悪夢再び!(謎)

4月1日 「エープリールフールなのに本当だ!」


今シーズン最後となるスキーに出発したのは、4月1日の午前4時頃だった。行き先はもちろん八方尾根!(一番のお気に入り)。本当は上村愛子ちゃんが来る(らしい?)4月9日にも来たかったけど、諸々の事情でそれを諦めることにしたので4月1日と2日で今シーズンのスキーを終わりにするつもりだった。

ちょうど1週間前にも八方尾根に来たが、そのときはものすごい大雪が土日と続き降雪量は3月末とは思えない二日間だった。それと引き換え今日はものすごいいい天気(^^)。当然、雪は溶け気味で悪く言えば「しゃびしゃび」状態だが、それはそれでおもしろいんですよね〜(笑)。でも、さすが春の八方尾根だ、風がものすごいこと(^^; 特にこぶ斜面なんかは溶け気味の方が、滑る(降りる)のに衝撃が少なくて結構降りやすかったりするので...

そんな中、午前中に兎平とリーゼンで足慣らしをした後、109でお昼を済ませてゲレンデに出ると、一段としゃびしゃび度合いが増していた。午後からは、スカイラインに移動しましたが、ザラメ雪が混じりスキーのコントロールが出来るんだか、出来ないんだか・・・。そして、時計はもうすぐおやつの時間になるので109に戻ろうかと思い、再び兎平の上部へ!

上部からみると午前中に比べて、更にこぶがえぐれていますし、かなり雪は荒れています。兎平のラインはリフトに近い方がきれいなので、リフトよりの方を選びスタートした。さすがに、ここまで荒れていると自分の腕では一気に降りられるわけもなく、何度かバランスを崩し止まってしまう。そして、上部から2/3〜3/4程度のところだろうか、こぶからこぶへ飛ばされるようなかたちでこぶの頂点へ着地したとき、板が雪に埋まり体重だけが前方に振られてしまった。この瞬間、右膝が前にカクンと押し出されるような感覚がした後バランスを崩して、その場で倒れた。その時点ではビンディングが開放したのだと思っていたが、その直後に右膝に激痛が走った。激痛は20〜30秒程度続いただろうか、痛みが落ち着いた後にビンディングを見ると、ブーツがしっかりはまっている状態が目に入る。おりょ!? しかし、コブの中にいるので、エスケープしようとおもうが、どうも足が言うことを聞かないようだ。とりあえず、スキーを山側に突き刺して上から来るスキーヤーに注意を促すのが精一杯出きることだった。

そんな中、何人か降りてくるスキーヤーから「大丈夫ですか?」と聞かれたが、「大丈夫です」と答えていた。しかし、右手で右足の膝をつかみ左手でブーツの先を持ち左右に動かしてみると、妙にくらくらと動くので、このときやっと骨が折れているということに気が付いた。さすがに、こうなると自分の力ではどうすることもできないので無線で「たま」と連絡を取りパトロールを呼んでもらうことにした。待つこと数分、パトロールの到着後、そりとゴンドラで下山して近くの病院へ向かうのであった。
骨折の具合はこんな感じ↓


そういえば、丁度1年くらい前にも兎平のほぼ同じ位置で、スキーの板を折ってゴンドラで下山したっけ。その1年後には右足を折ることになるとは。それも、2回とも上村愛子ちゃんの出場するモーグルカップの1週間前だし...1年後には何が起こるか!?(しかし1年後にスキーが出きるかは未だ不明)

4月3日 「二者択一」


白馬の病院でギプスを巻いてもらったが、月曜日に自宅近くの病院へ行って下さいとのことだったので、この日あらためて市民病院に行った。中待合いで待っていると診察室から呼ばれたので、片足でぴょんぴょんと跳ねていくと、先生曰く「だめだよ〜そんな風に移動しちゃぁ、入院しなくちゃいけないくらいだよ。場合によっては手術も必要かもしれないし〜」。それを聞いたとたん頭の中は???という状態に急変する。どうも、すねの骨を骨折したときには、膝の関節も一緒にやっている可能性もあるそうだ。

再度、膝の関節を含めてレントゲンの撮り直しとなり、その結果、膝は無事なので手術はしないでも治るとのこと。ただし、2ヶ月間はギプスを巻いたままとなるので、仕事は無理だそうだ。逆に手術をすると、早ければ手術後2週間もすれば退院でき、デスクワークの仕事なら出きるそうだ。そこで、先生曰く「どちらにします〜?」。そんなこと言われたって...(^^; と思い考えたが、とにかく早く動けるようになりたいので、悩んだ末に手術をすることに決めてしまった。そして、そのまま病院を出ることなく入院となってしまうのであった。

4月6日 「本番当日!?」


ついに手術に日がやってきた。骨折箇所は、すねの骨の太い方(もう一本の細いのは無事だった)ということで、手術内容は折れた太い方の骨の内部にステンレスの棒を通し、足首の少し上で横から2本のねじで固定する方法だそうだ。内心すごい嫌でしょうがないのが本音だが、2ヶ月間のギプス生活よりは、ましだと自分を言い聞かせているが、やはり嫌だ(苦笑)。

午前中には、麻酔科の先生がやってきて点滴を刺していく。そして午後になると、「手術室から呼ばれましたよぉ〜」と言って、看護婦さんがやって来た。そして、筋肉をリラックスさせるための注射を打たれ、そのまま手術室へ移動させられていく...が、既に意識は朦朧としているので、後のことははっきりと覚えていないのであった。

その後、意識が戻ったのは手術がもうすぐで終わろうとするときだった。頭の右横に垂れている透明なチューブが視界に入る。それを見ていると、なにやら赤色が混じった液体が流れ落ちていくのがわかる(^^; そして、左側を見るとX線での画像(?)らしきものが写っている。どうも、手術箇所が写っているようで、確かに骨に棒らしきものが通っている。そして、その片方の端には短い2本の棒が垂直に刺さっているのが見える。さしずめ、逆さまにした電信柱といったところだろうか(笑)。そうこう、首を左右に振っているうちに、「もうすぐ終わりですよ」と声をかけられ、意識がまだ不安定なうちに手術も終わり、いつの間にやら病室に戻っていることに気が付いた。

後々、話を聞いてみると手術は3時間ほどかかったそうだ。その間「たま」は、ずーと待っていてくれたそうで有り難い限りです。それに引き換え、うちの親は手術が始まって2時間ほどしたときに顔を出し30分ほど一緒にいて、「たま」に後はよろしくといって、帰っていく始末だそうだ。別にいいけどさぁ〜(^^;
そして、その夜は激しい痛みにうなされながら眠るのであった...

4月11日 「懲りていない?」


今日から、リハビリを始めた。リハビリは膝の関節と足首の関節を曲げられるようにすることが主な目的だ。話を聞くと、この手術をしてから退院するまでは、リハビリによる間接の回復具合で決まるそうなので、結構早く退院できそうだ(^^)。それはそうと、傷口を見たが膝下を6針、足首の少し上を4針縫ってあった。これで、体全体で合計23針だ!(内19針は怪我によるもの)。そそっかしい性格と、無茶な行動が災いして怪我が多いんですよね(^^; でも、骨を折ったのは初めてですよ。←威張るなって(笑)
リハビリは結構つらいです。でも、少しでも早く動けるようになりたいので頑張っています(^^)。

4月17日 「退院間近」


手術後の経過が良好なので、意外と早く退院できそうだ。抜糸をするのが19日なのでその翌日か、もしくは翌々日くらいには退院出来るみたいで待ち遠しい限りですな。しかしながら、骨の内部にステンレスの棒を通しているとはいえ、まだ骨は折れたままで体重をかけるなんてもってのほか、とういう状態なのである。これでは、いつになったら二足歩行が出来るのであろうか?疑問はつきないが、最大の薬とは時間だとはよく言ったものですな(苦笑)。

それはそうと、退院しても引っ越しが完了していないので、当然ネットも接続できない状態だ(涙)。早く電話回線を接続するか、ケーブルテレビでのネット接続に申し込むか、早くしないといかんなぁ〜。あと、冷蔵庫や洗濯機や...早い話が生活に関するものをすべて調達しないといけないが、一体いつになることやら(爆)。


2ヶ月後 「入っています」


え〜っと、2ヶ月経った今は、こんな感じです。
ぼ、棒が入っているぅ〜(笑)
左側の写真が右足を左側面から撮っているものです。つまり、棒の上側の先端が膝になります。

で、右側の写真が右足を正面から撮っています。下の方にねじがふたつありますねぇ〜(笑)
骨は少しずれたままだし〜(^^;