No.31 ナナゴーとイチゴーロク(98/11/30)走行距離5100km

バンパー当て逃げはショップのありがたい配慮により、交換せずたたき出しにて思ったよりかなり安く修理が完了しました。修理の間の1週間は、ショップに代車として75を貸してもらいました。
オイラにとってとてもいい経験になったナナゴーとの1週間。今回はこのお話を書いてみましょう。

ショップでは、おいらのクルマを見るなり、すぐ75を代車として出してくれました。
おぉっとうなったのもつかの間、今更左ハンドル未経験などとは言えず・・・・まぁいいかなというわけで、乗り込もうとすると

ムム、どうやってドア開けるんじゃこれ?。このあたりがにわかアルフィスタだわねー。

ムムム、さらにどうやってエンジンかけるんじゃコレ?

なんとキーシリンダーの中身がからっぽ。おっと横にスイッチとスターターボタンが。おぉコイツを押せばいいワケやね。なぁる。

ムムムム、サイドブレーキどうなっとるんじゃ?。ム〜ン・・・ギアが入らんよぉ〜・・・あ、エンスト。

こんなわけで、ヨロヨロと走り出したのですが、アンサのマフラーが付いているせいかゆっくり走っていても音はデカイ。なんとか自宅まで帰りつきましたが、今度は外に出られない。ド・・ドアノブどこや・・。
ドアノブが暗い車内ではどこにあるやらさっぱりわからず、結局、ドア内張りをそこら中引っ張って、やっとドアノブ見つけたのでした。

しかし、そこそこ走るとその癖もだんだん分かってきます。さすがに設計が古いことと、走行年数もかなり経過してることもあり、その洗練さやハードウェアとしての出来はは156には及びませんが、ステアリング、ミッション、エンジン全てがとてもクセがあるにも関わらずとても楽しいのです。
操作系は全てにおいて156より重く、手応えのあるものでした。エンジンも排気量は2000ccながら156よりアンダーパワーで回転もそれほどスムーズではありません。
個々を評論しても単体ではどうということのないモノなのですが、それが全て噛み合い、クルマという1つのハードウェアとなった時に大きな魅力を感じさせてくれます。とにかく乗ってて楽しいの一言。156とは違った魅力を味合わせてくれます。

156がよくできたアルファロメオとしての洗練さ、所有する喜びや十分な魅力があることはこれまで幾度も書いてきました。しかし、75は古さを感じさせるクルマでありながら156に勝るとも劣らぬ魅力の持ち主です。

オールドアルファに乗る方々や各種メディアが新世代アルファを称して、「最近のアルファは・・・・」という引用符で語られることがありますよね。この気持ちがなんとなくわかるような気がするから不思議です。たった1週間でしたが、75との出会いはおいらに強い印象を残してくれました。

なーんていっぱしのジャーナリスト気取りですが、75は不思議なクルマでもあります。
乗れない、降りられないは言うに及ばず、げっつうさんにご教授願うまでパワーウィンドウは動かせませんでした。ボンネットなどは結局最後まで開ける方法がわからなかったのです。いつも夜ばかり乗ってたから余計なのですが、スイッチ類は宝探しのようでもあったな。(笑)
75をショップに返却し、キレイに修復された156に乗り込んだ時のこと、あまりの操作系の軽さに驚くことしきり。クラッチなどはちょうどブレーキを左足で踏んだように恐ろしく軽く、エンスト繰り返す始末。いやぁ、156って操作系が軽いのね〜・・。まいったまいった。

さて、156ですが、関東オフの帰りにV6を走らせる機会に恵まれましたので、そのインプッションもまとめてみましょう。以前V6乗りのVerde_HさんがTSの印象を送ってくれましたが今度はその逆です。

まずはミッション。同じクルマとは思えないですねコレ。なんでこんなにグニャグニャなんでしょう。感覚的にはバターに棒突っ込んでかき回したような感じでしょうか。75のフィーリングもこんな感じでしたが、ちょっと驚きでした。
で、逆にアクセルは軽いんですよ。普通の感覚でアクセル踏んだらワワワワ〜ンと、か・・回転が。
ミッションは6速のため、左右の間隔が少し狭いのです。いつものつもりで2速に入れたら4速に入ってました。(笑)。
エンジンはさすがにスムーズに回ります。吹けあがりはTSの方が上かもしれませんが、特筆すべきはそのエンジン音。このころはおいらのTSもまだ慣らしの真っ最中でもあり格段の差がありました。それはそれは素晴らしい音です。
パワーについては差は全く感じませんでした。高速道路で巡航という特殊な条件下であり、しかも男性2名、女性1名の3人乗車です。おいらは通常一人か二人ですから重量差は100kgを優に超えます。カタログスペックで30ps程度では、この程度重量差があると消し飛んでしまうものなのですね。次回は一人で乗ってみたいものです。

さて、V6とTSで悩んでいる人にアドバイス。新車に近いTSとV6はエンジン音が格段に違います。V6は最初から素晴らしいのですが、新車のTSは正直言って聞くに耐えない音なのです。
ところがTSの音質は豹変します。TSもV6もできればオーナー車に同乗させてもらってください。156同士で比較すれば全てに勝るV6ですが、TS単体ならこれを超えるNAエンジンはそうザラにあるものでもありません。


はみだしコラム(99/06)

今でこそセレスピード人気に引っ張られツインスパークの販売も好調だが、この頃は売れ筋は完全にV6。雑誌もV6を押していることもあって、TSユーザーはとても少なかった。サラの新車の状態だとV6とTSは比較にならなかったりするかもしれないが、なかなかどーして距離を刻むとTSは素晴らしい音を奏でるようになる。実はオイラもこのころまでは前乗ってたスカイラインのRB20DEのほうが全てにおいてお気に入りだった。アルファ製ユニットのほうが低速トルクもあり乗りやすいのだが、RB20の6気筒による滑らかさや音など、あきらかにツインスパークユニットよりもお気に入りだったのだ。

パワーのある4気筒に初めて乗ったが、巷で言われるように滑らかさではやはり6気筒にかなわないと思う。しかしアルファ製ツインスパークは拭けあがりも鋭く、パンチ力もあり、とても素晴らしいエンジンであると思う。乗ったことはないが、HONDA製VTECエンジンと並び世界に誇るユニットと言ってしまおう。(責任持てないけど(笑))