■登場人物

湧井勇吉(わくい・ゆうきち):寺尾 聰
 元総合商社マンで富良野のコーヒー屋「森の時計」のオーナー。妻の事故死がきっかけで会社を辞め、妻の故郷で喫茶店を始める

湧井めぐみ(わくい・めぐみ):大竹しのぶ
 勇吉の最愛の妻。3年前、息子・拓郎の運転する車に同乗中、事故死。勇吉が店で独りになった夜、幻のようにカウンターの隅にそっと座って勇吉と対話する。

湧井拓郎(わくい・たくろう):二宮和也
 勇吉とめぐみの一人息子。めぐみの死後、母の親友・朋子(余貴美子)の紹介で美瑛の陶芸家・天野六介(麿赤兒)のもとで働く。

皆川あずさ(みながわ・あずさ):長澤まさみ
 勇吉が経営する「森の時計」の一番若い従業員。とにかく皿やコップを割ってしまうという習癖を持つ。一人暮らしの勇吉の生活を、父親を見るような目で心配している。

九条朋子(くじょう・ともこ):余 貴美子
 コーヒー屋「北時計」のママ。めぐみの親友。勇吉と拓郎のお互いの事情を把握している唯一の存在。

天野六介(あまの・ろくすけ):麿 赤兒(まろ・あかじ)
 富良野から程近い美瑛という町で「皆空窯(かいくうがま)」という窯場を持つ陶芸家。

天野洋子(あまの・ようこ):朝加真由美
 六介の妻。修行中の拓郎を優しく見守っている。

内村理々(うちむら・りり):森上千絵
 通称「リリ」。「森の時計」の従業員で梓の姉。札幌に夫がいるが女を作って現在別居中。

耳田笑子(みみた・えみこ):高橋史子
 通称「ミミ」。バツ1で現在はシングル。姉御肌気質で、若い客の良き相談相手。

<森の時計の常連客>
立石:國村 隼
 水道屋。娘が自分より年上の男と付き合っていると知り、ショックを受ける。

音成:布施 博
 音成電機店経営。常連客のムードメーカー的存在。

井上美可子:清水美砂
 東京からやってきた未亡人。滝川の親戚でペンションの手伝いをしている。

相場:梨本謙次郎
 タイヤ屋。

高松:山谷初男
 ご隠居。俳句、編み物が得意。

田村:正名僕蔵
 農協職員。

安西光夫:田中 圭
 コーヒー業者。

風間:山下澄人
 刑事。

滝川:納谷真大
 ペンションオーナー。

横山:水津聡
 チーズ製造業。

佐久間:久保隆徳
 砂利屋。

長沢:六条寿倖
 チェーンソー屋。

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