06年映画いまさごろ寸評

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あ行

愛してよ

西田尚美はかわゆす。子供が反発するようなステーヂママやっても西田尚美の言うことなら聞いてやれよ、子供よ、と思う(笑)。

アイス・エイジ2

舞台のエリヤがよく判らない、ので逃げ場とか方法はキャラクタに言われるがままだ。終わってみると狭い世界の話では、と思いました。マンモスの歩みに顕著なんだけど、ボディから生えている筋肉から動かしてるってのは、作画の姿勢の参考になるね(笑)。

愛より強い旅

フランス人カップルがアルジェリアまでラヴ旅をするよ。そっち出身の人種なのね。大陸もんは、異言語とか異文化とか、入ってくのに臆さないなあ。

愛より強く

ドイツで、トルコ人の女の子がトルコ人の男に偽装結婚を持ちかける話。なんだけどこの男を選んだ説得力が皆無だ。しょぼくれてんぢゃん! 男にとって都合のいい話?としか思えませんでした。

青いうた

中学を卒業した4人がのど自慢に出る話だ。氣持ち悪いキャラがいるよッ(ふるふる…)。学芸会でもこんな氣持ち悪い話はやるまい、と思う。唯一のミドコロは斉藤由貴に『嵐の素顔』を口ずさませた点でした。

アサルト13―要塞警察―

「自分が警察なのに、実は敵も警察」ものの先鞭を切ったのがこれ、では<後鞭(こっこここうべんっ!?)は『16ブロック』とか『アンフェア the movie』とか。“自分は実はヘタレな警察官ですよ”ってゆう初期設定は、要らないな。とっととどんぱちスタートしてほすい。

明日の記憶

夢も希望もなく終わるのがリワリティだ、しかもそれをあららこめ冒頭で観せてる訳で、だから「覚悟」を伝えるための映画でした。ちなみにタイトルの読みは{あしたのきおく}でーす。

アダン

観終わって、田中一村の描いた絵が、初期の一枚を除いては全くまっつぐには映されることがなかった、ってとこから思うことは、奇人による奇行こそが訴えたかったんだろうなあである。これで絵が、今では知らぬ者もない傑作ばかりであったっつーんなら「天才による奇行」になっておったとこぢゃが。チョコエッグでなぢみのあったアカショウビンの実物がラストに見られて、わーい♪

アローン・イン・ザ・ダーク

孤児院にいた連中が失踪とか、設定がぢゃま臭いよ。とっとと化け物と戦う話にした『DOOM/ドゥーム』が如何に偉大だったかが解る。終わり方は『バイオハザード』のまんまだし。

アンジェラ

だってタイトルが既に“Angel-A”だよ! ネタばれてるんぢゃないのか?(笑) なるほど、小狡くて口先だけで言い逃れて生きてきている男にこんな更正の道があるとは! 凄まじい救いではないか。深きょんの奴よりもよっぽど温かく痛快で気持ちのよい物語だった。

アンダーワールド:エボリューション

ヴァンパイヤがトラックと併走して飛ぶのはかっちょうよい、前作で語られなかった秘密が明かされて、それを活用して云々って話だ、事前にストーリィを読んで観るときっとよい。

イーオン・フラックス

わはは。システムがなんて独特で身勝手なのだ(嬉)。ゲムーを、取説見ないでいきなしはぢめるよーな奴はばんばんにへっきでついていくであろう。未来のアイデワの博覧会ですね♪ くだらなく素敵よ。

家の鍵

15年間離ればなれでいた障碍児である自分の息子を引き取って連れ歩くうちに、徐々に父子の間柄が完成されてゆくって話。障碍児役をやってる子はリワル障碍児だ。重いけどこーゆー問題があるのよと教えようとしてくれる映画ですな。

イベリア 魂のフラメンコ

フラメンコの劇団のダンスと演奏を延々と撮ってるだけ。カタログとでもゆーのか、少なくとも僕の中ではこれを映画として観る氣はなかったにゃ。

インサイド・マン

長々と一件だけの銀行強盗事件を語るだけ。『オーシャンズ』なんとかの、たったひとミッションを1本の映画にしましたってゆー悠長ぐわいだ。“アルバニア語の前妻”は素敵だったけど。

ウォーターズ

ホストが「お金を無駄遣いするな」と説教するのも、その後接待した後で札束を受け取るのも、おかしいだろ。こーゆー破綻したシナリヨ見たらスタッフの誰かはとめろ。

ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!

慣れちゃったなあ(笑)<酷い! 『チキン・リトル』に続き、ここでも『キングコング』のパロディが! そんなとこでかぶらなくても…。

美しき野獣

別に美しくも野獣でもないなあ。韓国のこーゆー映画につきものの、どーでもいいタイトルがついておるのだった。

うつせみ

サイコーだなッ(歓喜)。邦題が素晴らしい、つけた人誉めてつかわすぞ。「喋らせないっ」て何このクオリティ。途中までははっきりとは解らなかった主人公の行動の目的がラストで明らかになる、それが凄まじい。この“技”の昇華ぐわいの達者なこと!(ぽぁん) サイコー!<また言った

ウルトラヴァイオレット

ミラ・ジョヴォヴィッチが子供を護ってバトルをするSFアクション。こんなんばっかですね。今年は『イーオン・フラックス』があったから、もういいのに。

映画ドラえもん のび太の恐竜2006

全部ソーセージになる道具萌え〜(笑)。「温かい目」に代表される、“絵で笑わせる漫画”であるドラえもんを実現した功績は讃えられるべきでしょう。但し、水辺で肉食恐竜が襲ってくるシーンの恐竜たちの絵は荒れすぎてた。あと、悪人の指が6本のとこもあった(!)。映画なんだから、おっきいスクリィンで上映するんだから、ちゃんと緻密にやろうよ。

エミリーローズ

人間の顔がちょっとだけずれた形が一番こあい。 法廷部では本当に施されるべき治療がなされたか、が論点になってたよ。宗教を信じる輩は、難儀だ。

オーメン

今や禍々しい死に方は『ファイナル・ディスティネーション』の逆輸入としか思えない(失笑)。てか、なんでお母さんだけそんな堅実な殺し方になるんだ。へんちくりんなバランスの映画です。
か行

カーズ

それにしてもデザインが醜悪だ。「車が走る」動画が描きたくて仕方がないって思いはすんげぃ伝わってくるから、動いている間は魅力的に映るけど、やっぱき終わってみるとこんなキャラクタ、ちっとも可愛いと、一瞬も思いません。

かかしの旅

「かかし」っていぢめられるびっこの子がガッコをドロップワウトして農家で共同生活をはぢめる話だ。噴飯ものだったのは、かかしと呼ばれる理由が“ひょこひょこ歩くから”ってナニソレ。“一本足だから”だろッ。そんなとこで脳足りんな「配慮」して、いぢめをテーマにした映画を作れると思ってるのか、たわけが。

隠された記憶

自宅を定点カメラでずうと撮ったヴィデヨが送られてくるので犯人捜しをする話。ラストの学校前の階段のシーンが答えだ、っつーんなら、実行犯は判明するけど目的が解らないんですが。もしかしたら「テキトーにやってみたらえらいことになった」だけか?

カサノバ

カサノバがちぃとも女ったらしぢゃないよ! 名前だけ借りた別ものではないのか。

神の左手 悪魔の右手

楳図の超絶漫画を映画にすんだから、こんでよいッ。ぎゃははぎゃははは。金子修介の本領発揮で、かわよい女の子が次々と殺されていくよ。素敵スギィ!

かもめ食堂

なにが厭って、小林聡美のですます調がヤだ。なぢみになる客の馴れ合い方もヤだし。善意ですべてが巧くまある、って氣持ち悪い。もう全部が作り物然としてるっぽーい。誠実と善意は違うんだけどなあ。

奇跡の夏

ぎっりぎりでファンタヂィとかヒューマニズムには行き過ぎずに留まった、って感じの映画。癌の集中治療室へ泥だらけの子供の侵入を赦しちゃうのはちょっと演出しすぎだったが。脳の癌を切除してなお生きているって、どうゆう経緯を経てどうゆう状態に到るのかが判ったので、まあ、ためになったかな。

機動戦士ZガンダムIII―星の鼓動は愛―

ゼダンの門って何かと思ったらア・バオア・クーかっ。思い入れも興味もない者には“ たったこれだけしか進展しないストーリィで映画1本作ったか”と思えた。長いテレヴィシリィズの、えらいまた一部だけを、しかも中途半端に切り取ったなあって感じ、ほんとにそうなのかどうかは知らないけど。

君とボクの虹色の世界

小ネタがいっぱいで楽しい。虹色の所以ですな。方向性は「性」でしたね。

キャッチ ア ウェーブ

低級。起承転結をなぞっているだけ。竹中直人は『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』とまったく同じ位置だし。加藤ローサはクライマックスの対戦の時に「もうやめて」を連呼し続けるだけですごくうざいし。ライヴァルである愚連隊は肝心のシーンに到ると薄っぺらく小粒だし。だいたい日本の颱風の波にびびってる奴らがハワイに行けるものか、脳足りんめ。本当レヴェル低い。

嫌われ松子の一生

これは「嫌われ」ではない。選択ミスだ。だめんずうぉーかーだ。CGをふんだんに折り込み音楽を豪華に奏で一流の俳優らを惜しげもなく傍役で使いサヴィース満点にしわがってはいるけれども、それらの華美な装飾もすべてはそもそものお話が頂けないからかと終わってから顧みて思ったよ。最終的に観客に好かれも嫌われもしないっていう主役は、それは悲劇であろうけどもさ。

ククーシュカ ラップランドの妖精

言葉の通じない3人の共同生活なんて、面白いに決まってるぢゃん(笑)。『ラブ・アクチュアリー』のコリン・ファースのエピソードが面白かったんだからさ。

クライング・フィスト

ロートルのおっさんボクサと若い札付きの悪い奴とがボクシングのしわいでぶつかる話だ。二元中継で語られていて、どっちが勝つかは終わってみないと判らない。思い入れた方が勝つとは限らない。面白く巧い手法ですね。

グレート・ビギン

地球のビギンからだんだん生物のビギンに話が移っていく、近頃流行りのネイチャもの映画です。今さら、どっかで観たよーな画ばっかしで、有り難みは皆無だったよ!

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密〜銭形姉妹への挑戦状

ニーズをよく解って作っている。子供向けではけっしてない。映画としてのレヴェルが高い訳でもない。この映画を必要とする者だけが観るようにできていて、文句を言ったり嫌ったりする者はそもそも観てはいけないのだ。アイドルのプロフィールに加えられるという意味に於いて、ここに表現されたすべてはファンにとって押さえておくべきであり、生涯忘れてはならぬ情報である

県庁の星

もっとテレヴィ方向に偏っているかと思ったけど、映画としてちゃんとした出来で、邦画にしては珍しく人を選ばすに勧めることができゆレヴェルであったよ。尊大なキャラクタが単に目を覚まさせられるってだけの物語ではなく、双方のスキルを出し合って高みに到るという発展的なテーマであった点が評価できましたね(笑)。

恋するトマト

終わってみると丸くは収まってるが、45で結婚相手がいないからってフィリピンの若い女の子に取り入るってのはやはりどー考えても下品だ。恋ぢゃあ、ねえよな。

恋は足手まとい

フランスはこーゆー、どんどん人が集ってくる一軒家ものが上手ね。よくぞ描き分けができて面白くできておるものだ。なんの前情報なしに観はぢめて混乱することが一切ない。素敵よ。

五月の恋

中国の女の子と台湾の男の子のラヴものだ。台湾の方が人気バンドのメンバの弟で、クーリエルで知りわうって設定。台湾と中国の位置関係を知ってるともっと面白いかも。判んないが<判んないのか。

子ぎつねヘレン

出てくる人物にコンヂョ悪がだれもいない。唯一の、悪役を演じなければならない大学の先生はおひょいさんだ、やむを得ず筋の通ったキャラとして通るではないか。観てて氣分のよい動物映画は、好ましいね。

ココシリ

敵は、丈夫いなあ。流砂コワス。本当にうさぎ撃ってるよ! 人間はえらい所で暮らしてるもんだ。
さ行

サージェント・ペッパー ぼくの友だち

喋る犬が悪者から逃れて、虎の着ぐるみを着てる子供の家に来る話だ。悪者の造型が判り易くて、ちょっと幼稚っぽい。

サイレントヒル

“同じ場所、同じ時で次元が違う”ものです。化け物の造型がなかなかに氣持ち悪くて上手。こんなとこからどーやって逃れんねん?って思うとこから、どーにか逃れる形になるがな。よく逃れるもんだといっつも思う。

サウンド・オブ・サンダー

見苦しくちゃちだ。こんなのしか出来ないと悟った時点で製作をやめればよかったネ! 時間の津波って、くだらなすぎるし。

佐賀のがばいばあちゃん

貧乏故にけちな婆あが子供騙しの低レヴェルな理屈を捏ねているだけのみみっちい話。達者にみえる口も、素人の面白くもない言い逃れで却って腹立たしい。周囲の人々の親切は、豆腐屋がおまけをしてくれたり先生が弁当を替えてくれたり、ステレヨタイプではあるけどそれなりにいい感じ。

サンキュー・スモーキング

終わってマッサキに思ったのが「煙草吸ってるシーンあったか?」でした<プレス資料ではいんちきなことに(笑)映画にはないカットの、煙草を手にした女性の写真が使われてたりしてる。この「説得術」は見ものだ、そしてそれを活かすためにこそ主人公が煙草会社側なんだ。

三年身籠る

タイトルのとおり。アイデワに負けた感じってゆーか、直球でぴっくりしました。予想外なことが起こらなかったことが予想外だ。

幸せのポートレート

すんげいハッピィな家族に見えたけど息子の婚約者がどーにも我慢できない性格の持ち主だったのでみんなしていぢめにかかる、って話だ(笑)。思わぬ狭量ぐわいを露呈する物語で、だから“性格に於ける『ゲス・フー/招かれざる恋人』なのね、意識を変えるしか解決策はない。

死者の書

これはいかんわ。面白くもない解りづらい話を絵的にも魅力のないお人形アニメで観せようって、無理無理無理。

シャークボーイ&マグマガール 3-D

わはは。本当に無茶苦茶考えて無茶苦茶作ってるなあ<褒めている。子供の夢の世界のことだから、卑近にして―つまり世界は狭くて―、しかしダイナミックだ。わはは。勝手に楽しいこと考えて映画が創れて、さぞやロバート・ロドリゲスは嬉しかろうと思うよ。

ジャケット

精神病院での矯正治療法によって未来に跳ぶことができゆ、とゆう話だ(笑)。面白く観たけど、破綻はないかと身構えちゃう自分が厭、未来のない未来が重くて厭(笑)。

ジャスミンの花開く

茉、莉、花の3代の女の子がみんなチャン・ツィイーです。微妙に色を変えてるから、もっと対応させれば?ってちょっと思った。中国の現代史に詳しいと、ああサモアリナンとかって思うのだ、きっと。

真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章

ファン向けですね、説明なしにどんどんはぢまりずんずん話が進んでゆくわい。「実は!」とかあって、なかなかにいんちき(笑)。

心霊写真

タイ映画は隙あらばぱくるね(ぱくる言ってやるな)。主人公が『バタフライ・エフェクト』のオマーヂュだし(笑)。普通に見ててもいないけど写真で撮ると霊がいる、ってゆう単純なルールで、案の定呪われる原因を究明する話です。タイだから、と思って観ればよいのか。

好きだ、

画面構成が素晴らしい。下の方に人物、上はただただ空、なんて! よっぽどセンスが秀でてなかったら出来まい。あれだ、“背景を画かない少女漫画”のやり口だ、故にガーリィに映って非常に萌え〜♪

ステイ

イワカンには理由があって終いに解る。いっそこれはびっくり箱方式にしないで最初にネタを明かした方が作りを面白がれるのでは?

ステップ!ステップ!ステップ!

社交ダンスのコンテストで子供たちが勝ちわがってゆくドキュメンタリィものだ。どいつが巧くてなにが下手なのか判らない(笑)のは致命的では? ってんで、挿入される子供インタヴュウの方が面白い所以である。建築家を目指してる餓鬼が、僕だったらあんなアグリィなビユは造らない、ってゆうとかね(笑)。

スパイモンキー

日本語が片言の日本人が出てくる、のはごわいきょうとしても、チンパンヂィのダンスと当てレコはサイテーだ、はずかすいっ(てれてれ<てれてれでは、ないな)。

スパングリッシュ

英語が片言の美人さんがハウスキーパとしてアダム・サンドラーのお家に来るよ。子供に通訳をさせての喧嘩、とか巧い脳。まっつぐなメキシコ人のを蔭で矯正される、ええ話です。

戦場のアリア

ぜっっっったいにこれは「G線上のアリア」の駄洒落だ。ウワー。バザーイ。でも映画の出来はいい<でも言ってやるな。とてもべたなネタで先の先まで読めるけど、ええ話過ぎて読めてもええ話ぢゃったのぢゃ。「休戦してからの方が断然盛りわがるから、休戦前が3分の1、休戦してからが3分の2」ってゆー時間配分はまっこと正しい!
た行

タイフーン TYHOON

なんだか放射性廃棄物をいくつか飛ばしちゃってないか? 派手な、北朝鮮テロものだ。キャラの過去の遺恨に無理があるのは、それ以上の無理で塗りつぶしてるから、いっか<いいんだ。

ダイヤモンド・イン・パラダイス

ピアーズ・ブロスナンが潜入してミッション(諜報活動でも宝石泥棒でも)ものって絵になるから、映画としてウッテツケだよね! 緻密さとか完成度に関わらず支持しちゃうなあ(笑)<関わろうよ!

太陽

叱られるから、へんなデホルメはしてないんだろう。つーことは昭和天ノーは本当にあのイッセー尾形みたいな喋り方をしてたんだろうし、アメリカ兵は天ノーをチャーリィチャーリィ呼んだんだ。そんな、日本人が知っていて当然のことがこれまで知らされてなかったんだ。なんて価値のある映画だろう。

タイヨウのうた

恋愛がかわよい♪ 売りにしたいのであろう、ヒロインの次作の曲は初見でそんなにアタックしてきませんでしたがそんなのカンケーなくかわよい♪ 「笑え」→「変な顔」→「ひどい」→チュー、の流れなんかサイコー! どーやって勇氣出して告るか、ってのの理由が、どーせ死ぬんだし、に置いたのは秀逸だなあ、だったらどんなフツーの子でも勇氣出るだろうもんなあ、とつくづく思った。

ダ・ヴィンチ・コード

物語を知っている人向けに、映像化のサーヴィスをしました映画だ。知らないで観ると情報処理に難儀するのでは? っつーか、“観る人はみんな知ってる”を前提に作ったのかもしんない。『はりぽた』と同じ仕組みってことで。

立喰師列伝

デザインスクールの学生が作るレヴェル。これがもうちょっときちんと作られたのがのちの『UDON』に出てきました。理屈を蕩々と山ちゃんが述べる、それを聴き取り理解できゆとゆうのは新鮮な経験だった。

タブロイド

エクアドルでスクープをものにしよーといろいろするテレヴィクルーの話です。そもそもこーゆー情勢の国なのか、映画上のことなのか曖昧ですが、ほんとにこんな国ならイヤン。

ダンサーの純情

自分が膝を怪我させられたからって、パートナをライヴァルに差し出すことはなかろう。どゆルールぢゃ。

小さき勇者たち〜ガメラ〜

怪獣の出てないシーン長すぎッ! まあ、ガメラは子供の味方だというコンセプトをなぞっているのだから、緋色真珠をリレーするという展開は許そう、認めよう。何より価値があったのは名古屋駅のセントラルタワーズがあんなにでかい!と思い知らせてくれたことだ。ででででで。でかっ。ガメラが刺さっても世界貿易センタビユみたいに崩れ落ちないし(爆笑)。偉いぞ>タワーズ。

チェケラッチョ!!

沖縄だと思って軽い高校生活が語られてる! たといば「湘南」でもできるパタンだ。だからつまり舞台を沖縄に設定はしたけどいっこも沖縄での話な訳ぢゃないな。伊藤歩はかわよいけど、これも沖縄だからではないな。よくある「表層的な青春ムーヴィ」でしかない。そして観ててはずかすい(てれりてれり)。

着信アリ Final

最初の設定があっつー間に消えてますが>“着信に出ると自分の断末魔の声が聞こえる”。代わりに“人にかずける”が猛威を振るっております。「ケータイで人が殺せる」別パタンの映画ぢゃん。そして原因究明と完全解決を目指す話だ、まただ。

沈黙の追撃

敵をテッテ的に殺すぞ、どこまでテッテ的かっつーと敵のお家に車で突っ込んで轢き殺すくないだ(笑)。そゆのを観たい人向けなんだから仕方がない。わはは。

デイジー

主役級の男2人の見た目の区別がつきません(笑)。立場が全然違うので、離れたとこにいる間は行動で区別できる。問題は同じ場所にいて、スクリィンに同時には映らない時でした(笑)。頼むからさ、ルックスの極端に違うキャスティングをしようよ!

ディセント

6人の女の子が洞穴探検に入って行って、えらい目に遭う話。ぴっくりさせるのが目的の映画だから、一回観たらもういいだろう。

デスノート

最低なのはキラの字だ、悪筆にもほどがある。のみならずノート使いが雑。罫を無視して書くとか1ペヂーに1つ書いて次に移るとか、計画性が皆無だ。馬鹿丸出しではないか。こんな脳たりんはキラぢゃないや!

テニスの王子様

漫画を読んでないから驚いたが、秘技ものだったんか。秘技を持ってるキャラが次々出てきて次々破られるぞ(笑)。キャラクタを消化するためとはいえ、早い早い。

デュエリスト

捕まえる側の女性と捕まる側の男性との間に恋愛感情が芽生えるけどそれは悲恋だ、って話らしい。とにかく絵になるカットを撮りたいばっかりでアップと細切れを多用しすぎ。今現在だれが何をしてどういう位置関係で何が起こっているのかがちっとも解らない。そんなアクション映画があるか。

東京大学物語

うわ、そんな、「映画でだけ視点が遥ちゃんになっている」理由が、考えてあるなんて! こーゆー理屈を、映画化のために考えて実際にやっちゃうってのがつごいよね!

トム・ヤム・クン!

トニー・ジャーが象の親子を取り戻しにオーストラリヤに行くよ! 螺旋状に建物を上りながら敵を倒してく、ってゆう長回しは、凄い反面、こっちもはらはら観てるし、やってる方もタイミングを合わせてるっぽく映ったし。象は好きなんだけど、振り回して投げる奴が出てくるのでかあいそう。

盗られてたまるか

『SF サムライ・フィクション』の韓国リメイクだそう<『SF サムライ・フィクション』を観てないので伝聞。泥棒から家を護るおとっつぁんが、ちょっと悪のりしすぎ。コメディにしてももーちょっと洗練させたら?と思います。

トランスポーター2

いろんなとこで適材適所(?)戦う。終いには飛行機の中で大暴れして墜落させて懐中から脱出だ。ふんだんで盛り沢山か!

トリック劇場版2

ことあるごとに小ギャグを挿み込むことだけを目指して作られておる。メインの事件や、タイトルにもなっているトリックがこんなにゆるゆるだとは思わなかった。なるほど、仲間由紀恵の演技力が問われない訳だ、いっそこの上っ滑りこそがギャグがメインとゆー入り込まなさに合ってますね。
な行

ナイスの森

出任せの、思いつきのギャグを片っ端に繋いで映画にしたもの。貫地谷しほりはかわよいね。

ナイト・ウォッチ

スタイリッシュとゆえば聞こえはいいけど解りづらい方が先に立っておる(笑)。デイ・ウォッチとの戦いはなんとなくかっちょういいが、解りづらいので「なんとなく」どまりだ。

ナイト・オブ・ザ・スカイ

実写で、CGを使わないで戦闘機の飛行が撮られてます。飛行機の取り合いとか軍籍の剥奪とか陰謀とか、物語なんかよりも飛んでる画がよいのね。そーゆー価値のある映画だ。

ナイロビの蜂

実写で、CGを使わないで戦闘機の飛行が撮られてます。飛行機の取り合いとか軍籍の剥奪とか陰謀とか、物語なんかよりも飛んでる画がよいのね。そーゆー価値のある映画だ。

ナニー・マクフィーの魔法のステッキ

エマ・トンプソン萌え〜♪ この映画で{ナニー}とゆう単語を覚えました。ラストのラヴい魔法を見せるために組みわげられた話と断じましょう。女の子はこれ必見! いい落としどころがあったもんだなあ(感嘆)。

ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女

すごい終わり方をするなあ! これ、続きは作れんだろ? もし第2章でこの同じキャラクタたちが出てきて、成長してなかったら大笑い貶してやる(にたりん)。

日本沈没

とんでもなくどでかいきのこ雲様の水柱を沢山上げる方が国土を破壊するのではとか、寸断されて小島の集合に成り下がった日本に生き残った全員が戻ってきても国としてやってはいけんぞとか、皇室はともかく動物園はいったいどーなってたのかとか、結局日本沈没しねーぢゃんとか、その辺りは全部目を瞑ったとしても、「主人公の知人に限ってだけ生き残る」のが腹立たしいほどに許せんなあ(笑)。

ニュー・ワールド

1600年代のインデヤンの生活を再現した、という以上の意味はなにもない。オチに於けるポカホンタスの納得ぐわいは、だれもがこーするであろう通常の選択だった。いや、だったら、別段映画にして観せてくれなくったってさあ。

寝ずの番

わはははははは。木村佳乃スゴス! 「死人のかんかんのう」が観られてこんな嬉しいことはないッ。関西ノリは、通夜でさえも笑い飛ばすんだ、素敵。
は行

ハイジ

日本人ほどハイジか好きな国民はおるまい(独断)。瑞鷹エンタープライズの手柄なんだけど。30分×52話分の物語を知っているから、さすがに104分ばかでは欲求不満ではあるけれどだいぢょぶ、我々は脳内で補完して観ることができるんだから!(笑) いいように補って温かい目で観よう!。

ハチミツとクローバー

美大はいいなあ(笑)。特に関めぐみがいい<それは美大なのか。不思議少女に蒼井優は合ってるよね。

初恋

3,0000,0000圓事件の真犯人、なんて設定にしないで本当に純粋にフィクションだとして語った方がいいこれ絶対。だって3,0000,0000圓事件だとしたらあまりにも肩透かしだもの。「やってみたら、できました」って、酷い。

花よりもなほ

綺麗に拵えた映画だなあ! ストーリィとか整合性とかキャラクタの性格とか、こうしてこうなっちゃあ文句ないぢゃないの。

母たちの村

女子の割礼に反対するけど因習に囚われたアフリカの村は頑なだ、ってんでラストシーンは悪魔呼ばわりされた女性たちがみんなして「悪魔だ悪魔だわーいわーい」と踊って騒いで終わる。ぎゃっ(笑)。素敵な抛棄ぐわいだ! これでしかこの映画が終わらないことが解って作ってるんだ。偉いなあ。

パパラッチ

もちよんダイアナ妃の事故から考えられた映画だ、そーゆー展開になるし(うわ)。だから、このラストの落とし方は、あり。純粋に『イナフ』にしなかったを蔭ではらはら楽しめたし。氣分よく観終われたし。張り巡らせていたように見える伏線なんて忘れろ!(笑) あり。あり。

早咲きの花

豊橋でピンホールカメラで写真を撮る話だ。白けてる学生がステレヨタイプで、白けぐわいにやたらと力が入っていて、いや、もっとどーしよーもなく無関心なのでは、無関心すぎてそうまで確固として反対せんのでは、と思うがどうか。

バルトの楽園

ステレヨタイプに「ええ話」です。こんなにオール善意なことが戦争中に成立しまい、嘘っぽく映る。

ヒストリー・オブ・バイオレンス

親父つおっ! 親父が敵を倒すのが見せ場かと思ったらつおすぎて全員瞬殺だ。まただらだらと敵と遭遇するまで待たないとなんない、せっかくのミドコロなのにもったいねー。でも「アクション映画ぢゃない」そーだから仕方ない(笑)。

ビッグ・リバー

なるほど、より英語が拙いパキスタン人を出せば、オダギリジョーが英語をぺらぺら喋っていてもイワカンがない。日本人が、オール英語の映画ー?って訝しみを、そんな方法で消し去りうやむやにしちまうとは。

ピンクパンサー

計算してやってる感が見えちゃってて全然駄目。ビーター・セラーズが演じるクルーゾーの狂気にはほど遠い。駄作。

ファイナル・カット《06》

すごいシステムを考えるけど、破綻もすごいとこに置くもんだ。黎明期によく破綻しなかったもんだ。人間を信じてるのかなんなのか。

ファイヤーウォール

なんつーか、最後は結局肉弾戦だ(笑)。だったらファイヤーウォール突破とか、なんなのよ。あと、もう言い飽きたが、悪者は人質をとっとと殺すように。ネッ(はぁと)。

胡同のひまわり

「フートン」と読みます。もう、親父が横暴だ。子供の人権とかなく介入してくる。ずうと腹を立てて観ていた。

フーリガン

ただの暴力団だこいつら。サッカを理由にただ人を襲いたいばっかりの野蛮人どもが繰り広げる内戦状態です。いやだいやだ。

ブギーマン

ブギーマンのシステムが結局よく解らないので肩透かしでございます。怖くないです。

ふたつの恋と砂時計

原題が『あしながおじさん』な韓国映画だ。だから全編、制作者側は『あしながおじさん』を作ってる氣になってるぞ。韓国映画らしく「誰があしながおじさんでしょう」の辺りのトリックが主眼ですね。このやり口にはだいぶん慣れちゃったけどね。

不撓不屈

節税の抜け道を中小企業に教えていた税理士が税務署に目をつけられる、って話だ。なんか、やったれー!ではなく小狡い感じしかしないのは『ナニワ金融道』とかをホーフツとしたから?

ブラッドレイン

吸血鬼は混血の方が強いし、キリスト教でいう「聖水」に弱いし、奪い合ってるアイテムはとっとと主人公側が使用しちゃってるし、もうどっかで観たことがあるネタのオンパレィド。時代がビミョーに中世なのも鉄砲を出されちゃうとアカラサマにそれよりかは吸血鬼が弱いからだ。そんな勝手のいいことばっかりされてもなあ。この映画で、何を新たに楽しめというのか。

プラハ!

お洋服が原色でカワユス! 3人ずつグループに分かれてて、男女を問わずどのグループにも必ず1人眼鏡キャラがいるって構成、あざとく楽しす! 史実に基づく暗くて重いエンディングとの落差のために、そこに到るまでのできゆ限りを明るくハッピィに描くってのは素敵ス。たしかに「プラハの春」がずうっと続いたらいいのに脳、って思ったよ。

プリティ・ヘレン

ばりばりのキャリヤウーマンが姉の3人の子供を引き取る話。お仕事重視ではなく「母親になる覚悟」の方をチョイスしてます。こうと決めたんなら、こんでええけどもね。このテーマで二つの選択をもっとちゃんと作ったのが『プラダを着た悪魔』だ。

プルートで朝食を

おかまが奔放に生きる映画だ。好き勝手しておきながらラストはいい話で終わるよ。楽しいから、いいのか。

ブレイブ ストーリー

蛙の像の謎解きは酷い。こんなもんか。ちゃちな話だと、そこで露呈した。

ブロークバック・マウンテン

なんだかもう全然退屈。悩みがくーだらない。こんなこと映画になんかしてないで解決しろっ。

ブロークン・フラワーズ

よくもまあ、19年前に自分の子供を産んでそうなあてのある女がこんなにいるなあ!(感嘆)と面白がって観るのがよかろう。ヴァラエティに富んでおるし。趣味の方向性はないのか。

プロデューサーズ

展開はすべて予想がついた、しかしつごい面白い! 映画にした甲斐がある演出です。婆あどもの、歩行補助機タップは見事!

ヘイズ/HAZE-Original Long Version

口を開けて歯をがりがりいわせなければ通れない狭さはつごい。動ける方へ動ける限り動く潔さが、いったいどっからその自信が来てるのか、イワカンだったけど、まあ、たまたまこうゆうことになった事例を映画とした、と考えればいいかしら。落ちは、観たから言うが、要らない(笑)。

ベロニカは死ぬことにした

氣違い病院の患者たちが学芸会並みだ。なんだ、「一人ずつ立ちわがっては台詞を言う」って(辟易)。低レヴェルな演出ですね。よかったのは真木よう子の乳が観れたことだけだ、ひゃっほうい!!(ラヴ)

僕が9歳だったころ

アメリカから越してきた女の子にめろ〜んってなるガキ大将の話の韓国映画。まあ、9歳がやってるのを大人が観たら面白がれそうなことをちりばめてある。悪くはない、でも特別でも、そんなにない。

僕の大事なコレクション

ルーツ探しって行動自体にちぃとも共感できないから、ふ〜んって感じ。

僕のニューヨークライフ

ウディ・アレンが、メインとなる若い子の恋に口だけ出す、って寅さんか浜ちゃんかって感じか。いつもどーり「古き良き映画」がしたいのかなと思います。

ぼくを葬る

3カ月で死ぬと言われたので縁を切ったり子供を作ったりする話だ。子供作っちゃあなあ! 『死ぬ前にしたいやり放題』か。

ポセイドン

『ポセイドン・アドベンチャー』のリメークだ。一番感動的な「主人公だと思ってた奴が途中で死ぬ」が変えてある。よく言えば、観た甲斐があったのだ。『海猿』なんてゆう甘っちょろい救命ものが蔓延ってる中で、この切り捨てぐわいは心地よいね(はぁと)。

ホテル・ルワンダ

さすがに『ルワンダの涙』を観た後で思い返すと、この描写はぬるい。助かる話でもあるし、結局は他人事の視点だから仕方がないだろうが。

ホワイト・プラネット

今さら極地に特化したネイチャものを作られてもね。観せ方は『WATARIDORI』以下、言ってることは『不都合な真実』よりソフト、ではね。
ま行

マインドハンター

プロファイリング要らないヨ!(笑) プロファイリング活きてないヨ!!(笑) 観てる間は面白いけど観終わるとテンションが下がっちゃうヨ、きっと!(笑)

マサイ

土人が ライヨンを殺しに行く話だ。未開で野蛮な土人の呪術的な風習を興味本位で見ようとゆう魂胆がありありと判る、そーゆー視点で作られた映画でした。酷い。

真昼ノ星空

鈴木京香に「美味しいよ、食べてね」って言われたらそりゃあ「はい」ってゆうけど、旨いかどうかは揺るいではいけないのでは(笑)。ラヴいではないか。

間宮兄弟

これはアメリだ。自分の価値観の中に留まって幸せではないか。アメリとの最大の違いである「2人いる」ことで、アメリが独りではなしえなかった外界とのアクセスを相手を口実に行うことができ、逆に相手がいるために敢えて他者を幸せにしようとまで望まないというレヴェルにまで達している。ほどほどに社交的なだけに却って手の施しようのない安定を見せちゃってる、アメリなのだ。

迷い婚―すべての迷える女性たちへ―

ミセス・ロビンソンの孫娘が主人公だ。『卒業』を、登場人物のみんなが知ってる上で話が進むよ。なんちうか、親子どんぶりどころか三代に亘ってカンケーもっちゃう話で、すげいな(笑)。つーか迷わないように>結婚を控えた女性。

マンダレイ

マンダレイで行われている施政は、これ、肌の色で分けるってんぢゃなく能力で分業させるのならリーズナブルな棲み分けでは。って、そっか、だからこそ厚かましく偉そうに介入してくるグレースがアメリカの象徴なのか。ラストでやるぞやるぞと思っていたら案の定ストレンヂフルーツの写真も出てきたし。まあ、お説教臭さがこゆふに前面に表れた分、『ドッグヴィル』よりは鈍くなってたけれどもね。

水霊 ミズチ

水がいかん、と言われても霊障ぢゃない方向に行かれては、それはホラーではないし。範囲がテキトーすぎ。言ってるすべてが信用できないんでは怖がれないよ。

ミュンヘン

ラストにワールド・トレード・センタビユをはめ込み合成したのはわざとだ(笑)。地に足のついた暗殺が描かれるよ、「史実だ」とゆう名目だからこそできゆのだ>映画的にスマートではない暗殺。

メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬

死体をラバに積んでゆくロードムーヴィだ、面白い面白い。起こること、出わう人、面白い面白い。

燃ゆるとき

どんなにアメリカでロケしても邦画は邦画の寸法に収まっちゃうんだと感嘆<貶している。ライティングがまず邦画だし。ビヂネス中だっちゅーのに子供の盲腸くないで電話掛けてくる妻がいるし。このウェットさには辟易した。
や行

やわらかい生活

躁鬱病の子は、この寺島しのぶ程度の無礼なフルマイをするものなんだとためになったよん。

雪に願うこと

おんまがかわよい! ばんえい競馬はねもう! ラストの、レース結果までは映さない終わり方はよくぞやったと思います。この余韻はこの映画に合っておる。

夢駆ける馬ドリーマー

ダコタ・ファニングは巧いなあ。脚を折って再起不能といわれたおんまがレースに出る話で、まんまだ。まんまの物語に巧い子役は、よい。

ゆれる

キャストは贅沢。真木よう子かわよいし。木村祐一やーらしいし(笑)。でも、このテーマは別になあ。揺れてないでズバッと見たことを証言せろ、としか思えませんでした。

陽気なギャングが地球を回す

「冷蔵庫に象を入れるクイズ」サイテー。考える演技をする加藤ローサが寄り目になってるの、死ねと思う。CGで描き込んだ赤い車の、アスファルトに残ったタイヤ痕がずれる、そんなちゃちな、そーゆー低い低い低いレヴェルの映画だってことだ。
ら行

ラストデイズ

ニルヴァーナにもカート・コバーンにも一切興味がないので、これはただ単に無軌道で自堕落な若いお兄ちゃんがぐだぐだやっているだけの映画だ。大ヒットをものしてなかったらただの無気力な落伍者だし、ヒット出しててても駄目な奴だった。

ラブ★コン

可愛いなあ(にこにこ)。主役のヒロインが不細工で可愛い(笑)。「よろしQUEEN」って何だ。ぎゃはは。少女漫画を実写映画化するってのはこーゆーことだ。思い知れ。

力道山

ああ、韓国映画だ。ほぼ全員が日本人キャストだから目を眩まされそうになるが、日本映画でここまで朝鮮人差別は描けまい。そして力道山が絶賛されている、日本人に本当に支持されているシーンが、ほぼないよ。被差別意識ばっかしが強調されている。つおくてかっちょうよい力道山を期待すると肩透かしを喰うであろう。別物として観た方がよい、やも。

リトル・イタリーの恋

結局人間顔なのね(笑)というミモフタモナイ話だけど、つごいのは弟のフィヤンセだった。わざわざ不幸を望んで引くタイプがいたを蔭でこのお話は成立したのだ。わあ。ええ話の蔭には犠牲者がつきもので、そいつがええ人だったからこそ救われるとよく解る。

リトル・ランナー

自閉症児がボストンマラソンで優勝しようと頑張る話です、『マラソン』の眷属ですね。ボストンマラソンでの優勝イーコール奇跡イーコール聖人になれる、とゆうキリスト教の勝手な(笑)設定が敷かれていたよ。やりたい放題か>キリスト教。

リバティーン

天才で、国王にも一目置かれて寵愛を受けておきながら、楯突くのだ。そんな尊大なコンヂョの奴は野垂れて当然だと思います。自業自得の人が描かれてるだけ。

玲玲の電影日記

大人になった玲玲カワユス! でも映画的にはそんなにクローズワップされなくてカナシス。さすが中国映画、とゆーのか、話を展開させるためだったら仔犬も殺すし幼児も殺すぞ(笑)。ミモフタモナイと思うけど、確かにマヂにはなるエピソードではある、我々が忘れた何かを今なお持っている、のかもね。

連理の枝

“悲恋”つって宣伝してた。つまり訳すと「片っ方が死んで終わるラヴストーリィ」ってことだ。そんなこと事前に知らせていいのか(笑)。しかし、これ、どっちが先に死ぬか予断を許しません! ああ、そう逃げるのだ、なるほど。

ロシアン・ドールズ

片っ端に女とカンケー持っては不平不満を垂れる男の話だ。『スパニッシュ・アパートメント』の続編だけど、やっぱきこれも駄目だ、こんなフシダラは認めれん。

ロンゲスト・ヤード

囚人がフットボーユのチムーを作ってしわいができゆ、ってほどに自由度のある刑務所だったら、そりゃあこんな展開も可能だろう。ある括りの集団の中にいろんなスキルに秀でている人間がこっそり含まれているから発掘しスカウトする、ってのは“予期せぬつおいチムー作りもの”の定番ですね。つまりもー全編定番だと考えて頂いて宜しい。
アルファベット

DOOM/ドゥーム

車椅子の奴サイコー(笑)。ユニヴァーサルのロゴが火星になってるオープニングから、もうやってくれてる♪ 移動手段も素敵だし化け物も素敵だしちゃあんと原作のゲムーの1人称視点シューティングの絵も活かしてたし。かっちょヨス!

GOAL!

思いの外、サッカに興味なくてもフツーに観れた。まあ、こちょこちょ出てる(らしい)有名選手はちぃとも判らないが。「3部作の1作目で、終いにはワールドカップに出る」って事前に知ってるから、こんなとこで終わらないって判って観てるから、何が起こっても安心しちゃってて、ちょっといんちきだがな(笑)。

LIMIT OF LOVE 海猿

必死になって登ってるそのはしご段は、フェリィが傾いた時点でとても登りやすく、どーしてならないのか(笑)。勝手に熱血していれば宜しい。端から観ていて恰好悪いがなっ。

M:i:III

スパイアクションが矢継ぎ早に盛り沢山でふんだんでお得。でもどっか(ジャッキィ・チェンとか)で見たよーなのばっかなのは、これは仕方ないのか(笑)。

RENT

『52万5600分』の歌(だけは)カッコヨス! ホモとレズとドラッグとエイズをよしとして生きてる若者の刹那主義を美化礼賛しているミュージカルだよ。そーゆー先を見ない人たちは勝手にしていれば宜しい。

SPIRIT

しょこたんはこれを大好きなんぢゃが(笑)、柱を駆け上がって行って戦うのは、だけは凄かった。毒殺はなー。史実なんだろうけども、もっと巧いこと対処できそなもんなのに。

the EYE2

こーなっちゃったら『the EYE【アイ】』のタイトルを冠しない方がいいのでは。ただ、ホラーとしての新味はあって、病院の屋上から2度続けて飛び降りて死なない、っつーのはつごい! 天井から下がってる幽霊が泳ぐようにぬるんと子宮に入っていくのも素敵。

THE MYTH/神話

タイトルの読みは「ざ・みす/しんわ」だそうです。ジャッキー・チェンが重力を制御し宙に浮いた遺跡の中で大バトルをするよ! でもジャッキー・チェンが今度こんなことをした、止まりでした。仕方ないのか。

Touch the Sound

聴覚障碍のあるパーカッショニストのおねいちゃんが世界ぢうでぽこぽこいろいろ叩くドキュメンタリィです。面白く素敵。こゆのが芸術家ってゆうのね。

V フォー・ヴェンデッタ

丸刈りにするナタリー・ポートマンはつごいけど、こんな賭けはねーよね。テロを正当化する話、なのは別にかまーないけど、もっと緻密にすべきでしょう。面白いからってこんな雑な成功を収めちゃイヤンだ。
数字

13歳の夏に僕は生まれた

海に落ちた子が密航者船に拾われて密航者の現実に対峙する話でした。なるほどなあ、この問題を映画化するに当たって面白い設定を考えたもんぢゃ

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