No.34 アルファロメオ155 TI−Z その2(98/12/12)走行距離6700km


前回の日記では155TI−Zに乗せてもらったお話をしましたね。この155TI−Zはなんと日本に3台しかないと言われている超レア物ザガートデザインです。
ザガートといえば、日本でもハリアーや、ちょっと昔なら、オーテックジャパンがプロデュースした、レパードベースのステルビオなんてのがありますよね。
この155はフロント・ドア、フロント&リアボンネット、屋根以外のボディパネルはスチールからザガートデザインのFRP製ボディパネルに換装された上にエアロパーツをまとっています。フェンダー周りもさらに巨大化してますからその迫力は後期型ワイドボディの155とは別物の感があります。エンジンこそストックのままですが、ホイールや足回りにもザガートの手が入っており、まさに「特別」なクルマです。そしてもちろんこのクルマのオーナーはあの方、げっつう氏です。

このクルマのお話は”ALFA156”(いのうえ・こーいち著、経林出版)にも記載されており、ザガートからデリバリーされた約50台の内、受注生産としてこのV6モデルが3台デリバリーされたという記載がされています。(受注生産にはV6以外にもQ4ベースやQ4ベースで総アルミボディのGTA−Zが存在したと記載されている。これらも非常に貴重なクルマである。)
以前、氏に直接お話を聞いたところによれば、他のTI−Zと違い、V6モデルは日本向けモデルをベースにザガートで作成されたとのこと。(TSベースのTI−Zは欧州モデルをベースに作成されているそうです)ですからエンジンスペックその他はすべて日本仕様と同一なのだそうです。
日本向けモデルがベースということは、もしかしたら日本に3台という記述も実は世界に3台なのかもしれませんね。
この155を先日少しだけ試乗させていただきました。なーんと、ご家族以外の方がハンドルを握るのはオイラが初めてだったのですねー。失礼しました。

さて、155V6はどんなクルマであったか・・・・。155はやはり75よりのクルマでした。というより156がこれまでのアルファと違う異端児なのかもしれません。4バルブ化された156V6と比べるとベースが同じと言えどもずいぶんフィーリングが違うものです。

同じV6エンジンでも155の回り方はより重厚な感があります。音もかなりメカニカルな音を含むように思われ、ボリュームがあり、重厚な音を奏でます。
対して156V6は、静かで軽くスムーズに吹けあがると言えるでしょう。吹けあがりも音色も新しさを感じさせ軽い感じです。
どちらのエンジンがいいかと言えば、これは完全な好みの問題でしょうね。クルマ全体についても同様で、デザインや乗り心地、音などはさすがに156は新しさを感じます。だけど、どちらがよいと断定するのは難しいことです。
やはり155は155であって156は156という別なクルマという表現しかできないようです。

155V6はさすがに一人で乗ったこともあり、低速トルクはとても厚く、クラッチも気を使う必要もなく非常に乗りやすいエンジンでした。運転しててもその厚いトルクのおかげでとてもラクチン。
操作系も若干重いですね。156の場合はTSもV6もクラッチ以外はそれほど差はないのですが、155はやはり若干重いです。マニュアルミッションは156V6より剛性感のある好ましいものでした。
なんで6速ミッションの156V6はああなっちゃうんだろう?。

足回りについてはほんとのちょい乗りのため正直言ってコメントできるような違いは感じられませんでした。 ボディ剛性についても同様です。
156と比較して言われるほどボディ剛性がないとは思いませんでしたよ。ってことはすでにおいらの156はボディがないってことかな?
155に比べると、156のクラッチは上から踏みつける感覚が強いように感じます。ペダルレイアウトの差なのか、シートの着座位置が高いのか、この部分は155が好ましく思えました。

最初に乗せてのらった時のこと、バックしようと思ったらギアがリバースに入らない。うーん何度クラッチ切ってもダメ。何かコツでもあるんだろうかとオーナーに聞こうと思ったときにハタと気づきました。

そうだよコイツはリバースロックだわ。(^^;

だってさー、156TSも75TSもそんなもん着いてないんだもん。前に156V6乗ったときもバックなんかしなかったし(笑)


はみだしコラム(99/06)

名誉のために言っておきますが、リバースロックはツインスパークにはないんです(笑)。新しいだけあって、156はV6もTSも操作系全てが軽くて運転しやすいです。音も静かで軽やかです。ただ、これを良しとするかそうじゃないかは個人の判断にお任せします。旧いのもまたいい味がありますからね。155に初めて乗った時は「なんじゃこりゃ?」と思いましたが、このときはええねぇとしか思いませんでした。

既に相当毒されてます(笑)。