素直ヒート

ヒート 1

スレ 【赤い綱で】素直ヒート【結ばれているッ!!】
No >>398〜
日時 2010/11/19(金) 01:50:51
本文
話は唐突に物陰に隠れる少女から始まる。
少女の名前は松田緋糸(まつだ・ひいと)。
あだ名はヒート。

「ここで待っていれば和久が通る…そして、飛び出す私、驚く和久。
 その隙を見逃さず、抱き着き…ふふふ…」
「で、何をするんですか?」
ヒートの背後から何者かが声をかける。
しかし、それに振り向く事無くヒートは物陰から前方を凝視していた。
「それは決まっているだろう!!熱いベーゼ!!いや、キッス!!」
「どちらも接吻ですよね?」
「ちがう!!熱いキッスやベーゼはあっても熱い接吻はない!!」
ヒートは振りかえり、拳を握り締めて熱く断言する。そして気付く。
先程から前方から現れる筈だった和久がいつもの表情でいた。
「…?!な、なんで、和久がここに!!」
「前方から妙な気配と声が聞こえれば後ろに回りますよ」
「しまった!!」
「さ、馬鹿な事をしてないで、帰りますよ」
そう言うなり和久は階段を降りはじめる。
しかし、ヒートは立ち止まったままである。
和久が最下段まで降りきって時もまだそのまま。
和久は振り向き見上げる。
「先に帰りますよ?」
「…」
ヒートは和久を見下ろす様な位置から後ろへ下がり…
「とうっ!!」
跳んだ。
直線に近い弧を描きながらリノリウムの床に着地する。
「階段全段を跳ばないように」
「大丈夫だ、痛くない!!」
すくっと立ちあがり満面の笑みでVサインを出すヒート。
「そうですか、まぁそれはわかってますが…見えますよ?」
「何が?」
「下着」
その返答に、にやりと笑い、スカートの前を捲し上げるヒート。
「ぬかりない!!ジャージを装着済みだ!!」
「…おや、珍しい、今日は青の横縞ですか」
「そう、今日はクールで可愛さを…なんで、和久知っている?!」
「今、確認しましたから」
「?!」
スカートの上から臀部を触る。そこには捲り上げたジャージの厚みはない。
ヒートの顔はみるみる真っ赤になってゆき…
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「おお、速い、速い」
夕焼の校庭を突っ走っていくヒートの背を見ながら
ヒートの靴を持って校舎を出ていく和久であった。







解説 松田緋糸はクーと男は夫婦のあの娘。
ヒート要素はあるがクールでもあったり。
まぁ男の前ではヒートだが。
…少々お頭の足りない子に見えない事もないな。
仮タイトルは「松田さんちのヒートちゃん」

しかし、これに絵を付けてもらえるとは…書いてみるもんである。