螢は、今夜から下で寝る言い出した。螢は、五郎に昔母令子と結婚した日に何を話したのか聞いた。五郎は、結婚してくれてありがとうと言ったら令子が怒ったと話した。
結婚式の当日、花火が打ち上げられリムジンが迎えに来た。五郎は、機嫌を損ね結婚式には行かないと言い出してしまった。五郎は、いつもの作業着に着替え炭焼きを始めだした。それから説得するのに2時間半かかった。
麓郷神社で結婚式が行われ、披露宴は北の峰の会館で進行した。その席で、草太のスピーチ練習の録音テープが流れ、出席者達は、皆昔ことを思い出していた。それから、螢達をホテルに送り、町で行われた二次会の席で五郎は切れたように酔っぱらった。純は、シュウに電話をし、五郎をタクシーで家まで連れて戻り、酔っぱらった五郎を家の中にに何とか連れて入った。五郎はふところに令子の写真を忍ばせていた。純は、その写真をそっと机の上に置き、五郎に布団を掛けると五郎は純の手を握り眠りについた。
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