いままでのあれやこれや
*
父の思い*


ホームページを立ち上げて、はや1年が経ちました。
颯太のこと、そしてこれまでのことを皆さんに知っていただきたくて、当初このホームページを立ち上げましたが、思えば長い1年でした。たくさんの方々とネットで、また実際に出会う事ができました。
ネット上で多くの情報が行き来し、またこうして相談のできる場がある、ということがどれだけ力になるのか改めて実感しています。
皆様、ありがとうございました。
そして、これからもよろしく御願い致します。

颯太については今のところ、大きな問題はありません。
学校では楽しく過ごしているようです。
担任の先生はじめ他の先生方、校長先生には、やさしく見守っていただき、とてもありがたく感謝しています。今後ともよろしくお願い致します。

今が我が家にとって一番幸せな時かもしれません。
颯太はゲームに夢中で、親もまたゲームやフィギュアに夢中です。
このホームページの更新や掲示板などでのやりとりもとても楽しいものです。このまま、変わらずにこの生活が続けばいい、と思ってしまいます。

しかし、時は流れて行きます。おだやかな小学校時代もそのうち終わるでしょう。義務教育が終わって、そしてそれからどうなるのか、ちょっと、いえ、かなり不安なところです。
お子さんが大きい親御さん方は、もうすでに直面されているでしょう。
社会で生きる糧を得る、生きる場所を得る、仲間を得る、そしてなによりも颯太が無理せず、楽しく毎日を送ることができる・・・。
社会生活ってむずかしいです。
人間ひとり生きていくってことは実にたいへんです。

でもまあ、なんとかやっていくでしょう。
私たちの息子ですから。


颯太が大きくなって、ビールばかり飲んでいるようになったら、私のせいです。もしかして酔っ払いのアスペって、意外とおもしろいかも・・・。
でも、一緒に飲んでたら、きっとからまれるんでしょうね。
まあ冗談はさておき・・・。ネットでアスペの共和国でも作ってくれてたらいいんだけれど、と思います。
本人にその気があれば、颯太専用のホームページの立ち上げに協力します。
もちろん、妹のほうもですが。妹はさしずめ、アスペの兄を持つ兄妹のページでしょうか。それとも、まったく関係のない現代っ子のページでしょうか。こちらも楽しみです。


さて、この1年でわかったこと。


仲間が大勢いるということ。
アスペなんて、なんてことはない、愛すべきものであるということ。
でもいろんな立場が、私たち親のあいだでもあるということ。
このことは実はすべての障害者の親の間でもあるということ。
障害は世間では冷たく扱われるということ。
自閉に対する偏見、誤解が溢れているということ。
日本全体が実に閉鎖的であること。
そして、とても進んだシステムが他の国にはあるということ。

このホームページをたまたま読まれて、ひょっとして、こんな子を持って大変だなあ、と思われている方。同情はおかどちがいです。私は悲しいとは思っていません。もし、颯太が健常であったら、出会えないであろう多くの方々に出会えました。なにより颯太はとてもいい子に育ってます。

これを読まれている全ての方々に御願いです。もし、お近くでこのようなお子さん、または成人の方を見られましたら、どうか、やさしい目でみてあげてください。

なによりも皆さんの温かい気持ちが、この子たち、彼等達の支えになってくれるものと思います。

(2000.9.2)