素直クール
樹と隼人
| スレ | 素直クールでエロパロPART15 |
| No | >>239〜>>241 |
| 日時 | 2012/05/24(木) 00:02:36.86〜2012/05/24(木) 00:08:26 |
| 本文 | 夏休みの昼過ぎ。 グラウンドの脇の芝生で黙々と草むしりをしている男がいる。 その麦藁帽を被り首にタオルを巻いている草むしり男の名は青木隼人。 細目で同年の標準よりやや低い身長以外はとりたて特徴のない容姿をしている。 そんな隼人の前に1人立った。 「何をやっているんだ?」 前に立ったその者の問いかけに隼人は シューズ、靴下、長く引締まった脚、細いウエストの下のショートパンツ、 そこそこ盛りあがるシャツ、そして端整な顔、 とゆっくりと確認するように首をあげた。 「樹さんか」 そう言われた女、福寿樹はクールなイメージの美人、というよりは ショートカットと隼人より少し高い身長のすらっとしたスタイルの為、 男装の麗人のようである。 「そうだ。隼人さんの幼馴染であり、彼女であり、許嫁であり、嫁である樹さんだ」 確認をとるかのように言う樹。 それに隼人は眉をしかめて立ちあがり、タオルで汗をふきつつ言う。 「幼馴染しか事実じゃないな」 それは樹の耳にも到達したはずだが、さも聞こえなかったような様でいる。 「で、隼人さんは何をしていたのかね?」 「見ての通り、草むしり」 「それはわかる」 「じゃ、続けるので」 視線を避け又しゃがむ隼人。 「何故、やっているかを聞いているのだが?」 「やりたいから、だ」 「何故その言葉をベットで押し倒した時に言ってくれない?」 「…」 じっと呆れた目で隼人は樹を見る。 (何故にこいつはこうも平然と…) 「そんなに見つめな。濡れてしまう」 恥らってるわけでも赤らめてるわけでもない頬に両の手をあてしなを作る樹。 「…」 ぽこ! 無言のまま隼人はチョップを食らわせる。 「「「あーーーーーーっ!!」」」 それを合図にか少し離れた所から叫び声があがった。 「姦しいのがきたな…」 隼人はそちらを見ないで苦虫を潰した顔になって呟いた。 |
| 「青木!またもや樹様に手を出したな!」 「今日という今日は看過できぬ!」 「全女子生徒に代わって天誅だ!」 樹を守る様に3人のセーラー服の生徒が間に立って隼人を睨みつけている。 3人の名は黒鵜京子、薬師寺泰恵、東つばめ。 そんな姦しい3人娘の口上が終わるのを待ってから隼人は大きな溜息をついた。 そして樹を指差し言う。 「じゃあ、とっととそいつを向うへ持っていってくれ」 「折角の逢瀬の一時なのにひどいぞ、隼人」 よよよと大仰な素振りで目元に手をもっていく樹。 「また樹様を!!」 「なんたる下種!!」 「そこに直れいっ!!」 「…はぁ、馬鹿馬鹿しい」 それぞれの得物(竹刀、薙刀、スティック)を構える3人と樹に呆れながら 隼人は再び座りこみ草むしりを再開した。 「無視か?」 「覚悟したか?」 「それとも土下座か?」 隼人は上からの再びの口上を無視して黙々と草むしりを続ける。 それを眺めていた樹は薄く笑みを浮かべてから言う。 「泣かされるのはベットの上だけだったはずなのに」 「…したこたねぇよ」 小声で隼人は反論する。 それを聞き逃さず樹は続ける。 「『大丈夫、天井の木目を数えているうちに済むよ』と…『そのうち快楽の虜に…」 「いつの時代の話だよ!!」 さすがに隼人は頭を上げて樹に反論した。 |
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| が、そこには樹はおらず替わりに3人娘のミニスカートが見えるだけだった。 「?」 「!」 「!!」 視線に気付いた3人はスカートを押さえつつ紅潮していった。 「そんなに見たければ後でいくらでも見せてあげるのに。いつものように」 「黙れ、エロ助!!何がい…」 ぶんっ! 隼人の言葉を遮る様に竹刀が隼人の頭があった所を通った。 「かわしたか!」 「私達を辱めた挙句、樹様までも!!」 「血肉の一片たりとも残さぬ!」 「隼人は残さないで全部飲む方が好みだったな」 「お前は何をさっきから!」 ぶんっ! ぶんっ! ぶんっ! 「やってられるか!」 隼人は3人娘の攻撃を掻い潜り樹の背に回り楯にした。 「裾など持たずに抱き着いてくれないのか?」 「誰がするか!」 「そう…」 言うなり樹はくるっと回って隼人と対面してにこっと笑う。 「?」 突然の行動に隼人が不思議な顔をするや否や 樹はシャツを捲って隼人の頭を突っ込んで抱きしめた。 3人娘は固まっていた。 隼人は硬直後、もがき始めた。 そして樹は笑みを浮かべながら言う。 「あぁいつもより激しいよ、隼人」 「放せぇ!」 「そんな所に息をかけたら…」 「ぷはぁ!!なんちゅぅ力だ!」 やっとこさ後ろへ飛び抜け出た隼人。その顔は赤い。 「愛の力と言って欲しいね」 こちらは顔色にさほどの変化も無い樹。 「何を言…!!」 「隼人、そんなに目を見開く程なら、さぁもう一度」 シャツの下を少し捲って樹は微笑むが当の隼人は少しずつ後ずさりをしている。 「何をそんなに恥ずかしがるのだ、隼人。いつもはこれ以…」 「「「青木〜」」」 「樹、帰ったら覚えてろ〜!!」 樹の背後から3人娘が飛び出すと同時に隼人は駆け出した。捨て台詞を吐いて。 グラウンドを駈け回る隼人(その後方には憤怒の相の3人娘)を見ながら 樹は帰ったら何をしてくれるかと思案していた。 |
| 解説 | エロ助というかからかうのが好きな樹と淡白な隼人の話。 高校生の話は素直クールでは始めてか? |