素直ヒート

ヒート 4

スレ 【赤い綱で】素直ヒート【結ばれているッ!!】
No >>529〜>>532
日時 2011/01/22(土) 02:58:00
本文
「ん〜〜」
椅子に座りながら和久は伸びをする。
ラジオを聞きながら勉強をしていたら時報は2時。
ヘッドフォンを外し、
明日は休みなので少し遅くまで眠れる、そう思いながらベッドに向う。
そして気付く、無人ではないベッドに。
「…何で?」
そこにはにやけた顔を浮べて寝るヒートがいた。
「いつの間に?とにかく…もしもし、起きてください」
和久は寝ているヒートをぽんぽんと叩く。
「うにゃうにゃ…もぅカレーはいいのか、和久〜」
しかしヒートは寝言を言うだけで起きない。
「カレーはいいですから起きてください」
「…カレーには福神漬けだなぁ〜和久〜」
「福神漬けでもらっきょうでもいいから」
「…次はとっておきの…私を食べるのだ〜和久〜」
「起きなさい!」
ぱちんと和久はヒートの額を叩く。
「うひゅ?」
ぱっと目が開くヒート。しかし少々呆け気味。
「やっと起きましたか?」
「かじゅひさ?」
「おはようございます」
「おはよう!ん?まだ夜ではないか?!」
始動から急激に稼動できる頭のヒートである。
「夜です。で、なんでここで寝てるんですか?」
「温めておいた!!」
下半身だけを蒲団に入れた状態で自慢気な顔を和久に向ける。
「和久が寒くないように先に私が入って温めておいた!!」
「そうですか、それはありがとうございますね」
感謝が感じられない呆れた顔で和久は言う。
「さぁ!早く和久も入れ!温いぞ!」
ちょろっとだけ蒲団を捲ってヒートは誘う。
「とりあえず、出てください」
「?」
「この時間だから帰れとは言いませんが、隣で寝てください」
「ん、だから隣で」
ぽんぽんと自分の横のスペースを叩くヒート。
「隣の部屋で!」
扉の方を指差し和久は言う。
「寒いじゃないか!」
「エアコンをつけますから」
「電気代が勿体無い!」
「だったらそのまま寝てください」
「わかった!!」
そのまま、蒲団をかぶってヒートは寝る。
「違う、違う、ここで寝ないで!」
止める和久にヒートは眉をしかめる。
「…和久は理解しにくい事を言う」
「では、しっかりと聞いて下さいよ?」
「うむ!」
「この蒲団から出て、隣の部屋の蒲団で寝て下さい、1人で」
「何故?!」
がばっと上半身を起して驚愕するヒート。
「一緒に寝れないからです」
「私は一緒に寝れるぞ!!」
「私が気にするんです」
「私は一向に構わん!!」
腕を組み胸を反る。
「私が構うんです!」
「…来てもちっとも構ってくれなかったくせに…」
唇を尖らせながらヒートは文句をたれる。
「気付かないうちに部屋に入ったのでしょう?」
「ちゃんと言ったぞ、おじゃましますって」
「いつもの音量で?」
「夜に大声はいけないって言ったのは和久だぞ!」
どうにも今宵のヒートは無駄に頭が回るらしい。
しかしこのままずるずる流される和久ではなかった。
「と・に・か・く、寝るならお一人で」
「いつも一緒に寝るじゃないか!!」
「駄目です。いつも、クリスマスの時もですがなんだかんだで…」
「でも襲ってくれないじゃないか!!」
「襲いますか!!」
「いつでもバッチ来いだぞ?今日も勝負下着だ!!」
「どうせ赤の縞柄でしょ?」
額に手をあて和久は呆れる。
「ちっちっ、今日は初めてでも安心な、白!純白純潔純情な白!!」
「はぁ、赤ではないのは珍しいですが…」
「い、いいんだぞ?あ、赤く染めても、身も心も…シーツもショーツも」
早速、顔を真っ赤にして、もじもじしながら上目使いでヒートは和久を見つめる。
そして和久は…

ばたん!
無言で部屋からヒートを出して扉を閉めました。
「うわぁぁぁぁん!!」


結局…
深夜に迷惑な音量を出すヒートを窘めて一緒に寝ている和久であった。
「温いか?和久?」
「えぇ、だから寝てください」
「て、手を出してもいいんだぞ?」
「外に出しますよ?」
「ごめんなさい、すみません、許してください」
「ふぅ…手なら繋いでもいいですよ」
「和久!!」
「うわっ、手です、手!腕に絡まないで!!」
和久はなんとか理性を保たせたようです。







解説 ヒートのようでヒートでないのは意図してるところもあるが
もう少し暑苦しくならないかねぇ、これじゃただの甘々カップル。
仮タイトルは「寒い夜」