No.36 156のオートマチック(99/2/15)走行距離8000km


いよいよオートマチックが発表です。私が予約当時から出る出ると言われていたモノですがようやく登場ですね。現在の売れ行きは圧倒的にV6であると思われますが、ことオートマチックに限ってはツインスパークをスポーツとして位置付け拡販するようです。
みなさんもご存知のとうり、ツインスパークのオートマチックは「SELESPEED」と呼ばれ、V6のほうは「Q−SYSTEM」と呼ばれます。この2つのオートマチックトランスミッションは1999年3月6日にデビューフェアが開催されますが、一足先に知ってる範囲で情報を載せちゃいましょう。

Q-SYSTEM(156 V6)

トルクコンバータ式の4速オートマチックトランスミッションです。アイシンで開発されたと聞いていますが、真偽のほどは不明です。もしアイシン製ならば品質は高そうですね。
このオートマチックトランスミッションはシフトレバーを境に右側と左側のセレクターに別れており、右側のセレクターは上からP・R・N・Dと通常のオートマティックと同等な機能を持ちます。
左側のセレクターはH型のシフトパターンを備えており、通常のマニュアルトランスミッションと同様に1速から4速までをH型シフトゲージで操作可能です。国産ではシーケンシャルシフトのようなタイプが多いのですが、H型のシフトゲージを持っているのは珍しいですね。
シフトレバーも見た目はオートマには見えず、普通のマニュアルシフトのように見えますから、きっと助手席に乗った人はマニュアルシフトと勘違いするでしょう。デザインも国産の味気ないものとは違い秀逸です。
また、ちょうどリバースロックと同様のレバーが付いています。Hパターンでシフト操作するときのレバーだとVerde_Hさんに教わりました。
シフトモードは「シティ」「スポーツ」「アイス」の3つのモードがあり、それぞれはシフトレバー左上のスイッチボタンで切り替え可能です。「シティ」と「スポーツ」[C/S]と書かれたスイッチが共用で、これを押すたびにモードが切り替わり、「アイス」は[ICE]と書かれたスイッチを押すと切り替わるようです。
さて、この3つのモードは・・・・。


という具合にわかれているようです。マニュアル感覚で操作も可能とは言え、トルコンなので燃費はあまりよくないかもしれません。

なお、SELESPEEDと違い、アルミは従来のものと変わりありませんが、アームレストは標準です。また、センターコンソールに貼られたパネルが従来のカーボン調から、シャンパンゴールドというか、ガンメタというか、とにかくアルミ地の単色のものに変更されていました。ちなみに、当日展示されていたQ−SYSTEMのほうは、アルミがO.Z F1−CUPのシルバーに変えられていました。シルバーは塗装したそうですが、標準ホイールの色と合せてあるため、「なんじゃ、V6はF1−CUPが標準になったんかい!。」って驚いたのなんの。(笑)
シルバー塗装してあるO.Z F1は標準ホイールと言われてもわからないほど収まりはよかったです。

SELESPEED(156 ツインスパーク)

こちらは5速シーケンシャルトランスミッションです。アルファロメオではこいつをオートマと呼んでいないようなのです。量産モデルでは世界初と歌われていますが、コイツはマレリ製でフェラーリF355 F1と同等なものが搭載されているようです。98年12月にイタリアのフィアット本社から発行された英語の資料を見せてもらいました。資料には、SAME Ferrari F355 F1と書かれていましたから間違いないようですね。まぁまったく同じワケじゃないでしょうけど。

コイツはいわゆる電子制御でクラッチを切るタイプの2ペダルオートマチックでトルクコンバータを利用してないんですね。この電子制御式油圧クラッチがのおかげでトルコンのような駆動のロスはなさそうです。燃費もこちらのほうよさそうです。フェラーリでは0.1秒でクラッチ切って、シフトチェンジが完了するそうですが、アルファの場合はどうなんでしょうねぇ。
さて、コイツのシフトチェンジはハンドル上部に左右それぞれ着いているプッシュボタンを押すことでシフトチェンジを行います。左側のボタンでUP、右側がDOWNですね。
このボタン、結構押すのに力が要るような気がしました。実際に公道で走ってみないとなんともいえませんけど、果たしてどうなのでしょう。
センターコンソールについているシフトレバー(アルファロメオではジョイスティックと呼んでいる)でもシフトチェンジは可能です。シーケンシャルミッションですから、上に倒すとシフトアップ、手前に引くとシフトダウンですね。実際の操作の感触は非常に短いストロークでまさにゲームセンターのレースゲームのようです。レバーの位置やボタンでは現在のギアがわからないので、右側のメーターに現在のギアが表示されるようです。

リバースはジョイスティックを右に倒し、(ここがNレンジ)手前に引くとリバースに入ります。
このようにクラッチペダルのないマニュアルミッションのようなセレスピードですが、お望みとあらば通常のオートマチックと同様なイージドライブももちろん可能です。ジョイスティック右上に「シティ」モードのボタンがついており、こちらを押せば市街地走行用オートマティックでイージードライブとなるようです。
ステアリング上のボタンは取って付けたような形をしてるので、あまりカッコよくはありませんがハンドルを握ったままシフトチェンジができるというのは魅力ですね。ジョイスティックは、写真で見る限りあまりカッコよくないのがちょっと残念でしたが、実際にはそれほどでもないです。

内外装については、アルミホイールが純正オプションで用意されているシルバーの5本スポーク17インチのモノが16インチにサイズダウンされたものを履いています。内装関係では、Q-SYSTEMと同様にアームレストが着いてます。リアウィンドウもようやくパワーになりました。また、ステアリングホイールにSELESPEEDの文字が入っています。

さて、気になるお値段ですが、Q-SYSTEMが¥4,495,000円(5,000円ってのはなんでしょ?)、SELESPEEDが\3,810,000円です。SELESPEEDが意外と安く出てきましたね。しかし、マニュアルはV6に6速出しておいて、オートマはツインスパークにスポーツを強調するなんてワケわかんない戦略ですが、これらのバリエーション展開で156市場がどう動くのか、マニュアルはどうなっちゃうのか、成り行きが楽しみです。

あと、マニュアルミッションモデルも合せて同じように仕様変更されるのかどうかはよくわかりません。もし、同仕様なら、ツインスパークも後部パワーウィンドウになるわけで、装備拡充となりますね。アームレストはどうだろう。マニュアルだとじゃまになるかもしれないから付いてこないかもしれませんね。


はみだしコラム(2000/04)

鳴り物入りで登場したオートマチック、最近(2000/04)はQよりセレのほうが多いようですね。このころ、アルファにオートマが必要なのかどうかが盛んに議論されました。
アルファは趣味性の強いクルマだからこそこういった議論を呼ぶのでしょうが、個人的な意見を言わせてもらうと、オートマだろうがマニュアルだろうが、好きなクルマを堂々と乗ればいいと思います。
趣味なんだからみんないろいろな意見が食い違うのはあたりまえだろうにと思いながら過ごしてました。(笑)

このころになると、156も街で見掛ける台数は多かったですね。巷のイタ車人気に引っ張られ、145なども数多く見かけるようになりました。