素直ヒート
ヒート 3
| スレ | 【赤い綱で】素直ヒート【結ばれているッ!!】 |
| No | >>493〜>>497 |
| 日時 | 2010/12/24(金) 23:41:38 |
| 本文 | クリスマスイブの夜。 ここは和久の部屋。 風呂上りの和久はベッドの前で腕を組みじっと布団を見ている。 その布団は明かに何かが入っているような盛りあがりを見せ、時折微動している。 和久にはそれが何か、いや、誰か分っていた。 緋糸、愛称でヒートと呼ばれる良く知る幼馴染の女の子。 その女の子とは明日会う為、夜更かしせず早く寝る約束をしている。 しかし現実にはここにいる。 (仕方ないですね、早く家に送るとしましょう) 和久は掛け布団をめくってみた。 「メリークリスマス!!」 すぐ閉じた。 案の定、そこにはヒートがいた。 両の腕を挙げ、満面の笑みで叫んだ。 なにやら赤かったのは気のせいと信じたいと和久は思った。 「閉じるとはひどいな!!」 すぐ開けた。 手で掛けられた布団をとばしてヒートが言う。 その為、寝たままのヒートの姿がわかる。 どこで手に入れたのか幅広のリボンを下から上まで巻き付けており 寝ていたのでお世辞にも綺麗とは言えない状態になっている。 一瞥してから和久は額に手をあて首を振る。 |
| 「…なんなんです、その格好は?」 「クリスマスプレゼント仕様だ! さぁもらってくれ!!」 「結構です」 「そんな、ひどい。クリスマスプレゼントだ! さぁもらってくれ!!」 「いりません」 「そんな、ひどい。プレゼントだ! さぁもらってくれ!!」 「拒否します」 「そんな、ひどい。お願いだ! さぁもらってくれ!!」 「こんな状態…リボンを巻きつけて待ってるような人はいりません」 「え?!」 愕然とするヒートの上に和久は飛ばされた掛け布団を放り投げる。 「とにかく、家まで送りますから着替えてくださいね?」 「…家には帰れない」 「何故です?」 「母上がもらってもらえるまで帰ってくるなと…」 「…」 和久は机の上にある携帯電話に向い、ヒートの家に電話しようとして気付く。 誰かからのメール着信がある。 それはヒートの母からであった。 『君がもらってくれるまで家の扉は開けない』 和久は文面を見て眩暈がした。 (今も昔もこの母娘揃って変わらない…それはわかっていたはずなのに…そうだ、博樹さんなら!!) 和久は一縷望みでヒートの父で理性のある博樹に電話をした。 しかし留守電に繋がるだけで出てはもらえない。 |
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| 「和久…」 「はぁ、仕方ありませんね。一緒に寝るだけですよ?」 「和久!!」 「リボンは外しましたか?」 「ああ!!この通り!!」 何の意味か高々とリボンの束を掲げるヒート。 「では少し横に寄っておいてくださいね」 パチンと壁のスイッチで部屋の明かりを消してから和久はベッドに向う。 「入りますよ」 「い、いらっしゃいませ!!」 「…なんですか、それは?」 くすっと和久は笑う。 |
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| 薄暗がりの中、和久はヒートに背を向けて寝ている。 「か、和久!!」 その背にヒートが抱き着く。 無言でそれを受け入れる和久。 人間湯たんぽ、そんなヒートの熱を背に受けながら眠りにつこうと 視線の先にある机と椅子をまぶたで閉じ様として、ふと気付く。 (椅子の上に何かある。あれはなんだろう?) 目を凝らし和久はそれを見つめる。 薄暗がりに浮びあがる 横で寝ている人がよく着ている服に似た生地の上に紅白の縞。 (あれは…) 眠りかかった頭を起こし思い出す。 よくめくれたりして見ることになるヒートの下着に似ている。 何故、そんな物が? 「和久の背中はやっぱり広いな!!」 より一層抱き着くヒートの行為に和久は背中越しに確かな柔らかさを感じる。 嫌な予感を否定しもらうべく和久は尋ねる。 「つかぬ事をお聞きしますが、ヒートさん」 「なんだ、和久?」 「服は着てらっしゃいますよね?」 「着てない!!」 即答だった。 |
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| 「なんで?!」 「取れなかったからだ!!」 「え、まさか」 「和久の(机の)椅子に畳んであったからだ!!」 「着てくださいよ、今からでも!!」 「嫌だ!!恥ずかしい!!」 なんとかヒートの拘束から逃れ様とする和久に対し 脚まで使ってヒートは絡みついてきた。 「今の状態は恥ずかしくないんですか?!」 「見られなければ大丈夫だ!!それに…」 「それに?」 「このままもらってもらえば…計画通り!!」 「できるかー!!」 結局、どたばたしてたら寝て朝を迎えたとさ。 |
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| 解説 | もう普通に素直クールの夫婦が出てきているが スレで両方読んでる人はいないのでさてはてどうやって説明していこうか… 仮タイトルは「クリスマスプレゼントかいろ」 |