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【前説】
ここでは、DVD映画を鑑賞するのに必要な情報を提供していくつもりです。が、室長も知らない事が多く間違った情報を載せている場合もありますのでお気づきの方はご連絡を下さい。→連絡メールはこちら
また、DVDのパッケージの表記もまちまちでわかりにくく室長も判断に困る事がしばしあります。この辺りも明記出来ればと思います。 |
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・DVDとは (→用語メニューに戻る)
DVDとは「Digital Versatile Disc」の略です。無理やり日本語にすると「デジタル方式の多機能円盤」といった所でしょうか。(笑
一般にDVDと呼ばれる物にはいろんな種類があります。(8種類以上あります。欄外参照)ここでは映画関連という事でDVD-Videoについて説明を限定します。さて、DVD−Videoにはいったいどれくらいの時間収録されているのでしょうか?DVD-Videoには4種類の記録方式があり、それぞれ収録時間が違います。
- 片面1層 4.7GB 133分 ←収録時間が短い、音声種類が少ないソフトはこれが一般的。音声種類が多いと片面2層。
- 片面2層 8.5GB 240分 ←収録時間が長い、音声種類が多い時はこちら。片面ソフトは初回版にピクチャーレーベルが多いのも特徴。
- 両面1層 9.4GB 266分 ←このタイプは見かけた覚えがない。片面2層では若干容量が足らない時に使うのか?
- 両面2層 17GB 480分 ←たまーにあるタイプだが両面が銀色でなんのディスクかわかりにくい。(苦笑
DVD-Videoには複数の音声と字幕が入っている為、好みで変える事が出来ます。LD(レーザーディスク)の時代は”オリジナル音声で日本語字幕版”とか”日本語吹き替え版の字幕無し”などそれぞれ作り分けられていた為購入時には注意が必要でした。おっとVHSビデオなどもそうでしたね。さらにDVD-Videoのワイド版にはスクイーズ収録によりワイドTVで画面一杯に映像が映るようになった。LD、VHSのワイド版は横幅を合わせている為上下に黒い帯が入ったワイド映像でワイドTVで見ると上下左右に黒い枠が出来ると言うお粗末なワイド版であった。(このお粗末ワイドは一部のDVD−Videoソフトでも収録されています。)
DVD-Videoには特典映像やROMデータ(パソコンで扱えるデータ)が付属したりと豊富で豊かなコンテンツが提供されています。今後の発展に乞うご期待。 |
DVD-Video DVD-Audio DVD-ROM DVD-RAM DVD-R DVD-RW DVD+R DVD+RW ←ぱっとわかる物でこれだけあります。 |
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・音声方式 (→用語メニューに戻る)
DVD-VIDEOに記録されている音声は圧縮されデジタル録音されています。一般的な音声圧縮技術(デジタル・サラウンド・フォーマット)は”デジタルドルビー”と”dts”の2方式でそれぞれ圧縮率が違います。dts方式の方が圧縮率が低く音質がいいと言われています。ただ、圧縮率が低いという事はデータ量は多くなりDVDに収められる時間は短くなります。 |
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・ドルビーデジタル (→用語メニューに戻る)
ドルビー社が開発したデジタル・サラウンド・フォーマット(音声圧縮技術)の名称です。。ドルビーとは会社名だったのですね。DVD-VIDEOの標準フォーマットとして広く普及しています。対応チャンネル数は1chから5.1chまで対応出来ます。
再生の環境が5.1ch出なくても再生が可能です。 |
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・dts (→用語メニューに戻る)
デジタル・シアター・システムズ社が開発したデジタル・サラウンド・フォーマット(音声圧縮技術)の名称です。こちらは会社名の略称なんですね。ドルビー・デジタルよりも圧縮率が低く音質のいい5.1chの再生が出来ます。ただし、一般の機械では再生が出来ず”dts”対応のプレーヤー、アンプが必要となる上、5.1ch以上の環境(スピーカー)が必須となっています。
DTS音声で公開される映画も多く、映画館でも採用されています。映画ファンにはたまらないデジタル・サラウンド・フォーマットです。 |
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・チャンネル数 (→用語メニューに戻る)
DVD-Videoを見るようになると5.1chという聞きなれない文字が頻繁に出てきます。”なんじゃ?”と戸惑う人も多いと思います。この読み方は”ご てん いち ちゃんねる”です。ますます分からないですね。
まず、チャンネルとは何でしょうか。それは音声の種類とでも言っておきましょう。身近な所では、モノラル音声は1ch、ステレオは2ch(R、L)といった所です。これなら知ってますよね。
ちょっと先に進みましょうか。サラウンドという言葉を聴いた事はありませんか?ライブコンサートのCDなどには採用され臨場感ある音声が聴けたと思います。サラウンドはステレオの正面の2chと後方の2ch(RS、LS)の4chで構成されています。
前置きはこのくらいにして5.1chの説明に移りましょうか。5.1chはサラウンドの仕組みを更に拡張したものです。セリフ用に正面の真ん中に1ch(C)と低音域再生用のウーハー(LFE)が追加された6種類の音で構成されます。それなら6chじゃないの?って疑問が出ると思います。低音域再生用のウーハーは再生出来る音の幅が少なく1chとは数えず0.1chと数えられます。これで5.1chになりましたね。更に後の中央(CS)を増やした6.1ch、7.1chといったものまで出てきています。 |
R:ライト(右) L:レフト(左) RS:リアライト(後右) LS:リアレフト(後左) C:センター(中央) LFE:サブウーハー
CS:リアセンター(後中央) |
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・画面サイズ (→用語メニューに戻る)
画面サイズというのはTVの画面サイズ(4:3、16:9)と再生時の画面に表示される範囲(TV、ビスタサイズ、シネマスコープサイズ)を表しています。 |
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・16:9ワイドサイズ (→用語メニューに戻る)
最近流行ってきたプラズマTVなどに代表されるワイドTVのサイズを指します。もちろんアスペクト比は16:9です。16:9サイズの映像は通常スクイーズ形式にて収録されています。スクイーズ形式とはDVD-Videoに収録時には4:3に横の映像を圧縮し、TV画面に映す時に元のサイズに戻す形式です。 |
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・LB(レターボックス) (→用語メニューに戻る)
LBはレターボックスと読みます。これは見た目が郵便受けに似ている事に起因しています。またLBには一般的に2種類あります。それはビスタサイズとシネマスコープサイズです。
・ビスタサイズ
ビスタサイズには、ヨーロピアンビスタとアメリカンビスタがあります。ヨーロピアンビスタはアスペクト比が1:1.66で
アメリカンビスタはアスペクト比が1:1.85となっています。ヨーロピアン、アメリカンなど細かくは記述されず総称して
「ビスタサイズ」と表現されています。
・シネマスコープサイズ
シネマスコープサイズのアスペクト比は1:2.35です。このシネマスコープサイズはいくつかの略称があり、「シネスコ
サイズ」、「スコープサイズ」などと言われます。アスペクト比が1:2以上がシネマスコープサイズといいます。
映画の製作国や撮影機材、使用フィルムなどで収録サイズが変わってきます。アメリカンビスタサイズが16:9のサイズに一番近いです。まぁ、ここではこれ以上の細かい説明いたしません。まぁこれくらい知っていれば十分です。 |
アスペクト比は画面の縦横比を指します。 |
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