2013年ちょころびっと映画寸評

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あ行

俺俺

でがい漏斗型のモニュメントだの、ごみ箱から溢れ出ている肉色の物体だの、さすが『亀は意外と速く泳ぐ』の監督だけのことがある、「絵面的に面白かったら挿んでくる」んだ(『亀は意外と速く泳ぐ』の監督だと氣づいたのも手羽先が出てきたからだ!)、なので、起こっている“事件”が、なんらかのルールに則っているかどーかとか、解析する意味があるとは思えなくなるのよ、『逆転裁判』がミステリィとして面白くなかったのとおんなしことが起こっている。ので、「削除」ってなあに?と思ってもスルー、棚上げして、そのまんま終わる訳で、ふーん? 俺Xってだあれ?も、そのまんま終わってスルーだし。ふーん。
か行

風立ちぬ

男はお仕事をちゃんとやりましょう、と啓蒙してくれる映画だ。主人公はこの人は『紅の豚』で桂三枝が声を当てていたあのキャラクタですね? 名古屋が舞台だとは思ってなかったので欣喜雀躍。地震の表現が秀逸(もちよん飛行ぐわいもそーなんだろーけど)。こーゆーことができゆから、アニメイシオンはつおいのだ!と解るいきよい。特に「啼き声」で余震を表現する、とか、ならでは!! 名古屋なのに名古屋弁を一回も遣わない、っていうのも、それは「外人が出てきたのに日本語で会話している」という表現上の翻訳が施されている、その効果が名古屋弁にも及んでいる、と捉えれば無問題。

クロユリ団地

怖くない。ああ、あっちゃんの側の問題だなとは、割りと早く氣づくように構成されている。だから怖がるべきあっちゃんの立ち位置に、自分を投影できずに観ゆ訳で、つまりホラーではなくってサイコサスペンスに近い感じ? あとあっちゃんはNTTどこもを使っていたよ!? えッ。そっそそそふとばんく的に、いいのかッ!?
さ行

貞子3D ―2Dバージョン―

なんでカマドウマがいっぱいいるのか。石原さとみの怯え顔は出来がいい、怯えてなお美人、ってのは「解っている」んだなあと感心する。出演者的にだけは僕得なんだよね、平祐奈とか橋本愛とかきゃんちとか。お話しが酷い出来だ。

すーちゃん まいちゃん さわ子さん

まいちゃんの乳がでかいのが(まいちゃんではなくて真木よう子だがな!)最初に森にった時から判って(てゆーかその次に知れるのは妊婦になったシーンまでおわずけだが!)、萌え?。画面の明るさ、綺麗さが、この映画のテイストをよっく物語っている、最大に象徴的なのはまいちゃんが帰宅するとティブルの上にドミノ倒しがセットされているってとこだ! こんなかわええインテリアあるか!? あと、階段の途中でセーラ服が立ち話している、っていう演出も凄まじい。つまり、画面の隅々にまで配慮が行き届いた映画なんだ、好き! 階段使いが巧いし。映像として心地よいというのはセンスが窺い知れることだにゃあ。
た行

テッド

なんだよ、単に「厄介な親友が結婚のぢゃまになる」ラヴストーリィ、の、親友イーコールくまぬい版ってだけかよ!(がっかり!)

デッド寿司

亜紗美の「ぬぐってもぬぐっても米粒」は、すげい! 期待したよりか、デッド寿司が出てくるのがゆっくりで、筋を通していて、逆にぴっくりした(笑)。そのくせ伏線とかないし。わはは。これを、ツインテールの日に観にいけて、幸せだ!!
は行

パシフィック・リム

わはは。最大に評価できゆは、セックス的な肉体関係に陥らなかった点だ! てかチューすらしてねいよね?この2人! このスッピィドでこの物語を駆け抜けて着地させる、とかってのが勿体ない!!って思うほど。まあ、その実、これでぢうヴんにして∩必要、なんだろうとは思う。

バチェロレッテ ―あの子が結婚するなんて!―

おにゃのこ版の『ハングオーバー!』に過ぎないなあ。あと焼け木杭に火が点く系で。予想以上に狭い世界の話だった。

舟を編む

辞書の編纂は面白いに決まっているわなあ、ただ、特別な者にしかなし得ない偉業扱いされるのはなあと思った、すなーちキャラクタ萌えに創られている訳で、なんだかなあ。馬締とかぐやさんは双方、ルックスだけで好きになっている?以外の描かれ方がしてないんですが?ってのが最大の不満。どーせ描くいうんだったらお宅が好かれるよーなイヴェントをちゃんと提案して頂きたい限り。そーでないんならわざわざわざ、恋愛ファクタを入れなくて宜しい。

フラッシュバックメモリーズ 3D

ホリゾントに過去をフラッシュバックで投影してる、その手前で今、演奏している、という体で2Dと3Dを合成している映画だ。つまり舞台でやれば済むことを映画に移植した形ですな、興味深いアイデワではある。きよく生涯のミウヂシャンて、演奏できゆの? 曲覚えてられるの?などなどなど、すげい沢山の疑問を抱いて臨んだんだけど、結論は創作よりも奇なり、「体が覚えていた」そーだ、そーか! それでもきよく障碍だからイツナンドキ、自分が今なにしてるか判らなくなるんだろう、発症後のライヴのスッティヂのセトリ横には「今静岡でLIVE中」とか書いて貼ってある。ほう。全般的に、ライヴヴィデヨ的だったのは、制作がスペースシャワーTV故だろう、そう記録するのが目的だったんだろう、やむを得まい。
や行

横道世之介

聖人君子ではない、でもたぶんいい人、だって怒るシーンがいっこもないもの!とゆー、だから「ええ顔の『間宮兄弟』の塚地」って感じ? あのまんま、フランス留学から戻った(はずの)吉高由里子と二度と会わなかった、みたいな、どーしてなんだろう?みたいな、想像の余地を残す描き方は達者だにゃあ、長い映画なのにまんだ観たかったほどだよ。
ら行

隣人 ネクストドア

「お皿に食べ残したトマトスライス1枚とグリンピースと鶏の骨」が共通していたのをちゃんとチェキったよ!(笑) てゆーか最初おにゃのこ3人の見分けがつけづらいなあ!?と思っていたのも、意図されていたのか? 若しくは本国ではあの3人はちゃあんと見分けがつくのか?(笑)どっちのつもりなんだろうなあ! イングリッドの子は、ベッキーが膨らんだみたいだったけど。そうしてこの隣家の間取りはどおなっておるのだ!と訝しみつつ観てた!
わ行

藁の楯

おおおお。髪の青い人と髪の紫の人の、後頭部が、割りとでがく、一瞬過ぎるぞ、わはは。主人公の人格は、こーでねいと!という期待通りずばりで、だからもう逆にいっそ意外性がなくって、ふうん?って映画だったよ。タクシィのワッペンはいつ剥いだのだろうねえ?
アルハベット

DOCUMENTARY of AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?

「辞めた子列伝」になっちゃってる。ファンは喜ぶのか? 昨年公開のみたいな、被災地を巡るみたいな一般にも解り易いアッピールがなくなっちゃっててがっかり。それでも相かーらず、この子たちのバックヤードはカメラに取り囲まれているのだ、という事実は知れるので、いかに苛酷な環境かは伝わる。それにしても総選挙で倒れた、氣の強そうなあの子はだあれ? あと、いっちばん観た甲斐があったのはきたりえの『アンチ』でした、「指原ぶーす指原ぶーすさしこのくせにぶーす」萌える!! 2月1日の公開日に観てよかった!と思ったのは、ともちんの宣言でした!

HK 変態仮面

いっちばん素晴らしかったのは佐藤二朗演じる真面目仮面だった。ヒロインの子は『逆境ナイン』の時の堀北真希を見ているかのよーで、将来性しかないとゆーか好きなタイプぢゃないとゆーか。にしてもこの監督に是非とも『逆境ナイン』を撮り直して頂きたい限り! アバンタイトルの、マーベルコミック映画ロゴのパロディといい、すぱいだあまんパロディといい、キン肉バスターといい、解ってる!! スッカートめくりのシーンも惜しげもなくぱんつー丸見えにしてて悦♪

ONE PIECE FILM Z

いーんだけどさ。モサモサの実の能力とかモドモドの実の能力とか如きにやられてちゃ、いかんだろう? 最大にいかんのは「海楼石でできたスマッシャーを殴って壊す」箇所だ、海楼石の意義あるのか!? あとフランキー将軍は白くまよりもつおいし。てゆーか白くまに襲われた連中は白くまより弱すぎる、ってことの方が問題か。

SHORT PEACE

あああ、すっっげい解り易く、「単に絵が達者なだけのアニメイシオン」だった。「オープニング」は、隠れん坊で鬼をやっていた、声をはるかぜちゃんが当てている少女が、異世界に跳ばされた時に、そんなに易々々と偉業の建物内に足を踏み入れるか!?て時点で白ける。衣裳がぽんぽん可愛く変わるのを見せたいだけの絵先行型アニメイシオン。「九十九」もまさに絵先行型。あまりにも絵の完成度を求めた揚げ句に、線画の人物とリワルっぽい森とでタッチが乖離し、書き割りの前で演じているまんまに見えて白ける。火消しの奴は、絵の表現は達者だけど、ストーリィがなあ(笑)。大友克洋はスッチームボーイでつくづく判ったけど、動かすとなると動かすことに嬉々として、お話の盛りわげぐわいまで氣が回らないのではないか? AKIRAの時にはちゃんとしてたのになあ? 白くまと赤鬼の奴は、赤鬼のデザインが秀逸。血をちゃんと描いているのに好感が持てる。「武器よさらば」はさすが!これがアニメイシオンで、しかも劇場の大スクリィンで観せる意義だよ!と思う。つまり尻わがりでよくなっていくオムニバスでした。

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