修正会 1月1日

 新年明けて元旦にお勤めをいたします。修正会は、新年を祝うと同時に今年もお念仏と共に日々を送らせていただく誓いを新たにする法要です。例年元旦には本堂にてお勤めをいたします。初詣というと神社にお参りすると思われている方が多いですが、仏教徒であれば是非寺院にお参りください。毎年、数名の方のお参りを頂いてます。参詣をお待ちしております。

 1月1日 午前7時半より8時ごろ

盂蘭盆会 8月13日〜15日

 『盂蘭盆経』による釈尊の弟子目連尊者の物語に由来します。目連尊者が、釈尊の教えにより、餓鬼道におちて苦しみを受けている母を、百味の飲食を持って修行僧たちに供養しその功徳によって救ったという教説が行事になったものです。 真宗において先祖はすでに往生していると説いているので、追善供養ではなく、先祖・亡き人に対する感謝の法要です。あらためて先祖・亡き人の声なき声に耳を傾け、我が身に目覚める聞法のご縁として、本願念仏の生活を頂くというのが、真宗門徒がお迎えするお盆の心だと思います。 亡き人の私たちにかけられている願いに耳を傾け、家族そろって御内仏の前で手を合わせて下さい。

永代経 8月19日

 永代経志を頂いた方には後日改めてご案内を差し上げます。  永代経には二つの意味があります。一つはなんと言っても亡き人を追慕する心から、手篤く供養したいという願いのあらわれであるということです。もう一つの意味は、「供養」は仏陀の説法を聴聞すること(読経)によって、生者と亡き人が真に出逢うということです。それは亡き人が生者にとって、自分の生きざまを問いかえさせてくださる仏だったと拝めることです。 この仏法が後々まで相続されていくようにとの願いから、亡き人を縁としてお寺の教化事業の資金を進納するというのが永代経のこころです。その意味で永代経とは、「永代法義相続経」と言えます。

午前10時より午後1時ごろ

報恩講 12月3日〜4日

 現代は、物があること手に入れることは当たり前で、人間の知恵によって何でも可能になると思い込むようになり、与えられるとか既にある存在そのものが尊いということが感覚できなくなりました。豊かさは自分中心の在り方を誇示し、本物か偽物か、本当か嘘か、徳か損かとの比較の価値観で優劣をつける生活に埋没してしまったようです。 私自身の報恩謝徳の義を確認するために、聖人の言葉に聞き、聴聞していく大切な場にしていただきたいと思います。 報恩講のお勤めは、多くの僧侶が普段のお勤めと違い高く大きな声で声明いたします。年に一度だけのお勤めです。初めての方も是非お参りください。

 3日 午前10時より午後3時ごろ

 4日 午前10時より午後3時ごろ

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