第11話 「雪解け」 2005/3/14
湧井 勇吉 寺尾  聰
湧井 拓郎 二宮 和也
皆川  梓 長澤まさみ
九条 朋子 余 貴美子
天野 六介 麿  赤兒
天野 洋子 朝加真由美
湧井めぐみ 大竹しのぶ
内村 理々 森上 千絵
耳田 笑子 橋 史子
    
井上美可子 清水 美砂
立 石 國村  隼
佐久間 久保 隆徳
滝 川 納谷 真大
    
(第11話ゲスト)
亀 田 高橋 克実
立石 マヤ 須藤 理彩

 第10話 「刺青」 2005/3/17
湧井 勇吉 寺尾  聰
湧井 拓郎 二宮 和也
皆川  梓 長澤まさみ
九条 朋子 余 貴美子
天野 六介 麿  赤兒
湧井めぐみ 大竹しのぶ
内村 理々 森上 千絵
耳田 笑子 橋 史子
    
井上美可子 清水 美砂
高 松 山谷 初男
佐久間 久保 隆徳
風 間 山下 澄人
滝 川 納谷 真大
相 場 梨本謙次郎
横 山 水津  聡
長 沢 六条 寿倖
    
志賀廣太郎
久保 明子
瀧    伸
(第10話ゲスト)
滝川 珠子 杉田かおる
水谷 三郎 時任 三郎
水谷 美子 手塚 理美

 ある日、勇吉(寺尾聰)は、「北時計」の朋子(余貴美子)に電話をし、息子の拓郎(二宮和也)が世話になっているお礼を言いたからと「皆空窯」の六介(麿赤兒)に会えるように頼んだ。
 相場(梨本謙次郎)が美可子(清水美砂)と滝川(納谷真大)は親戚同士ではなく実は愛人関係で、ふたりの不倫現場に滝川の妻・珠子(杉田かおる)が踏み込んだなどと風間(山下澄人)や佐久間(久保隆徳)、高松(山谷初男)らに話した。そこに、珠子本人がやってきた。滝川と口裏を合わせていた佐久間は必死でその場から逃げ出そうとするが、店の外で珠子に捕まり、強引に車に引きずり込まれてしまう。そのあと店の中のようすをうかがうように姿を見せた滝川は、カウンター席に座り、美可子と関係を持つに至った経緯を皆に告白した。
 その夜、勇吉は、手土産のブランデーを持って朋子とともに六介に会った。六介は、いままでの勇吉の態度を責め、作品作りに無我夢中で取り組んでいる拓郎には会わないように言った。帰り道、勇吉は、朋子に誘われて「北時計」に立ち寄り、めぐみ(大竹しのぶ)が事故死したときのことを朋子に話した。
 勇吉が「森の時計」に戻ると、入り口に美可子が立っていた。店に入った美可子は、滝川とのことをしゃべり始めた。
 家で銀細工作りをしていた梓は、手伝っていたリリ(森上千絵)に、拓郎と出会ったときのことを話した。
 それから数日後、朋子は拓郎のもとを訪ねた。朋子は刺青を見せて欲しいと拓郎切り出す。拓郎は、上着を脱ぎ、袖を捲り上げて刺青を朋子に見せたのだった。
 勇吉が自分の刺青のことを引きずっていることを朋子から聞いていた拓郎は突然上着とシャツを脱ぎ捨て、上半身裸になり、火ばさみで窯から出した作品をいきなり刺青に押し付けた。
 第9話 「傷痕」 2005/3/10
湧井 勇吉 寺尾  聰
湧井 拓郎 二宮 和也
皆川  梓 長澤まさみ
九条 朋子 余 貴美子
天野 六介 麿  赤兒
湧井めぐみ 大竹しのぶ
内村 理々 森上 千絵
耳田 笑子 橋 史子
    
井上美可子 清水 美砂
高 松 山谷 初男
佐久間 久保 隆徳
横 山 水津  聡
    
(第9話ゲスト)
堂 本 徳重  聡
看護婦 小泉今日子

 車の中で手首を切り、凍死寸前の状態で発見された梓(長澤まさみ)は上富良野の病院のベッドで目を覚ました。その傍らにいた看護婦(小泉今日子)は死んでも何も残らないし誰も同情しない、と諭すように梓に話した。
 勇吉は、梓からもらった銀のペンダントを身に着け、彼女を見舞った。そこに、美可子(清水美砂)が現れ、雪の結晶が刻まれたブスレットを手渡した。梓は、退院したら銀細工の作り方を教えてほしいと美可子に頼んだ。
 勇吉はその足で朋子(余貴美子)の店「北時計」を訪れ、拓郎に梓のことを教えてやってほしいと頼んだ。
 元拓郎の家庭教師をしていた堂本(徳重聡)が、「皆空窯」の拓郎のもとに現れた。堂本から勇吉の話を聞き、近いうちに逢いに行くつもりだと答えた。しばらくして、朋子がやってきた。朋子から、梓が手首を切って入院していることを教えられた拓郎は、ショックを受ける。
 数日後、退院した梓は、美可子から銀細工を習うために美可子の自宅を訪れ、次第にその作業に熱中していた。
 拓郎は、「皆空窯」の入り口に飾られていたオブジェをギャラリーに移動させように六介(麿赤兒)に頼まれた。オブジェを持ち上げるとその中から、富良野神社のお守りが雪の上に落ちた。拓郎は梓が置いていったものと思い、今から逢いたいと電話した。二人は、富良野のファミリーレストランで久し振りに逢った。富良野神社のお守りを置いていったが梓ではなく勇吉だと気づき、そのお守りをじっと見つめ、涙した。
 第8話 「吹雪」 2005/3/3
湧井 勇吉 寺尾  聰
湧井 拓郎 二宮 和也
皆川  梓 長澤まさみ
九条 朋子 余 貴美子
湧井めぐみ 大竹しのぶ
内村 理々 森上 千絵
耳田 笑子 橋 史子
井上美可子 清水 美砂
    
立 石    國村  隼
滝 川 納谷 真大
高 松 山谷 初男
相 場 梨本謙次郎
風 間 山下 澄人
佐久間 久保 隆徳
横 山 水津  聡
長 沢 六条 寿倖
    
中丸 新将
日向  丈
スキー客 宮下 裕治
スキー客 池田  努
南波 有沙
鬼塚 孝次
大山 茂樹
石川 慶太
(第8話ゲスト)
堂 本 徳重  聡
松 田 佐々木蔵之介

 拓郎(二宮和也)から当分逢わないとメールを受け取った梓(長澤まさみ)は、ショックを受けていた。勇吉(寺尾聰)やリリ(森上千絵)は、梓のようすがいつもと違うことに心配していた。天候が悪くなる中、美可子(清水美砂)が、数人のグループを連れて「森の時計」にあらわれた。美可子らは、近道のゴルフ場を通ってペンションに帰っていった。天候はますます悪化し、勇吉は、店を閉め、リリとミミ(高橋史子)を帰した。
 梓の初恋の相手だった松田(佐々木蔵之介)から電話が入った。電話が終わると、登山者の堂本(徳重聡)が店にやってきた。しばらくして、松田が店にやってきた。松田は、一昨日、街で梓に偶然出会ったとき、彼女のようすが心配に感じ、勇吉に知らせにきたのだった。松田が帰った後、勇吉は、堂本のために滝川のペンションを紹介した。するとそこに、今朝店に来たグループのうちの3人がほかのメンバーと離れてしまい引き返してきた。3人を車で送って戻ってきた勇吉は、堂本が拓郎の家庭教師をしていたことを知らされた。勇吉は、彼に拓郎の高校時代のことを尋ねた。捜索隊が帰った後、めぐみ(大竹しのぶ)が現れ、勇吉は、堂本に会い、自分の知らなかった拓郎の話を聞いたことを話した。
 パトカーが山道で雪に埋もれた一台の車を見つけ、その中には、手首を切って意識を失っている梓がいた・・・。
 第7話 「息子」 2005/2/24
湧井 勇吉 寺尾  聰
湧井 拓郎 二宮 和也
皆川  梓 長澤まさみ
天野 六介 麿  赤兒
天野 洋子 朝加真由美
九条 朋子 余 貴美子
湧井めぐみ 大竹しのぶ
内村 理々 森上 千絵
耳田 笑子 橋 史子
    
井上美可子 清水 美砂
河合 綾子 田島 令子
風 間 山下 澄人
佐久間 久保 隆徳
滝 川 納谷 真大
横 山 水津  聡
安西 光夫 田中  圭
高 松 山谷 初男
田 村 正名 僕蔵
    
留 一       倉林 一成
谷山 一也
皆川 猿時
二神 康文
(第7話ゲスト)
中 里 北島 三郎
木田 敏子 佐々木すみ江
河 合 佐々木勝彦

 大晦日の日、「森の時計」に身なりの良い客・中里(北島三郎)がやってきた。続いて、勇吉の商社時代の同僚・河合(佐々木勝彦)が家族連れでやってくる。すると、河合の妻・綾子(田島令子)は、勇吉が朋子(余貴美子)に貰った拓郎作の彩文のカップを見て、皆空窯の名前を口にした。勇吉は客たちをミミ(高橋史子)に頼むと、「北時計」の朋子に会いに行き、拓郎を皆空窯に紹介したのが朋子だと知った。
 勇吉が「森の時計」に帰ってくると、店では中里が薪を割っていた。そこに、敏子(佐々木すみ江)という年老いた女性が現れ、この店の経営者である息子の安男に会いに来たと言われ、勇吉は、驚く。敏子が息子から貰ったという手紙と写真を見た高松(山谷初男)や田村(正名僕蔵)は、その人物が春日町に住んでいて、、以前喫茶店を経営していたことを思い出した。コーヒー業者の光夫(田中圭)は、敏子をそこまで送っていくと申し出た。
 拓郎は、師匠の六介(麿赤兒)に北海道新人陶芸展に作品を出してみないかと言われる。そして、梓に「当分、逢わない。メールしないでくれ。タク」とメールを送った。
 夕方になって、刑事の風間(山下澄人)が敏子を連れて「森の時計」にやってきた。。敏子は、薪ストーブの前にいる中里に気づき、桜の薪を燃やしていることを懐かしく感じたのだった。敏子も中里も、富良野の出身だったが、ともに夜逃げ同然でこの町を離れていったのだった。
 中里が帰った後、敏子のために「ペンション滝川」に部屋をとったが、滝川(納谷真大)が迎えにくると、敏子は、息子が待っているかもしれない駅に行ってみると言い出すし、滝川は、そんな敏子を追いかけていった。
 閉店後、店に河合がやってきた。河合は、もう一度会社に戻る気はないか、と勇吉に切り出したたが、勇吉はそれ断った。
 河合が帰った後、めぐみ(大竹しのぶ)が現れ、自分は、拓郎やめぐみのことをちゃんと見ていたのだろうか、と勇吉は問いかけた。めぐみは、ちゃんと見ていたと静かに答えた。
 ひとり神社に参りに行った勇吉は、破魔矢とお守りを買い、皆空窯に向った。勇吉は、たったひとりでろくろを回している拓郎の姿を目にした。しばらくその姿を見つめ、買ってきた神社のお守りを彩文のオブジェの中に置いた。
 第6話 「聖夜」 2005/2/17
湧井 勇吉 寺尾  聰
湧井 拓郎 二宮 和也
皆川  梓 長澤まさみ
九条 朋子 余 貴美子
湧井めぐみ 大竹しのぶ
内村 理々 森上 千絵
耳田 笑子 橋 史子
井上美可子 清水 美砂
    
佐久間 久保 隆徳
相 場 梨本謙次郎
風 間 山下 澄人
長 沢 六条 寿倖
高 松 山谷 初男
横 山 水津  聡
ペアルックの父 小野武彦
息子 氷山たかし
    
コーラス仲間 小池 美枝
ラジオDJ 玉川美沙
(第6話ゲスト)
五木 木村 多江
梶原  善
ホテル客 山田 明郷

 クリスマス・イブの日。コーラスグループの五木(木村多江)たちがサンタクロース役がカゼで寝込んでしまったので、勇吉(寺尾聰)に代役を頼みに来た。勇吉が断ったために、常連客の佐久間(久保隆徳)が代役を務める羽目になってしまった。 そこへ、美可子(清水美砂)がやってきた。美可子がアクセサリー作りをしていると知った梓(長澤まさみ)が呼んだのだった。梓は、雪の結晶の形をした銀のペンダントをふたつ買った。
 店に怪しい男(梶原善)が入って来た。その男はリリの別居中の夫の話を切り出し、リリを脅迫し始めた。近くで話を聞いていた刑事の風間は、男を脅迫の現行犯として連行した。
 夕方、五木たちのコーラスグループがリハーサルにやってきた。梓はリハーサルの様子を見ていた勇吉に紹介したい人がいるから店が終わったら会ってほしいと頼んだ。勇吉は、楽しみだと言って承諾した。しばらくして、店におそろいのセーターを着た父(小野武彦)と息子(永山たかし)が入って来た。その二人の仲のいい姿を見つめていた梓は、店を出て行った。
 朋子(余貴美子)が勇吉にクリスマスケーキを持ってきた。すると、美可子もケーキを持ってやってきた。そして店の奥からリリとミミも特大のケーキもってカウンターに置いた。勇吉は3つのケーキを前に苦笑した。
 閉店後、勇吉は梓の車に乗せられ紹介したい人のもとへ向かった。その途中、雪の結晶のペンダントを梓からプレゼントされ、照れながら身に付けた。
 車が皆空窯に着くと、勇吉を車内に待たせて工房へ向かった。工房へ入ると拓郎はまだ仕事をしていた。梓がプレゼントの箱を渡すと拓郎は喜んでくれた。梓はもうひとつのプレゼントだといって勇吉を連れてきたことを拓郎に話した。それを聞いた拓郎は激怒し、工房を飛び出していった。工房の前に置いてある彩文のオブジェが気になり車外へ出ていた勇吉は、「拓ちゃん!!」という梓の声を聞き、梓の肩越しに走り去っていく若い男の姿を見たが、梓に知られぬように車へ戻り、煙草に火をつけた。そこへ、相手が忙しくて今晩は会えないといって戻ってきた。
 店に戻った勇吉は、「今夜、拓郎に似た若者を見たんだ」とめぐみに話し、暗闇に向かって走り去っていった若者の姿に思いをめぐらせていた。
 第5話 「記憶」 2005/2/10
湧井 勇吉 寺尾  聰
湧井 拓郎 二宮 和也
皆川  梓 長澤まさみ
九条 朋子 余 貴美子
湧井めぐみ 大竹しのぶ
内村 理々 森上 千絵
耳田 笑子 橋 史子
井上美可子 清水 美砂
    
滝 川 納谷 真大
音 成 布施  博
相 場 梨本謙次郎
横 山 水津  聡
佐久間 久保 隆徳
長 沢 六条 寿倖
高 松 山谷 初男
田 村 正名 僕蔵
    
志賀廣太郎
阿部 一夫
松本  リキ
畑山 直徳
(第5話ゲスト)
音成 春子 キムラ緑子
中年男性 小日向文世

 レジの金の取り扱いについて勇吉(寺尾聰)から注意された梓(長澤まさみ)は、拓郎(二宮和也)の元へと向かった。そこで彼から、勇吉が実の父親であることを打ち明けられる。
 なかなか家に戻らない梓のことを心配していた勇吉のもとに、リリ(森上千絵)から梓が戻ってきたと連絡が入り、勇吉は、ホッと胸を撫で下ろした。
 あくる朝、「森の時計」に凍りついた木道で転んで頭を打ち、記憶を失ってしまった中年男(小日向文世)がやってきた。リリやミミ(高橋史子)は、常連客の横山(水津聡)とともに男の持ち物などを調べたがわからなかった。
 梓は、「北時計」を訪れ、拓郎のことを朋子に話した。その夜、近所の寺で音成の通夜が行われた。そのころ、「森の時計」では、メロン農家の納屋が解体されることになった話をきっかけに徐々に記憶がもどり、慌てて店を飛び出すと、音成の通夜へと向かった。しばらくすると、通夜を終えた勇吉や常連客らが「森の時計」に戻ってきた。
 皆が帰った後の「森の時計」に音成の妻・春子(キムラ緑子)が勇吉からの香典を返しに来た。勇吉がカウンターに戻ると、めぐみが現れた。めぐみは、勇吉が、音成の借金の申し出を断ってしまったことへの償いとして香典をたくさん包んだことを見抜いていたのだった。
 表で物音がし、勇吉が外に出ると、店の木道で梓が雪かきをしていた。梓は、勇吉に謝り、もう一度この店に置いてほしい、と頼んだ。
 第4話 「根雪」 2005/2/3
湧井 勇吉 寺尾  聰
湧井 拓郎 二宮 和也
皆川  梓 長澤まさみ
天野 六介 麿  赤兒
天野 洋子 朝加真由美
九条 朋子 余 貴美子
湧井めぐみ 大竹しのぶ
内村 理々 森上 千絵
耳田 笑子 橋 史子
    
立 石    國村  隼
音 成 布施  博
音成 春子 キムラ緑子
相 場 梨本謙次郎
風 間 山下 澄人
佐久間 久保 隆徳
長 沢 六条 寿倖
龍   伸
久保 明子
    
コーラス仲間 小池 美枝

 「森の時計」に、水道工事業者の立石(國村隼)がやってきた。立石は、勇吉(寺尾聰)に自分の娘の話を始めた。娘の結婚相手が、結納金として1000万円出すと言われ、娘を売り飛ばすような気がして思わず断ってしまったのだった。
 朝から店には妙なカップル(瀧伸、久保明子)がいた。彼らは、席につくなりぴったりとくっつき、午後になっても同じ姿勢のまま、ただ窓の外を眺めていた。リリ(森上千絵)やミミ(高橋史子)は、刑事の風間(山下澄人)に連絡をとった。それからしばらくして風間がやってきた。勇吉とともにふたりに近づいていくと突然ふたりは立ち上がり何事もなかったかのように店を出てしまう。
 常連客のひとりで電器店を経営する音成(布施博)が現れた。今日の午後6時までに金を用意しないと、店の商品を引き上げられてしまうので金を貸してほしいと頼んできたが、勇吉は彼の申し出をきっぱりと断った。ふたりのやり取りを聞いていた梓には、勇吉の冷たい態度が理解できなかった。
 仕事を終えた梓は、拓郎(二宮和也)の家に向かった。拓郎の部屋に梓が来ていることに驚いた六介(麿赤兒)は、朋子(余貴美子)に相談を持ちかけた。朋子は、いまは修行に専念しなければだめだ、と拓郎を諭す。
 梓がレジの金をポケットに入れたところを、ミミに目撃され、勇吉は盗んだと疑いを持たれるような行為はいけない、と梓を諭すが、店を辞めると言い残し、出て行ってしまう。梓は、その足で拓郎のもとへ走った。
 「森の時計」の前にパトカーがやってきた。風間から音成がこの先の納屋で首を吊ったと聞かされ勇吉は落ち込んでしまう。勇吉は、周囲の人に厳しすぎて、自分でも意識していないところで人を傷つけてしまう冷たい人間なのかもしれない、めぐみに話した。
 梓は、車を降りて、家に戻ってしまった拓郎をドア越しに呼び続けてた。
 第3話 「初雪」 2005/1/27
湧井 勇吉 寺尾  聰
湧井 拓郎 二宮 和也
皆川  梓 長澤まさみ
天野 六介 麿  赤兒
天野 洋子 朝加真由美
九条 朋子 余 貴美子
湧井めぐみ 大竹しのぶ
内村 理々 森上 千絵
耳田 笑子 橋 史子
    
井上美可子 清水 美砂
音 成 布施  博
相 場 梨本謙次郎
高 松 山谷 初男
風 間 山下 澄人
滝 川 納谷 真大
佐久間 久保 隆徳
長 沢 六条 寿倖
天野 洋一 星野  源
    
青山 紀子 吉井  怜
(第3話ゲスト)
松 田 佐々木蔵之介

 勇吉は、いつものようにめぐみ(大竹しのぶ)の遺影の前に食事を供え、朝食を共にしていた。その日、ペンションオーナーをしている滝川(納谷真大)が、親戚で未亡人の美しい女性美可子(清水美砂)を伴って「森の時計」にやって来た。常連客の音成(布施博)や佐久間(久保隆徳)たちは、その話で盛り上がっていた。午後、店に梓の初恋相手だった教師・松田(佐々木蔵之介)が客として現れた。松田が来たことを知ったリリ(森上千絵)は、梓を買い物に行かせた。 リリは、梓と松田の間に起きた出来事を勇吉に説明した。
 閉店した「森の時計」に、朋子(余貴美子)が酔って現れた。別れた夫が死んだと娘から電話があったと勇吉に話した。
次の日、「森の時計」に美可子がひとりでやってた。亡くなった夫が毎晩ミルを挽いていたう話した。勇吉もめぐみのことを思い出していた。客にミルを渡して挽かせる、というアイデアは、めぐみが考えたものだっからだ。松田が梓に会って直接謝りたいと店にやってきたが、勇吉はその申し出を断った。
 その夜、拓郎は、皆空窯でジンギスカンの支度を手伝っていた。六介(麿赤兒)と洋子(朝加真由美)の息子が、3年ぶりに帰ってくるからだった。ところがやってきた六介の息子・洋一(星野源)は、婚約者の紀子(吉井怜)を連れきたいた。おまけに紀子のお腹にはもう子どもがいると聞かされ、六介と洋子は、喜びを隠せなかった。そんな中、拓郎は、勇吉とのことを思い出していた。
閉店した「森の時計」に、めぐみが現れ、美可子や朋子の話を持ち出し、勇吉をからかった。勇吉が、薪小屋まで薪を取りに行くと近くで枝の折れる音がした。「キツネか」とつぶやいて店に戻る勇吉の姿を木陰から見ていた拓郎は森の小道を泣きながら駆け出した。空には初雪が舞っていた。

 第2話 「拓郎」 2005/1/20
湧井 勇吉 寺尾  聰
湧井 拓郎 二宮 和也
皆川  梓 長澤まさみ
天野 六介 麿  赤兒
天野 洋子 朝加真由美
九条 朋子 余 貴美子
湧井めぐみ 大竹しのぶ
内村 理々 森上 千絵
耳田 笑子 橋 史子
    
音成 布施  博
佐久間 久保 隆徳
高 松 山谷 初男
田 村 正名 僕蔵
横 山 水津  聡
安西 光夫 田中  圭
    
(第2話ゲスト)
川西秀子 田畑 智子
川西  健 中村 俊太

 湧井勇吉はコーヒー業者の安西(田中圭)と渓流釣りをしていたが、安西の髪の色が気になって、まったく釣りに集中出来ないでいた。勇吉は、妻めぐみが事故死したとき、拓郎が髪を染めていたからだった。梓は拓郎からもらった「皆空窯」の廃棄皿を「森の時計」に持って行くと、店のカレーには合わないと言われ全部割ってしまう。
 新婚旅行中の川西秀子(田畑智子)と健(中村俊太)が「森の時計」にあらわれた。秀子は、店内を動き回り、健は怒って外に出てしまった。そこに「北時計」の朋子がやってきた。泣き出してしまった秀子をなだめながら事情を聴くと健にレイプされたと言い出した。驚いた朋子たちがさらに詳しい事情を聴き、話をするために、自分の店「北時計」に連れていった。
 その頃、梓は、親切にしてくれた拓郎にお礼をするために、「皆空窯」を訪ね、爪ブラシを拓郎に贈った。そこに師匠の六介が入って来たが、梓の姿を見るなり慌てて出て行ってしまう。梓が帰った後、拓郎は、六介からこの前の廃棄した皿を持ってくるように言われ、すぐに梓に連絡を取ったが全部割ってしまったことを知らされる。拓郎は、皿はすべて割ってしまったと六介に報告すると破片でもいいから持ってくるように言わ、拓郎から連絡を受けた梓は、ゴミ置き場から皿の破片をかき集めて、再び「皆空窯」へ車を走らせた。雨が激しくなる中、拓郎は梓のことが心配になり車で出て行く。途中で立ち往生した梓の車を見つけ、車に乗せて、家に戻った。着替える梓のために外に出ていた拓郎は、「森の時計」に電話している梓の声を聞いてしまう。
 勇吉が「森の時計」に戻って来ていた健と話していたところに秀子がやってきた。ふたりは、勇吉たちに頭を下げると、一緒に帰っていった。閉店後、勇吉の前にめぐみが座っていた。拓郎に何も教えてやらなかったことやろくに話もしなかったことを後悔していた勇吉はめぐみに「誰かあいつを愛してくれてるかな」と話すと「きっと…誰かに愛されているわ」と優しくめぐみは答えたのだった。
 第1話 「雪虫」 2005/1/13
湧井 勇吉 寺尾  聰
湧井 拓郎 二宮 和也
皆川  梓 長澤まさみ
天野 六介 麿  赤兒
天野 洋子 朝加真由美
九条 朋子 余 貴美子
湧井めぐみ 大竹しのぶ
内村 理々 森上 千絵
耳田 笑子 橋 史子
    
立 石 國村  隼
滝 川 久保 隆徳
田 村 正名 僕蔵
横 山 水津  聡
風 間 山下 澄人
安西 光夫 田中  圭
  
(第1話ゲスト)
水谷 三郎 時任 三郎
水谷 美子 手塚 理美

 湧井拓郎(二宮和也)は、3年前に交通事故で同乗中の母、めぐみ(大竹しのぶ)を事故死させた。父、勇吉(寺尾聰)は、それを機に日本を代表する商社を退社し息子とも別れて妻めぐみの故郷、富良野でコーヒー店「森の時計」を開業した。だが、拓郎もめぐみの友人の朋子(余貴美子)の紹介で、富良野から50q離れた美瑛の陶芸窯「皆空窯(かいくうがま)」に住み込みで働いていた。拓郎はスーパーマーケットで「森の時計」の従業員皆川梓(長澤まさみ)と出会い、互いに惹かれていく。
 ある日、商社時代の後輩だった水谷三郎(時任三郎)が妻の美子(手塚理美)を連れて「森の時計」にやって来た。自分たちも脱サラして美子の故郷の秋田でペンションを開くので、その参考にしたいというのだった。二人はその後近くの空知川を見に行くと言って店を出て行った。
 「北時計」のママ、朋子(余貴美子)が勇吉の還暦の誕生日プレゼントを持って現れた。朋子は持ってきたのは拓郎が焼いた彩文のマグカップであっが、もちろん勇吉は知らなかった。
 その日の午後、病院から水谷の妻、美子が緊急入院したという連絡が入り、勇吉は急いで病院に向かった。院長から美子が余命二三ヶ月と知り驚く。水谷三郎が夜遅く「森の時計」に一人で現れた。勇吉は水谷から今日話した会社を辞めて妻美子の故郷の秋田で喫茶店を開く話は全部嘘だったと聞かされた。
 水谷が帰った店のカウンターに亡き妻のめぐみが現れ、互いに息子拓郎のことを語り始めるた。