(笑) 「カイジ」だったらこれが観たいよ!とゆーものを、それだけを観せてくれる。これでぢうヴん。必要にして∩ぢうヴんだ。
『かいじゅうたちのいるところ』
- 単に我が儘小僧ぢゃねえか! かいじゅうたちの社会を好き放題やって引っ掻き回して、鳥なんて右腕無くして。そんで帰っていくって! こんなことは脳内でやれ! 犠牲になったかいじゅうたちが可哀想。
『風が強く吹いている』
- 10人が箱根駅伝に挑戦する話だからキャラを描き分けて、それぞれに特徴をつけて、とかやってるとこーなるわな。〈答〉せせっこましい。∩、面倒くさいんだろう、双子がひと組いる(笑)。それにしても2008年正月のあのヴざまを映画化したかったのだとは驚いた。しかし案の定早苗、遙かに現実の方が面白い訳だが。
『カティンの森』
- 大部分寝てた。ラストの効率よく殺すシステムは素敵。こんだけ殺される側が聞きわけがいいと楽でよいよね!
『火天の城』
- この映画が正確な名古屋弁でテッテーされていたらかなりの評価を僕はしてしまっていたろう。各所に出てきた説得術に見るべきもんがあった。でもさ、最初に耳で聞いて「山ひとつを使ってゴジュウの城を建てる」つったら、「50」って思わないかあ? わざと紛らわしく拵えてあるとゆーテクだったらそれはまんまとやられた訳だけどもさ。
『蟹工船』
- 素敵に笑える! ラストは、どーせこーなるだろーと思っていると、ひとアイテム素晴らしいカットが入り、それまで巫山戯ていたのが一転感動的に落ち着くぞ。わははわははは。読んでないけど小林多喜二をこー解釈したつーのは称賛に値しよう。
『カフーを待ちわびて』
- あまりにヒロインが麻生久美子ではないか? あまりに「問題」が『サウスバウンド』ではないか? しかし最大のマイナスは途中から黒ラヴのカフーが完全にナイガシロになってたことだ! 犬扱いさえ押さえててくれたらもっと評価したのに〜(笑)。
『ガマの油』
- 役所広司が初監督してみたら案の定、黒沢清が撮る映画みたいになりました。あり得ない、ずれたキャラクタと人間関係を、演技の巧い下手を超越したいきよいだけの天真爛漫さで押し切るヒロインのキャラクタを出すことで、ああ、もー、なんでもいいんだと思わせている(笑)のでは? キャラクタの色とバランスがこの、そもそも行き当たりばったりの物語にマッチしている訳だ。
『カムイ外伝』
- 設定を口頭でどんどん言って進めてっちゃうのは、時間を短縮するためとはいえ、映画としてどうか(笑)。まあ、正伝をやらずにいきなし外伝なんだから仕方がないと認めてあげゆべき? かっくいー画は観れるから、それで満足する客向けかな。展開が漫画的なのはそもそも漫画なんだからいーとして。
『鴨川ホルモー』
- こんなに映像化に相応しい原作があるだろうか!とゆう見たこともない世界を観せてくれる。但し、異形をヴィヂュワル化したことで、お話の箱庭さが強調されちゃってた。もっとはぢけた物語になるかと期待しちゃったんだ。『釣りバカ日誌』がつまんなかった頃の監督だから、ちーちゃく纏めるのに長けているのかもしんない。
『鑑識・米沢守の事件簿』
- これがミステリィです、とゆう基本の見本のようなお話。首を突っ込み、要らんとこに出向き、たまたま遺されたうっかり証拠を上手に見つけ、えいやっと最後は力業と偶然に頼って解決する。いんぢゃないでしょうか。こーしたらこーなるだろーと、思わないでもないし。
『檻囚』《1962年》
- おもしろ映像を撮っておいて、これは自由に開放されてるように見えるけど実は檻の中なんですよん、とゆー括りでまとめた。まとめたった!みたいな映画ぢゃんね。このタイトルは便利だ!つー結論で宜しいか?
『きみがぼくを見つけた日』
- せっかくこんな凄い能力を持っているのに!使う対象は好きなおにゃのこで!育ゲーか!ってのはサイコーにクールだ(爆笑)。このパズルは作る側が本当に楽しかったろうなと羨ましい。
『君の心臓の鼓動が聞こえる場所』
- 芝居自体がそんなおもんないから、それを映画にされてもね…。
『キャデラック・レコード』
- 途中からビヨンセの映画になって、絵的にやっほう! 『ゴッドファーザー&サン』と同じ話だったので、まあ僕好みでないことは確か。
『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』
- マイケル・ムーアの映画はいっつもそうだ、途中で睡魔に襲われる(笑)んだ。しかし本作は制作途中で最大のテーマが解決してしまう!とゆう歴史的な事件に立ち会ってしまっていて、予定していた問題提起が方向転換を余儀なくされていて、これって映画の神が降りてきたと捉えていいんぢゃ?と思った。ニウス映画が撮りたいのではなく暴露ドキュメンタリィこそが目的なんだから、マイケル・ムーア的には困ったことだったろうが(笑)。
『吸血少女対少女フランケン』
- まさかリストカット部とガングロ部がストーリィのメインラインにここまで必要な設定だとは思わなかった!! 素晴らしい! 川村ゆきえかわよす!!! めっさ萌えー!!!! こーゆー想像力に触れることは映画を観ゆ最大の価値だ。
『キラー・ヴァージンロード』
- 木村佳乃は綺麗だなあ。綺麗でこれをやってくれるのは素晴らしい。方々に『下妻物語』調、『スウィングガールズ』調、『アメリ』調、『ラン・ローラ・ラン』調があって、ま、岸谷五朗の初監督作だから仕方ないか。あとわざとらしさがトコロドコロにあったのもちょっと(笑)。でも、ま、総合で楽しめたからいいか。
『銀色の雨』
- こーゆー独り善がりで我が儘言ってる奴は死ね、と思って観ていた。人間関係がどろどろとウェットに過ぎてすげい嫌悪感だ。こーゆーのから逃れるために東京に行った中村獅堂を、母親がアルツハイマになったとか言って呼び寄せるし、本当田舎って鬱陶しい! ラストでうやむやにいい話に落ち着かせてるけど、んなことあるはずがないし。前田亜季だけよかった。
『空気人形』
- 「心を持ったダッチワイフ」の物語にこのタイトルをつけたのは明らかに、この空気人形が「空気を読めない」キャラだからだ(爆笑)。日本語すらも覚束ないとゆー設定にペ・ドゥナのキャスティングはびったし! アケスケな板尾の台詞がベストでした。あとはペ・ドゥナのチチクビ♡とコスプレィ♡♡
『草迷宮』《1979年》
- 後から観た『田園に死す』で完全にきよくが上書きされちゃったわよ! 「鞠」と「三上博史」しかきよくにない。「蛍を引き出しに入れて発火して火事」ってこれだっけ、『田園に死す』だっけ、ってテータラクだ。似通いすぎ!(悲鳴)
『グッド・バッド・ウィアード』
- 宝の地図の奪い合いをするよーに展開させておいて結局「宝の地図を持って先頭を走る奴を全員で追っかけてく」って、だったらそもそも地図を自分の手に入れる必要ないぢゃん!と思う。あと、人間関係をラストで発こうと伏せすぎていて、だから全然解らないままこっちは観ることになるのだ、はっきりと、それでは飽きる。単なるスラップスティックがやりたかったのかな?としか思えん。
『クヌート』
- タイトルはクヌートだけどクヌートばっかしぢゃないなんて! 『クヌートとか』とか『クヌートほか』って言うべきぢゃ? 開園前の動物園を自在に散歩するのにはうろこであったが。あと{笹無き}って言葉を知れたのと。
『クヒオ大佐』
- もっと詐欺の成功例がどんどん出てくるかと予想してたら豈図らんや! そーね、確かにこの映画が訴えている事例はこの映画でしか観たことがない顛末だ。独特で、ならではで(独特とならではは一緒か)、映画化の意味がある。
『クララ・シューマン 愛の協奏曲』
- シューマンの名を借りつつ描きたいのは監督の遠い祖先であるブラームスだ(笑)、とゆういんちきが施されたタイトルです(笑)。いっっ曲も知ってる曲がなかったので、ちょっとぴっくりするくない、トッツキが悪かった。これなら「全員無名の音楽家の話」でも、僕にとっては一緒だ。
『グラン・トリノ』
- リワルな現代のスーパヒーロもの、ってところですね。だんだん心開いていくなんて、観ていて氣持ちがいいに決まってるぢゃんね。
『クローズZEROII』
- この映画内でしか理解できない「道」があって、そこを踏み外しそうになると必ず「止めるキャラクタ」が現れる、とゆー徹底は称賛に値する。喧嘩馬鹿映画だけどルールをそんなふーに提示してくれた時点で、それはフィクションのスポーツものの域に昇華するんだ。不良ものは大嫌いだけどこの映画は認める。
『クローンは故郷をめざす』
- このタイトルをばらしちゃ駄目だ、これ以外描いていないではないか。せっかく高尚な思考実験になれるところをファンタヂィに着地させてしまっているのが非常に惜しい。『悪夢探偵2』を観た者にはこれは夢物語としか捉えられない。つまり思考も感想も抛棄してふーんとゆうしかない。
『群青 愛が沈んだ海の色』
- 「こーなることは知っていた」云々ってゆー長澤まさみの台詞がつくづく心底サイテーだ。ちっとも人の氣持ちを読んだ上で言ってる訳ではなく、ただそー言ったらかっちょういいから言ってるだけだろ。魔の女だ。こんなのに関わった周囲の全員が自業自得である。終いまで観続けるのが苦痛だった。
『携帯彼氏』
- ケータイゲムーのアバターが、ゲムーのクリヤと同時に殺しに来る!とゆーくっだらねえホラー(笑)。だけど「ケータイなんか棄てろ」とか「買い替えろ」とかもちゃんとやってみせててすげい誠実だ(笑)。被害者が当然のよーにおにゃのこばっかなのが萌え〜。ホラーはこーでなくっちゃ!
『消されたヘッドライン』
- どーなったら議員が失職するのかとか、終わるまでルールが解りづらい。あっちの事件とこっちの事件が実は繋がってて、それをひとりの新聞記者が解きほぐす、とゆーのが見せたいことだから、感想は「よく組み合わせましたねー」以外にありません。
『消しゴム』《1977年》
- 登場する人物の人間関係とか立場とかを考えて、正解を出さないとならないよーな、少なくともそー思わせるよーな「話」をこの手のサイレントにして∩イメィヂフィルムっぽいものでやるとなると、これは失敗でしょう。正解が仮にあってもそっから乖離した雰囲気で見せる、そして観ることができてなんぼでは、と思う。解れと強いられてもね。
『恋極星』
- 「こいきょくせい」と読む。戸田恵梨香は綺麗だねと顔を拝むための映画。女の子の立場で観れば、弟に加えてカレシまでもが「看護が必要」になっちゃう物語で、なんつーか献身的な自分の看護に陶酔(?)する方向の満足感を疑似体験できゆのかなと想像。男の目で観れば、僕はいつでも半身不随で余命幾ばくもない脳腫瘍患者になって戸田恵梨香が看護しに来るのを待つ用意はできているぜ!とでも思うべきか。つまり尽くしてもらうしか男にすることはなく、だから戸田恵梨香(の顔)を鑑賞する以外に観方はない。
『ゴールデンスランバー』
- 着地点が見えないまま主人公が窮地に追い込まれていくので、どーなればゴーユ?とふわんを抱きつつ観ていたが、終わってみればなんのこたぁない、出てきた伏線を据わりよく全部使うパズルに過ぎなかった。「巧いこと嵌めた」のが好きな人には受ける、かも。
『ごくせん THE MOVIE』
- なるほど、「不良性とを一人一人攻略していく」話だったか。映画版なのでそんなユーチョーなことしてる時間はないからイッキにひとクラス同時攻略をする訳だが。覚えたくもない学生の個々のキャラを認識しなくていい、馴れ合いにならないこの方式の方がとっつきがいいのではと思った。卒業生の現在の仕事が関わってくる後半はもーちょっと巧く、かっちょうよく組めたように思うけど、まあいいか。
『ココ・アヴァン・シャネル』
- シャネルとして活躍する前のシャネルを描いているので、別段これはシャネルである必要はないんぢゃ?と思いますがどうか。オドレイ・トトゥが好きだから観られたけど、だって、何が起こってもどんな選択をしても「実際がそーだったんだもん」つーことでしょ?これ。シャネルに関してはデザイナとしての才能以上の興味は僕はつくづくないんだとよく判った。おにゃのこが観る分には、男社会で頑張る女性って角度になるそーだげなだけどもね。
『ココ・シャネル』
- ココ・シャネルが京唄子のよーだ。日本でリメークする時には京唄子に演じさせたらいい。思ったよりデザイン発想とかに割くシーンが少なくて期待外れ。ココ・シャネルの男関係とか知らされてもね。
『子供の情景』
- 6歳の女の子のかわよさに釣られて観たらいい、是非。ラストの、隣の男の子の台詞に泣くといい。すべてのシーンが教訓とも捉えられるし、ただの「はぢめての冒険」だと思ってもいい。どきどきはらはら観たらいいんぢゃ?
『コララインとボタンの魔女 3D』
- 観たのは3Dぢゃなかったし、劇場公開版と違って字幕版だったし、だから一般の人の観たものと違う映画を観たことになってそーだが。『かいじゅうたちのいるところ』と『よなよなペンギン』が狙って外した(つーか手を抜いた)辺りをきちんと解いてある、巧く面白い。
『今度の日曜日に』
- 大学の掃除のおぢさんに女子大生がアクセスする、とゆー無謀つーか無防備を出現させるために、女子大生の設定が韓国人留学生だ。そーまでして拵えた状況だから、もちよんテーマは「危うきに近寄らず」ではない。「人生に於いては別れなんて当然のようにあるもんで、次に進むための一歩だ」でした。こーゆーフツーのことを訴える映画も、いいね。
『今度は愛妻家』
- 水川あさみが絡むすべてのエピソードは必要だったのか?と思った<文字どおり水増し?(うぷぷっ) あと、さすが舞台劇だにゃーと思わせる外に出て行かなさだ。などなどの甘い点が見られるけど(青いゼリィの残量がカットが変わるごとに増えたり減ったりするとか、マイクがちょろ見えするとかも!)、終わってみたらええ話であったよ。テーマとしてはありがちだけど見せ方が巧いよ。にんじん茶とかね。
『サイドウェイズ』
- 悪いとは言わないけど、絵的に萌えない邦画がここまでつまんない後わじを残すとは思わなかった。やろーとした努力は認めるけど、つまりは無名俳優を主役2人に遣ってるのと変わらないって訳か。だったらいっそ本当に無名だった方がまだしも期待が持てた、かもなあ。華の無さでは一緒かなあ。
『サガン―悲しみよ こんにちは―』
- サガンって好き勝手生きたんだ脳、とゆーことが判るだけの映画だ。それはそれは、そして、そうかい、と思うのみ。
『ザ・スピリット』
- この画と物語を創ることを許してもらえるって、恵まれている?と言っていいかも。つーほどテッテ的に美学がテッテーされているよ。美学だから、美学の前に辻褄を要求するのは野暮とゆーものぢゃ。テッテーしていることそれ自体を賞賛し、げらげら観るべき。
『里山』
- すげい。琵琶湖畔にこんな里山が今もあるとは! 捨てたもんぢゃないと思う。ヂブリ映画が好きならこれは観とくべき。
『サブウェイ123 激突』
- 『ノウイング』で派手な地下鉄事故映像を観たので、今さらなあ。もちよん『交渉人 真下正義』と比較したら遙かにまだこっちの方がいい訳だが。そしていつも言ってることをまた言おう、悪いのは100%犯人であって犯人を止められなかった者は一切悪くない。なんでこのくないの理屈が解らないか。馬鹿?
『ザ・バンク 堕ちた巨像』
- 銀行が裏金を殖やす違法を発こうと、インタポールの捜査官が頑張る物語、なんだけど、観ててそんなに巨悪だと思えないつーのが最大の敗因ではないか。おちも、そこに着地させるんだったら今までのは何?と思ったし。グッゲンハイム美術館での撃ち合いは少し素敵だったがそれだけだ。
『サマーウォーズ』
- ヴァーチャルと現実世界がシンクロしねーだろ!とどんなヂャンプが施されているのかと思ったら、上手だった(笑)。これは、今の時代にこそ観たらいい映画でしょう。
『さまよう刃』
- なんだこの落ち!!(怒) 『グラン・トリノ』とか『96時間』を観て反省しろ! なんのために映画を創っているのか。こんなん訴えてもらっても糞の役にも立たんわ!
『サムライプリンセス 外道姫』
- エーヴイの子だと、観終わってエンドロールが出るまで認識してなかったけど、その割にはVシネマ感はそんななかった。惜しむらくは『片腕マシンガール』を思わせる箇所が方々にあったことやけど仕方がないか。あと、少し詰め込みすぎ?<「詰め込みすぎ」とゆーのは構成が今いちだ、とゆう意味な訳だけど。
『さらば箱船』《1984年》
- 伝わりづらいヂャンプや都合のいいルールはすべて舞台演劇のお家芸で、認めて観るのがよいでしょう。その手のアイデワぎゅうぎゅう詰めでお得感? 心残りは平良とみを認識せずにスルーして観てしまったことであるッ。
『サロゲート』
- 特殊な状況を構築して、そこでしか成立しないルールを巧く使ってストーリィを組んでて、これは好き。読んだことないけど西澤保彦の超能力モチーフのミステリィなんて、この手法なんぢゃ?と想像しました。
『三国志』
- マギー・Qの起用で画が見られた。「三国志」って銘打ってるけど趙雲とゆー一人の武将を追っただけちゃうんか? タイトルに偽りありか?
『サンシャイン・クリーニング』
- 『おくりびと』との対比で、つくづくアメリカは死体やその痕跡に対して即物的で、なるほど、ゾンビィを産んだ国だけのことはあると思った。制作スタッフが被ってるんだ、もちよん『リトル・ミス・サンシャイン』同様“過去の栄光→挫折→再生”が描かれるぜ?と予想でき、途中がどんな落ち込んでも安心して観られて楽しかったよ(笑)。
『幸せのセラピー』
- クリニックとかにかからずに、自力で問題を解決する話だ。要は「今が嫌なら違うとこに行ったらいい」ってことしか言っていないのだけど。特筆すべきは、違うとことは必ずしも上位に向かう必要はないと提案していることだ。つまり実際の世界でよくあることを、しかしここまで堂々と喜んで行うとゆう清々しさを映画にしたものです。そうね、誰もが成功できゆ訳ではないよねと心温まりますな(笑)。
『幸せはシャンソニア劇場から』
- ラジオ男のキャラがいい。引き篭もりのお宅が実は一番賢く才能がある、とゆーのは、ありがちだけど氣分がいいです(笑)。それも含めて、楽しく観たのだけど、やっぱり全編ありがちだったけどね!(笑)
『ジェイン・オースティン 秘められた恋』
- 菊池寛になんの興味もない欧米人が『丘を越えて』を観たかのように、『プライドと偏見』にいっちmmも思い入れのない僕が本作を観ましたよ! 丸ペンを使っているの、萌えー。パグ飼ってるの、萌えー。郵便が便箋を折って封蝋で留めただけで届くの萌えー。
『ジェネラル・ルージュの凱旋』
- 最大の功績はフヂテレヴィ制作の映画には必ず出てくるおふざけキャラ(とゆーかおふざけ俳優)を排除した点。つーかおふざけキャラは主役の2人なんだ(笑)。謎と、解明と、意外な真相と、さらに予想外の展開と、非常に据わりのいい結末。そこに竹内結子と阿部寛と堺雅人がもの凄く綺麗に嵌っている。名作だなあ。
『色即ぜねれいしょん』
- みうらじゅんのお家芸は「恥ずかしいあの頃」であり、好き嫌いで言ったら僕はそれは嫌いなのよ。恥ずかしいから。味噌汁に指が入っている件の、使い古されてもはや面白い訳がないギャグを堂々と出す、その恥知らずまで含めて本当に観てて恥ずかしくて嫌い。
『沈まぬ太陽』
- 企業に入ってると不当人事ってあるよね、っつーことを言うだけで3時間22分(うちインターミッション10分)も遣わなくたって!と思う。だってそりゃー誰かナイロビ支社行かなきゃならないんでしょう?と思う。そんな、映画にするほどのことかー?とつくづく思う。
『四川のうた』
- インタヴュウを撮ってる方式の、まさに「手法」の、映画だ。一回観て、そーと知って観直した時にやっと監督の真意が掴めるかもね。
『島田洋七のさがのがばいばあちゃん』
- 前の映画化で鼻についた悪ふざけを排除して誠実に作ってある。ばあちゃんに対する嫌悪感はまったくなく、いい感じ好感が持てます。但し、がばいではなくなったけどね。
『縞模様のパジャマの少年』
- 待ってました!のラストが観られて満足です(にこにこ)。こーでなくっちゃね。期待通り、であって期待以上、ではなかったんだが。
『ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵No.1と呼ばれた男【Part1】ノワール編』
- 実在の犯罪者なんだけど、そーなるべくしてなっていく様を綴っていたのが「ノワール編」だった。仲間とかボスとかとの間柄なんかを描かれてもつまんないや。
『ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵No.1と呼ばれた男【Part2】ルージュ編』
- 「ノワール編」で我慢して人間関係を観終えたら、こっちは犯罪し放題だ、まだしもこっちの方が楽しい。射殺に到るまでも「ノワール編」でいっぺん観ている、そこを警察側からの視点で観せてくれるので楽しい。もしかしたらこっちだけでいんぢゃ?と思う。
『シャネル&ストラヴィンスキー』
- タイトルの順番にかかわらず、これはストラヴィンスキーの話だった。シャネルがはすキィヴォイスでかっちょういい。描かれているのは、ラヴがある故に創作が巧くいく、とゆー状況だ。そーゆー抽象は綺麗に嵌るけど、なんかわざとらしいと思っちゃったよ!
『ジャンケン戦争』《1971年》
- 今観るとこれは志村けんだ。お笑いの人たちはそれでも本当にやってる体を装って演じるけど、寺山修司が観せたいのは「提案」だから「本当にやる必要はない」とでも考えているのだろう、振りをしてる。のが観て判る。時代性、ってこともあんのかもしんない。
『重力ピエロ』
- ミステリィでは、ない。こんなの解けるか。だから別段こんなまーりくどいことしてないで、とっとこ『パニッシャー』すりゃいいぢゃんね、としか思えませんでした。
『守護天使』
- 話はきっと悪くないんだろうけど、ストーカが結果オーライでボディガードに、とゆう展開はやっぱき駄目だろう。とゆーのに氣づかせてくれたのも主人公が
さいとうカンニング竹山とゆー、観て、見るからに嫌悪感を抱かせるキャスティングになっていたを蔭だ、判ってて作ってんだ。
『書見機』《1977年》
- 本をモチーフにいろいろしておるぞ。 と、こーやって括っちゃうと寺山修司ならずとも考えつけるんぢゃ?と思えてしまうね。シュールな短編は出鱈目の方が有難い法則か?
『女子女子over8』
- 「土井さんの不幸」:舞台は喫茶店の中から一歩も動かないけど、これが一番観ごたえがある完成度だった。土井さんが美人だってのが大前提として正しい。この企画の最初の作品に並べられるだけのことのある出来です。
- 「ramify」:出演者がシロトだなあ。なんかはぢまるよーではぢまらない、ただ切り取ったとゆー作りで、この手のは作りやすいんだよねと思いました。イメィヂだけで押していけるからね。
- 「街の右側」:解らなく作ればいいと思っているのでしょうか、尺がもう少しあったらもう少し説明ができた、とゆーもんでもないと思う。ので、やっぱり煙に巻くために拵えた映画のように思います。
- 「アメリカ女」:アメリカぢゃねーし、と思いながら観ていた。あと、なにやってるのか解らなかった。いきなしはぢめて、ただ諍いを描いて、内容も展開も不明のまま終いにはヒッチハイクでバイクに乗って西へ行くとゆー話だ。名古屋で撮ったんだよねとゆーことだけは背景のポスタの地名で知れたけど意味は解りません、これ。
- 「記憶という名のバスと真冬のリディム」:アイデワイッパツで、思いついたら誰でも撮れるよーな展開だった。なんか統一性はあるのかないのか、そんなことをこっちが考えてやるだけの深みがあるのかないのか。だって、なんとか病院前ってゆうバス停が田んぼの中にあるぜ? 本当にちゃんと設定して作ってる?って思うでしょう?
- 「月照の歌」:まず女子ぢゃないから。おばはんだから。いっそ老婆かと思ったから。劇団員の、キャリヤの女優を遣うのはやめようよ。そうしていかにも劇団がやりそうな、抽象劇が展開します。これは意味が解る必要はないなと早々に氣づくよーな、そんな話。
- 「ライツオブリトルタウンズ」:たぶん万引きかなんかしたのか、女の子が方々を走って逃げ回るだけをばらばらに繋いだもの。『女子女子』ってゆう割には1人の女の子しか出てこないなあと思ったら、どーやら2人いたらしい。いや! それ、伝わらないから(笑)。でも池に浮かんでるシーンとか、画の切り取り方は綺麗だったから、眺める対象として認めます、これ。
- 「やまないカーテンコール」:夜、都会で乗ってたタクシィと、夜が明けてから未舗装の道を走るタクシィが、明らかにナンヴァプレートが違う、とゆうことをしたらいかん。タイトルロゴを拵えたり、それをかっちょうよく見せたりとか工夫する暇があったら、そもそもそーゆー根本的なやっちゃいかんことをやっちゃいかん。客の観察力を舐めてるのでしょう、きっと。
『書を捨てよ町へ出よう』《1971年》
- メタだ。映画になぢんでしまってメタを忘れていた、つーか思いもしようとすらしないでいた僕を揺すぶって目を覚まさせてくれたよ。この「作り」に比べたらメーンのラインは「ありだよね」どまり程度のアイデワだった。高倉健とか出したり、存外俗っぽいな寺山修司、と思いもしましたよ。
『シリアの花嫁』
- 異文化はもはやコメディだ。宗教のせーで、「国境を越える」だけでこんなことが起こるのねと愉快に観たらいい。
『新怪談必殺地獄少女拳 吸血ゾンビと妖怪くノ一大戦争』
- 出来が稚拙なのを怒っては駄目(笑)。それでも訴えたい何かがある訳だ、具体的にはおにゃのこのぱんつ丸見せバトルであるッ。そんなことタイトルに少女とかくノ一とか謳ってる時点で解るでしょう?
『人生に乾杯!』
- 警察がちょっとなめられすぎて描かれている。ぢいちゃんとばあちゃんが銀行強盗を成功させる話だから、このくないぬるくしないと成立しまいから、仕方ないんだろうが、にしても抜けすぎ。だからほんとっぽさのないことないこと。
『スター・トレック』
- 堂々と、いきなりを綴って憚ることがない!ってゆーのは『スター・トレック』は既に史実以上に考察が繰り返され確固たるスタイルが完成した、大ヒット作であるが故だ。ここまでの自信満々の前にはこーゆーもんなんだと看倣し捉え観るしかなく、そしてそれで抜群に面白い。考証され尽くされた“世界”の強みを見せつけられちゃったよ。
『ずっとあなたを愛してる』
- 殺人犯が刑期を終えて出てきても世間の風当たりはつべたく感じるし、そもそも本人も壁を作ってるよね、とゆー話で。仕方がないわなあ。それにしてもこのタイトルは、数年経ったらどんな映画だったか思い出せないもののうちのいっこだと思う<たまーにあるけども。
『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』
- 全然春麗ではない。見た目、つーか服装がね。薄い物語で、こんなのを作って誰が喜ぶとゆうのだろう。銃器構えてる悪者が野菜投げつけられて発砲せずに逃げるて。なんだそりゃ。
『スノープリンス』
- あれで死ぬ秋田犬はいない。ストーリィ上無理に秋田犬を出して無理に殺してる訳だ、ケッ。浅野忠信がバギー役だったのが素敵。主人公の子供は無知無教養で自分勝手して死んでるんだ、いい氣味!!
『昴―スバル―』
- ダンスが巧いのかどーか判別されないように、美形の黒木メイサを起用しています。顔に免じて見逃してね、ってことだ。やってることはおそらく原作漫画の筋を追うのでせーいっぱい、なんだろう(原作を読んでないまま言っていますが)、なぞっているぞ感がありありと伝わる説明の積み重ねだけで展開していくのでした。本当に、黒木メイサの美形に免じて許してやってね。
『すべては海になる』
- 書店員が主役だつーからもっと爽やかな話だといい脳、と期待したのぢゃが(笑)。「馬鹿にされ扱われる」とゆー大っ嫌いな「なめられてる」とこから入り、しかし展開していくと、このさとえりのキャラみたいな実在の知りわいがいて。痛いにゃあ、でも本人がこの人生を納得して生きているんだから仕方ないなゃあ、と思わされました。救いを示している訳でもなんでもなく、ただ指摘しているだけだが意味はある。
『スペル』
- わははわはははわははははは! 『片腕マシンガール』をサム・ライミが作ったらこーなるのだと思った。サイコーだ!!
『スラムドッグ$ミリオネア』
- 作りは『ベンジャミン・バトン』と一緒だ、「フツーに綴っては退屈されかねない一人の男の半生を描くのに、QUIZミリオネアを咬ましてある」って手法ですね。出題順と人生とがシンクロしてたら、そんなん!面白いに決まってるぢゃんね!!
『正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官』
- 誰か主人公を立てないと観づらいとでも思ったのか、邦題がこんなんなってるけど実は「不法滞在移民」のいろんなパッターンを見せてくれるお話でした。『不法滞在移民だよ、全員集合!』とかってタイトルにした方が誠実だ。つまりだから『扉をたたく人』のアナザヴァーヂョンをいっぱい描いてる訳で、併せて観たらいいんぢゃ? 興味深いけど、だったらどーせいっちゅーねん、とゆうガイドにはなってません。問題提起どまり。
『青少年のための映画入門』《1974年》
- ちんこが丸見せになる奴にメガ釘づけになったから次があるとしたら他の2面もきっちり観届けたい。
『精神』
- 実生活でたまに近くに存在する、でも避けたい、そんな人たちが出てくるドキュメンタリィだ。これを映画作品として後世にまで遺す意味はあるんか?ってレヴェルのフツーのこと。嫌悪感に於いてす弱いて、どゆふでしょうか。撮ってみたら弱かったけどそれをまんま出すことがドキュメンタリィだ、とでも考えているにちまいない。なら、防犯カメラの映像をだだ流しにするのだってドキュメンタリィでは?と言いたくなるが。
『セブンティーン・アゲイン』
- 高校生の子供2人を持つ親父が17歳の姿に戻っちゃう!とゆー異状を受け容れるのに、RPG好きの友人が言うひと言で納得する、つーのはスピード感を損ねなくて、あり。だけどいっぺんそれを許すともう全編に亘ってこの映画は安直だ、と思わせてしまうもんなんだなあと解った。一番近い例を挙げると“まるで観月ありさの出るコメディのよう”かな。17歳の主人公役の俳優が「ちょっと古いタイプのハンサム」なのがよかった。“いつの時代に於いてもちょっと古いタイプのハンサム」役が、きっとできるだろう。そーゆー顔がある訳だ。
『セブンデイズ』
- 巧いなあ。この手の話は、日本で作ったらもっといやらしくなるんだ。最後まで筋が通ってて、巧い。このシナリヨに空いている穴は、観ている最中にわくわくして、観終わって理屈が通るんだ、メガ潰れよう。
『ゼラチンシルバーLOVE』
- 宮沢りえは綺麗だなあ。物語は解りづらく説明不足で進む独り善がりであった。全部観たら解るんだけどね、「疑問はひとまず棚に上げて」観続けなきゃならないのが苦痛なタイプの客には向くまい。
『ゼロの焦点』
- ストーリィやトリックには何の期待もできない、だって松本清張なんだもの! と、観てたらば、犬堂はさすがだ。映画の観せ方を解ってる! ガラスで切った顔をちゃんと傷きずにしているのは本氣で偉い。木村多江、萌え〜♥
『戦場でワルツを』
- イスラエルのアニメイション。こーゆー萌えない絵のアニメイションが商業的に作られるのはいいこと!と思って観はぢめたけど途中で流石に飽きた(笑)。
『セントアンナの奇跡』
- 長いよ(笑)。163分は、どーにかして頂きたい感じ。観ちゃぇば、確かにこいなけの展開を入れるのにこいなけ必要だったろうと思わないでもないが。観ている間はまだ期待して楽しく観るのだが、終わってみると、まあそんなこともあるわねと思うのみで別段推しがない。
『千年の祈り』
- 儒教滅びろ!と思う。おやぢはいつまでも娘に干渉してんぢゃねえっ。
『空には本』
- 朗読を字幕と、背景の画で観せようて、ねヴい極みなんですけど。 聴き逃して理解できなくてもいづれ字幕で出るからいいやと油断して、目で読んで理解する方を選択するなぁんて怠けを増長させる作りだった。押井守作品ほどの緊張感を望みたい<寝ておきながら勝手なことを(笑)。
『宇宙へ。』
- アポロ部までは『ザ・ムーン』と一緒。スペースシャトル部になったらしかし格段にねヴい(笑)。スペースシャトルでミドコロだったのは乗組員が死んだ2例だ。アポロまではあんなに人が死なないように慎重だったのにね!と思いましたとさ。
『それでも恋するバルセロナ』
- ペネロペ・クルスとスカーレット・ヨハンソンにもてるスペイン人男性て。その理屈つーかやり方が呈示されてるのは価値かな。
『そんな彼なら捨てちゃえば?』
- 群衆劇でいろんなパタンのラヴ、って冷静に考えるとすげい真っ当な直球なんだけど、巧いのはタイトル。すなーち「サインに氣づきましょう」とゆー括り方だった訳だ。最初にこーやって掲げられるとそーゆー目で観るから、それで楽しめた訳だから、つまりガイドを掲げるってーのは効果のある手法だったってことやね。
『孫文 -100年先を見た男-』
- 孫文に付き添ってる美人さん萌え〜。こんなに堂々と住まっていてどーしてとっとこ襲撃されへんねん!とか言わないルールなのな、と思って観るしかないから、もうすべてがお任せで、ただ与えられる展開をそうかと受け容れ観続ける類のお話です。つまりは一寸先が読めないんだ、起こるすべてが、だから意外で、まあ、興味深いとゆー仕組み。
『ターミネーター4』
- 『トランスフォーマー』と『スターシップ・トルーパーズ』と『バイオハザードIII』と、その辺りを足してる(笑)。ついでにモトターミネーターはびっくりどっきりメカだ。冒頭の取っつきの悪さは、もしかしたら映画作りが下手なのかもしれんと思わされるぞ。
『ダイアナの選択』
- 未見の人に言ってはいけないことがあるよ、と知らせるだけで予想しちゃうからやめてよね!と思います(笑)。『パッセンジャーズ』よりかはフェアかな、いや、判らんな(笑)。一点だけ、もーちょっと伏線をテッテーしてほしかったかなと思う箇所あり、だけどまーいいかな…。
『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』
- ゴモラしか使えないのかよ!とはかなりのがっかりっぽいが、存外他の怪獣がヘタレだったので助かっているっぽい。ナースの出現が一番萌えたよ! 怪獣をいっぱい出してくれたことでぬるさは見逃してあげよう(笑)<いや、ぬるさ見逃したら、この映画は何も残らないぞ!(笑)
『ダウト』
- みみっちい辛気くさいことをうぢうぢほぢくった揚げ句に後味が悪い、とゆう、アカデミィにノミネイトされるために作られたような映画。キャストはビッグネイム揃いだけに演技は大したもの。それももちよんアカデミィぽいったら!
『誰がため』
- デンマークでは有名な人の話なんだろう、そう思わないと、このごちゃごちゃさをこのスピィドで綴って憚らない不親切設計が理解できない。なんで観客が、そのーち解る(かもしれない)から、と我慢を強いられて観なきゃなんないんだ? あと、ナチスに抗う話が最近多すぎ(笑)>『イングロリアス・バスターズ』とか『カティンの森』とか。流行で作ってるのか、それともナチスドイツの版権が切れてフリーに作れるようになったのか(笑)。
『チェイサー』
- 連続殺人犯が快楽殺人に徹していて、こーでなきゃ!って思う♪ 安易に反省なんかされてたまるか、こーゆーのこそ創作で観たかったんだようん。現実にあったらどもならんでな。
『築城せよ!』
- 猿投城址にダンボーユで天守閣を造りたい、とゆー慾求だけが先に立って、すべてのストーリィは後付けだ。だから理屈なんてひとっっつも通ってない。無理くそだ。その分、だから、見せたいカットばっかり繋いでる訳で、絵的には創り手は満足してるんぢゃないかな。
『ちゃんと伝える』
- 東三河で撮ったくせにさすが園子温とゆーのか、ご当地映画になってなくてよい感じ。てゆーか癌で死ぬことが判ったら結婚してはいかんと思います。『余命1ヶ月の花嫁』と男女が逆になっただけでそんなことがよく解るとは。
『蝶服記』《1974年》
- 詩のようだと思った。アブストラクトだから。つってもサイレントなんだけどね。そして映像美だ。手前に出現する影は、何だ。なんらかチェックが入った箇所を隠すためかしらとか穿ってみたが、いちーちそんな考えないで、映像で思いつくおもろいことごった煮〜とでも捉えて観るのがきっと楽しく正しい。現代にこれを商業映画で作れる才能がいないつーのが残念です。もしかしたら当時の寺山修司はこの映画に「扇情的な意味」を込めていたのかもしれない(若しくは、当然そう捉えられるだろうと予測した上で作ったのかもしれない)が、今観るとどーってことない、ただ刺戟のつおい映像に過ぎなくなっている。つーのは我々の価値観が寺山修司の狙ったところに近くなっているのか、離れちゃっているのか、どっち?とは思ったけど。映画なんて観た人が観た時に感じた、その感想が正解だからどっちでもいっか。
『チョコレート・ファイター』
- 可愛くて強いんならそれはアラレちゃんな訳だ。愉快痛快<それはアラレちゃんではないがな(笑)。ラストのNG集が必見、「史上最悪のNG集」だよ、お立ち会い!!
『罪とか罰とか』
- 大倉孝二と奥菜恵、サイコー! 成海璃子の言う“かっこいいこと”も感動的だ(笑)。同じ警察の犯罪を採りわげた映画でも『ポチの告白』よりかこっちの方が上位ですね、いーぢゃん、別に、警察犯罪(笑)。なんでも笑いとばそーぜとゆースタンスは『みんな、はじめはコドモだった』の「TO THE FUTURE」に通じるもんがある。創作として正しく、心地よい。
『つむじ風食堂の夜』
- 月船さらら萌え〜♥ 意味があるのかないのか、でも抒情ってこーゆーことだから。篠原哲雄ってこれが持ちわじだから。雰囲気に身を任せて観れば宜しいんぢゃ? そーゆー味わい方をする映画ですね。
『釣りキチ三平』
- 三平の話ではない、三平は完成されていてこの物語では成長しない、ただ体験するだけだった。それよりかは愛子と、魚紳さんの物語だ。映画でここまで左手首にシュシュをし続けているキャラクタが描かれたのはこの香椎由宇が初ではないかと思いました。
『釣りバカ日誌20ファイナル』
- 終わらざるを得ずして終わるのだとゆーのがラストの谷啓で知れた。そして、終わるためのエピソードを綴りつつもまだ続いていくのだとゆう希望を忘れていない、秀作でした。この物語には平山あやに代表されたOLの可愛い子は要らないのだ、とゆう提案までされていて、ただの人気取りに収まらない映画を創ろうとゆう氣概がよく伝わってきます。
『鶴彬-こころの軌跡』
- 「知ってるつもり」だ。映画ではないな。死に方が肩透かしだし(笑)<実在の人物の死因に駄目出ししてもなあ(笑)。
『劔岳 点の記』
- テクノロヂィが未だ発達していない時分に難儀して山のてっぺんまで測量に行く話で、ご苦労様以上の意味を見出せない。なぜこの登山ルートが駄目なのかを説明するのが口頭だけで、映像化して観せないなんて、映画化の意味あるのか?と思う。んなんだったら原作小説読めばぢうヴんなんぢゃ?
『ディア・ドクター』
- 西川美和の巧さが出てて、僕としてはヤなんだ(笑)けど、ええ話になるんだ。くそー(笑)。ええ話にするんぢゃないか?と予期してええ話だなんて、まんまぢゃんね!(笑)
『ディズニーネイチャー/フラミンゴに隠された地球の秘密』
- 結局ぺんぎんと一緒だ(笑)、卵の中には孵らないものもあり、雛のうちに死ぬものもあり。フラミンゴは成鳥になるとくちばしが下に向けて曲がるので戦うのに不向き、ってのがためになった。
『ディセント2』
- 前作より、謎の部分がなかった分、よかった! どーしても伏せてあることが明らかになった時、がっかりする場合が多いつーことですね。今回は最初っから異形の怪物の存在を知っていたから出現によって冷めることもなかったし。
『ティンカー・ベルと月の石』
- たかだかワンエピソードをティンカー・ベルなんていうもう確立したキャラクタに加えて、のちのち恥じないか?と思って観てたけど、落ちのつけ方は好きだった。好きだったが、結局謝らないのかよ!とは思った(笑)。謝らない子供を育もうキャンペィン?
『手のひらの幸せ』
- なんだこれ。ミナシゴの兄弟が、だからどーした?(笑)
『田園に死す』《1974年》
- 「三上博史でなく三上寛」なのが『草迷宮』ではなくこの『田園に死す』であるッ(笑)。異形のサーカス、空気女、恐山、腕時計、母殺しなどなどなど、舞台演劇が喜びそうなアイテムいっぱいで、これでこそ、って感じ。
『天使の恋』
- 佐々木希は本当に綺麗だにゃー。まあ、谷原章介と双方とも、顔だけ見て惚れなきゃならない設定の物語だから当然のキャスティングですが。武将の家紋Tしゃつ使いがサイコーだ、なんで自殺する前に見せるんだ(爆笑)。そして物語には何のカンケーも影響もないのに人知れず地名をファッションブランドに統一してある、その心意気やよしッ!!(支持)
『ドゥームズデイ』
- 『28日後...』って映画があるのにまたもよくぞこれを拵えたな!と思う。色を変えてあったのは、残虐シーンを露骨に撮ったことと、せっかくなので時代設定の違う場面をも見せたこと。人肉食なんてのが観たいならこれだ。今どき稀有でしょう。
『時をかける少女』《2009年》
- これ、時をかける意味なかったよね。つまりノスタルヂィだけが目的?(うわ)
『扉をたたく人』
- ちゃんと頭のいい人が自分のできゆ限りで「不法滞在移民」問題に関わる、とゆー話で、馬鹿が主人公の映画よりかはよっぽど好感が持てる。当然そーゆー切り口だと裏技とかが出てくるよーな爽快感は期待しちゃいけないんだなあと思い知ったけどもね。
『トマトケチャップ皇帝』《1971年》
- 子供が国の頂点に立つとゆー提案で、つまりこれは赤塚不二夫でした。それにつけても『老人と子供のポルカ』は名曲だ!(しみぢみ)
『トランスポーター3 アンリミテッド』
- アウディが提供だか協力だかに名を出してるだけあって、走るよう!(笑) どんな目に遭っても走るから大したもんだ(笑)。何が起こってるのか判らない!とゆうシチュエイションは、主人公も観客とまったく同じ状況に置かせることで大ぢょヴ、クリヤしている♪
『ドロップ』
- 少年チャンピヨン系の不良映画だ。金属バットで人の頭をおもっきし殴るとかの描写がばんばん出てくるので胸糞が悪い。そーゆ目で観ると二十代の俳優が中学生役を演じているのにも白けるばかりで、つくづく腹立たしい限りだった。
『トワイライト〜初恋〜』
- 萩尾望都のポーとか高橋留美子の人魚シリィズみたいなラヴものだ。つまり時間軸が違うラヴですね。『ベンジャミン・バトン』が奇手を打ってきた、その眷属として真っ当な創作で創られたつーことでしょう。閉じないで終わってる伏線が幾つかあるので続編が楽しみ。
『鈍獣』
- 死なないキャラもの大ブームだな!<『ザ・スピリット』とか『鎧 サムライゾンビ』とか くどかんは、やっぱき水が合ってるとゆーのか、こーゆー舞台劇でござい!と開き直ったシチュエイションで活きるよーに思いました。あとスタジオ4℃、萌え〜♪
『ナイト ミュージアム2』
- なるほど、こーすればパート2が作れる訳か。観て面白いけど、一番楽しんでいるのは作る側だろう。パズルを組むように楽しかったろう。生涯に一回だけ観ればそれでいい映画です。二へん観るほどのもんぢゃあない。
『泣きながら生きて』
- 単に金銭欲に駆られて不法滞在してまで日本で働いて中国にお金を送るおっちゃんが、家族と長年会えないのはすべて自業自得だ。身から出た錆だ。ひとつも感動的ではなく、卑しくさもしい根性だなあと思う。ドキュメンタリィとして長年追って撮ったから仕方なくテレヴィで一度限り放送したけどその後表に出す氣もなかったろうこんな番組を、考えなしの大学生如きがアクセスして劇場公開にまで持ってきたって、きっと口車に乗ったみんなが損をするだけだ。こんな映画のどこに観る価値があるか(冷笑)。
『なくもんか』
- 意外と、とゆーか、つまんねっ(笑)。人間関係入り組ませすぎ。こんなに登場人物要らないだろ。竹内結子は本当綺麗なのにね。阿部サダヲはもっと面白いはずなのにね。
『夏時間の庭』
- 遺産相続で懐かしの家屋とか家具を失うのを惜しむ、だけの話。ついに「人が死んで悲しい」がありきたりになったからか、「物を失って悲しい」を作るよーになったか。こんなテーマ、乗り越えるアイデワはとっっくの昔に『ドトウの笹口組』で提唱されているぞ? 遅い遅いー∩考察がぬるいぬるいー。
『南極料理人』
- ラストの一言でそれまで信じていたあることが全部ひっくり返った(笑)。敢えてそう作っていたことは明らかで、いやー、騙された(笑)。そしてこんなにマスコミ試写室が笑った映画は稀有です。仕事で来てる連中を笑わすなんて! すげい訳だ。
『ニセ札』
- キムキム兄やんが初監督をして、なんでこーゆー「地味な社会派」映画を作るかなあ? 安全策を採ったとゆーならチッキンだ。これこそが訴えたいことだつーんならセンスを疑う。面白くしようとしなかった理由が解らない。
『二頭女―影の映画』《1977年》
- 本体と影が乖離するパタンをいろいろと並べてくれる。だから、なに?って辺りが不条理に立脚していて、簡単に解釈できないよう作ってあるのがまだしもいっそ偉い。煙に巻くとはこーゆーことかと思う終わり方をしますしね。やりきったった感は、寺山修司に、あるんぢゃ?
『人間失格』
- 登場人物がまっったく説明されないまま矢継ぎ早にどんどんと小さいエピソードを積み重ねていくこの手法がこんなに観やすいとは発見だった。出来事がコマギレなのは、でも人のブログを読む時ってそーだもんね、これ、受け容れられる語り口だよね、と氣づかされた。
『ノウイング』
- 有無を言わなさぐわいでは『銀河ヒッチハイクガイド』に劣っている(笑)が、でもこれはあり♪ だって『NEXT -ネクスト-』のニコラス・ケイジだもん(笑)。ヒコーキのシーンを予告編で観ないで本編に臨みたかったわ。なんで預言が要りようだったんねん!とゆーチェックは、まあ見逃してあげましょうか<そこを見逃してどーするよと思わないでもない。
『脳内ニューヨーク』
- 解りづらっ(笑)。ラストの一言が、しかし、よくぞやった!とゆうバランス。終わりよければすべてよし、とでも訴えている?(笑)
『ノーボーイズ,ノークライ』
- まー、韓国と日本とごった煮にするとこーなるだろう。テーマは“家族”だから、訴えてくる層には訴えてくるかなと思わぬでもない。
『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』
- のだめは単に可哀想な子ではないのか。そんな子のすることを笑っては失礼では。あと、観終わって認識したが、これは単に長いコントをやっている訳だ、みぃんな「デフォルメされた衣裳とキャラ」で。いかにもコント好きなフヂテレヴィらしいドラマだと思った。僕には駄目。
『のんちゃんのり弁』
- 途中からのり弁出てこなくなる!(笑) てゆーか本当に岡田義徳のキャラが嫌いだ。村上淳と配役を是非に入れ替えてほしかった。こんなん、笑って観てられないでしょ? 事を荒立てればいいのにとつくづく思いながら観てましたよ。
『パーフェクト・ゲッタウェイ』
- どーすんだ、こんな見え見えの話、と思っていたら! なるほどね、ひっくり返す手法ね。いっぺん観たら楽しめる。二度観たいもんではない(笑)のがネックか。
『バーン・アフター・リーディング』
- 厄介な人々の群衆劇です(笑)。都合よく組まれすぎてるけど、大ぢょヴ? 収束するの?と思いきや。このラストが用意してあるんだったら、それはやりたい放題だってば!(笑)
『ハイキック・ガール!』
- 顔に蹴りをガチで入れるのが撮りたくて作られた映画だから、出演者は全員格闘家だ。なので細かい演技ができるとも思えないためか、ストーリィより大事なのはバトルシーンだ、だから蹴りが決まるとリプレイする(笑)。格ゲーを観ているような氣分?と言ったらいい? ターゲットは、だから、狭〜いと思います。
『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』
- いっそ理想ですらない、ただ面白いから組み立てられた高校生活が描かれます。つまりこの創作の方向の先、遙か高みには『3月ウサギが集団で』があると思えばいい。練りもアイデワも全然レヴェルが低いが、まあこれが一般化ってことかと捉えてあげてもいいかも。
『パイレーツ・ロック』
- 文字通り海賊放送を船の上から発信している話だ。担当時間ごとのDJごとのキャラの描き分けができてるのは流石、ラストは予想内で、でも流石。ブリティッシュロックになんの思い入れもないのでその点だけ、聴いてもなーんとも思わなかったけどもつーのが、でもこれ仕方ないよね。
『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』
- ラストのカットに到るまで練られているコメディです。僕は手にうんこのシーンが大好きだ!(声高に) えっとね、式で表すと、葬式+幻覚剤+愛人、でした。アナログだけど面白いよ!<もしかしたらアナクロと同義か?
『ハゲタカ』
- 金融どーたらとか企業買収なんたらとか、いっっちmmも興味ありませんから。はあ、巧くいってよござんしたね、としか言いようがない。ミドコロはない。
『パッセンジャーズ』
- 飛行機事故の生存者の心のケワを考える、とゆースタートラインに、そんな大風呂敷を広げていったいどんな“解決”に着地させるつもりかと延々訝しみ続けて観ていくと、ラストに到ってちょっと、これはないんぢゃ?と一瞬思う。でもその後、確かにこの「作り」はあるなあと思い直す。この発想を、ぢゃあどーしたらよかったんだろうと想像すると、しかしやっぱきこの物語がフィットしてると認めざるを得ない、氣もする。だけど騙された感じは否めないから、人には勧めづらいなあ(笑)。
『パッテンライ!!―南の島の水ものがたり』
- 絵が下手だ。こんなレヴェルで商業ベースに乗せるとは、もしかして宗教方面の啓発アニメ? なに作ってもどーせ客が入るからと手を抜いてる?と思ったが、考えてみたら宗教方面の啓発アニメはお金があるつーか売りがはっきりしているから、もっとちゃんと観られるものを作るだろう、とまで考えさせるテータラクでした。内容云々評価してやる以前の問題ですね。
『バッド・バイオロジー 狂った性器ども』
- こんな終わりとは予想外だ。この映画を観ようと思う者にはぢうヴん過ぎるレヴェルのドラマが描かれていると思います<もっと駄目だと思って観に行ったって訳ですがね。
『花の生涯 〜梅蘭芳〜』
- 実在の人物の半生記だから、テンポが速いことといったら。但し繋ぎのカットが素敵に巧い。『昴―スバル―』なんぞと雲泥の差だ。あと、戦時中の日本軍少佐である安藤が「支那」って用語を遣ってるのは正しい。支那言え、支那。実在の人物にしてはドラマティックで、これは演出の妙かな。
『パニッシャー:ウォー・ゾーン』
- 悪い奴は有無を言わず撃ち殺す、とゆー明快な物語。手錠掛けられて観念した、もう反撃ができない悪者の顔を撃ち抜くのは痛快ですな。観てて大笑いしたよ♪ 字幕では{仕置き人}に「パニッシャー」ってルビが振られて出た、だけのことはあった、とにかく殺す!ぐわいでした。人を殺すのを観て氣分よくなりたい人は観よう。
『母なる証明』
- ミステリィとして非常に優れている。ミステリィだから、つーかミステリィとか明かしちゃいけないんだ、ほんとはね。ミステリィぢゃないと思って観たら楽しめるよ!(遅いか?)
『バビロン A.D.』
- モンゴルからニウヨークまで女の子を移送する近未来が舞台のSFアクションだった。チョー好き放題にデザインされていて、ここまでやられたら心地よい。近未来でも貧民街は昔ながらなんだなーとか、そのバランス感覚が見もの。死んでも実は死んでないとか出てきた時点で、これはすべて認めるか、観ないかのどっちかしかないと知るだろう。僕的には、あり。
『パブリック・エネミーズ』
- そうそう、『ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵No.1と呼ばれた男【Part2】ルージュ編』はこーすべきだ。よくこいなけ、フランスとアメリカで、時代も40年くない違ってて、被ったもんだなと感心するよ。
『パラノーマル・アクティビティ』
- いっそぼーと立ってるのは怖いのだと、そーいえば『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』で教わったことを思い出した。たぶん一回目が一番怖くて二度観ゆもんでもないだろう、だけど一度だけ怖がれるとゆーのはすげいことだからぢうヴん認める価値がある。
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
- 字幕に「ン」が入る、ライヨンの被り物をしていた女の子、萌え〜。この話だけで発生して結末まで到るラヴ話は興味深かったが、それ以外は「今解らないすべて」は「のちに解る」のではなく「省略されたか、これまでのシリィズで出てきたかのどっちか」だと捉えざるを得ない描かれ方がされているので一切の希望を棄てて観ている訳で、そんな映画が面白い訳がない(笑)。不明な箇所を脳内で補完して観て満足する人向け。
『パリ・オペラ座のすべて』
- バレエのレッスンを延々観せられても退屈極まりない、あまりにぐうぐうぐう寝ましたがな! だからつまりタイトルの「すべて」ってのは嘘だ。これよりかはパリの観光案内ヴィデヨの方が価値があるし面白いだろう。
『パレード』
- 香里奈をはぢめて佳い!と思った。そのココロは、香里奈程度で佳い!と思えるレヴェルの展開であったとゆーことですけどね。物語全般の感想は「で?」だ。
『バンコック・デンジャラス』
- ひとまず全然『レイン』ではない、と思う。『レイン』でない時点で、よくありそうな話になってると思う。「よくありそう」すぎて誰も作らないような映画に出来わがってるってのは逆に特異かもしんないが褒められることでもない。ひとまず「観てる時だけはフツーに楽しめる」かな。
『パンドラの匣』
- 仲里依紗が脳天気キャラで萌えー! 川上未映子萌えー。しかも結核患者のサナトリュームの看護婦役な訳だから女中のよーな役目も担ってて、つまりメードを兼ねている風なんだ。ナース∩メードって! 萌え死ぬ。
『彼岸島』
- 原作をちょっとでも知っているとバックグラウンドが判っている分惑わされるが、結果出来わがったものは異質な吸血鬼もの、つーか化け物とのバトルを見せたいだけとゆーありふれすぎた映画に過ぎなかった。
『引き出しの中のラブレター』
- こんな個人だけをターゲットにしたラヂヨ番組があるかッ(嘲笑)。公共の電波の私物化か。その上、個人情報補だだ流しに放送して特定できるまで喋ってるし。せめて、使う投稿は事前にディレクタが朱を入れて聴き易いよう手を加えるくないのリワリティを見せてくれてたらまだしも。シロトの手紙がまんま初見で読むに値するて、どんな文章慣れしたリスナか。
『ひぐらしのなく頃に誓』
- 救急車から引き離された際に見える飛鳥凛のぱんつが黒かったのはブルマ的なものを穿いているとゆーことだろう、そーゆー、マイクロミニの脚のつけ根ぱっかし狙って観てたらいい映画だ。前作よりかは解り易いし、ラストの台詞でリセットしては攻略ルートを捜すとゆー作りであることが明かされるし、だから観てる側で謎解きを考えてやるこたあない話なんだ。おにゃのこの生脚をば観ていよう!!
『ビッグ・バグズ・パニック』
- 見るべきは親父だ! こんなパーフェクトな親父なのにこんな息子が育つなんて! 親父が可哀想! 親父!親父!!
『ビバリーヒルズ・チワワ』
- 犬が喋るからね、口元をCG加工で動かして。そーゆー映画に多くを望んではいけない。単に、上手にCG合成が出来るようになったなあと、ねづみとイグワナの動きにちょっとだけ感心する程度の映画だ。犬の可愛さだってどいなけ手が加えられてるか判ったもんぢゃないしと、すべてを疑いたくなるし。やれやれ。
『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE3 〜http://鷹の爪.jp は永遠に〜』
- 白組が手掛けている件になると背景まで“実写”になるの、萌え〜。そんなこったろうと思っていたけど博士の動く城が倒されるシーン、萌え〜。川村ゆきえのビミョーなアフレコ、それ故に萌え〜<別にフツーのおにゃのこの声であって、アニメイションの美人に当てるような美声ではけっしてないものね、だからこそ萌え〜。
『白夜』
- 日本人で「ビフォア・サンセット」をやるとこんな酷い出来になるとゆーことぢゃ。あ、撮影してるのねと、橋を渡るのをやめる現地の人ばっかし氣になって観てた。
『ピンクパンサー2』
- 笑わしてほしいのに、前作に引き続きパンチが弱いことといったら。てゆーかジャン・レノ、どーした!? なんてゆう華のなさだ!(悲鳴) まるっきり出涸らしではないか。しょっく。
『ファイナル・デッドサーキット 3D』
- 「ねぢが弛んでいる」のと「不わん定なとこに置く」ののオンパレィド(爆笑)。第一作の衝撃こそないが、ぢうヴん。でかいコンクリが落ちてきて下敷きになるとことエスカレータに巻き込まれるとこのCGさ加減が画像処理すぎてちょっとうーんうーんと思ったけど、そんな煩いこと言うべき映画でもないかなとも思う。3Dで観たらシャンパンのコルクにすらびびらされるんだろう、そこまで観ゆ氣はないですが。美容院が真骨頂だったね。
『ファッションが教えてくれること』
- 『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイに憤りを感じていた、メリル・ストリープ派が
待ち望んでいた映画がこれだ! 仕事にセンチメンタル導入してどうするよ!(喝采)と主張し放ってくれている、私生活をほぼ一切描写しないスタンスも立派だ。感激ー!
『フィッシュストーリー』
- ばらばらに語られる、時間軸に沿わない各エピソードがある繋がり方をしている、とゆー趣向の映画で、だから作る側はパズルを組んでるよーなもんだ、さぞ楽しかったろう。観る側は、もうこの手法には慣れちゃったよね(笑)。終わってみて、こんな程度の繋がりだったら時間の順に語ってもよいんぢゃ?と思った、つーのはやっぱ隠しネタの割りに必要以上に凝りすぎてたってことだ。
『プール』
- せっかくの大森美香なのに小林聡美×もたいまさこなんてキャスティングを遣っては、台無しだ。予想通りのものにしかなってない。まあ、『かもめ食堂』や『めがね』よりはましだったけど、でもせーぜ“まし”ってレヴェルでしかなかったよ。
『副王家の一族』
- 強権おやぢをみんなが憎んでいるけどおやぢの強権たるや凄まじくみんなそれで安寧に暮らしている訳だ。さしずめおやぢがゲムープレイヤで周囲の全員が駒だ。駒がぶつぶつ言いながら従い続けるとゆう話。誰に感情移入しても(それが強権おやぢであっても)不愉快な氣分になること間違いなし。なんのためにこんな映画作ったのだ?と問いかけたい。
『ブッシュ』
- よく似ていると思います。「大量破壊兵器が無かったぢゃん、どーするよ」だけが言いたくて、そこに向かってブッシュの半生を延々描く訳だけど、そんなん観せられてもね、つーのが正直な気持ち?
『プラスティック・シティ』
- オダギリジョーがブラジルを舞台にアンソニー・ウォンと、と聞いた時点で予感する駄目では?がまさしく現実に! なんでこんなに解りづらさを有り難がるのか解らない? 冒頭から紙幣を撒いているとかさ、意味があって映画を作っているとは思えない。
『ブラック・ウォーター』
- 「鰐に襲われる映画」と聞いて期待して臨む、その期待から外れなすぎて逆にぴっくりする(笑)。タイトルの“ブラック”は黒いって意味ではなくてブラックボックスのブラックでしたよ。
『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』
- はっきりと、ぜんっぜんブラックぢゃない! こんなタイトルぢゃなかったらもっと面白かったろうと思います。ま、こんなタイトルならではのラストにはなるのですけどもね。
『フロスト×ニクソン』
- アカデミィの候補に挙がってるってーのは単にアメリカ人になぢみのある話題を映画化したよ、とゆー意味以上のなにも言っていないとよっく解る。ウォータゲート事件とか興味ない者にはなんでもない話だ。せめて「起死回生!」とか「秘技!」とかが勃発するんなら観ごたえもあったろーが、史実に基づいていてはそーそー勝手なドラマティックも足せないつーことなんだよね。
『ベイビィ ベイビィ ベイビィ!』
- 観月ありさ主演の妊娠出産コメディ、と言った時点で想像がつくとおりの「飽き飽きした安心できゆ笑い」ものです。具体的にはたといば“お節介が1人いて、いつの間にかゆーがまま”って原動力が当然のように配備されている。フツーはそっちに行かないだろう、若しくはそんなに速くは展開しねーだろう、なんてとこに働く用ですね。そーゆーいかにもなヂャンプをさせるアイテムが鏤められ、スティヂが進んだ先でやりたいコメディを引き出す訳だ。面白くなくはない、ただ新味はない、つーこと。観月ありさを寅さんだとでも思えばよいんぢゃ?
『ベジャール、そしてバレエはつづく』
- 老舗ののれんを継いだ二代目が、方向性をどっちにするかと悩む様子を描いたドキュメンタリィだ。ベジャールにかこつけて。
『ボーイズ・オン・ザ・ラン』
- 付け焼き刃は手慣れてる奴に勝っちゃいけないんだ。そーゆー点で誠実な映画だった。まあ、YOUとリリー・フランキーと小林薫が煽ってるだけなんだがな(笑)。そしてここまで正直なヒロインはいない! 言ってることが全部本心だなんて! そしてそして、やはり洟! 助演男優賞を洟にあげたい!
『ポー川のひかり』
- テーマである「本に書かれていることよりも実際にぢぢばばに会って、その人の人生を聞くことの方が有意義である」ってのは、妄想に過ぎない、と思うのだけど、まあ、映画作るのは勝手だから(笑)。たまたまそーゆー例を撮りましたよ?と捉えてあげれば別にメクヂラを立てることすらない、幸せな話で結構なんぢゃ?と思います。
『疱瘡譚』《1975年》
- 辻褄とか脈絡とかがある訳でもなく(今さらなにを!)ぶった切りの映像を延々と片っ端に観せる訳だから、31分は長くね?と思いますよ。疱瘡っぽさなんてそのうちのいっこの映像でしか出てこないし。
『ぼくとママの黄色い自転車』
- くそ生意気な子供に対して周囲は甘すぎるぞ。ナニハトモアレ、犬にリードをつけずに連れ回すんぢゃねえっ。小豆島が岡山の向かいにあるとは知らなかった(もっと淡路島寄りだと思っていた)のと、岡山がそんなに東にあるとは知らなかった(もっと西の果てかと思っていた)ので、その2点ではためになったヨ!
『僕の初恋をキミに捧ぐ』
- 20までしか生きられない心臓病の男の子はもっと唇が青紫のはずだ! これは譲れない! 8歳の時から延々と、高校に入ってなおいちゃいちゃするおにゃのこ役に井上真央は合ってるなあ、そーゆー馬鹿可愛いルックスだってことと、子役時代から『キッズ・ウォー』やってたからサモアリナンってのとが作用しているのかも。
『僕らのワンダフルデイズ』
- おぢいちゃんが観ゆ映画かな。竹中直人の横暴ぶりを周囲が許しているのが赦せない人にはこれは無理だろう。可哀想に、貫地谷しほりが「いかにもシナリヨでござい」とゆう台詞を言わされ演技をさせられているよ。最低だったのはスーパから出てきたとこでの弟とのやりとりの辺りだ。学芸会のお芝居の演出か!と思った。竹中には好き勝手にアレンヂさせているくせに貫地谷にこれをやらせては可哀想。
『ポチの告白』
- 取材した事実に基づいた警察犯罪が語られる3時間15分の映画なのだけど、警察署の全員がぐるになった悪徳警官ものってフィクション映画でよく観るから、どーも真実みに欠けちゃうよね。さらにはこっちに油断や隙や非がない限り、この映画内の警官からの累は及んでこないと描かれてもいるし、どこをどー捉えてもやっぱき観て楽しい絵空事であった。
『ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜』
- 日本のCGアニメイションはまだまだまだ人間を動かすのが下手だなあと、髪の描き方とか顔の造作の整いすぎ方とか見て思わされた。異形の生き物は巧く描けるのにね。だったらせっかく顔が整ったおにゃのこが主人公なんだったら、ぱんちらくないサーヴィスしろ!とつくづく思う。まぢで。
『ホノカアボーイ』
- 松坂慶子はいい役をやっているなあ! あとミドコロは長谷川潤だ(はぁと)。物語としては「世代差のある恋」で、つまり『ベンジャミン・バトン』や『トワイライト〜初恋〜』がテーマとしているのと一緒。だけどファンタヂィでも伝奇でもないから、単に見苦しい婆ちゃんの話に過ぎない。仕方がない。
『ホルテンさんのはじめての冒険』
- 定年を迎えてふらふらと過ごすホルテンさんが出わう日常は、ちーさなくすぐりで一杯なんだ。そもそも周囲がヘンなのか、ホルテンの着眼が異質なのかはこの際どっちでもいーや。ブログのねたには事欠かない人生だなあと思いました。
『ボルト』
- ボルトの旅の同行者である猫とハムスタの設定がすげい、このキャラクタならこーゆーことを言いそうだ、と予想できゆことを言い、それで物語がきちんと展開していく。巧いなあ。久ヴぃさにデズニィの底力を観た!って感じ。冒頭に流れる短編は日本人としてはとても興味深く観たよ♪ ひとつだけ、「なんでトマトやねん!」。
『ホワイトアウト』《2009年》
- 南極で初の殺人事件を捜査するとゆー話。でも人がごたごた多すぎて閉塞感がないことこの上ない。そのくせ僅かな人数だけ残してみんな撤退させちゃってなにやってんの?みたいな。とどめは気象レーダに映る低気圧が北半球の颱風の渦と同じ巻き方だった。ぎゃふん!
『マーシャル博士の恐竜ランド』
- 幼稚っぽい空想を転がしただけのSFでした。
『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』
- 犬はかわよい。作り事だと判っているのに、お葬式のシーンは悔しいが悲しかったよ(おろろんおろろん)。ただ犬を見せるだけだったら「ぽちたま」でぢうヴんではないか、とさすがに解っているんだろう、不要(笑)な若夫婦の生活が描かれている。「犬は、ただ飼われている様子だけを見せてる」って扱いは、でも好感が持てた。変に演技をさせるよりかは、宜しいんぢゃないでしょうか。
『曲がれ!スプーン』
- いかにも「伏線だよ、組んであるでしょう?」ってのが鼻につくのは本広克行の仕方がない特徴だ。ここまでテレヴィドラマ的な作りにしなければもっとこのシナリヨだったら面白くできると思うんだけどなー(たといば透視した向こうの映像処理がおざなりに過ぎる、とかさ)。つーのも本広克行だから仕方ないんだろう。こーゆーのが好きな人が多数いて客が入るってんだったらそりゃ作る訳だからなあ。
『真幸くあらば』
- そんなことが映像化したかったのか!と驚く展開が観られますよ。場面転換とか時間経過なんかには石森章太郎の「マンガ家入門」で提唱されていたオーソドックスが採られていて、これはこれであり。それにしても映画を観終えてなお「真幸くあらば」の意味が解らないってのは、これは単に我が身の不勉強を恥じるべきなの?
『マダガスカル2』
- 日本語吹き替え版で歌われるとサイコーに恰好悪い。CGアニメとしてもライヨンの肌の表現がスポンヂみたいで、すべてが稚拙に見える。が、しかし、ストーリィが素晴らしい。よくこんな原因と展開と結果を組み上げたものだ。終わる頃には『3』が観たくなる。
『マックス・ペイン』
- 妻と娘を殺した犯人一人捜すためだけに大量殺戮をしてないか?この警官。こいつは敵を殺す、でも敵は何ぢう人が一斉に撃っても絶対こいつには当たらない、さらに敵は敵を殺す、敵はこいつを殺すまいとする。なんて、都合だけがいいんだろう(辟易)。馬鹿シナリヨだ。ばーかばーか。
『真夏のオリオン』
- 戦闘中に綺麗事言ってる、噴飯物の太平洋戦争時の潜水艦映画。“艦長がどんなに賢いか”を示すために、いちーち航海長に“正しい戦略”を提言させてはそれを頭ごなしに否定するって語り口調が採られていた。親切だなあ(笑)、を蔭で解り易かったよ。
『真夏の夜の夢』
- シェイクスピワのシナリヨの(実は)ゆるさと中江裕司のテキトーさ(褒めてます)が綺麗にマッチして、これは素敵にファンタヂィだ。いったいどこまでがシェイクスピワなのか見当もつかないが(笑)。
『マルドロールの歌』《1977年》
- ただ眺めて面白い、こーゆー映像のモンターヂュは好き。デヴィット・リンチみたい? 違う?
『マン・オン・ワイヤー』
- サイコーのドキュメンタリィだ! ラストの人間関係の顛末までもが、これぞリワルであるッ!
『ミーシャ/ホロコーストと白い狼』
- なんでもあるぞ。ハイヂだなと思って観はぢめて、しかしスリラだの『スピード』だのが含まれてくるとは!(嬉) 「考えられる限りの最善のハッピィエンド」にも好感が持てまくりだよ。
『湖のほとりで』
- ミステリィではないな。この行き当たりばったりさは本当の捜査に近いのかもしれないし、単なるご都合主義なのかもしれない。きっと後者だ。そしてちっとも痛快でも爽快でもない。ふーん以下。
『南の島のフリムン』
- ゴリが監督した作品だから単なるギャグ映画だと思ってかまーない。ふざけ半分で作った割には楽しめたぢゃん、って程度。あのヒロインの子がもとフォルダー5だったとはね! 満島ひかりといい、層が厚いな>フォルダー5。そしてグルクンの唐揚げを取りわいして喰うのを観て喰いたくなったのは完全に僕の負けである。
『宮本武蔵―双剣に馳せる夢―』
- 押井守が宮本武蔵について考えた、その論を講義してくれるよ。騎士と騎兵と武士の差違、なんてすげい解り易い! 教育テレヴィを観るように面白い。理屈を捏ねる押井守にこの表現手法はベストマッチであった。
『美代子阿佐ヶ谷気分』
- さすがとゆーか、漫画を映画にしただけあってやっぱき絵が決まる。安部慎一の伝記映画っぽい作りにしてあるとは予想してなかったけど、雰囲気とかサイコーだ。ガロの時代が映画にできゆ21世紀がやってきたつーことだ<映像のテクニック的にね。
『ミルク』
- ホモの人権を尊重する法案を通そうと尽力した実在のホモの人物を描いたアカデミィ向けの映画。ひとまずは男同士のチューとかが見苦しいからちっとも同調できなかったよ! あ、レズでやってくれたら僕的にはオッケイだったかもね! 映画内で、ホモってゆうな、ゲイって言えとか主張してることだし。
『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』
- 長いし。最初の頃の人物関係紹介とか事件のあらましの辺は悪いけど寝た。でも、探偵のキャラが設定されてぐいぐい解いていく件は面白く観た(笑)<事件の全貌が判ってないのに! でもでも(笑)、結局聖書とかナチスとか出てきてがっかりだ、聖書とナチス禁止して頂きたいもんだ。
『迷宮譚』《1975年》
- どこでもドワを寺山修司が映画にしたらこーなるよ、とゆう物語だ。1975年に、あんな高層ビユがあるなんて、ちょっと驚き。
『モンスターVSエイリアン』
- 面白かったけど、意外とみみっちかったかな(笑)と思わないでもない。それにしてもヂャイノミカはやたらと着替えさせられてるなあ<助平か!
『ヤッターマン』
- さヴいのも痛いのも恥ずかしいのも、下品なのも低レヴェルなのも、すべてアニメイションを踏襲しているのだと捉えれば文句をつけるすぢわいではない! それよっかこの映像を観せてくれたことに感謝すべきだ。よくぞやった、深きょんと福田沙紀!!(絶賛)
『屋根裏のポムネンカ』
- 動きとかが拙くて(笑)、頑張って作った人形アニメイションっぽくて好感が。と言いつつ途中ちょっと寝た(笑)、さすがに独り善がりなルールがちょっとね、解りづらくてね。まあ、人形アニメイションを作るなんて独り善がりの極致だからそれも可。
『山形スクリーム』
- だーかーらー。「全員が竹中直人」では意外性も面白味もないっつーの。特に「いざとゆー時の反応」が全員竹中直人だ、なんちう単色であるか。そしてテンポが最悪。具体的にいっこ挙げると婆ちゃんに子守唄を歌わせる件が引っ張りすぎ。ただしつこいばっかりだ、しつこいのが竹中直人の味だから仕方がないんだろうけどやめろ。恰好悪い。恰好悪いのが竹中直人の味だから(以下略)。
『幼獣マメシバ』
- 豆柴やばい!(野暮だけど追記、35歳の引き篭もりニートもやばい!)
『よなよなペンギン』
- 主人公があまりにも異状に対して警戒しなさ過ぎ。そこに端を発して、展開もルールも、すべてが都合がよすぎる。こんな勝手な物語があるかいッ。
『蘇りの血』
- 板尾のキャラクタがサイコー。こんなルールだなんて! ルールをずらしてテッテーしてるってことはつまり世界をひとつ構築しているのと一緒で、楽しい楽しい。鍋の中で喰いつき合いをするのは魯迅だそうだ、プレスで読んで先に知って観たから戸惑わずに済んだ、よかったよかった!
『余命1ヶ月の花嫁』
- 太ってた子供時代のヴィデヨを観て榮倉奈々が「私ブス」って言うが、言われた子役がどんなに傷つくことか(笑)と思ったね。これは実話で、だから「こーゆーシチュエイション時の一例」に過ぎなくて、とりたてて偉い訳でも感動的な訳でもないよなあ、と思います。観せるんだったら榮倉奈々の演技ではなくて、本物のこの死んだ女性の映像の方ではないか、と思わないでもない。いろいろ思ったり思わなかったり。
『鎧 サムライゾンビ』
- 夏目ナナは美人だなあ!(萌え〜) 落ちは、惜しい。この落ちでもっと上級のを観たことがあるからどーしても比較してしまいますが。そこまでの、人がばんばん死んでいく展開には喝采したいよ♪ こーでなきゃ!
『雷神―RAIJIN―』
- ちっとも激昂しないで冷静に、でもがんがんやっつけていくセガールものだ。そして激昂に至らなかった理由はラスト5分で明かされ、観た者すべてが驚愕するであろう! この終わり方は新しい!ってゆうか空前絶後だ。
『ラスト・ブラッド』
- よくぞこんな、セーラ服の日本人の女の子が英語を操って刀振り回し鬼を退治するて!(笑) 無理くそ(笑) そーまでしてセーラ服の女の子が下のスパッツも露わに大暴れする様子を観せてくれてありがにょう! バトルシーン以外はぬるいが仕方ない!
『ラブリーボーン』
- 黄泉のデザインを省いたら意外とご都合主義ミステリィだ(意外でもないかな、もろにご都合主義かな)。そして黄泉の存在意義が、終わってみゆと、うーん。もしかしたら「創りたかっただけ」かもしれん、と氣づきましたよ?
『ランブリング・ハート』
- 臼田あさ美が双子の姉妹を二役で演じていて、えっと、妹がイーネ! 落ち着き先はかなり初期に見当がつくんだけど、妹のエンディング間近の急転直下ぐわいが巧いと思いました。キャラを活かしているぶん、本当にはこのまましやわせになれるかどーかはふわんに過ぎるけど、妹だからいいか、とも思わせるし、そこまで考えて、イーネ!!
『理想の彼氏』
- また40女が若い男の子とラヴい話になる物語か。『あなたは私の婿になる』よりかは本当っぽく楽しめたかな。旦那を追い返す顛末は巧い作りでした。ハッピィエンドに到るまでがちょっと、そこまでこの双方はもてない人たち?って思ったけどもな。
『リリィ、はちみつ色の秘密』
- 暴力父から逃れる少女の物語、なんだけど、まあ、結構都合のよい展開と結末が描かれる。主役がダコタ・ファニングでなかったらちょっと辛いほどに売りのないお話だったかも。
『レイチェルの結婚』
- 母娘のグー殴り、VIVA! 家族すべてのキャラクタが確固たる自己を確立していて揺るぎなく、こんな、映画の最中ごときでぶれたり転向したりしないので好感が持てる。この家族ではここで折り合うのがせーいっぱい、そんでぢうヴんだと解る。みんなこのまんま生きていくんだろう。
『レイン・フォール/雨の牙』
- サイテーなのははせきょうが、自分の妹の話を椎名桔平にする時に「彼女」呼ばわりしている点だ。なんだそれ! 通常の日本語だったら「あの子」だろう!! だれか、ちゃんと訳せるスタッフが一人でもいなかったのか? なぁんてゆう、ただ作りましたとゆーだけの映画だ。
『レスラー』
- がちだよね、痛いよ痛いよ。だから迫力のあるしわいが観れるよ。引き際の話だ、アカデミィにノミネイトされる所以ってことでしょう。そこまでそー生きてきてしまったもんが行き詰まった揚げ句にもがいてもしょーがないのにね。そのざまが観たくて、観せたくて、つーことでしょうかな。
『レッドクリフ PartII』
- 途中から観てもぢうヴん面白い!<1本の映画を途中から観るってなかなかあり得ないけど、そのくない「途中から観てもぢうヴん面白い」作りになっておるんだようん!! 10,0000本の矢を調達する顛末、萌え〜♪
『路上のソリスト』
- チェロのソロの演奏を聴かされても巧いんだかなんなんだか判らないっつーの。実話だってことがネックになってて極端なデフォルメができなかったのか。だから単に精神分裂症の乞食をケワするとゆー話でしかない。演奏を省いたら何ら特徴的ですらないこの物語を、演奏で訴えられないってんぢゃ、駄目でしょう。
『ロボゲイシャ』
- 松尾スズキの件がどのタイミングに入ってくるエピソードなのかが不明。あとは文句のつけようがない(笑)。予告編とかちらしとか知らずに、これを初見で観たかったにゃあ。「尻刀」と「地獄の謝罪」は声出して笑った。あと予想外なのは「エグザイル射撃」! サイコー!!
『ロルナの祈り』
- かわよい顔のロルナのおヌードが映像に不向き、ぶっちゃけ「見苦しい」のがきっとおそらくはリワリティなのかと思わされました。
『ワイルド・スピードMAX』
- どーせ公道レースみたいなことをやるなら『湾岸ミッドナイト THE MOVIE』みたいなぬるいことしてないで、ばんばんに法に触れるここまでやらなきゃ!と目を覚まさせてくれるね。ま、観てて、すぐにこの刺戟には慣れちゃうから、飽く訳だが。
『わたし出すわ』
- 「要るだけくれる」とはね。要る以上にくれる話だったら全然違っていただろう。ものすごく狭い、でもちゃんとドラマとして成立する処を狙ってきたものだ。
『私の中のあなた』
- 姉のドナーにされるために人工授精で作られた妹が両親を相手取って訴訟を起こす話だ。そんなん、結論が見えてるやん!と思って観ていると、実は言いたい点は別にある物語なんだよねー。こんなおーきい問題を抛棄してそのラストでいいのか!と思わせないでうやむやにする力業がすげい。でも終わってからもやもやする〜。
『私は猫ストーカー』
- 星野真里はすぐ林檎を箱で送ってもらうなあ! 野良猫の愛で方を教わりました。そして、人生にテーマのある人は幸せだ。猫ストーカで生涯を送ってもいいぢゃん!と本氣で思う。こーゆー映画こそが人生の指針を示していると思うよ。
『笑う警官』
- 最後まで観て、真犯人つーか最後の黒幕の真意が不明だった。なんだこりゃ。もっと筋の通った映画を作りましょう。
『ワルキューレ』
- ナチスの将校がヒットラーの暗殺計画を企てるって、これはテロの映画だ。テロ頑張れって言ってる。相手がヒットラーだったらテロオッケイって謳っている訳だ。ほう。笑いがないので僕は嫌いですがね。
『湾岸ミッドナイト THE MOVIE』
- なんだか走ってるけど別になあ。こーゆー、犯罪の分際で犯罪扱いされないとゆーキレーな公道レースバトルものを観てデズニィは『ボルト』の同時上映の『メーターの東京レース』を作ったんだとよっっく解る、夢物語的物語であるッ。
『ATOM』
- ハムエッグが太っているよ!(しょっく) 手塚治虫のキャラの声を手塚眞が当てているよ!(しょっく) アニメイタのほぼ全員が香港人だよ!(しょっく) 人工太陽球がトートツ過ぎるぞ!(しょっく)
『BALLAD 名もなき恋のうた』
- なんで野原しんのすけぢゃないんだ(笑)、そこを変えてどーする。冒頭の、勇気がない場面はテッテ的に「ケッ」と思う。そんなべたな振りをされてもね。
『Blood ブラッド』
- Vシネマだ。一点のみ、売りを杉本彩のお乳にもってきて、そしてこのお茶の濁しぐわいもまさしくVシネマっぽ! いっそガッツ石松がちゃんとして見えるほどにすべてが(特に発想の練りが)浅く小さい。
『Dr.パルナサスの鏡』
- 映像美と、そして設定が美しく、発想され尽くされている。創作の鑑だよ!
『eatrip』
- なんちうこともない『いのちの食べかた』であった。悪くもなくよくもない。観ていておなへりになる訳ですらなかった。批判も提案もしてない。ま、そーゆー人もいるわな、と思っただけ。
『evidence』
- 名古屋学芸大学が作った映画なんて観られるレヴェルだと思えない!とすべての希望を棄てて臨んだら面白かった(笑)。惜しむらくは女優にいっっさいの華がないことだ(爆笑)が、そこくらいは諦めよう! シロトの作る映画なんてどっちに転がるか判ったもんぢゃない、ってのも意外性に期待ができるとゆうプラスの方向に振れて、楽しめました。「なるほどね、難病の妻を切り捨てる男だけのことのある選択だね」ってとこも理屈が通っていたし。
『E.YAZAWA ROCK』
- 『ファッションが教えてくれること』と一緒なのね、と思っただけ。あとは砂浜のヂョギングかー。
『GOEMON』
- 紀里谷が好き放題にデザインしている。他の誰にもこれは創れないだろう、楽しめました♪
『HACHI 約束の犬』
- ハチ公やばい!
『MW―ムウ―』
- 警察が愚鈍に過ぎるのは手塚治虫なんてゆー旧いシナリヨライタを持ち出したせいか。手塚以降のストーリィテリングの進歩や発展を無視している訳で、今これを観せられてもね、と思います。みんな死なせてへっき、とゆう鉄面皮の犯人には萌えますが、でもそれも『チェイサー』で観ることができゆし。これでなくてもね。
『ONE PIECE film STRONG WORLD』
- モブシーンの傍役の絵柄のデザインの完成度を宮崎駿アニメのそれと比較してほしい。って程度の雑さが、原作が『ワンピース』であるが故に目についちゃうんだなー。あとはらはらするぐわいも、原作の足許にも及ばない。どーして原作のよさがアニメになると消えるのかしらね…。
『PUSH 光と闇の能力者』
- 新しい超能力を考えましょうとゆう試みなんだろうけど込み入ってて解りづらい。こーして観ゆと『ウォッチメン』がいかに優れていたかが解る。
『REC/レック2』
- 前作の解答編みたいだったのが残念、観慣れちゃってたのが残念、結局キリスト教に着地させたのが最大に残念でしたよ!
『ROOKIES ―卒業―』
- テレヴィシリィズを観てない者にはこいつらが不良だとはいっっちミリも思えなかったぞ! 一般の学生が卒業式でケータイ見たり立ち歩いたりしているのに比べれば、教師に感謝の心を抱いているって点で、遙かにフツーよりいい子ではないか!(笑) つまり、全編に亘って予定調和が支配している映画だった。『タッチ』あり、岩鬼あり、『木更津キャッツアイ』あり、戴き物ばっかだし! それも予定調和に含めるつーことで。
『SOUL RED 松田優作』
- 20年前に死んだ分際で、でもその時点で既に『ファッションが教えてくれること』を継承していたのだ。「偉そうで成功した人」はみんな一緒だし、そーゆー人は映画化されるとゆーことか。そうか。
『TAJOMARU』
- 松方弘樹にとどめを刺すね。松方弘樹をもっと観たかったぞ。
『THE CODE/暗号』
- 林海象は観せたい画がある。その状況にするために途中にあり得ない展開が入る。でも、それはそーゆー美学ですから。
『The Harimaya Bridge はりまや橋』
- 頑固ぢぢいが懐柔されていく話で、ご当地映画なんてにゃーとまっったく期待しておらず、なめてた分、逆によかったよ! フツーに映画として出来がいいのでぴっくり。綺麗事が楽しめて氣分がいいです♪
『THE 4TH KIND フォース・カインド』
- 「第4種」だからなあ。正確に書くと「第4種に過ぎないからなあ」ですが。あと、本作中には衝撃的な映像が含まれていますとかアナウンスしてるけど、大袈裟だ。
『3時10分、決断のとき』
- 西部劇はしょーがねーなー。いっくらでも途中で出し抜けるし、若しくは移送する犯人は生かし、他の襲ってくる連中は全員殺していいルールとは恐れ入る。こーゆーのが恰好いいと思ってる人が観るんだからいいのか。
『7つの贈り物』
- タイトルで言っちゃってるせーでネタは10分で底が割れる。でも。なまじ伏せておいて驚かすよりかは誠実だろう、ラストまで観て「よかった」と思いました。
『13日の金曜日』
- 第一話をまた映画化した訳だけど、被害者側は別段自分たちが何番目かとか知らずにクリスタルレイクにやってくるんだから、カンケーない。ただフツーに映画を作っただけ。唯一、観にくる客は何が起こるか知っているため、故にちーとも怖がれないんだ。客はいっそヂェイソン死なないで!と応援しつつ観るくないだ。そこまで来てしまったシリィズものを原点に戻す意味は、はっきりと、なかったと知れた。
『20世紀少年〈第2章〉最後の希望』
- 隠し事と暴露の自転車操業。ところどころに都合のいい省略とヂャンプがあって 煙に巻いているだけで、足を停めて考えたらリフヂンな点がいっぱい。「ともだちの目的はなにか」とか「ともだちランドのボーナスステーヂで見られたくなかったものとはなにか」とか「なんでそれを知っているのか」とか「知ったら殺されるのは何故か」とか「だったらともだち側はそんなことをなぜ知らせるのか」とか、もう根本から変。いきよいがいいだけの物語ですね。
『30デイズ・ナイト』
- 町を襲った吸血鬼軍団をひと晩で撃退するのには無理があるだろう、敵の認識をした後に逃げ、弱点を発き、反撃するには時間が要るだろう、から30日間に増やしました!とゆー話だ。蓋を開けてみたら映画の上映時間は一緒だから同じよーな印象だったよ(笑)。がっかり!
『50歳の恋愛白書』
- すんげい一般的な邦題がついているが、原題は“ピッパ・リーの私生活”って、この一人のおばはんの現在と若き頃の悩みが綴られるだけなんだ。これはこれで面白いけどタイトルから入ると期待外れにも取られそう。そして50のおばはんの生き様を、日本人のどいなけが観たいか?って話にもなるし(笑)。観たら、面白い映画なんだけど薦めづらいことは確か。
『96時間』
- 奥さんを躊躇なく撃つシーンが秀逸。こーでなきゃ。テンポが死んぢゃうもんね。そうしてテンポを活かすためだったら都合がよすぎても氣にしない!(笑)ってのがテッテーされていた。まあ、解ってるぢゃん!ってことで。
『(500)日のサマー』
- 日にちをぽんぽん移動させなきゃきっとこれはフツーに見られるラヴの進捗状況を描いただけのお話だ。「日にちをぽんぽん移動させる」仕組みが面白かったので期待しすぎて、でも確かにそんなただの一日の出来事が次のある一日だけに全部影響するなんて事態は起こらないわなあ。冒頭とラストに『アメリ』っぽいナレイションが入るよ。
『2012』
- 海がそこまでくる前提か! それを伏せていた意味はあんのか!? 知った時にがっかりさせるだけぢゃ?と思うのですが。