02010年スグサマ映画寸評

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あ行

アーサーと魔王マルタザールの逆襲

プロモータさん曰く「予告編」だそうだ。その通り! これは評価できない。だいたいつまんなかったし(笑)ってゆうか(ズバッ)。

アーマード 武装地帯

おにゃのこが一切出てこないのがいっそ評価できる。どー展開するのか知らないで観ていて、もう、ぴっくりの嵐だ。「現金輸送車の警備員たちが狂言強盗を偽装してお金をちょろんぱしようとする」だけ知って観るといい。面白かった!

アイアンマン2

金持ちが何でも造れるラボを持っててがんがん発明してゆくんだ、『デクスターズ ラボ』の実写版ぢゃんね、素敵ー!!

愛する人

よくもまあこんなに、母と娘(子、でいいんだけど異性が含まれてくると少しフォーカスが甘くなるから、いっそきっちんと揃えて娘)の間柄ってモッチーフだけで上手に組んだものだと感心しました。敢えて男を排している訳ぢゃなくて、本当にこの物語を語る上で不要ってだけだものね、巧いシナリヨだなあ。『うまれる』を上手に創作に仕立て上げましたって感じか?

相棒-劇場版II- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜

警察上層部の利権争いを発くとか、もーいーよ。あと水谷豊が強行突入を体を張ってでもとめようとする解らず屋ぐわいがイヤだった。どーせーちゅーのか。代替案を口頭で説得できないんだったら出しゃばるんぢゃねえと思います、私。なに正義氣取ってるんだろう?

アイルトン・セナ 〜音速の彼方へ

セナとかF1とかまっっったく興味がないけど、プロストとの確執とかそんな辺りに障害があって面白す! やたらと、3年連続で日本GPがクローズワップされる流れになってたとか、そーゆ点でも興味を惹いたし。なんだか歴史ものにフヂテレヴィのアナウンサが出てくるって感じで愉快でした。

アウトレイジ

ラストまで、いったい誰が残るのか判らないだろう。ってくない誰もが「やられて当然」なよーに描かれている。だって、殺りたいばっかしの話だから当然だ。殺る方法をいろいろアイデワ凝らして観せてくれるよ。そんだけんの映画。

アイガー北壁

冬山登りの映像を撮るつーんだったらここまでやんなきゃ!>『劔岳』に言っている訳だがな! こー終わると知らずに観た方がきっとしやわせだと思いました、僕がそーだった!

悪人

フツーぢゃん、どんな悪人かと思ったら。単なる暗い『さんかく』、つまんない『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』に過ぎない。これが悪人とは噴飯ものだ(げらりげらり)。ちっちぇーな。なに悲劇のヒーロだと思ってるのか(笑)。

葦牙―あしかび― こどもが拓く未来

予断に充ち満ちているドキュメンタリィだ。本当に児童虐待の影響でこー育ったのか、そもそもの個性なのか、それが判らないのに全部を「虐待されたから」って断定しちゃってるよ!(失笑) ニュートラルを、たといそうではないのが映画的に当然でも、もー少し装いましょうよ? それがドキュメンタリィだろ?

あしたのジョー

これ時代いつだよ。

アデル

前半部は解りづら過ぎる。濃ゆいキャラクタが奔放に動くから、くどくてついて行く氣が失せる。でもアデルがバリに戻ってきた辺りからエンヂンがかかりますよ? わははこれは面白いではにゃいか。『ダ・ヴィンチ・コード』を観ておくとミーラたちがルーヴルの外に出た時に交わす会話の意味がよっく解ろう、と思った。

あの夏の子供たち

かわよい娘が3人いるけど仕事で行き詰まったお父っつぁんは自殺しました、とゆー話だ。仕事と家庭と天秤にかけて、家庭は生き甲斐にならないと説いているのだ。ふうん。かわよいのに!>3人娘!!!

アメリア 永遠の翼

アメリア・イヤハートに関しては『ナイト ミュージアム2』に出てきたのでおなぢみだ! でもこーして伝記映画になると解るのは「ただ単に飛んでるか、飛ぶ前か」の2パタンしかなくて、そんなドラマティックでもない。飛んだら飛んだで成功するか失踪するかの二択だし。ついでに、ヒラリー・スワンクはえらいゴリラ顔になったなあ!と思ったらラストで出てくる本物のアメリア・イヤハートに合わせていた訳か! ゴリっ!!

アリス・イン・ワンダーランド

空中にいろいろ漂ってる! 3Dってこーゆーことなのね! アン・ハサウェイが馬鹿みたいでかわよい。物語の深みは『チャーリーとチョコレート工場』よりかは単純だった。キャラクタ並べて走らせちゃったら仕方がなく、なるよーにしか転がらないからだろう。

アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち

タンゴ、面倒くさい!(笑) 演奏して歌って踊らなきゃなんないなんて! これを観て音楽が嫌いになりましたよ!

アレクサンドリア

石なを投げて打ち殺すて、なんて野蛮な時代! てゆーか宗教が野蛮なんだ、科学は野蛮ぢゃないなあ、と訴えている映画だ。地球の公転軌道が楕円であることを知って観るか、知らないで観ゆかで期待度が変わる、かも。いづれにしても早くあと1300年くない経って、ケプラーよ出でませい、と思う訳だが。

アンストッパブル

「無人暴走列車を止める」ってゆー見え見え見えの設定と展開がこんなに面白いなんて! 21世紀にあってもこのアナログぐわいが楽しめるとは予想外に喜ばしいことだよ。

アンダンテ〜稲の旋律〜

めっさ読め読めに読める、けど存外いい。親離れはしようよ。ってのと、やっぱ女は顔だよね!ってことが言いたいのだ(笑)。エンドテーマをあんなに上手に歌うなんて! その本編との落差もよかったし。

イエロー・ハンカチーフ

最後の3分くないを観ゆためだけに知りたくもない登場人物の設定を延々観せられるのだ! その我慢に見合うアイデワではあるけどもね、みんな知ってるアイデワだけどね。

息もできない

手持ちカメラでワップ多用で。肉親はつくづく憎悪の対象だと確認したし。膝枕のシーンで、双方意思の疎通が正しくなされていないくせに感情はシンクロして感極まる辺りは素敵。ラストの、開店祝いと、病院でとの時間軸のいぢりも、凄い。方々が凄まじく鋭く光っている。

育子からの手紙

入院してる子にはおてまみを書いてあげゆと慰めになるよ、とゆうことだけを言っている。育子がリラックマ縛りだったことに大注目! キイロイトリが好きなのかリラックマが好きなのかはっきりして!!(悲鳴)

犬とあなたの物語

『いぬのえいが』の出し殻だよね。「お母さんは心配性」は、読めるけども面白く観られました。あとは「愛犬家をたずねて。」の一部、くないかな。

いのちの山河〜日本の青空II〜

伝記映画だから、まあ、いやらしい訳だ(笑)。ええことだけ描かれてる。史実としての知識が得られて勉強にはなるから勉強したい人は観てもいいかもしれんが別に、なあ?

インシテミル 7日間のデス・ゲーム

『KING GAME』よりはまだしも、お金がないからって“安っぽいお船”とかを誤魔化し誤魔化し出してない分、観れた。細かいこといったらこんな状況成立する訳ないんだろう(とっとこ武器をみんなで出し合うとかするだろうし)けど、そんな野暮なこと言わないでどっぷり浸かって観ゆのが正解でしょう。ただ、誰が生き残るかは冒頭で知れちゃうってのはいかがかとちょっと思う<あっ、コラッ、ネタばれをっ。

インセプション

町がめくれ上がってくる映像だけでぢうヴんの価値です。あとは「夢」の構造とルールを勝手に(笑)決めて、それを伝えつつがんがんとおもっきしストーリィを展開させるのだった。『メメント』が大ぢょヴだった人は好きでしょう。僕的には完成披露試写でモルのトーテムがもらえて嬉しい♡

ウォール・ストリート

株価の暴落ごときで「世界の破滅」とか言ってるけどちゃんちゃらおっかしいよ! 単に、あんたの資産が減るだけの話を人類に拡げないでくれる? マネーゲムーは下品だねえと思いましたとさ、いや、知ってたけどね?

牛の鈴音

ここまでいぢったら、もう「ドキュメンタリィでなくていいよ」と思う<具体的には鈴音をSEで足してるとかショッキングなシーンではスローモーションが導入されてるとかだ。そんなのカンケーなくこの映画はいい映画! つーか、どーせ撮られている素人もカメラを意識してるにちまいないんだ、そこまで考えても受け容れられるこの物語がすげい訳で、逆にいっそこっちの方が本物かもと思うほどです。

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん

ライノベの映画化、大好き!! もう僕の人生に重ノベは不要だと断言してもいいくない嗜好に合ってる♡ まーちゃんの、この映画でもなかったらかわよいとは思わない僕の好みから外れた美形ぐわいが、だからこそ好ましくて萌える。

ウッドストックがやってくる!

なにより、この1969年の模様を現代で再現して撮ったつーのは凄い。今の連中が演じてもぢうヴんに魅力的ぢゃねーか、ヒッピィ文化! もはやこれはノスタルヂィではなく、人間の欲望の原点なのかもねーと思わせるほど。

ウディ・アレンの夢と犯罪

ミドコロは一点、コリン・ファレルの八の字眉毛! 人殺しておいてうぢうぢ悩むなんて、昭和の映画のテーマ?と思うよ、さすがウディ・アレンだぜ!

うまれる

みんな出産と育児に酔ってる。酔わなきゃやってけない大変なことだ、と捉える方々を寄せ集めて映画に仕立てた訳だろう、「宗教が必要な層」が存在するようにこー思う連中もいるのだと知れた、とゆーのが価値でした。

海の沈黙 デジタルリマスター版

1947年の、当時は画期的だったのか実験的なのか前衛的なのか知らんが、この語り口はねヴかったよ! 退屈だよ! てか寝たよ。

ウルフマン

なんのひねりもないな? なんだろう、変身シーンでも見せたかったのかな? それも今さらだしな。よくこんなしょぼいシナリヨに、ビッグネームが出演をオッケイしたもんだと思う。

噂のモーガン夫妻

いかにも、ヒュー・グラントとサラ・ジェシカ・パーカーが絡んだらこーなるわさ!とゆーラヴものだ。期待も予想も裏切らないよ。クマ撃退スプレーとかね。観ようと思った人には観たいものを提供している訳で、宜しいんぢゃ?

運命のボタン

設定だけを聞いた時点ではすっっごい面白そうな映画だこれ! 蓋を開けてみたら、「なぜ」とか「どーやって」なんて辺りを盛りわげよーと試み過ぎていて、だれた。面白いアイデワは直球でいいのにと惜しい惜しい。

エアベンダー

このCGの才能で是非『ワンピース』の実写版を創ってくざさい!

エクスペリメント

日本ではこの「刑務所ごっこ」は成立しないだろうと思います。どーしてこいつら、「金のために従順ごっこ」を守れないかなあ。つまりここに殺人鬼を投入してはぢめて、日本でも可能な『インシテミル』になり得る訳だ。勝手にバトルをはぢめる欧米人は単純でいいね、映画にし易くて。

エクスペンダブルズ

なんて贅沢なキャスティング! のくせに、期待したほど登場シーンが長くないのが2人含まれてる(笑)。ちょっといんちきだなーと思いました、が、これならぢうヴんにお金を払って時間を潰すのに相応しいエンタテインメント足りえてるでしょう、痛快だしね。

エクトプラズム 怨霊の棲む家

映像でなにを表現しようと、これが事実に即した映画化だっちゅーなら、単に末期癌患者の妄想とか幻覚だろ。本当に塗り込められた死体がごろごろ出てきたとしても、なんらかによいに敏感で氣づいたとかの理由が簡単に思いつくし。つまりホラーは事実に即しちゃ駄目なんぢゃ? 事実は、説明できる現象で充ち満ちているぜ?

エクリプス/トワイライト・サーガ

これは狼男族とヴァンパイヤ族を用いた『キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争』だ。それなら『キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争』でもう観たヨ!

エリックを探して

結局言っちゃうけど“妄想”だったもんね、つまり環境はすべて自分の考え方ひとつで見方を変えることができ、行動ひとつで割りと望むように改善可能だ、と言っているだけだ。これが本当に本物のサッカ選手が出現していたことにしてくれてたら感心したんだけど、妄想ぢゃあね。

エルム街の悪夢

現代を舞台に作り直してくれて観易くてありがにょう! 但し新味はない。顔が焼け爛れたフレディがモンキッキーに似てた。

大奥

「男女を逆転させる」とゆーワンアイデワだけで、でもそれを最大限に活かした設定とストーリィで、余分なものを足さず変なとこに入り込まず語り切った!とゆーのは最大に評価できます。是非、折角これで綺麗なんだから続編なんか創らないで頂きたい。

オーケストラ!

『少林サッカー』と同じ、「かつての名手たちが今ややさぐれている、そいつらを集めてぶちかます」って話だから面白くできる所以ですわな。ミドコロは「どこで風が吹き雲が流れみんなが帰ってくる」か、だ。ただ、解りづらい箇所が多々ある。盛りわげのBGMに、実際に演奏されておかしくない曲を使用しているのは大間違い。

オカンの嫁入り

冒頭の、厚かましく馴れ馴れしく図々しく押し掛けてくるとゆー行動でキャラを紹介しているシーンが、大嫌悪だ。この一点で、後からどんな理由をつけようと僕は決して許さない。死ぬんだから厄介とか迷惑とかかけてもいいちゅうのはなんちう傲慢かと思うのよ。

男たちの挽歌

つくづくテッテ的に女性が出てこないつーのは、邦題に誠実だったと思います(笑)。そうしてだからこそ言おう、別々のシーンで単体で出られると、誰だか区別がつかない時がある! そもそもこの手の「東アヂヤの裏社会もの」が僕は創作として大嫌いなんだから仕方ない!

おにいちゃんのハナビ

白血病で死ぬおにゃのこが引き蘢りのお兄ちゃんを社交的に改造する話だ、なんて余計なお世話だ!!(悲鳴) 人間関係がウエットに過ぎて氣持ち悪い。だからミドコロはクライマックスの花火だ、花火は綺麗でいいね〜。あと価値があったのは、谷村美月は1990年6月18日生まれ、同級生役の岡本怜は1991年6月18日生まれっちゅーシンクロぐわいだ。ほう。

おまえうまそうだな

恐竜がデフォルメされているけど背景の、特に配色がすげい緻密だ、ちゃあんと配慮の末に画が選ばれていることがよっっく解る。テーマも「生みの親より育ての親」って! サイコーだ! そもそも僕は個人的に「育ててもらった恩も忘れて育つだけ育ったら産みの親を捜し会いたがる」って物語が大ッッ嫌いだから、ここまで「産みの親のことを考えもしない」をテッテーしているのは素晴らしい。支持したい!
か行

怪盗グルーの月泥棒 3D

3Dぢゃないと成立しない遊びがエンドロールにきてるから、この映画は3Dで観たなあときよくに留められるであろう。いっつも思うけど映画で動いてるのを観ちゃうとぢうヴんに面白いんだけど、スチール写真では萌えないなあ。デザインが日本人向けではないつーことだろうか。あと、ライバルがマンダーク@『デクスターズ ラボ』みたいだったヨ!

ガフールの伝説

梟の羽毛をよくぞCGで描けるまでに技術が発達したなあ、偉い偉い、ってだけ。そんなこと予告編で観たらもう判るこっちゃけどね。お話的には、ここまで描いておいて子供騙しかよ!と思いました私。

カラヴァッジョ 天才画家の光と影

別にこれ、上手な絵が描ける画家であるのはたまたまで、改めて独特な人生でもないし。この時代の他の誰が主役でもこのレヴェルのストーリィは簡単にできゆって程度だった。さすが、カラヴァッジョって、知らないだけのことのある軽さ!

カラフル

なんで“眼鏡っ娘のブス”をあんな鼻で描くかなあ。本当に見苦しくしてどーする、とゆーことがこのアニメータは『河童のクゥと夏休み』の時から解っていないんだ。ストーリィも、勿体ぶった「自分は誰か」って謎が早々に解るし。だいたい生徒とか学生とか、就学中のキャラクタを主人公に据えたら修得度の差で見当がつくだろと何故解らない? どっち側にでも、1年でも学年が違ったら知識が格段に違うだろうに。なんて考えなしな映画か。若しくはそんなことも氣づかない馬鹿主人公ってことだ、馬鹿を知るために映画を観たくはない(既出)。

借りぐらしのアリエッティ

監督が宮崎駿だったら、このまんまの物語でもひとまずは受け容れて「いいとこ」を捜したであろう(笑)。いいとこは、具体的には「小人がポットからお茶を注ぐ時の水の表面張力」が描写されている点ですね。つまりこいつらの目から見たら、眼球のサイズがちーさい訳だから可視領域のスペクトルが違うんだろう、とかまで思った僕。そうして。宮崎駿でなくて残念!と思った最大の箇所は「駆除業者のデザインが雑」な点だ。お手伝いの婆あの慌てふためきのデフォルメも下手だ<宮崎駿と比較して<比較されたくないんだったらそもそものキャラデザから、違えなきゃ<もちよんそんなとこ違えたら、それこそヂブリぢゃなくなるし、純粋なアニメイションとしての評価を下されちゃう訳で、その方が危険だけどもね。

華麗なるアリバイ

浮気や不倫はいい、殺人は駄目、という倫理観が解らない(笑)。人殺しはそんなに悪いことなのか?と思えてくる。ので、誰が犯人であってもなんの興味も抱けない。

牙狼〈GARO〉〜RED REQUIEM〜

わはは。変身ヒーロものにおにゃのこを絡めて観せるって、日本が世界に誇る文化をよっっく解って創っている訳だ! 大きいお友達が大好きなエーヴイのおねいちゃんを起用しておヌードとか晒しまくって、しかし本来小さいお友達向けの物語なので絶対にフィヂカルなラヴが語られることがなくて、潔く正しいぞ! 男の子の大好物の宝石箱やー♡

渇き

途中まではフツーの映画かと思っていたら、ある点から、10分ごとに方向性がぐるんぐるん変わるよーな展開をみせる! すげい! これでぶれないんだから偉い! 背徳→不倫→幽霊→殺人→発覚→引導の各パートごとにテイストが変化するのだ、ヂェットコースタか!(喜)

完全なる報復

「完全なる」ぢゃちっともない!のが最大の欠点だ<まあ、邦題だけの問題なんだけども。もっともっともっと、腹立ち紛れに惨殺を繰り替えし続けてほしかったぞ、そーゆー映画こそが観たいぢゃんね!

キス&キル

『ナイト&デイ』の、キャメロン・ディアスが解らず屋のヤな女だった版だ。なにあの意味のない嘘つき!? ストーリィとか設定は、そこだけ抽出すれば面白かったように思えるので、とにかく嫌いなのはヒロインの性格です。うざい。

きな子〜見習い警察犬の物語〜

ちらしの裏に使われている一枚の写真、「3頭の警察犬は訓練士と同じ方を向いているがきな子だけは後ろを見ている」に勝るものではなかった(笑)。あの写真一枚がこの113分の映画のすべてを言い尽くし、それ以上だ。子役のキャラとか、映画としては優れている箇所が多々あるけど、このテーマでは不利だったなあと思いました。

君が踊る、夏

5年前に袂を分かった故郷の友人と、仲直りなんかしてんぢゃねえッ! 親も、感動同然の家の出方をしておきながらまた馴れ合ってんぢゃねえッ!! 後ろしか見ない生き様か、なんたるウェット。辟易します。

きみがくれた未来

「約束を破ること」に正当性を持たせちゃ駄目だろう。てゆーか「生きてる人間の方が死んだ人間より大事」なんて、わざわざここまでの映画を拵えなくてもみぃんな知ってるから! アリキタリに着地させてどーするよ。

君に届け

般若顔の多部未華子にこんな「暗くて黒髪の長髪で顔半分隠しててクラスメートからは貞子って呼ばれてる」キャラを演じさせたらそりゃウッテツケってなもんでしょ!! 「笑ったら可愛いけどデフォルトでぶす」のオファを受け演じられるようになったら多部未華子も安藤サクラ並みの名女優だ。

君を想って海をゆく

「泳いでドーヴァを渡ってイギリスにいる彼女に会いに行く」って、どんなアドヴェンチャ?と思ったら、はっきりと肩透かしだった(笑)。そんな辛い思いをするよりかは無理めでもビニル袋かむれ、馬鹿ッと思います、私。

キャタピラー

戦地から、芋虫になって戻ってきた旦那をケワする寺島しのぶの話だ。まさか、クローズワップされるのが性慾(!)だったとはね! そうして語られるのは実は反戦なんかぢゃなく(戦争表現ははっきりと、この猟奇に理由を与えるためだけのエクスキューズレヴェルだ)アイデンティティとレゾンデートル。何のために生きてるんか、どー折り合って自分を納得させるかってことに終始してた。面白いではにゃいか♪

キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争

猫の表情のデホルメが可哀想。犬は可愛く喋っているので認める。猫派の人はこれでいいのだろうか、猫が悪者にされてるし。そして、ゆーだろうと思っていた“Oh, my dog!”は、案の定早苗、言ったヨ!

くまのがっこう ジャッキーとケイティ

ちっっともがっこうぢゃないッ!!(笑) 熊と、蛙とねづみのデザインが揃っていて宜しい。お話は、よくぞジャッキーのし放題をみんなが認めて不都合がないように作りわげたもんだと思うバランスのよさでした。あとやっぱき海賊コスプレィの熊の台詞に尽きる!!

グリーン・ゾーン

“アメリカがイラクに軍隊を送り込んでばんばん人殺しをする”とゆうヂャンルの映画だ。大量破壊兵器が存在しなかったけど、その裏にアメリカの陰謀が!ってテーマだがイラクに派兵してイラク人を殺していることには変わりない。胸糞だけが悪い。

クリスマス・ストーリー

嫌な、絶対に関わり合いになりたくない性格の男が、身内だったら!とゆー話でした。身内でも切り捨てればいいのに!とだけ思い続けて観ていた。胸糞だけが悪いです。ただ一点にだけ於いて善行を働いても僕は許しませんよ? 大人になった時点で根性が腐っている者は治らないから。

クレアモントホテル

終末期をどー生きるかとゆー提案だ。婆さんが家族の手から離れて自らホテル住まいを選択する、とゆーのは家族側は喜ぶべきだろう。血縁よりも氣の合う同士で暮らした方が心地よいと互いに納得できゆなら、これこそ人間の求めるべき理想では。ってことを説明するためにだらだらと映画にしたのね、結果、映像的によぼよぼで見目の悪いリワルが展開しちゃった訳だ。こんな辛気くさいものを観せられてもねー。

クレイジーズ

1973年の映画のリメークだけあってけりのつけ方が凄まじい。でも創作なんだからこのくないやってくれてオッケイ。“人肉を喰いたい”訳ではなくて“単に人を殺したい”よーに変貌するウィルスが原因で、まあ、不明な方が怖い訳だからだろうけど、ゾンビィと違ってルールがよく解らないままなのでちょっとね、びっくり箱的?と思った。そりゃ、未だかっちり設定される前段階のパニック映画だから仕方がなかろうが。

クレイジー・ハート

『マイレージ、マイライフ』の老カントリィ歌手版だ。「自分が歩んできた中で切り捨ててきたものを惜しむ」ものだ、なんだか自信満々ぢゃない人って観ててもね〜。僕としては『ラブ・アクチュアリー』のビル・ナイみたいなのの方が好感が持てるぞ、個人的な感想ですがな!

黒く濁る村

やってる流れは別に悪くない、落ちはありきたりつーかそんな大したことなくてもふぅんくないで認めてかまーない。ただ一点、161分はなげーわ! 長いとゆうだけで全部ぱぁにして余りあるマイナスでした。ま、その他がニウトラルだったつーことやけどね。

クロッシング

別に北朝鮮が舞台だと思わなくて宜しい。自分の置かれた状況下で最善手を採ってもこーゆーことになる、とゆー話だ。唯一悲劇的だったのは、これが現代の話で、だから北朝鮮以外の国だったら万事巧くいったのにという「残念」があるからだった。全世界どこでも“妊娠中の結核の薬”が存在しない世界だったらいっそ「最善手」を採ろうとも思わずに済んだところなのにね。

クロッシング

3人のニウヨークの刑事のごたごたが綴られる。コマギレでばらんばらんに構成されているので各パーツが短編を観ているようだ、だからいっそ連続ドラマを一氣に観るふうで、逆に受け容れられたよ。

劇場版『怪談レストラン』

「なんなのよう」が口癖、ってキャラが終いまでテッテーしてたのには感心、とゆうか誠意を感じた、とゆーかこれぞ子供向けのテッテーかと思った。途中で鬱陶しいにゃーと思っちゃう僕は大人ってことか。あと子供向けで感心したのは「あ」をぶつける、とかってゆう対処法。わ、解り易い! つーか「お」とか「ほ」とかの飛び地のある平仮名だとこの技が使えないのだ、ぎゃはは。そー考えるとこの自分勝手で都合のいい奔放さが愉快でたまらない。

劇場版 銀魂 新訳紅桜篇

ワーさんとナーさんの兄弟がよかった。この漫画を知らない者はそもそも観に来ないだろうと冒頭で言っているように、だから「なぢみ客」に向けてメタをやっているのね、と捉えました。ワーさんとナーさんの兄弟の件はなぢみならずとも解る、但しやっぱきメタな訳だが。

劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル

ギャグ映画だから。そのつもりで観て、満足です。お氣にーりは「うーやーCoco!」と「貞…」と『IQ200』<みっつもあったらぢうヴん、満足だよね!

ゲゲゲの女房

ストーリィ自体は単に「本当にあったこと」だし「この人、将来的に成功する」って判ってるから見られるとゆーレヴェルで、主人公が信じてる「夫の成功」なんて実は何の根拠もないぞ。とゆーのはさておき。この監督のカメラワークやカット割りは凄す。“どーせ見えもしない妖怪が映るような映画”だから“2010年現在の背景が50年前の世界に出現”して何が悪い!?とゆー解釈は見事!

ケンタとジュンとカヨちゃんの国

安藤サクラは凄まじいな。初登場時のピンクのタイツがすべてを物語る「ルックス的に駄目なおにゃのこ」を演じ切って憚らない。他の逃れ方だって考えられる“現状”から、そんな切羽詰まらず逃れる話だ、安氣に、示される展開に流されて観ればいいんぢゃ?

恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜

“旨い料理”の表現法が本当に巧い。「相武紗季の歴史」を喰わせる訳だ、それは旨いって!と感服した。そうして描かれているのは“友達男子”だ、萌え〜! そーでなくっちゃ! 花開かない恋愛感情、激萌え〜!!

恋するベーカリー

あんまベーカリィちゃうかったね、まあベーカリィ謳ってるのは邦題だけでだからね。五十代のおばはん版の『ブリジット・ジョーンズ』、若しくは『セックス・アンド・ザ・シティ』みたいなもんか。

交渉人THE MOVIE

ヒコーキの中に毒蛇が放たれる映画っぽかったり、ヒコーキの中で自分の子供が行方不明になる映画っぽかったり、北海道警の思わぬ上司が黒幕だった映画っぽかったり、そんなのまぢってる。落ちに到っては、これは…。それにつけても星野真里はかわよいね。

ゴースト もういちど抱きしめたい

さすが、プロデューサが一瀬隆重だ、霊障アイテム使いが達者です(笑)。ベストなキャスティングは樹木希林と温水洋一でした。てゆーか「触れる物と擦り抜ける物の使い分け、特に地べたの扱い」とか「コンテに触れるんだったら霊媒師要らないぢゃん!」とかの考察が甘いけどそーゆーとこは目を瞑るべき映画なのかにゃ、と解釈。どーせ所詮「ゴーストが出てくるようなお話」なんだものね!(笑)

告白

映像美だ! スローモーションはふーんだったけど、淡い色調もふーんだったけど、逆回り時計!萌え〜♡ そしてここまで人心を手玉に取って操る物語、萌え〜♡

孤高のメス

天才的な外科医が法律で禁じられている脳死肝移植をするか、しないか!?って話で、反対勢力が妨害をするに当たり物理攻撃を仕掛けないのにぴっくりした。本当にぢゃまする氣あんのかー?と思うんですが。肝臓が存外でかいよ、萌え〜。

国家代表!?

実話を基にしているとは思えない悪ふざけぐわいだ。「人がいる道に農薬を散布する」時点でもう受け容れられない。面白ければ出鱈目やってもいいと思っているだけだろう。そんなのをまぢめに観ゆ氣になるか?

コップ・アウト 〜刑事した奴ら〜

ブルース・ウィリスが!曇らせたガラス(マヂックミラだけど)に、あんな絵を画くなんて!!(笑)って一点で、認める!(ズバッ!) もう、ラスト間際のネタに至るまで定番で押してて、そんでもこんな黒人×白人の2人組刑事のバディムーヴィなんてそもそも設定が定番なんだから佳しっ。よくぞ面白く観せてくざさった、誉めてつかわす。

昆虫物語みつばちハッチ〜勇気のメロディ〜

食物連鎖をなんだと思っているのか(ぷんすか)。こーゆー出鱈目を子供に観せないように、“ポケモン”とゆうシステムが生み出されたのだとよっく解った。
さ行

最後の忠臣蔵

育ゲーだ!! 育てるプレイヤが50前後の年齢て! 萌える!(ぽぁん) そうしてゲムーをクリヤしたらスウィッチを切る、ってのも当然のこととして、上出来。

裁判長!ここは懲役4年でどうすか

主人公が、自分の知らない分野に飛び込みつつもちゃんと良識ある社会人として空気を読んで行動しているとゆー描き方がされているのに好感が持てます。無理にはちゃめちゃを演出しなくてもニウトラルでぢうヴんに面白いねたが展開できゆとの自信の表れでしょう、よいセンスに立脚して創られていると思います。

ザ・ウォーカー

最終戦争の後の荒廃した世界で「本」を運ぶ話。それを奪おうとする奴が出てくるよ!とゆー、「本」を伏せた書き方がプレス資料にされていたのでそこが肝かと、予想して観たら、ナニハトモアレびんごではあった。しかしそれを解くのが目的ではなかった!!のに驚愕だ。単なる“敵を発生させるための意味づけ”だけとして使われていたのだ、好感が持てたよ!

ザ・エッグ 〜ロマノフの秘宝を狙え〜

年に一本くらいはこーゆー「怪盗の金庫室破りもの」を観てもいいよね!とつくづく思わせる、懐かしくも楽しい映画だった。金庫破りこそが見せ場だからそれ以外の人物設定だのの辺りはダッシュでテンポよく語られ、だから流れるt.A.T.u.が心地よい♪

桜田門外ノ変

おベンキョーのための映画だなあ。こゆことがありましたよ、そーですか、以上でも以下でもない(否、以下か?<なんつっても現在の桜田門だのお墓だのをインサートしてくるのはね、映画であることを抛棄してる)。終いの方まで生き残ってたうちの一人が岡部姓だったのが嬉しい(笑)。

ザ・タウン

犯罪ものは成功してなんぼ! ラストは、氣味がいいです♪

座頭市 THE LAST

角刈りの香取慎吾ってば両さんではないか。ストーリィは『カムイ外伝』とそっくりだヨ!

サバイバル・オブ・ザ・デッド

ロメロはゾンビィを扱う映画監督だからサヴィース精神に長けている訳で、だからトムボーイの性的嗜好だの双子だのが組み込まれてて喜ばせてくれる訳だ。でも、この内容はちょっとね。ゾンビィが人肉以外の食べ物を摂るようになったところで、肉体はどんどん腐っていく訳で、意味ないぢゃんとしか思えない。

サラエボ,希望の街角

イスラム教を叩いてるなあ(笑)。主役のスチュワーデスのおにゃのこが本当に綺麗で観ごたえがある! この子だったらこんなカレシと別れても独り立ちできゆし、ゴーゴー!って思うのが救いだ、そうしてそれを言うための映画だ、タイトルで言ってる「希望」ってこのことだ。

さらば愛しの大統領

ギャグを繋いでドラマにしたと解って観れば、これはこれで。ラストシーンの大阪湾の巨大像群はプレスで先に存在を知っちゃってたけど、知らずに観たかったよ!

猿ロック THE MOVIE

テレヴィのシリィズの映画化だと知って観て、だから馴れ合いの人間関係を知らないけどなんかあったのねと棚上げしてあげられたので、まあ、そんなもんではないでしょか。長期連載の漫画を途中の一話だけ読んだよーなもんで、観ろといわれたらこの続きを観てやってもいい、ってくない。遡って以前が知りたいほどではなかった。

ザ・ロード

『ザ・ウォーカー』に及ぶべくもない、つーか公開のタイミングが不利だったなあ。終わってみたら単に「破滅後の世界での子育て」に過ぎなかった。そんなん観せられてもね!

さんかく

なんて、駄目な連中なんだろう! よくぞこの駄目同士でバランスよく物語を組んだなあ!! “ナンパされかけて、ヴ細工だからって去られる”だの“子供に柔道で投げられる”だのがこいつらを象徴している。巧い駄目エピソードだ、とことん巧いなあ。

しあわせの雨傘

オゾンはわざとこーゆー、舞台劇っぽい撮り方をするから。「古いっぽい」手法が大好きだから。この作品に関してはいい雰囲気を醸し出せている。ドヌーヴはあたかも松阪恵子みたいだ! こーゆー、ヂャーヂ姿とかを晒させるような監督の映画にいっぱい起用されたら新機軸として再発見されるだろうと思います。

しあわせの隠れ場所

なにより同居させる黒人青年と同世代のおにゃのこがサベツ意識を一切抱かないのが綺麗だ。なにひとつ嫌な思いをせずに観られる。交通事故まで起こすくせに!!

シーサイドモーテル

期待が大きすぎたつーか、このくないの「モーテルの各部屋間の関係」くないなら小指でも書ける。面白がらせようと苦心しているとこまでは解るだけに惜しい。つーか「ちょっと違う」つーか「浅い」つーか。

ジーン・ワルツ

妊娠出産に関する悩みを、今さ頃、『うまれる』を観た僕に観せられたところでね。複数人同時出産のパニックを今さ頃、『ベイビィ ベイビィ ベイビィ!』を観た僕に観せられたところでね。ドキュメンタリィに負け、コメディに負けてるシリワスドラマって、どんな価値がある?

ジェニファーズ・ボディ

アメリカのティーンエイヂャのおにゃのこ目線の「悪魔憑きもの」だ。大人の最善手とかベストな解法を望んでは駄目よ。起こることを楽しんだらいいんぢゃ?

シェルター

呪術は神への信仰に反してないんか(笑)ってのは置いといてー。多重人格をこんなふーに解いたアイデワを評価します。落ちも予想外で、これは綺麗に落ちたと言えるでしょう。

死刑台のエレベーター

組み上がって解きほぐすところが氣持ちいいから、そこまでを無理くそ、あり得ないキャラクタばっっかし動員して都合よく構成してる。つまり前半部は荒唐無稽以上だ、観るに耐えない。前提が出鱈目だっちゅーんだったら、いくら解決編が綺麗でも認める訳にはゆかぬわ!

シスタースマイル ドミニクの歌

まさに『セラフィーヌの庭』と同一テーマだ。「お金が入ったら家を買う」だ(笑)。てか、この主人公はすべてを、嫌になったらトランクひとつ持って去る、で展開させる子で、だからこの行き方は本望でしょう? シスタースマイルはカート・コバーンと同じく、奔放に思うままに生き、歌を発表した。この人生に満足すべきだししてることだろう。

シチリア! シチリア!

『はりぽた』とまっったく一緒。コマギレで、その時にだけ楽しめる話が次々に、しかしバックグラウンドも登場人物の思想も思考もまっったく理解できないまんまどんどん流れてくる。何をやりたいのかはラストで解る。でもラストまで耐えられるかな? そうして耐えるほどの価値はあるのか?

シャッター アイランド

最初から8分で“作り”が解ってしまったので残りの2時間10分は延々と自分の予想が正しいかどーか確認し続けるためだけに観てましたぜ。細かいとこまで氣を配ってあるので、最後まで解らなかった人は二度観てもチェキるだけで結構楽しめると思われます。てか、ミステリィだって言っちゃ駄目だよね、解っちゃうから。てかミステリィだと知らずに観てたらきっと途中で意味解らなくて寝てた(笑)。なんつーか、痛し痒し?

シャーロック・ホームズ

凝って入り組んだ見せ方をするもんで解りづらい。なんだろう、シャーロック・ホームズに造詣の深い人向けなんだろうか、特に事件を語ってる部分に興味がなく、その謎を解くところは興味深いぞ? ルールが解ってるのが登場人物だけだからかもなー、時代背景も、なにがあってなにが未だ発明されてない世界か、言われないと解らない訳だし。

シュアリー・サムデイ

小栗旬が“映画を観ゆ目がある”のはこれで解った。でもこの映画に於ける面白はどれもこれも既にステレヨタイプに見えた。全部を巧く組んでも「読めちゃう」って言われてはやるせなかろうが。「あざと過ぎる」んだから仕方がない。

十三人の刺客

『キャタピラー』やってるおにゃのこ萌え〜♡ 稲垣吾郎がよくぞ、ここまでテッテ的に憎まれ役をやったもんだ、見直した。落合宿の仕掛けも萌え〜♡ いっそ岸部一徳と伊勢谷友介の絡みも萌え〜♡♡

終着駅―トルストイ最後の旅―

奥さん蔑ろにしたらそりゃいかんわなあと思った、けどそー思わせるように綴られてる氣もする…。“世界三大悪妻”と言われてるけど実はちゃんと言い分はあったんだ、って主旨で創られてるよーだし。

シュレック フォーエバー

巧いなあ、「これまでの流れ―フィオナ姫をドラゴンから救い出したとか、ドンキィと親友になったとか―がすべてなかったことにされる世界」に送り込まれてしまうのだ、だから今までを覚えてなくても、いっそ観たことがなくても、それはその世界に於けるフィオナやドンキィたちと同じ立場であって、これはとっつきがいい! “シリィズものはそれまでを観てないと”ってゆう強迫観念を払拭して、なおかつ面白いのだ。巧い巧い。

食堂かたつむり

やりたいだろうことは見える。絵で遊ぶとか歌で遊ぶとか。でも、そのせーなのか、単に下手なのか、軸がぶれまくってて話自体がつまんなく思えた。たぶんあらすじで聞いた方がこれは面白い。映画化してがっかり、では

処刑人II

よくぞこんな9年ヴいの続編とかへっきで作るもんだ! だからいっそ前編を全く知らなくて観ても大ぢょヴなよーには拵えてあるっぽかった。具体的には「天誅を下す兄弟の片っ方が作戦を立てる、けど必ずそれは実現に当たって障害が発生する、でもわたわたしながら成功する」とゆう面白さを観せるのがメーンのお話でした。だから、まあ、楽しいのでは?

書道ガールズ!!-わたしたちの甲子園-

おにゃのこがいいバランスだ、すなーち『スウィングガールズ』を彷彿させる。こゆのはメーンからちょっと外れたとこにどいなけかわよい子を配置できゆかに懸かっているとよっく解る。眼鏡っ子の高畑充希萌え〜♡ もちよんふじこ萌え〜♡

白いリボン

子供の見分け、つーか多すぎて区別がつかない。ミステリィなんだけどミステリィだったことは終いまで観て解ることだ、だから内証(笑)。あと、モノクロの映画だった。まとめると「解りづらい白黒の映画」だ。終わり方はミステリィにしては斬新。

シングルマン

ゲーに未だエーズの脅威が襲いかかってなかった、古き良き時代(笑)の物語、故に「精神論だけで一喜一憂」する夢物語だ。ま、どんな偉そうな解釈しようと単なるゲーの戯言ですけどね! てゆーかゲーで、生殖とかの“厄介ごと”に囚われないからこそ、肉体関係が精神的な結びつきにダイレクトに繋がるとか言ってる、同一のものとして描ける、って手法が採れてるだけだ。でもゲーだから(笑)。つまり綺麗ごとに過ぎないから。

信さん・炭坑町のセレナーデ

炭坑の島に渡ってきて、信さんとゆー男の子と交流を持ちつつ10年余りを過ごした様子を綴ったお話。だからつって常に全部のエピソードに信さんが絡んでくる訳ではなくて朝鮮人の子と仲よくする展開もありーの。つーことでつまり、単なる「閉鎖を待つばかりの鉱山のノスタルヂィ」に過ぎない。実話を基にしてない訳だから、誰がこれを訴えたいんだ?としか思えません。個々のエピソードがそんなには価値のあるものでもなかろうに。

人生万歳!

できゆたけ万人が観て、面白かったと劇場を後にできゆように、据わりのいいラストが提示されるけど、僕的には残念でもあった(笑)。まあ、ぢぢいが旨い汁だけ吸うよーな創作はウディ・アレンに頼らずとも存在している訳だからこの映画はこれでいいです。

スイートリトルライズ

低体温な夫婦の物語かと思ったらやる時はやるのか!とぴっくり。しかも双方とも!!(二度ぴっくり) でも端から見てしやわせそうに見える夫婦は結局元鞘に収まらない訳がないとも知れて勉強になるなあ、つーか氣分の悪い展開にならずに済んでよかったにゃあ、せっかく絵づらが綺麗なんだしなあ。

スープ・オペラ

関東版の『オカンの嫁入り』だ。反応は「え?」しか言わせないつもりか、なんちう受け身一方の主人公か。坂井真紀が可哀想だ。そしてセンスがあると思ってやっているであろう「メリーゴーラウンド前の演奏隊」ははっきりと今さらで、幼稚っぽい独り善がりだ。恰好悪い。

ストーン

策略だけスタートさせておいて、その黒幕が途中で興味を失うとゆー皮肉が描かれる。酷い目に遭っても遭い損なの。面白いモチーフを考えたもんだ。そうして興味を失う原因が「新興宗教」ってのも巧いこと思いついたもんだ。

スパイアニマル・Gフォース

まさかラストに『トランスフォーマ』になるとは思わなかった(笑)。でも『トランスフォーマ』でいいぢゃん、『トランスフォーマ』もこのくないの軽さで創ればよりよかったんぢゃ?と思った。

セックス・アンド・ザ・シティ2

散財VIVA!という以上でも以下でもない。浪費できゆお金があったらこう遣え!とガイドしているだけの映画。

ゼブラーマン -ゼブラシティの逆襲-

解りづらい。観終わると全部解るので別にいいんだけど〜。ただ仲里依紗にむちむちの露出ボンデーヂを着せたかっただけなのね! 正しいけど、映画としては自己満足の度わいが高すぎだと思いました。もーちょっと歩み寄ってくれたら大好きな映画になるのに<たといば『ヤッターマン』くないまでくないとかさ。

セラフィーヌの庭

このセラフィーヌとゆー画家の絵は、画面構成といい、絵ならではの表現だ。価値がある! もう一歩でヘンリー・ダーガーになるところだったろう、つまりどっち転んでも本人的にはこーなるしかなかったんだろうね。いいんぢゃないでしょうか?

ソーシャル・ネットワーク

頭のいい奴が才能でのし上がっていく話、萌え〜!! この映画で結論づけられる“勝利”は本当の勝利だと思いました。こうありたいと思わせる主人公だ。素敵すぎる。

ソフトボーイ

波瑠はかわよい。展開は、まずまず読める。エンドロール後の急転直下は興味深かったけど。悪くはないけどあんま評価してないのはきっと僕が「男の子のこの手のコメディ」が嫌いだからだろう。“男の分際で能力不足で未だ発展途上”のも辟易するし、“そっから特訓して秀でる”のも飽き飽きだ。最初からスーパーな『ピンポン』みたいなのだったら好み。若しくはおにゃのこがメーンなら大好き。これは好き嫌いの問題だから仕方があるまい。

ソラニン

刹那の、若い一時期だけを切り取ってお話にしました、ってレヴェル。快だけが描かれる。でも、切り取って映画にすると快、ってのは、つまり人生を微分したら快だつーことだろうよ、映画娯楽なんてそれでいいんぢゃ?と問いかけられている氣分。

ソルト

いっぺん観ゆ分には飽きずに引きつけられ続けて楽しめますよ! 最後まで観て、何やってたのかを解っちゃうと、もう二へんはいいかなと思うよ。だから所謂キング・オブ・娯楽作とゆーこと、かも!

ゾンビランド

タイトルのインパクトが最大で(笑)それに尽きる。「遊園地」に行くことを期待する訳で、だったらそこまで引っ張り過ぎ。もっと早く喜ばせて!
た行

ダーリンは外国人

南部さんは右耳に掛かった髪を氣にしすぎ! 原作者も、実在のダーリンも出てるので事前に調べて観ると宜しい。「せんだくを失敗する」顛末は既に外国人であることと何のカンケーもない。物語が徐々に『自分は漫画家志望』に変化していることに氣づかなかったのか?

第9地区

こんなエーリヤンものを創るなんて!(絶賛) 「豚を吸いつけて射ち出す」とこ大好き! 猫缶! 立ち退き通告書にサイン!! わははわはははわはははは。

タイタンの戦い

バトルシーンががちゃがちゃしていて何を観ればいいのか判らない。メドゥーサの首、三途の川の渡し賃、などなどなど、『パーシー・ジャクソン』とアイテムが被りまくり<そりゃあモチーフがおんなじギリシャ神話だから当たり前なんだろーが仕方がないんだろーが、残念なことには違いはない。

ダブル・ミッション

ヂャッキィ・チェンが隣の子の世話をしながらアクションを展開する話だ。そうね、もう「子連れのおばはん」くないがおわいてとして似わうぢぢぃっぷりだものね>ヂャッキィ・チェン。なんとかどーにか考えるもんだ脳。

食べて、祈って、恋をして

仕事をしないで離婚で全財産取られて、でもイタリヤだのインドだのバリだのにふらふら出歩いて自由に過ごせるて。どーゆセレブか。セレブの分際で今いちビンボ臭い訳で、つまりみみっちい『セックス・アンド・ザ・シティ』をヂュリワ・ロバーツが演じているのだ、そんなんヂュリワ・ロバーツの年齢で観せられても、なあ。

ダレン・シャン

きもいのが売りなんだろーけどもーちょっと歩み寄るとこを観せてくんないとと思う。バトルのいきよいを表現するのに流線を使ってみせて新味を演出しているが、噴飯ものだし。こんなんトムとジェリーのレヴェルでしょ?

小さな命が呼ぶとき

事実だから仕方がない、「どのルートが最善か」まで突き詰められている訳ではない。「その場でなんとか次に進める」だけの、選択肢のうちのいっこが繋がって終いまで進むよ。これが現実のリワリズムだ。考えて、予想して展開が読めるものでは、だからまっったくない。ただ提供される流れを受け入れて観続けるのみ。

小さな村の小さなダンサー

毛沢東時代の中国はアメリカと比べて監視社会で不自由だなあ、と言いたいだけ? なんだかアメリカの亡命させるに当たってのごり押しが氣分悪い。

チェブラーシカ

本家のテーストをここまで再現できるとは! 細かく感心した部分は「郵便屋が手紙を届けに来た時にチェブラーシカはちいちゃいから、届いた手紙の内容よりも去っていく郵便屋の方に興味を惹かれる」って動きをしちゃうとこだ。そうそうそうそう、こーでなくっちゃ!と思った。

ちょんまげぷりん

江戸時代からタイムスリップしてきたオサムライがプリンを作る話だろうなあと臨んだらストライクです。つまり出落ちとゆーか、タイトルで言い切ったままラストまで予想の範囲内でした。タイトルがはぢけているのでかまーないといえば別にかまーないけど。。

月に囚われた男

巧いSFだにゃあ。オーソドックスだから古臭く思えるけど、面白い。面白かったんだから古臭く思えてもよしッ。

冷たい雨に撃て、約束の銃弾を

うはは。ビートたけしが作りたかったヴァイオレンスってこれではないか?と思いました「映像で観せる」ことを考え抜いたシーンが満載だヨ! 「じでん車」「スクラップのキューブ」「シール」「上着の銃痕」は、すげい。そしてビッグ・ママ萌え〜♥ 問題なのは邦題だ(笑)、原題は単に「復讐」なのに、なんでこんな酷いことに!!(悲鳴)

てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜

岡村にやらせる意味あるのか? なぜゴリぢゃいけないんですか

デイブレイカー

吸血鬼の設定を守りつつ新しいルールを構築してて、わくわく興味深い。でもさらに踏み込んだルールはちょっとやりすぎって思った(笑)。

デザート・フラワー

スーパモデルのおにゃのこは綺麗で観ごたえがある脳。「女児割礼」の現状は、『母たちの村』でも教わったけど、こーして隙あらばどんどん創作のモッチーフにして世に問うたらいいと思った。

鉄男 THE BULLET MAN

解りづらい。それもこれも迫力で圧倒的に訴えるためだ、と解っていても。観客が歩み寄って、解釈を施してあげようと必死に埋めて、その結果判明したテーマは腰砕けであった。『鉄男』に求めるのはテッテ的な暴力なのに〜。期待はずれ。

デュー・デート

鬱陶しい同乗者、かと思っていたら主役である男もええ加減難儀な性格で、これならいっそ距離を置いて観られる訳だ、巧く設定したなあ。そうして下品もフキンシンも全部ギャグにしているつーのも評価できますね、いっそ。“映画を観ている間だけ面白い”でかまーない、と解って、開き直って作っているのかも。潔く面白い。

トイ・ストーリ−3

やっぱトトロに期待しちゃうよね。『4』が作られたならトトロにもっと活躍してもらいたい(笑)。おもちゃのレゾンデートルとゆーかアイデンティティに斬り込んでいってるテーマで、確かに解決策はこれが幸せなんだろうと思う。でもここまでいくと、次回作を作った時に今度は全人類が死滅した未来になったらこいつらどーなるんか、に至らんか。それは『ウォーリー』とか『9〈ナイン〉〜9番目の奇妙な人形〜』か。ついでに。前座の短編『デイ&ナイト』が秀逸! これほどまでにアニメイションで表現する意味のあるねたこそが観たいアニメイションだ! 柿喰う客だ!

トイレット

舞台が“旅行先”でなくなったので理解し易くなった、これは「きょうだいが救済される物語」だ。出てくるエピソードはすべてネタ、アイデワであって、雑多に(=時間軸順に)提示されるのでメインラインが観づらかっただけだと知った。ネタのセンスが合ってる客には受けるであろう。

東京島

ああ、これはいいテーマを思いついたもんだなあ、無人島に31人の男と1人の女が漂着した、とゆう設定で、しかし男の大多数が草食系だなんて!(笑) これは面白いわ、コメディ足り得るし、共感できるわ。

塔の上のラプンツェル

ラプンツェル姫ってこんな話だったのか! CGのキャラクタがここまでストレスなく動くんだったら描き甲斐があるだろうと思う。つまり観たいのはお人形さんを動かして撮ったアニメイション然とした映像ではなく、カラーで立体ぽく陰影をつけて描かれた絵が動いてもまあり込んでも一縷のイワカンもない、とゆー映像だ。それがついに完成の域にこれって達したってことぢゃないか? そうしてラプンツェルを塔から連れ出すフリン・ライダーの顔のデザインったらエイドリアン・ブロディみたいね、と思ったヨ!

特攻野郎Aチーム THE MOVIE

氣違いパイロット萌え〜♡ だからミッションをしている中は痛快で面白いけど、ストーリィを進めるために動きが停滞すると覿面にたるい。これは映画として成功なのか失敗なのか(笑)。

奴隷船

見目が汚いなあ(笑)<出てる女性の肌とかの話だ、セルライトがばんばん主張してるし<なんてとこに文句つける人は「愛染恭子引退記念作品」と銘打たれたこの映画を観にきてはいけません、つーことだ。

ドン・ジョヴァンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い

『ドン・ジョヴァンニ』を知らないもんで演じてるのを観てもなんとも思えない。登場人物が感心したら、感心される出来なんだなと捉えるしかない。それは創作のテクのひとつだからいーのぢゃが。そして、モーツァルトの曲が「オペラで歌われる歌詞つきのもの」だと知ったのはうろこだった。なんだよ、つんく♂がモー娘。ミウヂカル用に作ってるみたいなレヴェルだったんか! 今まで感心してて損した!
な行

ナイト&デイ

絶体絶命のピンチ!になったら、寝ちゃえば、目覚めた時には安全なリゾート地にいる!なんて! 夢ぢゃんね!!<ここでゆう夢とは理想とゆう意味での夢です  こんなん楽しいに決まっている。地下街に漲ってあったポスタの売り文句どーり、これはデートムーヴィには最適でしょ、男の子もおにゃのこも満足できそーだし。

ナイト・トーキョー・デイ

「菊池凛子が殺し屋で、依頼を受けて日本を舞台に外人をターゲットに仕事をしようとする」て! 外人さんが日本に抱いているイメィヂが知れる以上の意味はなにもないなあ。つまり日本人として観て、何が正しいかとかがいっっさい解らない、知れない。すべてのルールが読めないんだ。どーせいと言うのか?

七瀬ふたたび

そもそもテレパスぢゃ戦いにならないから。なんでバトルものにしたかなあ、と思うけど原作が書かれた当時は『X−MEN』とか未だ無かったから超能力者が迫害を受けるとゆーモチーフは斬新だった、のかも。と好意的に解釈してあげたとしても、今この映画を創ってもらってもね。

苦い蜜〜消えたレコード〜

ワンシチュエイションで多人数を集めて探偵が真相に迫る、とゆー話だけど説得術に一切の説得力がない。ぐだぐだだ。すぐに観念して自供するし。駄目映画だ。下手くそだなあ!(つくづく)

ニューヨーク,アイラブユー

アンサンブルムーヴィとゆうヂャンルらしい。聞かずに観てたら、11人の監督による短編集だとは認識しなかったかもしんないみたいな繋ぎ方がされていたよ! そーするとやっぱき難解なのはねヴくなる訳だ、仕方あるまい。ラストの老夫婦の奴は京唄子かなんかに演じさせて、関西弁でリメークしてもいいと思った。

ニンジャ・アサシン

主人公の得物が鎖鎌って、日本人だったら思いつかないだろう。前半部の殺しまくりは氣味がよかったけどニンジャがしてやられるよーになるとだれた。ちぇー。

ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う

佐藤寛子のお裸、萌え〜♡ 竹中直人がおふざけを封印して挑むとこんなにいい映画ができゆのか。ずうっと延々と惹きつけられ続ける、よいサスペンスだった。巧い映画だなあ。

ネコを探して

フランス映画なのに日本の比重、重っ。ヂャパネスク趣味なのか、日本編のコーディネイタが頑張っちゃったのか。日本人としてはチョイスの理由がすげい氣になるラインナップなんだよね〜。ちゃんと、すべてを知って作ったのか、たまたま知ったものだけで組んだのか。もちよん前者とは思えないからの苦言ですよ?

ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ

ジョン・レノンの話だから観るけど。ポール・マッカートニーがトーマス・ブロディ・サングスターだったからふーんと引っかかったけど。これ、一般の人の物語だったら屁みたいだ。「この後、この人大成功するんだよなー」とゆう“ジョーシキ”ありきの映画つーことだ。まあ、そんなこと言ったら『ゲゲゲの女房』だって水木しげるでなきゃなんちうこともない生活が描かれてるだけだろーけど<観てないけど。

のだめカンタービレ 最終楽章 後編

おふざけが『前編』よりか抑えてあって、だからか、山田優扱いが驚くほど軽かった、驚いた! この物語からおふざけを引くと“テレヴィの連続ドラマをただ一話だけ観た”に等しいことになる。そんなもんなのね、ふーん、とゆうのがだから感想だ。

ノルウェイの森

優柔不断な男の子が肉食系のおにゃのこたちに言い寄られて、でもやることはやってる!って話だったか。どーして「ノルウェイの森」ってタイトルなのかは結局解らなかったヨ!
は行

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々

ギリシャ神話の登場キャラクタを少し知っておいて観ると楽しい。よくもまあ、メドゥーサなんて、フツーにそこいらに住んでるもんだ!とか言わないのー。

バード★シット《1970年》

さすが1970年の映画だけあってテーストが「ゲバゲバ90分」です。天使の羽を切り取った痕が背中に遺るおねいさん、が出てくるとこなんかはなんらか考えさせたいんだろうけど、おふざけをヒッキリナシに繰り出してきている分際でそこまで考えてやろうとゆー氣になりません、悪しからず。

パートナーズ

一頭の盲導犬の去就を追うことで方々の人間関係を綴ってる訳だけど、いっそ犬にスポットを当ててないように語ることでフツーの映画らしさを醸し出してた。そしてこの場合「フツー」とゆうのは、実際の盲導犬育成に於いてこんなことはあり得ない!(いっつまでもパピィウォーカがつきまとうとか)ことがへっきで起こるけど、それって人間ドラマに於けるデフォルメとかフィクションにホカナラナイから、認めよう。そうしてこの映画が本当に言いたかったことはラストの台詞ひと言だ、そっそそそんな“記念”のために!!盲導犬を導入したとはね!

ハート・ロッカー

アメリカが勝手に攻め入っておいて従軍にまつわる危険を自問する噴飯もの。はらはらはするけど支持はできない。

ハーブ&ドロシー

現代美術のコレクタがどいなけ偉いのか?と思った。この夫婦が美術界にて「力を持っている」みたいなのが嫌い。創作者だったらみぢめな生活を営んでいても認めるんだけど、たかがコレクタだからなあ、嫌悪感ばっかり抱きましたよ、こんな映画になんなきゃ僕とは関わりなく勝手にやっていた訳で、本人たちに罪はないんだろうが。

パーマネント野ばら

クライマックスの菅野美穂の台詞がすげい。殴られた池脇千鶴の左目の痣、萌え〜。小池栄子の肉食系女子ぐわいが適役だなあ。

ハーモニー

受刑者なのに刑務所内で自由すぎ! 腹立たしい(ぷんぷん!)。そもそも犯罪者のなれの果てだからどんな目に遭っても不幸に陥っても自業自得としか思えません。パン課長役の女優さんが中谷美紀っぽくて綺麗で萌え〜♡

バーレスク

キャバレイのスッティヂに立ちたい!おにゃのこの成り上がり譚、だから面白いに決まっている。これをでかいスクリィンで観なくてどーする? ストレスなしに話が展開するから観てて氣持ちがいいです♪ そうしてニッキ役の子は蓮佛美沙子みたいだ。

バウンティー・ハンター

逃亡犯を捕まえてお金をもらう“賞金稼ぎ”の次のターゲットは元妻だった!ってゆーアイデワひとつでぢうヴん、なところを、ちゃんと面白く仕わげていてお利口さん。文句をつけるすぢわいはないでしょう。

ばかもの

最初の出わい、そしてラヴに至るまでは、あり得んだろ!と都合のよさにケッとか思っていたけど、後を観ていくと“そもそももてるタイプ”だったと知れる(笑)、ああ、ならオッケイだ!! 喜んで、もてる男の、しかししょーむないアルコホル依存症ぐわい、暴力男ぐわいを眺めればいい。なにより出てくるおわいてとなるおにゃのこが綺麗な子揃いなのが好ましい、ので認める!

バッド・ルーテナント

ニコラス・ケイジ演じるこの刑事は両さんだ。舞台がアメリカだからドラッグ中毒になってるだけで。両さんの、お金に汚いとこをコカインに置き換えたらまんま実写だ。ちゃんと職務もするしね。身内には厚いしね。

ハナミズキ

「10年後に結ばれる」ために、その間の人間関係(もっとはっきり言えば恋愛対象との間柄)の「清算」が必要なんだ(笑)、なにをするかなあ!(笑) こんな物語を観て、本当にハッピィエンドだと思えるのだろうか。つか、結果こーなることはハッピィだったとしても、だったらそこまでの描き方が下手すぎる訳だ。別にこれ、こーなら“運命の相手”ぢゃねーよ、単にお互いパートナがどーにかなっちゃった揚げ句に再会したら焼け木杭に火が点いたってだけのことだ、そー綴ってくれた方がよっぽど納得がいき、幸せを掴んだっぽく観えたと思えるんですが。

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 1

ロンが化けてた奴、萌え〜。どーせたとい今までのすべての映画を覚えていようと、原作を読んでない限り不明のことが山積してるんだ、いっそ“今流れてくるエピソード”だけに専念して観たらいい。バックグラウンドが一切解らなくても、少なくとも“今やってること”くないは観れるようには作ってある。だから“長い連載の途中の一話をとびとびに”観る、くないのつもりで。肩の力抜いて(笑)。

パリ20区、僕たちのクラス

フランス版の「中学生日記」だ、さらに言えばNHKの中学生日記と比較してそんなエキセントリックではない。『炎の転校生』で、「霧の都プロジェクト」が受け容れられる所以だと解るガッコ経営の面倒臭さだにゃあと思った。

パリより愛をこめて

「観察者」として破天荒な大使館員に就いてまあっていた、観客の目を持ったキャラクタが、後半では活躍するのだから、観客は観てていい氣分だろう、と。

春との旅

春の設定が、フツーのこの年齢のおにゃのことは思えない“自分の見目に氣を遣わなさ”で、なんか意味があるのか?と訝しんで観てしまった。やりたいことは単に、老いてからの兄弟の対応の差異です。厄介者にされぐわいもそれぞれ違うと言いたいのだ、裏から見た『おとうと』かな。

バレンタインデー

きっと作った人は『ラブ・アクチュアリー』が大好きなんだ、だからつって劣化コピィを拵えて配給していいことにはならんがな。

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い

まあ、楽しい。予想通り楽しい。期待したほどはあっと驚く謎解きはなかった。ヘザー・グラハムは40歳の分際でかわよす♡

半次郎

どんな人間でもその人生は映画になり得る、と思った。

パンドラム

そもそも“本当にこの舞台は宇宙船か?”から疑って観ていたので、逆に転がる方向がまったく読めず、面白い面白い。まさかRPGになってくとは思わないもの、面白い。ただ「少尉の奥さんの冷凍ポッド」を見て解ったことってのが、判らない。もう知る術もないがここに記しておこう。

半分の月がのぼる空

こんなにも、忽那汐里が可愛くないとは予想外だった! アキラカに、監督が意図して“氣づく人はここで解ってもよい”ように作ってあるその時点でちゃんと察して、でもそーしたらその後がたるいたるい(笑)。解ったらたるいように作っちゃ、駄目。

ヒア アフター

オカルトもんだからなあ。どー終わらせるんだろうと少し期待をしていたんだけど、こんなもんだったかとゆー落ちでした。

ヒーローショー

井筒のちんぴら喧嘩ものは殴ると本当に死ぬから誠実だ。殴るくせに、死ぬと腰が引けるとか、そーゆーのを暴露するための創作なのなと捉えて観るといいのでは。

美人図

宮廷画家に女性が入っちゃいけないだの、ルールがよく解らないので、ただ流れてくるお話を言われるがままに受け容れてふーんと観るよーな映画。人間関係も。立場も。最終的に各自がどーなりたかったかも。全部お任せ。なのでふーん以上でも以下でもあり得ない。

ヒックとドラゴン

ドラゴンに種類があって、デザインが秀でてる。原題の方が遥かに解り易い、“HOW TO TRAIN YOUR DRAGON”ってゆーんだ、そーゆ話だ。てゆーか『アバター』や『アデル』に続き、ドラゴンに乗るの流行ってるなあ。雲の中におびき込んでバトるクライマックスの画はかっちょうよい! 空中戦は萌える脳。

必死剣鳥刺し

さすがにええもん順に映画化しただけあって、残り物だった(笑)。関めぐみがいい役! 池脇千鶴が田舎っぽい!

白夜行

こんな追う刑事いるだろうか<それを言っちゃ!(笑) あと、堀北真希はここまで、義妹を手懐ける時にまで世話になっちゃってて、今後困るんぢゃねーかと思う。もー少し自分でなんとかする癖をつけましょう。

フィリップ、きみを愛してる!

ジム・キャリーはこーでねいと! 実在の詐欺師∩脱獄王を演じているのだ、小氣味いい♪

フェアウェル/さらば、哀しみのスパイ

実話だから仕方ないだろう、今は本人に確認することもできない「なんでこんなことした?」を綺麗ごとに着地させてるのが、でもやっぱきねー。でもでも、そー伝えたいほど珍しいパッターンだから映画にしたかったのねとゆーことだろうが。やってることはスパイものにしては地味。なのも仕方ないかー。

武士道シックスティーン

おにゃのこ映画なのに萌えられないなんて! つまり「フツーにいい映画」どまりだ。おにゃのこ映画なのにフツーて!!(絶叫)

武士の家計簿

武士が倹約をする話だ。家計簿が楽しみだったんだけど、よく考えてみたらニウトラルな武士の生活が判らないから、これがどう倹約なのかとかが伝わってこない。家計簿も別段そんなに、これなら現代と変わらない程度の出納帳だし。期待したよりか期待外れでした。

ふたたび

ぢぢいどもの再会なんぞ屁ほども感動しないところだが孫息子とゆー第三者の視点を導入することでちょっとは同調できたかにゃ。にしても“絵になる”、“お話になる”パーツばっかし集めてきて組んだ訳で、もうご都合主義この上ない。

プチ・ニコラ

なんてゆうかフランスのエスプリつーかイギリスの小笑いとゆーか、ぬるい。子供によっかかってるだけでこれは真にセンスがいいとは言えないだろう。子供出しとくからこんなもんでええやろ、と思って創っているにちまいないんだ、絆されまいぞ!

冬の小鳥

うわかわゆす!(悲鳴) キリスト教系の孤児院に入れられてる幼女たちがみぃんなにっこにっこにっこにっこいい子でいっつも嬉しそうにしてる、ってことで「居心地がいい」を表現してるんだ、すげい手法だ。主人公のストレスは唯一「父親に棄てられた」ことだけ、に限定したいからこんな手を採ったんだ、すげいすげい。

ブライト・スター〜いちばん美しい恋の詩〜

しょぼくれた恋愛もんだなあ!(感嘆) ジョン・キーツがこうだったという史実でもなきゃ、こんなのお話になんないぞ。そしてトーマス・サングスターの手足が長くなっててきしょい(笑)。きしょっ!きしょっ!!

プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂

「主人公は殺されそうになっても敵が油断したり甘くみたりして絶対に助かる」上に「敵はソッコーで主人公に殺されまくる」とゆー一点で、駄目だ。こんな都合のいい演出でかまーないんだったらどんなミッションでも成功するぞ。

プリンセスと魔法のキス

蛍のキャラデザインが赤塚不二夫みたい。エヴァンジェリンの件は、これをしたか!とゆう展開ではあった。デズニィらしくなくね? あと、決着のつけ方がこれだったら、駆け引きなんて不要だったつーことではないか。その辺はいいのかにゃーと思わないでもない。

プレシャス

黒人ヒロインで、現状認識から逃れて妄想に遊んで、ちゃんと目をかけてもらって解る大人に導かれて正しい道に軌道修正してもらって、などなど『プリンセスと魔法のキス』だの『インフォーマント!』だの『しあわせの隠れ場所』だのの集大成だ。氣分はいい映画です。

プレデターズ

語り口が上手だなあ。この8人を紛らわしくなく提示する導入部は本当にすげい。「俺もそーだったから」でずばずば状況判断を進めてストーリィを停めない、ってのはずるい(笑)けどいいこと思いついたもんだ。

フローズン

宣伝が優れ過ぎてた! 五月女ケイ子のイラスト使ったり掟ポルシェのコメントが秀逸過ぎたり。もんのすげい期待して観たら、直球で、だから、フツー(笑)だった。

フローズン・リバー

出てくる連中が犯罪者ばっかしだ、それを母性で括って、危うさではらはらさせて、途轍もなくハッピィなエンディングを迎えるて! これは凄まじく巧く、出来がいい。

ベスト・キッド

リメークだけのことがあって手堅く面白い。ただ、リメークだけあって、どんな展開にも既視感がつきまとうよ(笑)。よくいえば期待通り、アリテーにいえば予想の範囲から出ない。ヂャッキィ・チェンがそんなには前面に出てないこと、エンドクレヂットにNG集を流さないことはプラスに働いていますよ。このくないのおふざけでいーよね。

僕たちのプレイボール

新庄がエグゼクティヴプロデューサって時点で失笑するぞ(笑)。アメリカから帰国した、父親を大リーガに持つ少年がリトルリーグに入って世界大会を目指すって話で、しゃらくさい(笑)。主人公の少年は貴乃花似、同じチムーのエースをしてた子は松田優作の子みたいで。おにゃのこにもかかーらずチムーに入ってる子は内田有紀っぽくて萌え〜♡

僕と妻の1778の物語

「たった独りのために小説を書く」は『ミステリィ対戦の前夜』だし、「日に1本必ず書く」は『アイソパラメトリック』だ。つまりこの映画が“大したこと”と謳っている内容はすべて森博嗣さんに既にあるんだ。その上で映画を観ゆと、主人公のSF小説家が牧羊に過ぎる! 現実の森博嗣さんでも見習ったらどうか? 現実の方が凄いて、創作の風上に置けない低レヴェルぐわいだ。

ボックス!

カメダコーキが出た時点でもう評価はサイテーですね。あらすじだけに削ぐと、そんな悪い話でもない、つーかありきたりのフツー並みのスッポーツ物語なんだけど。おふざけが悉く恰好悪く安っぽいし。つーかカメダも含めて恰好悪く安っぽいのか、一貫性あるぢゃん!

ボローニャの夕暮れ

モテない子である娘の氣が狂って同級生のおにゃのこを殺す、氣違い病院に入った娘を、しかし父親は思いやり面会に行き続ける、とゆー話。これを日本で作るなら主人公の氣違い娘役は戸川純が演じたらいいヨ! ルックス的にも性格的にも。
ま行

毎日かあさん

漫画に及ぶべくもない、のは仕方あるまい。『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』と併せ観たらいいと思う。あとはきょんきょんと永瀬正敏とゆー元夫婦同士が離婚した夫婦役を演じている点は、こんな評価できゆことはない!

マイ・ブラザー

誇らしい軍人の兄が戦死したと思って、刑務所帰りの弟が奥さんとか娘と仲よくしていたら生きてた、帰って来た! でも疑心暗鬼になってるわ、心に傷を負ってるわ、荒んでたって話。どっかで観た!と思ったら『ある愛の風景』のリメークだった。こーゆーのを観て思うのは、軍人しょーがねーなー、ですよ。

マイレージ、マイライフ

どーもドライに徹しきれないのがどーもにゃーと思ったよ。単に、人嫌いの分際で人と対面する仕事を嬉々としてやってるとゆーずれを面白がって作ったってだけのお話だった訳か。

マザーウォーター

マザーイーコール、がつがつせず焦らず走らず、「かつてもうやり遂げたから後は好きにします」的な、そんな意味かしら。そーゆー「自分を保つ」を提案する映画だった。ウォーターは「流れに逆らわず」でしょう。なんつーか、ロハス? 夜を迎える前みたいな状況が描かれているようでした。この道もあるよと提示する意味で、意義がある映画かもね。

「またたき」と読む、のであいうえお順でこの位置だヨ! 左足がびっこを引いてはぢまる分際で、後で活かさないなんて! 単に北川景子のびっこ姿が見せたかっただけとは!(しょっく!) はっきりとこれは出題編、これの「優しい」解答編は『パーマネント野ばら』です<ちなみにこの映画のけりのつけ方は「強い」解答だ。

マチェーテ

「グラインドハウス」本編前につけられてた嘘んこ映画の予告編を本当に作ったもの。それだけで楽しみぢゃんね! そうして、映画を観てて「こーなったら面白いのに」とゆーことをちきんとやってくれる<「どーせ主人公が撃たれて死ぬことがないんだったら代わりにすぐ隣にいる傍役がたまたますべての銃弾を受ければいい」とかだ<「死んだと思った重要なキャラが生きてた!」とかだ。わははわはは。そんなことは期待している客がターゲットだから、みんな喜んで観たらいい。

魔法使いの弟子

前提を語る枕の部分がつまんな過ぎる! “やりたいこと”、“出したい画”にもってくために、必死で繋いでいるんだ、なんだかなあ。主人公の「魔法使いの弟子」がヘタレでやる氣なしなしで、萎え〜。だいたいいい男ぢゃないし、いっつも口が半開きで馬鹿丸出しだし。馬鹿? 馬鹿は、嫌いだようん(涙色)。

漫才ギャング

品川かよーと距離を置いて臨んだら、面白い。ヴァイオレンス部の嫌悪感が押さえられ、漫才部の掛け合いが巧かった。どーせこんなこったろうなと覚悟して観たを蔭で宮川大輔のキャラもすんなりと受け容れられたし<フツーのドラマ映画だったらあり得んだろ!とか思いかねないとこではあるんだけどね。「漫才部」ではなくて本当の舞台上の漫才それ自体はつまんない(笑)が、そこまで含めてのリワリティだと思えば認められます(笑)。今の観客ってこんなレヴェルで笑うよね、とゆー。

ミックマック

人間版ピタゴラスウィッチだ。の割に、そんなにゆーほどは適材適所にも見えないし驚きもない。つまりスマートさに於いて、ちょっとね。スマートがいいとも主張しないけどせっかくここまで色濃いキャラクタを配置するんだったらよっぽど活かすかなて期待するからね。

密約-外務省機密漏洩事件

地味、以上になんなのこれ?と思う。映画としてヒトサマに観てもらおうとゆう氣がないんぢゃ?

メッセージ そして、愛が残る

終わってみたら単に「死ぬ人が判る」ってだけの話だった。判ってどーするかまで至ってないって点で『シックスセンス』の足許にも及んでいないのだった。本当に、そんな能力無駄だものね。なんで映画にしたんだろうね。

モリエール 恋こそ喜劇

別にモリエールって知らなくていいや、どーせ史実ぢゃなくって創作上のキャラクタを本人と絡ませてるんだし。しかも現代日本の我々が観て笑えるギャグでは、はっきりいってないし!(ズバッ) ああ、きっと面白いんだろうなと、思いやってあげて笑うって感じ?

森崎書店の日々

もしこの物語に小林聡美やもたいまさこが出てきたら一氣に説教臭くなったろう。そこを避けた結果、いい雰囲気が残り、但し何の本を読んでるんだ?と氣になる箇所も多々残し、説教しないんだったら内藤剛志はぢゃあなにがしたかったのか、どーなってほしかったのか?と疑問に思うのみの映画だった。
や行

ヤギと男と男と壁と

邦題の由来を千原ヂュニワが喧伝しまくっているので期待しまくって臨んだのだけど(笑)、存外、単なる馬鹿SFではなくちゃんとアメリカのイラク進軍なんかが舞台になってて、ちょっとかなり萎え〜。つまり「アメリカ人が解って面白い」ように作られてる訳か、ちぇーと思った。

約束の葡萄畑〜あるワイン醸造家の物語

天使が会いに来る、とゆーのを外せばフツーの「天候に左右されるワイナリーの悲喜こもごも」でしかない。そして天使も、出現はするけどなんら影響を与えも加えもしない訳だから、単なる心の支え以上でも以下でもない。だったらそれはフツーの話だ。フツー!

ヤコブへの手紙

ついうっかりプレス資料が提起した「郵便配達夫」に着目して観てしまって、必要以上に“意味”がある映画なのでは!?と思い込んでしまったよ!(笑) でもこれきっと“意味”がないとこうは展開しない氣もするのだ、うむむ。

やさしい嘘と贈り物

どう観てほしいのか、謎解きだとすると一度観たらもう二度と観る氣にならないよーな内容なんだが。宣伝会社はそんなこと解っているので、ちらしでも最初っからネタを明かしているけど、それだったらそれでこの語り口は隔靴掻痒に思えますが?

矢島美容室 THE MOVIE 〜夢をつかまネバダ〜

長いコントですね。

闇の列車、光の旅

電車の屋根に一杯乗ってずんずん不法で密入出国を目指すよ。ドラマティックを演出するために無理くそギャング組織の裏切りとかを導入してるけど、ふーん。「サルマ・ハエック」が一般的なのだと知れたのは価値だ。それにしてもホンヂュラスとかメキシコとか、位置関係と密入出国の現状を勉強してから観ないと訳解らないのでね、取っつきはよくないであろうぞ。

誘拐ラプソディー

もっとメリハリをつけた方がいい。どーせコメディ風味なんだと思って暴力団側を端っから情けなく描いてしまっているのが最大の失敗だ。一生懸命やって空まーりしてる、って演出にした方が面白くなるよ?(笑)<なんて上からの評だ(笑)

行きずりの街

元妻の家でシャワー借りておきながら下着を出されたら俺に他人の下着を穿けというのか!つって切れる男サイテー。探偵しているターゲットのおにゃのこを追っていったら関わってた全員が旧知の間柄だったって、なんてゆーテキトーなシナリヨか。サイテー。

酔いがさめたら、うちに帰ろう。

事実を映画にしたのでテーマがぶれる。「血を吐いても酒を呑みたい酒呑み心理」>「アルコホル病棟版『刑務所の中』」>「死期を告知された家族愛もの」って、スライドしてく。人の一生って1テーマぢゃないかんね!とゆー主張は解るけど、それを括るのが創作ではないんかと思う。つまりこの映画の括りは「鴨ちゃん」ってことだ。鴨ちゃんに興味がないんだったら、なにやってんだか、とゆー他人の人生に過ぎないであろう。

洋菓子店コアンドル

蒼井優がサイテーに鬱陶しい!! あまりの鬱陶しさと、それを周囲が赦してしまっているぐわいに、観てるとなおのことどんどん嫌いになってくる。顔すらもはや見たくない。
ら行

ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ

『カイジ』の1ゲムーの抜き出しだもの。そうして今回のゲムーはルール的に『十二人の怒れる男』なんだ、面白くない訳がない! 戸田恵梨香と関めぐみ萌え〜♡

雷桜

ルールがよく解らない。「拐かされて山で天狗として育ったおにゃのこ」が出てきた時点で、どこからどこまでが常識の範囲内なのか、枠を外すことになるでしょう? そんな奔放な設定の分際で「お家大事」だけを守ってもらっても、ねえ。柄本明の切腹で顔が真っ赤に紅潮してたのは、それっぽかったよ!

ラスト・ソルジャー

いきなしとっつきにくい中国の戦国時代なんだけどヂャッキィ・チェンのを蔭でなぢみ易く調理されているよ。 そんな舞台なので老師とかカンフーとかぢゃなくて単に上手に動く人、ってことになってるのもとっつき的にプラスだったしね。

乱暴と待機

美波、萌え〜♡ 最初こそは引くけど、観てるともりもり可愛くなってくる。OL時代よりヂャーヂ時代の方が遥かに萌え〜♡ そして、無理して可愛いぶってるゲーム人生の時の小池栄子の甘えっぷりの下手さ加減が、一層美波を引き立ててる! 小池栄子は相かーらず「こう見えて登場人物の中で最もまとも」だし。失禁と嘔吐と破水が全部観られる映画なんて、そうはないよ?(笑) 三大ばばっちい体液ムーヴィと呼んでもいいかもしれぬ<体液言うと間違ってるのがまぢってるがな!

リアル鬼ごっこ2

うわ面白! 一歩間違うと自縄自縛にも陥りかねない“パラレルワールド”の設定を、よくぞ破綻させずここまで組んだ!!(賞賛) そして。前作を観てなかった僕だからこそ感動したラスト!(笑) 原作が糞だからと前作を嫌って、申し訳なかった! これは、少なくとも『2』は名作だ。

リトル・ランボーズ

「ラスボスと、実は血縁関係があった」なんて(笑)『すたおず』が先鞭をつけた、感動的に決まってるぢゃん!(笑) 狡いなあ。途中がぐっちゃぐちゃで、結構ヤなキャラではぢまった子がいい親友になるとか本当は嫌いなんだけど、あまりにもやり放題の中にあってなんだかうだうだで受け容れてしまわざるを得なんだよ。

[リミット]

ラストに“映る”人名が凄く大事(笑)。メモを採りながら観ていて本当によかった!と後で思った(笑)。意外と、ああすりゃいいぢゃんとかいろいろ自分だったら違う動きをするだろうなーと考えつつ観ていたを蔭で、そんなに息苦しさを感じずに済みました。行動がシンクロする者にはこの映画は辛いだろうにゃー(笑)、それこそが満喫することになる訳だけど。

ルド and クルシ

この邦題はなあ…。兄弟のあだ名で、それぞれ「タフな乱暴者」、「ダサい自惚れ屋」って意味だ、本名以外にこれが出てくるんだけど、映画を観て易々と伝わらないって! ネイティヴの人向けのタイトルを片仮名にしただけでふんぞり返られてもね。話自体は興味深いのにタイトルでマイナスだった。

レオニー

別にイサムノグチの母親がどー生きようが興味ないし。てゆーかこれは単に男を見るメガなくて、将来の予測に難があって、ただ氣がつおいだけで進んできた女の一生を描いたに過ぎないでしょう? 映画にまでする意味ははっきりとない。

レギオン

欧米人はすぐに「隠された謎は実はキリスト教に起因していた」をするから、そーゆー映画は大嫌い!を標榜している僕も、これだったらオッケイ!!(笑) 端っから“キリスト教の設定で遊びますよ!”と宣言しているからかな。「天使が人々を操って襲わせる」って、結果画柄はゾンビィものになるんだもの! このアイロニィ萌え〜。そして画面構成が悉くかっちょういい! 映像で観せることを解った人が創っているのだ、素敵。

レポゼッション・メン

窶れたジュード・ロウが渡辺謙みたいだった!! 『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』を観ていたを蔭で、あれの「サブプライム問題」を人工臓器に展開したものだとよっく理解ができて善き哉。落ちに至るまで、定番をがんがん繰り出してくるけど、上手で面白いので善き哉II!

恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜

どーしてこれを、一番外っ側のとこにだけ限って映画にしたかなあ。明らかにテレヴィドラマ向けの話なのに。あと深きょんが靴下を、ゴムを下にして干してたよ!

ローラーガールズ・ダイアリー

母親からミスコンでの優勝を望まれている17歳のおにゃのこが、本当は21歳以上でないとメンバになれないローラゲムーの一員になって大活躍!する話。『JUNO』やってた主人公の子は困り眉で、母親は始終怒り眉で、よくこいつらを母娘に設定したなあと思った。だいたいが『JUNO』なのでぬるさを覚悟して観たから、ただ調子よく進んでいく展開も受け容れて楽しかった。『デス・プルーフ』のゾーイ・ベルがチムーメイトで、萌え〜。

ロストクライム―閃光―

川に浮いていた死体から、一氣に3億圓事件にその原因を求める老刑事の無茶振りといったら! あまりにも自分勝手に解かれていくので観客置いてけぼりであるッ。おもろいこと思いついたと、アイデワに酔って、説得力が全部置き去りだ。そのアイデワつーのも単に「警察内部の腐敗」とゆうありきたりぐわいでがっかり至極。

ロビン・フッド

もっとお勉強っぼくなるか、逆にイギリス史を知らない者を置いてけぼりにするかと覚悟して臨んだけど、割りと一本道で善vs悪みたいな図式が解り易くて飽きずに楽しめました。へえ、意外。ラッセルクローの歴史物にしてはとっつき易いなんて。
わ行

脇役物語

おちゃらけが過ぎて軸が判らない。主人公の行動規範がそもそも異常なんだ、だったら単に出鱈目やってるのとなんら変わるまい。すなーちコント以下。コントの方がまだしも解ってもらおうと、きちんとしてるぞ? 唯一評価できゆのは“Cast me if you can”とゆー英題でした、巧いこと言うね!

私の愛、わたしのそばに

つきわいはぢめてから相手の「死に至る病」が発症するのではなくて、そもそも既に死期を伝えられている相手とおつきわいをはぢめてみましょう!とゆう提案をしている韓国映画だ。そんなん!あららこめ死ぬって判ってスッタートしてるんだから、嘆いたり自暴自棄になったりするのって僕にとっては噴飯もの以外のナニモノでもないんだが、これをもっと上手に作ったら「どーせ死ぬと知っててもラヴを抱いてもオッケイだよ?」とゆう希望にはなるかもね、と捉えられんこともない。かもね。

わたしの可愛い人―シェリ

歳を取ったけど今なおまだしも見目がいいおばはんが若い男と懇ろになる話、だけどだからつまりこれの男女が逆のパッターンは今までに山ほども映画になってきたよね、とゆーくないの意味しかない。

私の優しくない先輩

惜しむらくははんにゃの金田が途中からはんにゃの金田ではなくなってしまうんだ。だったら!冒頭から主張していたあの破天荒は何だった訳!?と思う(個人的な感想ですが)。「無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理」は、よくぞやった!!と喝采したい。どうにでも落ちがつけられる物語だから(だって日日日が原作なんだ!)、終わってみて思ったことは、ああ、そこへ着地させたのね、だ。それ以外の感慨はない。

ワラライフ!!

つまんない。ビミョ〜なネタを集積して淡々と観せる、とゆう手法を採っているんだけど、面白くない。“「無理におもろくしよう」としないおもろさ”を狙った結果大失敗している。香椎由宇が勿体ない。
アルハベット

ACACIA-アカシア-

アントニヨ猪木に主役を演じさせても、なあ…。悉く出てくるモチーフは「ごっこ遊び」がベースになっておる。せっかくのこの興味深い解釈を、しかし父子関係とか夫婦関係に言及した時に抛棄してる、そこで卓袱台をひっくり返すために対比として用いただけだなんて。ドライに徹し切れなく、甘いにゃあと思います私。

BECK

そんな、ギャングに狙われるよーなギター使うな! 感動的な歌声とのフレコミの主人公キャラが、ことあるごとに驚いて目を見開き過ぎ。そんなにも自分のちょっと先の未来についてなんの予想もせずに生きてるって、脳足りんか? まあ、だからこそ大切なギターを叩き壊される訳だ。納得。観客はスティヂの上でごたごたもたもたしていても待ってるし。すべてに亘って都合がよ過ぎる。お話のためのお話だ。やれやれ。

COACH コーチ

意欲的とゆーのか、全編予告編みたいな、コマギレの「見せ場」の羅列で語られている。意欲的だ! その結果、緩急って必要だね♪とだけ教えてくれる結果に!(しょっく!)

FLOWERS

TSUBAKIですから。年代ごとに画面のカラー処理とかを替えてるのは、そりゃあ腕のミセドコロだったろう。一番のミドコロは仲間由紀恵がいつもと違う髪型を晒している点だ!

GAMER

生身の人間を動かすシミュレイションゲムー、萌え〜♥ 理屈も全然通ってて「他人の選択に自分の行動を託す」って、やってみたいって思わせるぢゃんね! 悪いことさえ企まなかったらなにがフキンシンなのかまっったく解らない設定ではないか! 素敵すぎる!

GANTZ

わははわははは。「どーせ死んでもともと」を盾にバトルをやらせるって、巧い設定だ。誰にも文句を言わせまい、婆ちゃんとか幼児が惨殺されても♪ だから続編とか謎解きとか要らなかったのに! ここで終わってぢうヴん面白いのに!

KING GAME キングゲーム

『ライアーゲーム』の真似っこだ、そしてあまりに多くを「解らなくてもついてきてね、そのーち明かすからね」に棚上げし過ぎていて、ちっともノレない。“優勝するとどうなるのか”が最大の隠しネタで、そこをやりたいだけで、だから“どーなったら優勝なのか”とか他のすべてがナイガシロになってるて。噴飯ものでした。

NECKネック

期待したより遥かに下(笑)。冒頭の「幼少期の出来事」が長過ぎて、意味解んなくて、だれる。相武紗季の“大喰いキャラ”もトートツで∩後に活きないし。ミスタドは食べたくなるよ! そして「どんでん返し」だけは感心した。

RAILWAYS

49歳で電車の運転士になる話。この手の常として目標達成の途中経過で“障害”が発生する流れに当然なるけども、ものが電車だけに悲惨な事故とか発生させるとしゃれでは済まなくなるからだろう、ぬるいぬるい。

RED/レッド

おぢいちゃん版の『ナイト&デイ』だ、若しくは『キス&キル』だった。『ナイト&デイ』が同じ年に公開になってなかったら、もー少しは新鮮に観れた、かも。でもまあ予想の範囲内だけどね。予想の範囲内だけど面白いけどね。でも当然『ナイト&デイ』には劣るけどもね。

REDLINE

チキチキマシン猛レース以外のナニモノでもない。てかどーして『チキチキマシン猛レース』ってタイトルでないのか解らない。きむたくの台詞まーしがルバンみたいだったヨ!

Ricky リッキー

赤ん坊に羽が生える時点でファンタヂィだ、と正確に捉えよう。だからこの“救いのある”ラストは受け容れるべきでしょう。本当は、おねいちゃんの心情とか、もっと考察を深めないとなんないことが山積されてる氣がするが。

SP 野望篇

自分の能力に自信がないってのがサイテー。その能力を観せるんではなくてそれよっかアクションばっかがフィーチャされてて、つまんない。特に入山法子の登場のさせ方が、単に次の話に要るから以外のナニモノでもないつーのは観客を馬鹿にしている。

SPACE BATTLESHIP ヤマト

漫画だ。「口を塞ぐのにチューをする」て! 実写で、日本人がやって、どーする(笑)。ドリルミサイルがドリルになってなかったのにはえー?だったけど、あの長大な原作を1本の映画に縮めるのにはこのくないの大胆な解釈は必要だろうなとも思う<介錯でもいっそ可。すべての不満は「漫画ですから」で通る映画でした。

TEKKEN

格ゲーの実写映画化は、やっぱきキャラクタの属性の附加に問題があると思います。語ったら白ける、語らなかったら意味がない、ゲムーでぢうヴんぢゃん、ってことだ。ゲムーでぢうヴんでは?

THE LAST MESSAGE 海猿

自分の履歴や家庭環境を語らないと心を通じ合えない、とゆールールが支配していて、胸糞が悪過ぎる。解り合えた者しか救ってやらない、救う価値がないと断言している訳だ、ナニサマか。本当に死ねと思う。

TSUNAMI―ツナミ―

登場人物を死なす時は容赦しない韓国映画だから、小氣味いい♪ とにかく映ってる全員を生かそうなんて望んでる『海猿』がいかに甘くぬるいかを思い知ったらいい。前半部の人間関係の描き方は韓国映画独特で、これが邦画だったらかなりついていけないけど、どーせ言葉も解らないんだからこーゆー人種なのねくらいでスルーの方向で。
数字

9〈ナイン〉〜9番目の奇妙な人形〜

デザインが素敵。フォルムも、世界も。「メガ覚めた主人公が自分の置かれた状況を把握していない」からはぢまり、観客とともに徐々に情報を得ていく、というのはストーリィテリングの定番だけどこれはその点でも上手に作ってある方。巧く、次の行動に繋がるように展開させてんの。カリ城の時計塔みたいだったし、萌え〜♡

17歳の肖像

1961年が舞台だからかなんだか知らないけど16歳のおにゃのこが倍の年齢の男に惹かれる話だ。だからなに? 原題は“AN EDUCATION”だ、主人公が楯突いたガッコのセンセこそが主役だ、と思って観てました

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